PCM768/DSD512対応ストリーマー
NEO Stream
標準的な小売価格:198,000円(税込)
発売日:2022年9月26日
無上のストリーミングを
iFi audioの据え置きミドルレンジシリーズNEOに加わる最新の製品は、クラス最高の拡張性と性能を誇るストリーマー(ネットワークトランスポート兼プレイヤー)です。
ストリーミング・サービス、ダウンロード/リッピング音源を問わず、音楽鑑賞の方法としてネットワーク再生が主流になっています。Wi-Fiを搭載した1万円以下のスマートスピーカーから、もっと高価なオールインワン・ストリーミングシステム、そして本格的なセパレートシステムまで、ネットワーク再生を自宅に取り込む方法は様々です。CDやレコードなどの物理メディアなどを再生するときと同様に、ネットワーク再生においても、ストリーマーをアンプやスピーカーと組み合わせるなど、機器をうまく選んでセパレートシステムを構築することが、最高の音質を実現することにつながります。
iFi audioの新製品NEO Streamは、クラス最高の拡張性と音質を実現するために、ゼロから設計されています。iFi独自の優れたネットワーク再生エンジンを最新バージョン化し、優れた設計のDACステージを内蔵しました。NEO Streamとアンプやスピーカー、あるいはお好みのDACを追加してセパレートシステムを構築することで、これまで20万円以下では到底達成できなかったネットワーク再生性能を実現します。
NEO Streamは、その先鋭的で今までにないデザインと数々の独自技術により、市場にある他のストリーマーとは明白に異なります。ほとんどのメーカーは、ストリーマーに組み込むプラットフォームとハードウェアを「買い取る」ことを行っています。つまり他の機器のほとんどは、機能と性能の面でどれも似通っているのです。また、特定のコントロールアプリや関連製品に限定する「囲い込み」的なアプローチもあります。NEO Streamは、機能的にも音質的にも、こうした制約を完全に取り払ったストリーマーです。NEO Streamは、お好みのコントロールアプリやプラットフォームから常に優れた音質を体験したいという熱烈な音楽愛好家に最適なストリーマーでありつつも、他のハイエンドストリーマーのような極めて高額な価格設定ではないのです。
NEOでストリーマーの本質に迫る
NEO Streamは、ZENシリーズとProシリーズの間に位置するiFiの据え置きミドルレンジシリーズ、NEOシリーズに加わる2つ目の製品です。「NEO」という名称は、全く新しいデザインと製品のカテゴリーに対して新しい機能を備えることから名づけられました。最初の製品であるNEO iDSDは、NEO Streamに共通する先鋭的なデザインと、USB、S/PDIF、Bluetooth接続、卓越な音質を備え、他の機器を過去のものとするDAC/ヘッドホンアンプでした。NEO StreamはNEO iDSDにネットワーク再生モジュールを追加し、ヘッドホンアンプを取り除いたものと思われるかもしれませんが、その推測は正確なものではありません。
NEO Streamのデスクトップ・サイズのアルミニウム筐体は、確かにNEO iDSDと共通です。しかし、その回路は既存のiFiデザインをベースとしながらも、内部構成とそれから生み出される性能と機能は、市場に存在する他のどの製品とも異なっています。NEO Streamは、熱狂的な愛好家による、熱狂的な愛好家のための、新しいタイプのストリーマーなのです。
NEO Streamはコンパクトなフォルムでありながら、高性能な回路と多くの機能を搭載
オープンソース・アーキテクチャ -ストリーミングを解き放つ
多くのストリーミング機器は、ユーザーを特定のプラットフォームに縛り付けます。これは、提供される機能がユーザーの用途に合致し、ユーザーがそのインターフェースに満足しているのであれば、必ずしも問題にはなりません。しかし、ユーザーが好みのストリーミング・プラットフォームやアプリケーションを自由に選択したいのであれば、用途の変化に順応、そして進化できるオープンソース・アーキテクチャの機器が明らかに有利です。
iFiは、柔軟性とパフォーマンスを実現するために、独自のストリーミング・エンジンを開発しました。このエンジンは、強力なクアッドコアARM CortexプロセッサーとLinuxベースのオペレーティングシステムをベースに構築されており、オープンソースの性質は、将来的な進化を可能にしつつ、ユーザーが特定のプラットフォームに縛られないようにします。お望みのストリーミングの方法、つまりお気に入りのアプリやプラットフォームを選択でき、どのようなシステム構成であっても、音楽が最大限の音質で再生されるのです。
