2020年4月10日金曜日

Aurora発売のお知らせ




iFiの新しいワイヤレス音楽システム「AURORA」は、独占技術をこれ一台にまとめ、他のどのようなデスクトップ・オールインワン・システムとも違う音の体験をお届けします。

竹の外装で囲まれ、独特のアルミニウム・フレームで支えられたAURORAのデザインは、きわめて印象的です。この美学は、フランスのプロダクト・デザイナー、ジュリアン・アジザが、東京の表参道&原宿エリアの建築物にインスピレーションを得て生み出したものです。AURORAの側面をカーブしながら覆う竹のフィンの背後に、6つのドライブ・ユニットが、さらには下部に2つのバス・ラジエーターが、心地よさそうに収まっています。このシステムのコントロール・パネルは前面中央にあり、タッチセンサー式のコントロール系と有機液晶ディスプレイが竹の中に埋め込まれています。



AURORAという名前は、そのサウンドにインスピレーションを得て付けられたものです。置かれた空間にぴたりと合った、著しく広いサウンドステージを生み出すのですが、それはまるで、オーロラが空を光で満たすように部屋を満たし、いつも聴いている音楽に衝撃を生み出し、お気に入りのアーティスたちの演奏にあなたを浸らせてくれるのです。



見事な接続性

AURORAは家庭のWiFiネットワークに接続できるので、お気に入りのアプリで音楽をストリーミングしたり、コンピューターやNASなど、ネットワークに接続された機器に保存された音楽ファイルを再生したりすることができます。Bluetoothも搭載しているので、どのようなスマート機器からでも直接ストリーミングすることができます。



AURORAではハイレゾ・オーディオの再生も可能で、192kHz/32-bitまでのデータを、WiFi、USBケーブル、Ethernetケーブル経由で、変換やダウンサンプリングなしで再生することができます。
Bluetoothによるストリーミングの場合も、典型的なものよりもずっと良い音質を生み出すことができます。iFiの技術によって、市販のBluetoothよりも「ロス」の少ない音質が確保されているからです。AACはもちろん、aptX、LDAC、HWA、など、最新の高品質Bluetoothコーデックをサポートしているのです。




WiFiネットワークへの接続は、ブッシュボタン式のWPS設定方式によって、これ以上ないほど簡単になっています。Linkplay社のMUZO Player app(あるいはその他のUPnP/DLNAストリーミングapp)を使って、システムをコンフィギュレーションし、音楽をコントロールすることができます。AirPlayとSpotify Connectもサポートしています。


AURORAを複数台WiFiネットワークでリンクすれば、シームレスなマルチルーム・システムが実現し、同時に再生したり個別にコントロールしたりすることが可能になります。(※2台使って片チャンネルずつLとRを振り分けることもできます)
SpotifyやTIDAL、AMAZON Music HDなどのサービスから音楽をストリーミングしようと、TuneInなどのappを使って何千ものインターネット・ラジオ局をサーフィンしようと、AURORAはあなたのデジタル・オーディオ・ライフスタイルのすべてをカバーします。

PureEmotionで増幅された音楽

AURORAの心臓部には、iFiが「PureEmotion」と呼んでいる専用のアンプ・テクノロジーが搭載されています。鍵となるいくつかのステージで構成されたハイブリッド回路設計です。そのひとつとなるプリアンプ・ステージには、ロシア製の6N3P真空管を組み込んでいます(有機液晶ディスプレイに隣接する窓から見ることができます)。





このステージは、AURORAのDAC(デジタルからアナログへの変換)回路(ESSテクノロジーの有名な32ビットSabre DACファミリーのチップを基盤にしています)から送られてくるアナログ・オーディオ信号を受け取り、さらなる増幅に備えてゲインを増し、サウンドに純粋な音質、オープンなイメージング、自然な流れを与えます。

続いてこのロー・レベルの信号は、パワー・アンプ・ステージへと送られます。iFiの「カレント・マルチプライヤー回路」です。これは、きわめて高効率なスイッチング・パワー・アンプで、いわゆるDクラス・アンプと共通の部分を持っていますが、同じではありません。

