2021年1月13日水曜日

NEO iDSDのFAQs


NEO iDSDって何?

NEO iDSDは弊社のデスクトップDAC&アンプの新製品で、最先端のテクノロジーを搭載しています。シンプルに言えば、この価格帯初の「スリー・イン・ワン」システムで、以下の3つを組み込んでいます。

  1. ハイレゾUSB DAC、S/PDIF DAC(PCM768/DSD512)、MQAフル・デコーディング(USB, S/PDIF)。
  2. ハイレゾBluetooth DAC(96kHハイレゾBluetooth):LDAC、HWA/LHDC、aptX Adaptivbe/HD/LL、AAC。
  3. バランス回路とヘッドフォンアンプ。

iFiの他製品を持っているが、DSD512ファイルを再生するにはファームウェアを変えなければならない。NEO iDSDも同様?

いいえ、NEO iDSDは最新の16コア2000MIPS XMOS低レイテンシー・マイクロコントローラーを使用しています。MQAとDSD512を再生する能力を最初から持っているので、ファームウェアを変える必要はありません。

ノブがひとつしかないのはなぜ? 

この大きな多目的ロータリーノブひとつで、ボリューム・レベルを調節したり、内蔵プリアンプを有効にしたりバイパスしたり、ミューティングを切り替えたり、明るさを調整したりすることができるからです。

ロータリーノブはアナログ・ポテンショメーターということ?

NEO iDSDのボリューム・コントロールはアナログ式ですが、ボリュームの減衰自体は、アナログ・チップの内部に埋め込まれた精密な抵抗ラダーの内部で行われ、それはデジタルでコントロールされます。ですから、NEO iDSDはアナログ・ポテンショメーターを搭載しているわけではないのです。

OLEDディスプレイの明るさはどのように調節するの?ディスプレイをOFFにすることはできるの? 暗くして音楽を聴くのが好きなので。

ノブを押したまま保持し(3秒間)明るさ調節の選択メニューに入ります。ノブを回すと3つの明るさモードが順番に表示されます(high/low/off)。希望のもののところでノブを押します。

ミュート(消音)のやり方は?

ロータリーノブを押すだけです。

アナログ出力の可変/固定(variable/fixed)を設定する時はユニットの電源をOFFにするの?

そうです。NEO iDSDのノブを押し続けながらユニットの電源ボタンを押してアナログ出力設定メニューに入ります。NEO iDSDは前回の設定を記憶します。

Bluetoothのペアリングにも入力セレクターボタンを使うようになっているが、このモードにはどうやって入るの?

ペアリング・モードに入るには、Bluetoothアイコンが点灯するまでボタンを押し続けます(3秒間)。選んだデバイスとペアリングをするには、スマートフォン、タブレット上のリストから「iFi Hi-Res Audio」を見つけてそれを選びます。

アンテナな常に取り付けておかなければいけないの?

NEO iDSDをワイヤレス・デバイスとして使いたい時は、アンテナは必須です。

他の外付け電源を使うことはできるの?

NEO iDSDは仕様範囲内(5V/2.5A)であればどんな電源でも動作しますが、最高のパフォーマンスを得るには弊社の超静かなiPower、iPower Elite(2021年初発売予定)を使用してください。

コンピューターのUSBポートから給電することはできるの?

そのUSBポートが5V/0.9Aを安定して供給でき、USB-DCケーブルを用いれば、可能です。しかし、通常のUSBポートはノイズが多いので、NEO iDSDのパフォーマンスにはっきりと聴き取れるほどの影響を与える可能性もなくはないでしょう。一般的にあまりお勧めしません。

おかしな形のUSB入力端子が見えるが、何か特別なものが必要なの?

NEO iDSDはUSB3.0-Bタイプに準拠しています。通常の(USB2.0用)ケーブルでも完璧に動作しますが、信頼できる接続を確保するためには、たとえばiFiのMercury 3.0/Gemini 3.0(ともに生産完了)のようなUSB3.0ケーブルを推奨します。

2つのタイプのアナログ出力端子があるが、どちらを使えばいいの?