大きな特徴として、iFiのストリーミング・エンジンは、高品質のオーディオ・ストリーミングを唯一の目的として、一から設計されています。ハードウェアは、iFiの自社開発ソフトウェアと調和しながら、最高の音質を実現するために構築されています。デバイスドライバーからカーネル(OSの心臓部)、シェル(カーネルとのインターフェース)、アプリケーション、ユーザーインターフェースまで、すべてがシームレスな操作と優れた音質を実現するために完全に最適化されているのです。
この独自のストリーミング・ エンジンの中心にあるファームウェアは、2021年に発売されたストリーマーZEN Stream で最初に使用され、それ以来大幅に進化しています。ZEN Streamのユーザーは、すでにパフォーマンスと機能を向上させるアップデートの恩恵を受けています。NEO Streamは、このファームウェアの最新版と強化されたハードウェアを組み合わせて、真に特別なものを提供します。
どのようなストリーミングでも、最高のサウンドを
NEO Streamは、ストリーミング・サービスやローカルネットワークに保存された音楽と接続する方法が複数あり、NEO Streamのオープンソース・アーキテクチャにより、これらは将来的に拡張される予定です。ここでは、発売時に提供される設定のいくつかを紹介します。
Roonは、優れたインターフェース、並外れた柔軟性、そして高音質により、高品質デジタル音源管理およびストリーミングの先導者となっています。NEO StreamはRoon Readyの認証を取得しており、Roon環境にそのまま導入でき、Roonとシームレスに連携することができます。
・DLNA/UPnP/OpenHome
・TIDAL Connect、Spotify Connect
・Apple AirPlay
Appleデバイスから簡単にストリーミング再生ができるAirPlayを搭載しています。
・HQPlayer NAA(Network Audio Adapter)
・Stream-iFiアプリによるローカルストレージからのストリーミング再生
iFiの「Stream-iFi」アプリは、NEO Streamの初期設定を支援するシンプルなツールで、NASなどのローカルストレージからストリーミングを開始することができます。
お気に入りのプラットフォームで、あらゆるフォーマットと解像度のストリーミング配信が可能
超ハイレゾデジタルオーディオ
NEO Streamは、2通りの方法、搭載されたDACステージ/アナログ出力を介してアンプやスピーカーに接続する方法と、搭載されたデジタル出力の1つを外部DACに接続する方法のどちらかで使用することができます。後者の場合、NEO StreamはZEN Streamと同様に「ストリーミングトランスポート」または「ネットワークブリッジ」として機能しますが、より高いレベルの「超ハイレゾ」性能を備えています。
アナログ出力/デジタル出力にかかわらず、NEO Streamのハイレゾオーディオ対応は最先端です。PCMは32bit/768kHzまで、DSDはDSD512までのフォーマットに対応しています※。驚くべきことに、これらのフォーマットはLAN入力だけでなく、Wi-Fiでもサポートされています。(384kHz PCM、DSD256以上は、安定した強度の高い5GHzのWi-Fi接続が必要です)。
ハイレゾストリーミングフォーマットであるMQAもサポートしており、最大384kHzまでのMQAファイルをフルデコード(アナログ出力時)することができます。これは、MQA「レンダラー」による最終的な展開だけでなく、「3つの展開」の完全なデコード処理が内部で行われることを意味します。デジタル出力を使用してMQA対応の外部DACを接続するときは、NEO StreamはMQAパススルーあるいはコアデコードのみのどちらかで対応します。
※DSDネイティブ再生、MQA対応は固定出力設定時のみの機能となります
特注DACステージで卓越したサウンドを実現
NEO Streamの内蔵DACステージは、バーブラウン製DACチップをベースにしています。自然なサウンドの「音楽性」とトゥルー・ネイティブ・アーキテクチュアによって選定し、iFiが幅広い製品群に使っているものです。このDACチップにはiFiは豊富な経験を持っており、つまりそれを最大限に利用する方法を知っているということです。しかし、結果としてのサウンドに生来備わっている特質とはいっても、模範的なDACステージを生み出すことは、特定のDACチップを選べばすむということではまったくありません。