Dクラス・アンプ・モジュールは、オーディオ製品でよく使われます。なぜなら、それらはエネルギー効率が良く、小さな機器から比較的大きな電流を発生させることができるからです。しかし、音質の点で言えば、典型的な市販のDクラス・アンプは、不足している点が多々あります。何より、様々な周波数でスイッチングが起こるのですが、それが可聴帯域で起こることがある点です。出力レベルが高くなればなるほど、スイッチングの起こる周波数は低くなるのです。

iFiの「カレント・マルチプライヤー回路」は、それらとはまったく異なっています。なぜなら、スイッチング周波数が超高域の1.5MHz帯域のあたりに固定されているからです。これは、可聴帯域をはるかに超えています。その結果、効率が大きく高まり、典型的なスイッチング・アンプよりもはるかに優秀なリニアリティーと低ノイズを維持しながら、真空管によって供給される電流を数千倍増幅することができます。これに、ローパス回路とフィードバック・ループが組み合わされるのですが、このフィードバック・ループは、出力周波数が負荷に対して理想的になることを確保するとともに、確実な精度を確保するiFiのGMT(グローバル・マスター・タイミング)回路を経由して、すべてが「クロックにロックされている」状態になることを確保します。

このアンプ・テクノロジーの巧妙な融合によって、音の純粋さを保ちながら、それにハイレベルな魅力、スピード、快感を生み出すダイナミックさが結びついたサウンドが可能になり、音楽の感情面での特質が最大の効果を持って引き出されることを確保するのです。

上がiFi AURORAの構成、下が一般的な「ハイエンド」ワイヤレス・オーディオシステムの構成。

独自の構成によるカスタム・ドライバー

「PureEmotion」アンプ・ステージは、AURORAのカスタムメード・スピーカー・ドライブ・ユニットにトータルで320Wのパワーを送り出します。メイン・ドライバーは4つのユニット(フロントに2つ、両サイドにそれぞれ1つずつ、計4つ)で構成され、長繊維のコート紙で作られた120mmコーン型という贅沢な仕様になっています。硬さと自己ダンピングのバランスが最適になることを目指して選定された素材です。これが大型マグネット、共振帯域が可聴帯域のはるか上にあるバスケット、そして偏位運動がメカニカルに制御されダンプされることを確保する、多岐にわたる方策と組み合わされ、その結果、ボリュームを上げても明晰性とコントロールが維持されるようになっているのです。

この写真では、4つのメイン・ドライバーのうちの3つと、トゥイーターの1つが、竹製の筐体に収納されているのが見える。この上を、竹のフィンが特徴的な外装が覆っている。

珍しいことですが、これらのメイン・ドライバーは、可聴帯域スペクトラムの広大な帯域の大部分をカバーするために広帯域で動作し、非常に高い周波数と低い周波数でロールオフするようになっています。このドライバー・ユニットの設計は、AURORAの筐体(硬く、バランスが良く、音を吸収する性質を持った天然素材である竹を使用し、ダンピング素材が周到に配置されています)が生来持つ性質とも相俟って、60Hzから8kHzのあたりでフラットな周波数レスポンスを実現することを可能にしています。きわめて重要な周波数帯域において、1つのドライバーから別のドライバーへの受け渡しをするクロスオーバーの必要性を回避することで、ミッドレンジ全体を通じて優れたフェーズ・レスポンスを実現しているのです。

しかし、ドライバー・ユニットはこれだけではありません。両サイドに配置された28mmのシルク・ドーム・トゥイーターが、8kHzから35kHzの帯域をカバーするのです。高域は5kHzあたりから上の帯域と考えられており、また人間の可聴帯域の限界は20kHzあたりにまで及ぶので、ARURORAの高域ドライバーは、伝統的なトゥイーターというよりもむしろスーパー・トゥイーターのような動作をすると言った方がよいでしょう。可能な限りスムーズな移行を可能にする単純構造のクロスオーバーと、タイム・アラインメントを担う浅いウェーブガイドを備えたこのトゥイーターは、シンバルなどの高周波サウンドを生み出すのみならず、AURORAの空間感豊かなサウンドステージにとってもきわめて重要な存在となっているのです。

さらに、2つのドライバー(長方形の低域用パッシブ・バス・ラジエーター)が、キャビネットの下部に装備されています。これらのドライバーに使用しているダイアフラム(振動板)は、カーボン、鉄、エチレンビニール・アセテートを混合して成型したもので、適切な厚みを持ったダイアフラムからしか得られない適正な共振周波数を実現することのできる、ダンピング効果の高い素材です。これを、自動センタリング機能を持った、二重リブで補強されたゴム製の縁と組み合わせることによって、バスケットの必要性がなくなっています。

最終結果として得られるのは、シルクのようになめらかな周波数レスポンス、広々としたサウンドステージ、他のオールインワン・システムの大半を上回る深々とした帯域にまで達する低域を備えた、シ-ムレスで一貫したパフォーマンスです。