NEO iDSD の内部はフルバランス設計になっているので、XLR出力をお奨めします。

2つのアナログ出力端子は同時に使用することができるの?

できます。NEO iDSDはオーディオ信号をそれらに同時に送ることができるのです。

パッケージにアルミニウム・ベースが入っているが、これは何?

NEO iDSDは水平にも垂直にも置くことができるので、縦置きにするためのベースが同梱されているのです。縦置きモードでは、NEO iDSDはヘッドフォン・スタンドとしても使うことができます。

ちゃんと垂直に置いたか自信がないけど、表示が読みにくくなることはないの?

OLEDディスプレイの表示は、ユニットを縦置きにしたら自動的に向きが変わるようになっているので、すべてがちゃんと読めます。

NEO iDSDを書棚の本の間に置くことはできる? スペースがないので!

NEO iDSDは最小のスペースでもちゃんと動作しますが、どんな電子機器にも言えるように、周囲に多少の余裕があった方がいいでしょう。

今聴いているのがMQAなのかどうかはどうやったらわかるの?

MQAの場合は、MQAのロゴがOLEDスクリーンに表示されます。

同時に2組のヘッドフォンを使用することはできるの?

はい、できます。しかし、2つのヘッドフォンは同じ増幅回路に依存しているので、それぞれのヘッドフォンに給電するとトータルの電力に制限が生じます。

どちらのヘッドフォン出力端子が良いの?

ご使用のヘッドフォンに合わせて適正な出力端子を使用してください。しかしNEO iDSDはフル・バランス設計であり、4.4mmペンタコン端子がそれに対応します。可能であれば、そちらを使用されることを推奨します。

IEM(インイヤーモニター)は使用できるの?

はい、NEO iDSDはIEMも駆動できます。

どんなヘッドフォンでも使用できるの?

フルサイズのダイナミック型ヘッドフォンとプレーナー・マグネティック型ヘッドフォンの大部分は、駆動のむずかしさで悪名が高いものでも、NEO iDSDで楽に駆動することができます。

iFi audioはUSBを改善するテクノロジーを取り入れているの?

iFiの他のDACと同じように、NEO iDSDのUSB入力は、できる限り最高のサウンドを生み出すために数々の専用の方策を取り入れています。

Bluetoothは音楽再生には向いていないという記事を読んだことがあるけど、Bluetoothを避けて通常の有線接続を使用した方がいいの?

そのようなことはまったくありません。iFiのXシリーズの製品用に私たちはきわめて洗練されたBluetoothエンジンを設計しました。それによって、通常のBluetoothレシーバーとは違う、著しく良好なオーディオ・パフォーマンスが実現しました。NEO iDSDはこの回路を取り入れるとともに、評価の高いLDACコーデックも採用しています。

他社の製品はひとつ前の世代のチップCSR8675を使用していますが、これは約6年前に開発されたものです。弊社は最新のQCC5100 Bluetoothチップを使っています。このチップを使用した最初のメーカーのひとつです。このチップは、aptX/AptX HD/aptX LL、AACなどに加えて、最新のaptX Adaptive、LDAC、HWA/LHDCもサポートしているのです。

アンテナはBluetooth以外の再生時にも取り付けておいた方がいいの?

取り付けるべきではないという理由がありません。取り付けても取り付けなくても、NEO iDSDのパフォーマンスに影響はまったくありません。 

2020年11月21日土曜日

NEO iDSD発売のお知らせ

PCM768/DSD512/MQA フルデコード対応USB, S/PDIF, Bluetooth-DAC兼

ヘッドフォンアンプ 

NEO iDSD




標準的な小売価格:95,000円(税別)