そういったきわめて重要な部品のひとつが、LANやWi-Fiなどのデジタル入力から受け取ったオーディオデータを処理するXMOSチップです。NEO Streamは、16コアXMOSマイクロコントローラーを搭載し 、iFi内部のデジタル開発チームがXMOSのファームウェアをプログラムすることで音質を最適化し、バーブラウンのDACと完璧な組み合わせになるようにしています。
バーブラウン社製DACチップの4チャンネルTrue
Native設計により、PCMとDSDは別々の経路を通り、DSDもPCMと同様にアナログ変換までネイティブな状態でビットパーフェクトを維持することができます。DSDの場合、PCMへの変換やマルチビットプロセッシングの適用がないのは珍しく、NEO StreamはDSDピュアリストに最適な選択です。
多彩な入出力端子、そして…
NEO Streamは、同価格帯のストリーマーでは唯一無二の接続性を備え、その対応幅とスペックは、様々なシステム構成において比類ない汎用性を提供します。
・802.11a/b/g/n/ac対応デュアルバンドWi-Fi(2.4GHz/5GHz)接続
・ギガビットLAN:RJ45端子、M12端子、光ファイバー端子搭載(詳細は下記参照)
・USB-A x 2, USB-C x 1(USB2.0, SuperSpeedUSB3.0対応)
・サービスアップデート用USB-C x 1(ユーザー自身でオンラインアップデートも可能)
・アナログ出力:RCAシングルエンド、4.4mmバランス
・超ハイレゾデジタル出力(PCM768kHz/DSD512):I2S-HDMI, USB-A(USB3.0)
背面には、NEO Streamが誇る多彩な接続機能を搭載しています
オプティカルLAN - 音楽をよりクリアに聴くために
NEO Streamには、Wi-Fiではなくケーブルでルーター、あるいはスイッチングハブへ接続するためのRJ45、M12ポートに加え、オプティカルLANというユニークな選択肢が用意されています。これにはiFi独自の技術が組み込まれており、OptiBox(iFi特製のLAN/光ファイバー変換器)とルーター/スイッチングハブをLANケーブルで接続し、NEO StreamとOptiBoxを光ファイバーケーブルで接続することで動作します(OptiBoxと光ファイバーケーブルはNEO Streamに同梱されています)。
オプティカルLANは、ルーター/スイッチングハブとストリーマーを最高品質のデジタルオーディオで接続し、超高速データ転送と、距離による劣化の少ない超ハイレゾオーディオのビットパーフェクト伝送を可能にします。ルーター/スイッチングハブからのLAN信号はOptiBoxによって再生成、リクロック、信号のバランス調整が行われます。真のガルバニック絶縁が寄生容量とインダクタンスが全くない状態で適用されるのです。
ノイズを正すときが来た
LANやWi-Fiなどのデジタル入力からトゥルー・ディファレンシャル・バランス・アナログ出力ステージ、超高解像度に対応した多彩なデジタル出力まで、NEO Streamはオーディオ信号からノイズと歪みを除去するために細心の注意を払って設計されています。
USBポートは入力、出力ともにiFi独自のANC II(Active Noise Cancellation II)を採用し、同様にS/PDIF出力はiPurifierテクノロジーを搭載しています。デジタル信号は、iFi独自のフェムト精度クロック回路 GMT(Global Master Timing)の最新バージョンによって制御され、デジタル歪みの一種であるジッターを根絶しています。また、2インチTFTディスプレイもオーディオ信号に干渉する電気的ノイズを発生させないよう配慮したSilentLineデザインを採用します。
回路部品には、TDKのC0G積層セラミックコンデンサーや太陽誘電、村田製作所のインダクターなど、高品位の面実装ディスクリート部品を厳選して採用しています。これらは一般的な同等品よりも高価ですが、低ESR(等価直列抵抗)、高リニアリティ、低ノイズといったクラストップレベルの性能が音質面で大きな効果を発揮します。
電源には、電圧レギュレーターとともにシンクロナス1.2MHz高速電源コントローラーが採用されています。レギュレーターは、高PSRR(Power Supply Rejection Ratio)、低アイドル電流、低ドロップアウトの特性を持ち、コントローラーが更にフィルタリング効率を向上させ電源ノイズを驚異的に低減するのです。また、NEO Streamには、ANC II技術により他の類似機器よりも大幅にノイズを低減したiFiのACアダプターiPower IIが同梱されています(単売価格:14,300円[税込])。