SoundSpaceとTrueBass - アナログ信号処理

単一ボックスであっても、大規模で、空間感の豊かな、三次元的パフォーマンスを引き出すことを謳ったオーディオ製品は市場に溢れていますが、これらの多くは、DSP(デジタル信号処理)を使用してデジタル・データを操作することによって、そういった効果を生み出しています。これは「欠落の生じる」処理であり、サウンドの純粋性と解像力に不利益な効果をもたらします。

iFiは、こういった種類のDSPを使用せず、代わりにAURORAは、すべてがアナログ領域で動作するサウンド・チューニング・テクノロジーを取り入れています。「SoundSpace」もそういったテクノロジーのひとつで、一連のドライブ・ユニット群を、専用のマトリックス(特定の周波数で特定のドライバーからの出力レベルを調節する)と組み合わせたものです。「SoundSpace」は、AURORAの、聴く人を音に浸らせ、部屋を満たすようなパフォーマンスの基本となるもので、これによってキャビネットの制約を超えて、幅、高さ、奥行きが拡大されたサウンドステージを生み出すことができるのです。そしてこれこそが、オールインワンのミュージック・システムではまったく期待できないような、リアルなスケール感と空間感を音楽に与えるのです。



「TrueBass」もまた、厳密にアナログ領域で動作する専用のサウンド・チューニング・テクノロジーです。オールインワンのライフスタイル・システムが生み出す低音の深さと質は、往々にしていろいろと不満な点がありますが、下方に向かって音を放射するバス・ラジエーターを取り入れた「TrueBass」システムによって、AURORAはリアルな深さと精細性を持った、ほんものの低音を生み出すことができるのです。低音の深さをデュアル・レベルでコントロールできるということは、好みに応じて低域のレスポンスを(何と27Hzという低域まで)調節することができるということであり、その結果、ティンパニからベース・ギター、さらにはエレクトロニック・ベースラインに至るまで、すべてがパワフルに、整然と伝送されるのです。



AURORAの底部に備えられた2つのパッシブ・バス・ドライバーが下方に向けて音を放射する。

ART(Automatic Room Tailoring)

AURORAは、すべてが自社開発のART(Automatic Room Tailoring)と呼ばれる「部屋矯正」システムを取り入れています。ボタンを押すと、6つのマイクロフォンが超音波で周囲の壁までの距離を計測します。次に、32ビットのARM Cortexマイクロプロセッサーがドライバー・アレイからの出力を調節して、AURORAのパフォーマンスを精確に適合させます。この効果は、サウンド・エンジニアが異なった場所に合うようにサウンドを適応させる際に、ミキシング・デスクで行う調節と同じです。



すべての調節は厳密にアナログ領域で行われ、他の部屋矯正システムがやっているようにDSPやフィードバックに依存することはありません。これによって、部屋の様式や壁からの反射に対して不自然な方法でサウンドを「ニュートラル化」しようとすることなく反応して、ずっと精細で精確にサウンドを適合させることができます。大きな部屋、小さな部屋、部屋の角、壁際、フリースペース - AURORAをどこに置こうと、最高のパフォーマンスを見せてくれるのです。

AURORAの背面の6つのマイクロフォン - 2つが後ろ向き、2つが左向き、2つが右向き。これらが超音波で壁までの距離を計測する。

多目的な使い方

ARTの助けによって、AURORAはご使用になりたい形でご使用いただくことができます。テーブルやサイドボードの上に置いてお好きな音楽のプレイリスト、ラジオ局、ポッドキャストをストリーミングすることもできれば、ウォールマウントのテレビの下に置いてBluetoothや光ケーブルで接続して、テレビのサウンドをどんなサウンドバーよりもはるかに良い音で流すこともできます。充電式のバッテリー・パックを購入してAURORAの12V電源入力に接続して、屋外のガーデン・パーティーに持ち出すこともできます。どこに置こうと、ARTシステムが、AURORAが最高の能力を発揮するように測定してくれます。

ワイヤレス接続に加えて、ソース機器を接続するためのケーブル入力端子を豊富に備えています。光、同軸、USB、Ethernetの各入力がデジタル・ソースに対応するとともに、RCA入力端子、3.5mmソケットがアナログ入力を可能にします。マイクロSDHCカード用のスロットまで備えているので、音楽をカードにアップロードしてAURORAで再生することもできます。



AURORAが装備していない機能のひとつに、声によるコントロールがあります。たとえばAlexaを取り入れるとなると、オーディオ解像度が16-bit/48kHzに制限されるという点でも、音質に徹底的にこだわるよりも声によるコマンドの聞こえやすさを優先する設計に重点を変えなければいけないという点でも、パフォーマンスに妥協が求められることになるでしょう。とはいえ、それでもAlexaを取り入れたければ、AURORA(あるいはマルチルームで使用している複数のAURORA)をBluetooth経由でEchoスピーカーやInputにリンクすることによって、簡単にこれを実現することができます。