発売日:2020年12月下旬、入荷次第順次出荷開始

2020年11月20日より受注開始 

 

iFi audioが新たに展開するNEOシリーズは、今まで展開していたフラッグシップシリーズであるProの下位に位置付けるミドルレンジとなります。NEOシリーズの第1弾はデジタルマルチフォーマットに対応したDAC兼ヘッドフォンアンプとなるNEO iDSDです。iFi audioは2012年の設立以来、家庭用及びプロ用DACテクノロジーの最前線に位置し、PC、スマートフォンのローカル音源再生でも、オンラインのストリーミング音源再生でも、デジタル音源の模範的なサウンドを生み出してきました。今冬、すべてが新設計の据え置き型 DAC兼ヘッドフォンアンプが登場します。洗練された回路が家庭環境のあらゆるオーディオ・フォーマットに煌めくような音をお届けします。  

NEO iDSDは、最高の柔軟性を実現すべく設計され、水平にも垂直にも置くことのできる、スマートなアルミニウム筐体です。OLEDディスプレイは現在のフォーマットやボリュームレベル等の必要情報を表示し、なめらかな動きの多機能ロータリー・コントローラーが、複雑で多機能であるにもかかわらず、NEO iDSDをシンプルに使用することを可能にしています。OLEDディスプレイは、筐体の水平/垂直を自動認識し、表示の向きが切り替わります。

※214×146×41mmのNEO iDSDは、水平に置くだけでなく、付属のアルミニウム製スタンドを使用して縦置きすることもできます。 

NEO iDSD は 3 つの動作モード、固定ライン出力、可変ライン出力、ヘッドフォン出力を備えており、すべての基本を冷静沈着にカバーしています。純粋な固定ライン出力を備えた DAC として使用すれば、オーディオ・システム内の別のプリメインアンプやプリアンプに接続することができます。可変ライン出力を備えた DAC&プリアンプとして使うこともでき、これはパワーアンプやアクティブスピーカーに接続する場合には理想的です。そしてもちろん、ヘッドフォン・ユーザーのみなさまは、優れたアンプ・ステージを利用してすばらしい「ヘッドファイ」システムを実現することができるのです。 

ケーブル経由で接続しようと、最新フォーマットのBluetooth経由で接続しようと、NEO iDSDの一段上のデジタルエンジンとフルバランス・アナログ回路が魅力的なサウンドを生み出します。音楽やマルチメディアが輝き、次世代の音楽、AV、ゲーム体験をいっそう高めてくれます。 

カスタムデザインのデジタルエンジン

NEO iDSDの「デジタルエンジン」は、iFiが幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを基本にしています。ナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルーネイティブ」のアーキテクチュアによって、音質、DA変換回路、双方の観点から iFiの初期製品から採用しているものです。iFiはこのDACチップに豊かな経験を持っており、最上の音質を引き出す方法を知っているということです。しかし、NEO iDSDの音質にはDACチップの本来備わった音質が内在しているものの、模範的な DAC ステージを生み出すために、特定のDACチップの選定以上のものが数多く含まれています。 


 そういった重要な部品のひとつが、USBやS/PDIFデジタル入力経由で受信したオーディオ・データを処理するXMOSチップです。NEO iDSDは、処理能力を大幅に高めた新開発の低レイテンシーのXMOSマイクロコントローラーを使用しています。現世代の8コアのチップと比較すると、この新しい16コアのICは、2倍のクロック・スピード(2000MIPS)と4倍のメモリー(512KB)を実現するとともに、最新のスーパースピードUSB規格にも準拠しています。このXMOSファームウェアはiFi社内のデジタル開発チームがプログラミングしているので、音質を最適化し、バーブラウンのDACとの完璧な組み合わせを確保することができるのです。 



 その他にも iFiのGMT(グローバルマスタータイミング)フェムト精度クロックやインテリジェントメモリバッファなど、広範なジッター除去技術がデジタルステージへ適用されています。また、iFi の GTO(Gibbs Transient Optimised)デジタルフィルターが組み込まれています。今後、ファームウェアアップデートにより、別のデジタルフィルターを適用することを予定しています。 



※GTO デジタルフィルターの詳細:http://ifi-audio-jp.blogspot.com/2018/11/blog-post.html 

 

すべてのフォーマットが最高の品質で 

NEO iDSD はハイレゾ・オーディオの最高フォーマットへの対応を実現しており、32ビット、768kHzまでのPCMフォーマット、DSD512 までのDSD、そしてシングルスピードとダブルスピードのDXDに対応します。 


バーブラウンのDACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」設計によって、PCMとDSDは別々の経路を通るので、DSDもPCMも「ビットパーフェクト」、つまりネイティブの形でアナログ変換に送られます。これは他のブランドのDAC機器では、それほど見られるものではありません。DSD対応と謳っていても、そういったDACの多くはDSD信号をPCMに変換しているのです。 



TIDAL「Masters」やMQA-CDなどで使用されている MQA フォーマットも、USBとS/PDIF(同軸、光)入力で対応しており、新しい16コアのXMOSチップによって384kHzまでのMQAのフルデコードが可能です。つまり、MQAレンダラーによる最後の「アンフォールド(展開)」だけではなく、「3つのアンフォールド」によるフル・デコーディング処理が内部で実行されるということです。世界中の幅広い機能を備えたDACでは、MQAが重要な検討要素になっています。TIDAL「Masters」のみならず、MQAローカル音源再生や、CDトランスポートによる MQA-CD再生においても、NEO iDSD による MQAフルデコード再生が優れたサウンドを最大限に活用するすばらしい手段となるのです。 

これまでに聞いたこともないようなBluetooth 

USB、S/PDIFによる入力に加えて、NEO iDSDではワイヤレスのBluetoothも対応しています。しかしこれは、今まで一般的にイメージされるBluetoothの音質ではありません。iFi のZEN BlueのBluetoothレシーバーやAuroraのワイヤレス・ミュージック・システムを聞いたことがないなら、これは初めての体験になるでしょう。 


iFiは、ZEN BlueとAuroraを発売した時、クアルコムの新しいQCC5100 Bluetooth ICを使用した最初のオーディオ・ブランドになりました。このチップを専用回路と組み合わせて、聴感的に優れた「Bluetooth エンジン」を開発し、今回これをNEO iDSDにも組み込んでいます。Bluetoothの便利さと幅広い機器への対応性は広く認識されていますが、多くの人々はBluetoothの音がどれほど良いかを理解していません。なぜなら、彼らはベーシックで時代遅れの装置で基本レベルの音質を体験しているだけだからです。

クアルコムのaptX AdaptiveとaptX HD、ソニーのLDAC、ファーウェイのLHDCを含む、現行のすべてのハイレゾBluetoothオーディオ・コーデックをサポートしています。他にも、通常のaptXとaptX Low Latency、AAC、SBC(「ごく普通の」Bluetoothコーデック)に対応しています。つまり、Bluetoothの規格内で可能な限りすべてのコーデックに対応しているということです。また、iFiの「Bluetooth エンジン」はワイヤレスでアップデートすることが可能なので、将来的にはNEO iDSDにさらにコーデックを追加することが可能です。 

NEO iDSDはBluetooth機器とのペアリングを7件まで「記憶する」ことができるので、機器の切り替えが簡単で、しかも最新の Bluetooth 5.0の規格により、受信レンジも不足ありません。また、現在のハイレゾBluetoothコーデックのサンプリングレートに対応しています。24ビットの処理能力を持ったコーデックで、aptX AdaptiveとaptX HDが48kHzまで、LDACとLHDCは96kHzまでです。 

PureWave回路設計 — パワーのバランス 

どのようなDAC兼ヘッドフォンアンプでも、デジタル・ステージは全体のストーリーの半分にすぎません。重要なアナログ回路の話になると、多くの機器は性能が不足しています。バランス・ディファレンシャル・アナログ回路設計は、左右チャンネルをフルに分離することで信号経路内のノイズとクロストークを減少させる能力によって、長い間高く評価されてきました。しかしこれはシングルエンドの回路に比較するとより複雑でコストがかかるので、ハイエンドのハイファイ・コンポーネントだけに用いられるのが伝統でした。 

iFiは、製品のシリーズへ徐々にフル・バランス回路を導入してきました。まずフラッグシップのProシリーズに、続いてエントリー・レベルの ZENシリーズの機器に導入したのです。これらの中間に位置するNEO iDSDは、新たに開発されたバランス・シンメトリカル・ デュアルモノ・トポロジーを採用し、短くダイレクトな信号経路を実現しています。これは、このNEO iDSDのために特別に開発されたもので、iFiではこの回路設計を「PureWave」と呼んでいます。並外れたリニアリティーと最少のノイズと歪みによって達成された、純粋な音を表す名称なのです。 

