2014年6月10日火曜日

micro iDSD開発(8)スーパー・デューパー仕様1.3 (SPDIFポート)

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。


以下は6月3日の投稿------------

http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-technical-notes-3-going-to-the-nth-degree-page-47/630#post_10602951


インテリジェントなSPDIFポート


micro iDSDに搭載された同軸ポートは以下を可能にします。

以下によるSPDIF伝送:
- 同軸入力/出力
- オプティカル入力(付属のアダプターを使用)

背景
今日、ケーブルテレビセットボックス(受像器)、ネットワークストリーマー、TVセットボックス(受像器)、DVD/Blu-rayプレーヤーなどは、すべて(同軸及びオプティカルの)SPDIF接続が可能になっています。

時には、USBからSPDIFへの変換(デジタル出力のため)やSPDIF入力(アナログ出力のため)が必要になることがあります。

説明
通常は、micro iDSDはオプティカルまたは同軸によるSPDIF入力を想定していますが、USB PCM(192KHZまで)がUSBポートから伝送される時は、自動的に同軸を切り替えて、SPDIF信号を出力するようになっています。

USBストリームがなければ、自動的にSPDIFに切り替わります(まず最初に同軸信号を探し、それがなければオプティカル信号を探し、さらにそれがなければ省電力モードに入ります)。

このSPDIFポートは“双方向“仕様であり、受ける側はグローバル・マスター・タイミング/ゼロ・ジッター(Global Master Timing/Zero Jitter)を使用し、またリクロッキング/ドライヴァー(re-clocking/driver)を使用しています。これはiLINKのレヴェルでは動作しませんが、かなりフレキシブルで、十分以上に高品質SPDIF機能を果たす能力を持っています。

何が有利なのか
実際上は、外部のSPDIFソースからの入力用にSPDIFコネクターを接続することがあるでしょう(この場合、iDSDに電力を供給するのに、USB接続は必要ありません。5ヴォルトのチャージャーがその役目を果たします)。ソースは、ストリーマー、DVDプレーヤー、あるいはそれに類するコンポーネントになるでしょう。
USBとSPDIFを同時に接続することさえできます。USB再生がSPDIF再生に優先するからです。

SPDIF入力が一時的に出力用になる時に、iDSDやSPDIFソースにダメージを与えるリスクはありません。
SPDIF出力を他の(PCM)DACをドライヴするために使うこともできます。この場合は、USBストリームがない時にはSPDIF信号がなくなり、iDSDは1分程度でスリープモードに入ります。

様々な選択ができる、すばらしいフレキシビリティーです。気に入って、もちろん楽しんでいただけると思います。

これは、このクラウドデザイン・スレッドにおける断然人気の高かった希望でした。SPDIF出力の人気が高いのは知っていましたが、実際にこれほどの重要性を置くことはなかったのです。

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