特有のデザインと独自の専用テクノロジーを備えたiFiのAURORAは、他にはないオールインワン・ワイヤレス・ミュージック・システムで、4月20日発売です。価格は190,000円(税別)です。

AURORA仕様

対応スペック
  • 16-32Bit44.1kHz~192kHz
入力
  • aptxHD/aptxAdpative/aptX/LDAC/HWA/AACによるハイレゾ対応Bluetoothオーディオ
  • NASまたはサーバーからのネットワークオーディオ再生、エアプレイ、ストリーミングオーディオ(Spotify/Apple Music/Amazon Music/Tidal hifi/Deezerなど)、USBストレージからの再生、SDカード、同軸および光S/PDIF(ブルーレイプレーヤー、ゲーム機、スマートTVなど) 
  • RCAステレオ&3.5mmステレオ (Alexa、CDプレーヤー、レコードプレーヤーからのアナログオーディオ用)
スピーカーシステム
  • 4 x 4.5インチ (120mm) コーティング・ペーパー・コーン・ワイドバンド・ドライバー
  • 2 x 1.1インチ(28mm)シルク・ドーム・トゥイーター(8kHzクロスオーバー)×2
  • 2 x 4.5インチ x 8インチ(120mm x 200mm) スチール製パッシブラジエーター
  • 周波数特性:27Hz - 40kHz
  • 最大音圧レベル:115dB/1m

アンプ部

  • 真空管クラスA増幅とのハイブリッドで動作
  • パワーバッファオペレーティング 1.411MHz/1.536MHzクロックロック
  • 周波数特性:15Hz〜150kHz
  • 最大消費電力:320VA(マリン/カー電源用12V入力)
  • 歪率:0.05%以下

その他

  • 発売日:2020年4月20日
  • 保証:12ヶ月
  • 価格:190,000円(税別)
  • バーコード:5060738782260

2020年4月9日木曜日

iSilencer+、iDefender+、発売のお知らせ


USBオーディオをノイズのない至福のサウンドで




USBインターフェースは、オーディオに使用する場合は本質的に「ノイジー」です。iFiの新製品iSilencer+(アイサイレンサー・プラス)とiDefender+(アイディフェンダー・プラス)は、オーディオ信号に歪みを与える電気ノイズを除去し、接続された装置のサウンドのポテンシャルを引き出します。

近年、ますます多くの音楽愛好家が主要なオーディオ・ソースとしてコンピューターを使うようになっています。多くの場合、コンピューターはUSBを介してオーディオ・ギアに接続されます。USBは、デジタル・データをひとつのハードウェアから他のハードウェアに受け渡すことを可能にする、ユニバーサル・インターフェースです。

 これには賛否両論があります。USBインターフェースは、ハイレゾ・オーディオ・データを最大限の解像度で伝送し、しかもエイシンクロナス伝送によって、オリジナル・ソースのデータをビットパーフェクトで伝送することを可能にします。が、これは、机上の理論です。実際にはUSBは、電力とデータの両方を伝送するために設計された、複雑な、多用途を想定した(つまり、オーディオ専用に作られたのではない)コンピューター・インターフェースなのです。電気ノイズ、とりわけコンピューターの電源からの電気ノイズの影響を受けやすく、これが音質に不利な影響を与えることがあるのです。

 iFiは、USBオーディオの品質を向上させるデバイスをいくつか作っています。その中でもいちばん人気の高い2つが、iSilencerとiDefenderです。これらは親指サイズの「スティック」で、コンピューターのUSBソケットに差し込んで、コンピューターとDAC(単体製品であろうとアンプ内蔵のものであろうと)間のリンクとして動作します。これらのデバイスはUSBオーディオを苦しめる様々な問題に対処するように設計されていますが、現在のバージョンであるiSilencer3.0とiDefender3.0に代わって、新しい改良モデルが発売になりました。「iSilencer+」と「iDefender+」です。




iSilencer+


「USB Audio Class」のデバイスは、USBハードウェアとソフトウェアに対して、たとえばプリンターやハードドライブといった周辺機器に使用されている「バルク/バースト・モード」よりも大きな要求をします。エラーチェッキングは使用していますが、「サイクリック・リダンダンシー・チェック(CRC)」(巡回冗長検査)エラーのイベント中の再伝送は行いません。USB信号の電気ノイズはCRCエラーの原因となり、その結果データ・ロスが生じ、信号の純度も低下します。これらのことが、オーディオ信号の歪み、様々なノイズ(クリック音やポップ音)、レイテンシーといった症状を生み出すのです。つまりこれらはすべて、コンピューター・ベースのオーディオ・システムのパフォーマンスに影響を与える可能性があるということです。iSilencer+は、ソースの電気ノイズ(EMI/RFI〔電磁干渉/無線周波数干渉〕を含む)を除去することによってこの問題を解決し、DACへのオーディオ・データのビットパーフェクト伝送を可能にするのです。