※NEO iDSD のフル・バランス・ディファレンシャル・アナログ回路設計はもっとも扱いのむずかしいヘッドフォンでもその能力を最大限に引き出します。 

 有名なハイエンド・オーディオ・エレクトロニクス・エンジニアで、バランス回路の開拓者としてよく知られ、現在はiFiの技術顧問を務めているジョン・カールが、トルステン・レッシュが率いるiFi社内のテクニカル・チームと密接に共同して、この設計を完璧なものにしました。全体にわたって高品質な部品が使用されていますが、その中には超低歪みのiFi特製オペアンプ、多層セラミックのTDK C0Gコンデンサー、MELF薄膜抵抗器、そしてムラタと太陽誘電のインダクターが含まれています。これらは同種の製品よりも高価ですが、低ESR(等価直列抵抗)、ハイ・リニアリティー、低歪みといった、クラスをリードする品質が音質に大きな効果を発揮しているのです。 

ヘッドフォンアンプ・ステージは、高感度なインイヤーモニターから莫大な電流を要求するプレーナー型ヘッドフォンに至るまで、どんなタイプのヘッドフォンを駆動しようと、パワーと安定のバランスを保ちます。バランス・ヘッドフォン・ソケットから32Ωで1000mW 以上の出力を継続して供給することができるのです。最高度の解像度を保つために、ボリュームは精密なマイクロプロセッサーでコントロールされた抵抗ラダー経由で、アナログ領域で調節します。 

NEO iDSDの低ノイズ・広帯域の電源供給回路はリニア・レギュレーションを採用し、優れたPSRR(電源電圧変動除去比)を示します。PMOSデバイスを使用したBiCMOS半導体テクノロジーが超低歪みと優れたトランジェント・レスポンスを実現します。これがiFiの iPower AC/DCアダプターと組み合わされて、同種の機器よりも著しくノイズを低減します。iPower 5V(単体では6,800円[税別])がNEO iDSDに同梱されています。 



オーディオ・フォーマット、サンプリング・レート、ボリューム・レベル、入力モードを表示するOLEDディスプレイは明るさを調節することができます。これらのオーディオに関係のない制御信号は、設定を変える時にだけ「目覚める」SilentLineデザインによって、オーディオ信号に電気ノイズが干渉することもありません。FETベースのスイッチ切り替えをマイクロコントローラーが、設定を変えるときにのみ動作し、音質に有害な干渉を根絶することができるのです。  

性能測定値の観点では、こういった細部への惜しみない注意が 0.0015%以下のTHD(全高調波歪み率)、120dB 以上のSNR(SN比)に結実しています。どの価格帯でもきわめて印象的な数値です。聴感上は、これによって明瞭度とテクスチュアが増し、よりダイナミックで魅力的なパフォーマンスが実現します。まったくシンプルに言って、まさにアーティストが意図したとおりの音楽が、より多く聞こえるのです。  

高い接続性 

NEO iDSDは3つのデジタル入力端子を装備しています。エイシンクロナス USB-B、S/PDIF同軸、S/PDIF光です。これら 3つのデバイスは同時に接続することができ、しかもBluetoothでも接続できます。  

バランス出力を装備しているので、NEO iDSDのフル・バランス回路を最大限に活用することができます。フロントパネルには、6.3mm シングルエンド・ヘッドフォン・出力に加えて、4.4mmペンタコンバランスヘッドフォン出力も装備されているので、バランス接続が可能なヘッドフォンで使用することができます。高品質なヘッドフォンやインイヤーモニターは、ますますこの4.4mmペンタコン端子を備えるようになっています。オプションでケーブルを 4.4mmペンタコン用にアップグレードできるようになっている機種も増えています(負荷の大きなヘッドフォンには特にこの出力をお奨めします)。背面パネル には、NEO iDSDをアンプやアクティブ・スピーカーに接続するための RCA シングルエンド出力端子に加えて、ハイエンド・ハイファイの標準であるバランス接続を可能にするためのXLRバランス出力を備えています。 

