2015年2月18日水曜日

Walkman NW-ZX2とmicro iDSDの接続

新しいWalkman®NW-ZX2が14日に発売されたので、早速ハイレゾオーディオ出力用USB変換ケーブルWMC-NWH10を使ってmicro iDSDに接続してみました。
ハイレゾでバッチリ出力できるのはもちろんですが、何より驚いたのがサイズ的なまとまりのよさ!


iPhone6Plusとの組み合わせでは長さはぴったりだったものの幅ははみ出ていたわけですが、ZX2とは測ったようにピッタリ!


micro iDSDのLEDランプも隠れず表示させることができます。そして専用ケーブルWMC-NWH10をアダプターなしでそのまま挿し込めるのがmicro iDSDのよいところ。




 付属の結束バンドで合体させても、ZX2の画面やmicro iDSDのスイッチをさえぎることがありません。


ZX2単体では厳しいと思われるAKG812のような大型ヘッドフォンもガンガン鳴らせます!


  

DSD256(11.2MHz)を聞こう 第3回:世界中の11.2MHzの音源紹介(ヴェクセルドミナンテ 蝶)

●レーベル:ヴェクセルドミナンテ
●アーティスト:ヴェクセルドミナンテ http://wechdomi.org/ (WorksにDSD 11.2MHz[DSD256]のサンプルあり)


●アルバム名:蝶
●配信URL:http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000171244
●曲数:8曲 29分
●価格:540円
●ファイルサイズ:圧縮時4.2GB 展開時5.7GB
 (PCM16bit/44.1kHz,PCM 24bit/88.2kHz,DSD 11.2MHzの3種のフォーマットを含む)
 
 DSD11.2MHzを聞こう 第3回は、私が代表を務めるヴェクセルドミナンテのソロピアノアルバム「蝶」を紹介させていただこう。非商用音源ではあるものの、音楽作品としてリリースしたのは「蝶」が世界初だ。ちなみに世界初のDSD11.2MHz音源は1ビットオーディオコンソーシアムのものだと思われる。
 
 本アルバムは、メロンブックスDL(http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000171244 )にて配信をしている。DLには恐らく1時間弱かかるのではないかと思う。圧縮には7zipを用いているので、解凍にも7zip(http://sevenzip.sourceforge.jp/)を使っていただけるとトラブルなく解凍できるはずだ。
 
 私が代表をしているヴェクセルドミナンテは、いわゆる同人音楽サークル(自費出版の個人グループ)としてオリジナル作品やゲーム曲等のアレンジ作品を出している。基本的にソロピアノだ。
 
 サークル発足の契機は、私が世にあふれるピアノ録音作品の音質に疑問を持ったところから始まる。
 私がなによりもピアノ録音で聞きたいのは場の空気感だ。特にホールに入った瞬間の言葉で言い表すことのできない静寂、緊張、そう言ったものが聞きたい。もちろん、場の空気感だけでは音楽作品としては成り立たないから、ピアノの音も余さず一緒に録音されていないといけない。しかし、世にある録音はどちらかが欠如しているように感じた。
 例えば、スピーカーの間に巨大なピアノが現れるもの。遥か彼方にピアノがあるもの。ハンマーのアタックばかり聞こえて、余韻が聞こえないもの。演奏している風景と演奏を録音を通して感じたいのに、どちらかしか聞こえない。最初は私の再生機器がおかしいのかと思い、色々買い換えたり試聴したりしたが根本的な解決には至らなかった。それなら自分で録るしかないと思った。
 ホールの空気感を得るためにはホールで録音しなくてはならない。体裁を取り繕うためにテイクの継ぎはぎしては切れ目で違和感を覚えるので一発録りしかない。私たちはホールでの一発録りをポリシーとして活動を始めた。「蝶」は茨城県つくば市のノバホールにて録音した。
 
 活動をはじめた当初はPCMで録音していたが、いまいちしっくりこなかった。肝心の場の空気感が録れないのだ。思い悩んでいると、DSDは編集できないが音は良いという評判を聞く。一発録りならぴったりだろうと思い、DSD2.8MHzでの録音をはじめた。
 DSD2.8MHzで録音してみると、確かに場の空気感がPCMよりも感じられた。ただ、今度は音が前に飛んでこないのだ。場の空気感ばかりが先行して、演奏そのものは希薄になってしまったと感じた。
 そんな中、ElectrArtのDSD11.2MHz録音機器貸し出しの記事(http://fpga.cool.coocan.jp/wordpress/?p=642)を見つけ、藁にもすがる思いで申し込んだ。家でスネアとトライアングルをテスト録音して再生してみると驚いた。音そのものの良さもさることながら、なんと部屋の大きさが分かるのだ。DSD2.8MHzで同じように録ってみると、音は鈍って聞こえるし、部屋の大きさまでは分からない。DSD11.2MHzならば、場の空気感と演奏を両立出来ると思い、ワンポイントステレオ、ノーエフェクトで臨んだのが本アルバムである。
 
 本アルバムには、同じ曲のPCM16bit/44.1kHz,PCM24bit/88.2kHz,DSD11.2MHzの計3種のフォーマットが入っており、PCMとDSD11.2MHzで録音編集プロセスが違う。

 DSD11.2MHzは写真で赤く囲ったマイクでのワンポイントステレオ録音で、PCMはそれ以外のマイクを用いたマルチマイク録音だ。DSD11.2MHzはヘッダデータを書き換える裏技を使い、KORG AudioGateにて曲の切り出しのみ行った。そのため、ダイナミックレンジが非常に広く、一般的な再生装置で聞くには難しい音源に仕上がっている。
 どちらが良いということではなく、ワンポイントステレオながらフォーカスがぼやけることなく録音されたDSD11.2MHzと、マルチマイクとノイズ除去等の後処理によって様々な環境で聞きやすくなったPCMそのどちらも満足しているのだが、いかがだろうか。

2015年2月13日金曜日

明日はポタ研! iBalance(仮称)とiAttenuator(同)の試作品が登場!

明日2月14日(土)はポタ研!


ということでトップウイング&iFIオーディオブースでは現在トップウイング製オーディオ機器第一号として開発中のiBalance(アイバランス-仮称)とiAttenuator(アイアッテネーター-仮称)をご披露!
iBalanceはSONY MDR-Z7の例のアレとかAK用の2.5mmの例のアレ(笑)も使えちゃったりします。

まだまだ試作開発中の機器ですので、どんどんブースで試聴して、忌憚ないご意見をお寄せください!!!

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