ユニークなのは、パッシブ・フィルターとiFiのANCII(Active Noise Cancellation II)回路を組み合わせて、これを実現している点です。軍用レーダー・テクノロジーから開発されたANCIIは、アクティブ・ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンと同様の方法で機能します。入ってくる電気ノイズとまったく同じ信号を、正反対の位相で発生させて、アクティブにノイズを打ち消すのです。


これは、低域と中域のノイズを除去するのにきわめて有効です。一方、パッシブ・インシュレータリング・フィルターの方は、もっと高い周波数帯域で動作します。この組み合わせは、パッシブ・フィルタリングだけに依存するデバイスよりも、USB信号を損なうノイズを根絶するにあたって、かなり高い効果を生み出します。

iSilencer+(CC)をiPadのUSB-C端子に接続


ノイズを除去するとともに、iSilencer+はジッターの発生も低減します。ジッターは、データの「パケット・エラー」の原因となって、その結果、冷たくきついサウンドを生じさせるデジタル歪です。



iSilencer+はまた、iFiのREBalanceテクノロジーを使用して信号を「再バランス化」し、どのようなオーディオ・フォーマットでも、DACが受け取るデジタル信号がオリジナル・ソースのものとまったく同一になることを確保します。

新しいiSilencer+は、これまでのiSilencer3.0と比較して、いくつかの点を贅沢に強化しています。入出力フィルタリング用にlow-ESR(Equivalent Series Resistance 等価直列抵抗)のタンタル・キャパシターを使用することでフィルタリング容量が10倍になり、これによってノイズ撃退機能を高めています。USBの様々なタイプに対応しています。iSilencer3.0はUSB-Aコネクター仕様のみでしたが、iSilencer+は、新しいUSB-Cコネクターも含めて、3つのバージョンを用意しています。

iSilencer+(AA)をコンピューターに接続

  • USB-A – USB-A(AA)※USB-A端子オス – USB-A端子メス
  • USB-C – USB-A(CA)※USB-C端子オス – USB-A端子メス
  • USB-C – USB-C(CC)※USB-C端子オス – USB-C端子メス
(上から)iSilencer+のCC、CA、AA

(左から時計回り) 同上

どのバージョンも、「スーパースピード」のUSB3.0規格に準拠しています。もちろん、下位のUSB2.0互換です。高品質な金メッキ・コネクターを装備し、最適な信号伝送を実現します。



iSilence+は、コンピューターとDACの間のアクティブなUSB出力に差し込みますが、iSilencer+の「スティック」を複数個、空いたUSBポートに差し込んで、さらにEMIの放射を低減させることができます。スティックの数が増えれば(つまりANC回路の数が増えるということです)、ノイズの低減能力も倍増していくのです。外付けハードドライブとミュージック・サーバーとの間にiSilencer+を使うこともできます。

正確には、iSilencer+が音質に与える効果は、システムによって異なりますが、典型的な効果としては、明瞭度の向上、ダイナミックレンジの拡大、エッジの鮮明度の向上を期待することができ、これによって音楽がより生き生きとオープンに響くのです。

iSilencer+仕様


  • スーパースピードUSB3.0(USB2.0下位互換)
  • USB3.0金メッキコネクター
  • AA、CA、CCの三種類のバリエーション (AA)※USB-A端子オス – USB-A端子メス、(CA)※USB-C端子オス – USB-A端子メス、(CC)※USB-C端子オス – USB-C端子メス
  • サイズ:50mm(長さ)×20mm(幅)×9mm(高さ)
  • 重量:7g(0.25オンス)
  • 発売日:2020年4月20日
  • 保証:12ヶ月
  • 価格:AA、CA、CC 各8,800円(税別)
  • バーコード:5060738780327(AA)、5060738780310(CA)、5060738780020(CC)

※上記仕様は予告なしに変更になることがあります。




iDefender+

iDefender+は、さらに専門的なUSBオーディオ・デバイスで、コンピューター・ベースのシステムに関係する問題(スピーカーから苛々するようなバズ音やハム音が生じるのが典型です)の原因となるグラウンド(あるいはアース)・ループに対処するために設計されています。

iDefender+は、ソース・デバイスのUSBソケットに差し込むと、グラウンド・ループ(アースが複数あるのが原因で、これによってノイズが増加する)があるかどうかを検知します。そして、コンピューターのアース接続を「賢く」遮断して、システムのノイズ・フロアを劣化させる原因となるグラウンド・ループ・ハムを根絶し、解像度とダイナミックレンジを改善します。