 

NEO iDSDは標準的な小売価格95,000円(税別)、12月下旬から出荷を順次開始します。 

 

フロント/リアパネルの仕様




  1. OLED ディスプレイ
  2. 多機能ロータリー・コントローラー
  3. 入出力切り替え/Bluetooth ペアリングボタン
  4. 電源ボタン
  5. 4.4mm バランスヘッドフォン出力
  6. 6.3mm シングルエンドヘッドフォン出力
  7. XLR バランスライン出力(固定/可変)
  8. RCA シングルエンドライン出力(固定/可変)
  9. S/PDIF 同軸入力(PCM44.1~192kHz/MQA フルデコード対応)
  10. S/PDIF 光角入力(PCM44.1~192kHz/MQA フルデコード対応)
  11. USB3.0-B オーディオ入力(PCM44.1~768kHz/DSD64~512/MQA フルデコード対応)
  12. DC5V 電源入力
  13. Bluetooth アンテナ 


主な仕様 

デジタル入力: 

  • USB3.0-B メス(USB2.0 互換) 
  • S/PDIF(同軸/光) Bluetooth 5.0 

 

対応フォーマット(USB): 

  • DSD(512/256/128/64) 
  • DXD(768/705.6/384/352.8kHz) 
  • PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz) 
  • MQA(フルデコード対応) 

 

対応フォーマット(S/PDIF 同軸、光): 

  • PCM(192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)
  • MQA(フルデコード対応) 

対応フォーマット(Bluetooth): 

  • AAC, SBC, aptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX LL, LDAC, LHDC/HWAコーデック 

ライン出力 

ライン出力レベル: 

  • XLR:6.3V/7.7V 最大(可変)、4.4V(固定) 
  • RCA:3.2V/3.9V 最大(可変)、2.2V(固定) ライン出力インピーダンス: 
  • XLR:100Ω以下 
  • RCA:50Ω以下 

S/N 比:

  • -112dB(A)@0dBFS(XLR/RCA) 

ダイナミックレンジ:

  • 117dB(A)以上@-60dBFS(XLR/RCA) 

THD+N:

  • 0.0015%以下@0dBFS(XLR/RCA) 

 

ヘッドフォン出力 

ヘッドフォン出力レベル: 

  • 4.4mm バランス:2V/6.2V 最大 12Ω - 600Ω 負荷 
  • 6.3mm シングルエンド:1V/3.3V 最大   12Ω - 600Ω 負荷ヘッドフォン出力パワー: 
  • 4.4mm バランス:68.6mW 以上@600Ω、1040mW 以上@32Ω 
  • 6.3mm シングルエンド 17.6mW 以上@600Ω、295mW 以上@32Ω 出力インピーダンス:1Ω以下 

S/N比:

  • -112dB(A)@3.3V シングルエンド、6.2V バランス)

ダイナミックレンジ:

  • 120dB(A) 

THD+N:

  • 0.0015%以下(125mW@32Ω) 

 

消費電力:

  • 無信号時 ~0.5W 最大出力時 〜2.5W

入力電圧:

  • DC 5V/2.5A、AC100-240V、50/60Hz(iPower 5V 付属)  

サイズ :

  • 214×146×41mm 

重量:

  • 970g 

保証期間:

  • 12ヶ月 

出荷開始日:

  • 2020年12月下旬 

標準的な小売価格:

  • 95,000円(税別)

JAN:

  • 5060738783472 

※仕様は予告なく変更になる場合があります 

 