このような細部へのこだわりが、NEO Streamの歪みのないピュアなパフォーマンスを実現しています。聴感においては、これらによって明瞭で品位の高い、よりダイナミックで魅力的な再生、端的に言えば、アーティストが意図したとおりの音楽をより多く聴くことができるのです。
特別に設計された薄型ヒートシンクを組み合わせています
あなたの好みに合わせます
NEO Streamは、ユーザーが使用するシステムやストリーミング方法に合わせて、いくつかの異なる設定を行うことができます。例えば、「Exclusive Mode(排他モード)」は、1つのモードに集中して動作させることでパフォーマンスを最適化する独立した設定です。Roon、TIDAL、DLNA、NAAに特化した設定のほか、マルチプラットフォームで使用するための一般的なモード(All-In-One)も用意されています。
さらに、アナログ出力には、ユーザーが選択可能な4種類のデジタルフィルターも搭載しています。Bit-Perfect、GTO(Gibbs Transient Optimized)、Minimum Phase、Standardの4種類から、好みや楽曲に合わせて最適な設定を選択することができます。
小さくても強大
NEO Streamは、214×151×41mmというコンパクトなサイズなので、伝統的なHi-Fiセパレート機器のストリーマーよりも狭いスペースに設置することが可能です。ユーザーの好みに合わせて横置き、付属スタンドを用いて縦置きが可能で、ディスプレイは自動的に回転します。また、マルチファンクションロータリーコントローラーを採用することで、高機能でありながらシンプルな操作性を実現しています。
2インチ高解像度TFTカラーディスプレイは、他のストリーマーに搭載されているディスプレイよりも小さいかもしれませんが、iFiは、机や棚に収めやすいコンパクトな機器である方が、大きなディスプレイよりも利点が大きいと考えています。ほとんどの人は、ストリーマーのディスプレイよりも、スマートフォンやタブレット、ノートPCなど、操作する機器の画面を見る時間の方がはるかに長いでしょう。そうでありつつも、NEO Streamのディスプレイは、カバーアートを含むさまざまなテキストやグラフィックを表示することができます。例えば、何か作業をしながらストリーミング・サービスでリコメンド再生をしているときに、ふと気になった曲の情報を一目で確認することができます。
NEO Streamは、9月26日より順次出荷を開始し、標準的な小売価格は198,000円(税込)です。付属品は、iPower II、OptiBox(iFi特製のLAN/光ファイバー変換器)と光ファイバーケーブル、OptiBox用USB-A - USB-Cケーブル、OptiBox用電源アダプター、LAN(RJ45)ケーブル、アナログRCAケーブル、縦置き用アルミニウム製スタンドです。
初回・100セット限定 NEO Stream+NEO iDSDバンドルセット
NEO Streamには、アナログライン出力が搭載されていますが、ヘッドフォン出力がありません。同じNEOシリーズのNEO iDSDは、ヘッドフォン出力と、更に上質で充実したアナログ段のライン出力を持ちます。NEO StreamとNEO iDSDの組み合わせはデザイン的に調和が取れており、NEO Streamのアナログ出力を大幅にアップグレードすることができます。
ネットワーク再生を初めから高品位で楽しんでいただくために、NEO StreamとNEO iDSDのバンドルセットを用意しました。それぞれ単体で買うと計335,500円(税込)ですが、バンドルセットでは298,000円(税込)と約35,000円お得です。NEO Stream+NEO iDSDバンドルセットは、初回・100セット限定を予定しています。
入力:Wi-Fi
USB-A and USB-C (前面) (USB メモリ, HDD etc.)
LAN (M12 X-code 8ピン/RJ45/オプティカル)
MQAフルデコード
17) Gnd 18) 5V Power Enable Output; L=Off, H=On 19)N/C 20,21,22,23) Gnd
出力インピーダンス: 4.4mm:≤74Ω
標準的な小売価格:198,000円(税込)
JANコード:5060738786527
製品仕様(NEO Stream+NEO iDSDバンドルセット)
※仕様は各製品に準じます
標準的な小売価格:297,000円(税込)
JANコード:4589631465038