家庭用のコンセントや内蔵バッテリーではなく、コンピューターのUSB電源に依存するDAC(バスパワー駆動の製品など)と一緒に使用すると、iDefender+はさらに効果を増します。外付け電源をスティック側面のUSB-Cソケットに接続すると、コンピューターからの電力供給をブロックして、外付け電源からDACに電力を供給します。iFiのiPowerのような、高品質な低ノイズの電源アダプターを使用すれば、USB DACのパフォーマンスが著しく改善するでしょう。


iDefender+(CA)をコンピューターに接続


iDefender+(AA)をコンピューターに接続
 
AppleカメラアダプターとiDefender+(AA)を5v外部電源を介してDACに接続

iSilencer3.0の場合と同様に、現行のiDefender3.0に入出力フィルタリング用のlow-ESRタンタル・キャパシターを加えて、iDefender+にアップグレードしました。これもまた、接続する装置に合わせて、以下の3つのバージョンを用意しています。iSilencerと同様USB3.0とUSB2.0の規格に準拠しており、コネクターは金メッキ仕様になっています。


iDefender+(上から)CC、CA、AA

(左から時計回り) 同上
  • USB-A – USB-A(AA)※USB-A端子オス – USB-A端子メス
  • USB-C – USB-A(CA)※USB-C端子オス – USB-A端子メス
  • USB-C – USB-C(CC)※USB-C端子オス – USB-C端子メス

iDefender+仕様

  • スーパースピードUSB3.0(USB2.0下位互換)
  • USB3.0金メッキコネクター
  • サイズ:50mm(長さ)×20mm(幅)×9mm(高さ)
  • 重量:6.6g(0.23オンス)
  • 2020年4月20日
  • 保証:12ヶ月
  • 価格:AA、CA、CC 各8,800円(税別)
  • バーコード:5060738780303(AA)、5060738780297(CA)、5060738780037(CC)

※仕様は予告なしに変更になることがあります。

2020年4月8日水曜日

デモ機貸し出しサービス機種追加のお知らせ

トップウイングサイバーサウンドグループは、ご好評いただいているご自宅試聴用のお貸し出しにおいて、以下の機種を追加いたしました。

◯ZEN DAC webページ
◯ZEN BLUE webページ

お貸し出し案内ページはこちら

上記二機種は昨年末の発売以来ベストセラーを記録しています。
USB接続によるハイレゾファイル再生、及び昨年から本格化したAMAZON Music HDなどのストリーミング再生といったシチュエーションにおいて便利にお使いいただいている機種です。





2020年2月7日金曜日

iFi史上最小ポタアンhip-dac 今春登場&ポタ研で世界初披露

iFi史上最小ポータブルアンプの登場です!

2月26日発売→初回ロットは品切れでご迷惑をおかけしました。

次回ロット4月中旬予定

4.4mmバランス対応/MQA対応/尻ポケットに収まる→iFi史上最小サイズ/ゲイン切り替え機能「PowerMatch」実装






●製品名:hip-dac

仕様
●サポート・フォーマット:
DSD256/128/64 (Octa/Quad/Double/Single-Speed DSD)
DXD(384/352.8kHz)
PCM(384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)
MQA(レンダラー)

●デジタル入力:
USB3.0 A
ハイスピード・エイシンクロナスUSB2.0(32bit/384kHz)

●ヘッドフォン出力:
4.4mmバランス
3.5mmシングルエンド

●出力電圧:
2.0V/400 mW (16 Ohm)

●バッテリー:
リチウムポリマー 2200mAh

●電源システム:
USB-C経由で充電(BC V1.2 充電電流1000mAまで対応)

●消費電力:
消費電力:<2W(待機時)、4W(最大)

●サイズ:
102mm(奥行き)× 70mm(幅)×14mm(高さ)

●重量:
125g(0.28 lbs)

●発売時期:今春を予定 2020年2月26日(確定)

●標準的な小売価格
18,000円税別(19,800円税込)

●特記事項
2月8日(土)開催に開催されるポタ研にてデモ機を世界初披露します!

iFiの受賞歴のあるポータブルDAC&ヘッドフォンアンプ・レンジに、すべてが新設計の「hip-dac」が加わります。

ペトロールブルー(緑がかった青色)に銅をあしらったドレスをスマートに装った、どこにでも持っていける「hip-dac」は、ポケットにすっぽり収まるようにデザインされ、ハイレゾのスペックを幅広くカバーします。18,000円(税別)という価格がとても信じられないでしょう。

