2013年9月25日水曜日

大阪市の杉本様のウェブサイト

大阪市の杉本様のウェブサイト「オーケストラ再生のオーディオ」でiTube導入の記事がアップされました。大変ご満足いただけたようで・・・\(^o^)/
http://audio.nomaki.jp/#iTube

2013年9月3日火曜日

iTubeの接続法に関するノウハウ(1)

8月16日の世界同時発売以来好評をいただいているiTube。この機器、プリアンプとして使う場合は通常のセオリーで問題ないものの、バッファーアンプ使いをするとなると様々な使いこなし方法が考えられるので、ちょっとそのたありを改めて順に考察してみましょう。



推奨の方法としては上記の図の通り、CDプレーヤーなどソース機器の後段ということになりますが、アンプがセパレートなら、プリとパワーの間に入れるという方法も考えられます。スピーカーがアクティヴ(アンプ入り)であってもやり方は同じですね。
バッファーアンプの出力固定状態では、どこに組み込むかによって音のニュアンスが変わってきます。総じて、後段になるほど真空管ならではの音の厚み、拡がりが強調されてくるようで、このあたりは好みに応じて適宜判断していただくことになります。iTubeはオーディオ・アクセサリー誌上その他で健筆をふるうライター石原俊氏に発売と同時に導入していただけました。石原さんはアキュフェーズのプリ~パワー間にバッファー・モードで入れてらっしゃるそうで、FBのiFIページにも以下のような投稿をいただきました。

(以下石原氏の投稿から)------------

発売日の本日、落手しました。私の場合、プリアンプはもっているので、プリ→パワー間のバッファーとして使用するのですが、使用前/使用後の音は大きく異なります。基本的に私のシステムはアキュフェーズのオーディオエレクトロニクスを中心にして構成されたリファレンス色の強いもので、楽しんで聴くというよりも仕事のための下準備をするのに向いた音を作ってきましたが、iTubeを使用すると、ハイブリッドアンプのような音になるのです。さらにはiTubeに6㏈のゲインをもたせると、真空管カラーはさらに強まり、OTL式真空管パワーアンプを思わせるようなサウンドがえられました。自分の中では「カウンターポイントのSL4めいた音、と自画自賛しています。アキュフェーズのパワーアンプにはゲインコントロールがあり、バランスとシングルエンド入力を装備しているので(iTubeはシングルエンド端子と接続)、すぐさまアキュフェーズのみの「デフォルト」にもどせます。久々にオーディオにエキサイトいたしております。ありがとうifiさん、ありがとうiTube。今後の製品にも注目いたしております。


アキュフェーズ、パワーアンプのリアパネル(写真はP4200)
入力はバランスとシングルエンドの二系統

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なお、オン/オフ及び効果の度合いが切り替えられる3Dホログラフィックはスピーカーに特化して設計されており、ヘッドフォンiCANに搭載される3Dとは調整が違います。誤解されている方もあるようですが、iFIは3Dを「サラウンド」の意味で使っているのではなく、スピーカーリスニングにおける正しい定位感の調整用と定義しており、スピーカー再生における低域の定位感の欠如を、正しい位置に引き戻す意味合いが強く、実際に使用してみるとそのような効果があることが一聴して分かっていただけると思います。

トールボーイスピーカーにおける再生
低域のみ定位がセンターに寄る傾向
3Dホログラフィックをオンにした状態の再生イメージ

この3Dホログラフィックの効果も接続箇所を変えると微妙に変わりますし、装置だけでなく環境によっても違ってくるので、様々な要素を勘案しつつどこに挿入すべきかトライして決めていただくのがいいでしょう。





2013年9月2日月曜日

Stereo Sound秋号

9月2日発売の「季刊ステレオサウンド」にiFIオーディオのiUSBPower、iDAC、GEMINIのレビューが掲載されました。

季刊ステレオサウンド No.188
「USB伝送にメスを入れた、英国生まれのコンパクトなデジタルギア(宮下博氏/p.375)」


2013年9月1日日曜日

新・ヴェネツィアの戴冠



最近はこんなものまでLP化されるんだ、とびっくりしたのがポール・マクリーシュとガブリエリ・コンソート&プレイヤーズによる「新・ヴェネツィアの戴冠」(レーベルは英Signum)。

マクリーシュ/新・ヴェネツィアの戴冠 LP化(HMV)
リンク先のHMVの詳細な解説を見てただければ、どんなものかはだいたい想像がつくでしょうが、要するに1595年のヴェネツィア・ジェノヴァ共和国の新総督就任を祝う壮大なミサの音楽を再現した空想上のライヴ・・・といっても実際どんな音楽が使われたかは記録に残っていないので、当時最もポピュラーだったヴェネツィアの作曲家ガブリエリ親子の音楽を中心にマクリーシュ自らの考証で選曲しています。
このLP、発売はまだ9月の半ばなので現時点では未聴ですが、英ChandosのThe Classical Shopから24/96のハイレゾ音源はすでに購入可能で、現時点で聴いたのはそちらの方。

ミサの開演を告げる鐘の音、人々の雑踏、ファンファーレ、花火の音、ドラムロールと行進曲から、グレゴリオ聖歌、オルガン独奏、ミサ曲、司祭の朗誦、サクバット&コルネットにアンサンブル・・・・さまざまな編成による音楽と、効果音をも大胆に取り入れた音の一大ページェントが繰り広げられます。
中世ヨーロッパの歴史的な式典を音楽で振り返る試みは「ジョージII世の戴冠式」(英hyperion)とか「イングランド女王メアリーとフェリペII世の結婚式」(西Glossa、英CORO)など他にもいくつかCDが出ていますが、この音源、CDはもちろん、24/96のハイレゾ配信ありーの、アナログディスク、と音楽のみならず効果音までも様々なフォーマットで比較できる貴重な機会だともいえるでしょう。

このころの日本は豊臣秀吉の時代・・・文化的には安土桃山=利休に代表される「わび、さび」の時代でした(アニメ「へうげもの」の世界)。400年前の、日本とは対照的な絢爛豪華なヨーロッパ文化にアナログでタイムスリップするってのもなかなかオツなもんかもしれませんね。



言うまでもなく、アナログ再生もハイレゾ再生もiFIオーディオの得意分野です。