「hip-dac」は、スマートフォン、タブレット、PC、Macの性能の劣るDAC(DAコンバーター)とアンプ回路に代わって、ヘッドフォンのサウンドを改善します。そのデザインとパフォーマンスは、同クラスの他のDAC&ヘッドフォンアンプを大きく引き離します。「hip-dac」にUSB経由で再生機器を接続し、お気に入りのケーブル付きヘッドフォンやインイヤー・モニターをつないでください。「hip-dac」が大胆なほどのダイナミズムと流れるような洗練性に溢れたサウンドを生み出し、あらゆるタイプの音楽であなたを苦もなく魅了します。

家庭でも、オフィスでも、列車や飛行機でも、「hip-dac」は音楽を愛する人にとって切り離すことのできない友となるでしょう。



DACセクションは、iFiが各製品に幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを基本にしています。なめらかできわめて「音楽的な」音質と、「トゥルー・ネイティブ」のアーキテクチュアによって選定したチップです。これをiFiのカスタム設計回路と組み合わせることによって、「hip-dac」は、ビットパーフェクトPCM、ネイティブDSD、MQA(Tidalの「Masters」プランで使用されるハイレゾ・ストリーミングCODEC)を含むあらゆるデジタル・フォーマットから優れたサウンドを引き出すことができるのです。

ハイレゾPCMとDXDのオーディオ・データを384kHzのサンプリングレートまでサポートするとともに、DSDは2.8MHzから12.4MHz(DSD64、128、256)までサポートしています。バーブラウン・チップの「トゥルー・ネイティブ」デザインのおかげで、PCMとDSDはそれぞれ別々の経路を通るので、PCMもDSDもアナログ変換までネイティブな「ビットパーフェクト」の状態のまま伝送することが可能になります。これは、他のDAC&ヘッドフォンアンプの大半には不可能なことです。ロータリー式ボリューム・コントロールの両側にひと組のLEDが装備されていますが、これは再生中のデジタル・オーディオのフォーマットとサンプリングレートに応じて色が変わるようになっています。

クロックシステムとX-MOS

幅広くクロック・ロッキングを行うことによってジッター(デジタル歪み)を根絶します。iFiのGMTフェムト精度のクロック・システムを使用して、デジタル信号の純度をアナログ変換まで維持するのです。

競合他社のデザインとこのDACを、そしてまたiFiの他のDACを差別化しているもうひとつの回路が、XMOSチップです。このチップは、USB入力で受信したオーディオ・データを処理するのですが、そのプログラムはiFiが作成しています。一般に市販されているファームウェアは、オーディオ・グレードのサウンド用には最適化されていません。iFiはこれに頼るのではなく、独自の専用ファームウェアをプログラムすることによって、オーディオ処理を強化しているのです。

iFiはソフトウェア開発を常に行っているので、ファームウェアのアップデートによってプログラムを追加したり最適化することができ、これによって「hip-dac」は再生を最優先するように最適化され、長年にわたって最先端の状態を保つようになっています。iFiの異なったバージョンのファームウェアをダウンロードしてインストールし、異なったデジタル・フィルターを試すことさえできるのです。

アナログステージ
「hip-dac」のアンプ回路はバランス設計になっています。これは、この価格帯のDAC&ヘッドフォンアンプではきわめて珍しいことです。バランスオーディオ回路は、信号経路内のノイズを低減することができるので、有名なハイエンド・オーディオ・エレクトロニクス・エンジニアのジョン・カール(現在はiFiの技術顧問を務めています)が長年にわたって擁護している方式です。カールは、トルステン・レッシュが率いるiFiの社内テクニカル・チームと密接に活動し、この種の機器では例外的なほどの品質を持ったアナログステージを生み出したのです。

この回路は、オーディオで使用するという背景で注意深く選定された一連の高品質な部品を使用しています。それには、iFi特製のOVオペアンプ、TDKのC0Gクラス1セラミック・キャパシター、テキサス・インスツルメンツの高精度低ノイズ電源IC、高品質なアナログ・ボリューム・ポテンショメーター(多くのポータブルDAC&ヘッドフォンアンプは性能の劣るデジタル・ボリューム・コントロールを使用しています)が含まれています。

ヘッドフォンアンプ出力は公称値が400mWなので、接続されるヘッドフォンンのインピダーンス次第ではバランス出力から700mW以上を引き出すことができます。これは「hip-dac」と同価格帯の製品と比較すると、見事な数値です。あらゆるタイプのヘッドフォンやイヤフォンを易々と駆動することができるのです。

アンプステージはゲインの切り替え機能を備えており、iFiはこれを「PowerMatch」と名付けています。これによって、ヘッドフォンの負荷に駆動レベルを合わせることができます。入力感度を調節することによって信号の強さを調節するのです。インイヤーモニターのような高感度のヘッドフォンのタイプでは、「PowerMatch」を低い数値のままにしておくことで、超低ノイズのパフォーマンスが実現します。ご使用のヘッドフォン(たとえばオンイヤーあるいはオーバーイヤー・タイプのヘッドフォンの大半)にもっと駆動力が必要な場合には、フロントパネルの「PowerMatch」ボタンを押してゲインを増加させます。

出力は2系統装備しています。シングルエンド・ケーブル&端子を装備したヘッドフォン用の3.5mmソケットと、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4mmペンタコン出力です。このバランス接続によって、「hip-dac」のバランス設計の利点をフルに楽しむことができます。さらに、3.5mm出力はiFi専用のS-バランス回路を搭載しているので、通常のシングルエンド・ヘッドフォンを接続しても、クロストークとそれに関連する歪みを半減します。これは、高感度のインイヤー・モニターでは特に有益です。「hip-dac」の「PowerMatch」機能と組み合わせることによって、こられの出力は、他社の同価格帯のDAC&アンプが対応しているものよりももっと幅広いタイプのヘッドフォンやイヤフォンから、クラスをリードするパフォーマンスを引き出します。





1. PowerMatchⓇ(ON/OFF)
PowerMatchを使用すると、ヘッドフォンのインピーダンスと感度を最適に合わせることができ、最高に効率の良いパフォーマンスを生み出します。
インイヤーモニターを使用する場合はPowerMatchを「OFF」にして試してみます。ヘッドフォンを使用する場合はPowerMatchを「ON」にして試してみます。

2. XBassⓇ(ON/OFF)
多くのヘッドフォンは正確な低域レスポンスを生み出すことができません。XBassⓇは、失われた低域レスポンスを「取り戻す」ことを目指して設計されたアナログ回路で、これを使用することによってオリジナルの音源をより正確に再現することが可能になります。

3. オーディオ・フォーマットLED(kHz)
hip-dacが音楽ソースから受け取ったオーディオ・フォーマットとサンプリング周波数に応じてLEDの色が変わります。

4. 電源のON/OFF、アナログ・ボリューム・コントロール
Hip-dacのアナログ・ボリューム・コントロールは、どんなデジタル・ボリューム・コントロールよりも優れています。

5. 4.4mmバランス・ヘッドフォン出力

6. 3.5mmシングルエンド・ヘッドフォン出力




接続、バッテリー

「hip-dac」のUSB入力は、32bit/384kHzまでのオーディオ・データに対応し、「スーパースピード」のUSB3.0に準拠しています。もちろん、下位のUSB2.0互換です。エイシンクロナスで動作するので、データ・レートは「hip-dac」の専用オーディオ・クロック回路でのみレギュレートされ、その結果ソース機器からの正確でジッターのないデータ伝送が確保されるのです。

USBポートは2つ装備しています。USB-Aはオーディオ・データ用で、USB-Cは充電用です。珍しいことですが、USB-A入力は通常の「メス」ポートではなく、「オス」端子になっています。これによって、他メーカーのDAC&ヘッドフォンアンプに広く装備されているUSBポートやマイクロUSBポートよりも完全なメカニズムが実現します。これはまた、iPhoneやiPadを使用する際にも有利になります。なぜなら、AppleのLightning - USBのカメラアダプタを、「メス→オス」のUSBアダプタなしでそのまま接続することができるからです(カメラアダプタは、AppleのiOS機器をサードパーティー製のUSB機器に接続する際に必要になります)。





「hip-dac」の2200mAhバッテリーは、ボリューム・レベルや接続されたヘッドフォンの電力消費に応じて、8~12時間の再生に対応します。USBケーブルが3本同梱されています。USB-C OTG(On-The-Go)ケーブル(Android機器やPC/MacをUSB-Cポートに接続するのに理想的です)、USB-Aケーブル、USB-A-Cの充電用ケーブルです(AppleのiOS機器を接続するのに必要なカメラアダプタは別途購入してください)。

ペトロールブルーの102mm×70mm×14mmの成型アルミニウム製エンクロージャーに収められた「hip-dac」は、トレンドにぴったりの色で、高級感のある外観と感触を持っています。Pantoneの「カラー・オブ・ザ・イヤー2020」もブルーなのです。ヘッドフォン・ファンを元気付ける「hip-dac」は今春の発売、価格は18,000円税別を予定しています。



MQA

この価格帯では数少ないMQA(レンダラー方式)対応です。MQAの技術的な側面、および方式についてはMQA.jpのサイトをご参照ください。
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