2020年11月18日水曜日

iFi 4.4 to 4.4 バランスケーブル発売のお知らせ

iFi 4.4 to 4.4 バランスケーブル



  • 標準的な小売価格:9,800 円(税別) 
  • 発売日:2020 年 11 月 13 日 

iFi 4.4 to 4.4


iFi audio はエントリーシリーズに位置付けているZEN シリーズにおいて 4.4mm コネクタを用いてライン入出力のバランス伝送を実現しています。4.4mm  ケーブルはイヤホン/ヘッドフォン用のリケーブルとしては広まりつつあります。一方で、TOP WING Cybersound Group では White Barrel シリーズを展開しているものの、そのほかには特に機器間のライン伝送を指向したケーブルが市場にほぼ存在しないのが現状です。 

iFi の 4.4mm to 4.4mm cable は、ZEN シリーズ同士の接続をはじめとしてライン伝送において最高品質のバランス信号伝送と最小限の干渉を実現するために作られました。 

iFi の 4.4mm to 4.4mm cable は OFHC(無酸素銅)の連続鍛造銅、銀メッキマトリックス14AWG 線を使用し、最高の信号伝送を実現しています。  

iFi の ZEN シリーズに接続する場合であろうと、他のバランス・コンポーネントに接続する場合であろうと、このオーディオファイル・グレードのケーブルがリスニングを改善してくれます。最高品質のバランス信号伝送と最小限の干渉を実現するために作られたケーブルなのです。  

ケーブルの構造は、特製のヘリックス(螺旋)デザインで、線間容量/インダクタンス/インピーダンスの関係においてインピーダンスが最小になるように設計されています。最小インピーダンスを目指したヘリックスデザインは、独自のシールド構造が実現していま  す。RFI/EMI(電磁干渉/無線周波数干渉)ノイズからケーブルを保護し、可能な限り最 高にクリーンな伝送経路を生み出しているのです。  

ケーブルを絶縁するために、外被には優れた比誘電率と耐電圧 AC 1500V を備えた柔軟なHD ポリマー(RoHS 準拠)を採用しています。 

 

ケーブルの構造


4N 無酸素、連続鍛造銅が究極の導電率と耐腐食性を実現します。 

5N 銀メッキが最小の表皮効果と完璧なオーディオ信号伝送を実現します。

柔軟かつ特性に優れた HD ポリマーが内部の線材を保護します。 

断線しにくく、より線構造のシールド・ケーブルです。 


ヘリックスデザインによって最小のインピーダンスを実現しています。

表面粗さを小さくし、精密に加工された iFi 独自のスムーズ・サーフェス・コネクターのプラグは 4.4mm ジャックを保護し、製品寿命を延ばします。また、プラグ部とボディ部の間にある 1mm 厚のエッジが精密な接続を実現します。 

接続イメージ図

※ZEN シリーズ同士を接続する場合には、ケーブル長の関係から ZEN シリーズを縦に重ねて設置することを推奨します  

 


主な仕様 

  • 構造:線間容量/インダクタンス/インピーダンスの関係においてインピーダンスが最小になるように設計したヘリックスデザイン 
  • 線径:14AWG 
  • 導体素材:OFHC(無酸素)連続鍛造銅、銀メッキ線絶縁材:HD ポリマー 
  • シールド:ヘリックスデザインによる独自構造耐電圧:AC 1500V 
  • コネクター:iFi「FINAL」4.4mm コネクター絶縁抵抗:100MΩ 
  • 長さ:300mm(プラグ先端間) 重量:25g  
  • 発売日:2020 年 11 月 13 日 
  • 標準的な小売価格:9,800 円(税別) JAN:5060738784097 
  • ※仕様は予告なく変更になる場合があります。


2020年11月12日木曜日

micro iDSD Signature発売のお知らせ

バッテリー内蔵PCM768/DSD512対応USB-DAC/ヘッドフォンアンプ

micro iDSD Signature

  • 標準的な小売価格:79,000円(税別)
  • 発売日:2020年11月13日






世界でいち早くDSD512に対応し、好評を博したハイレゾDAC&ヘッドフォンアンプが、内部回路も筐体デザインも強化して、さらに良くなりました。それがmicro iDSD Signatureです。


家庭用及びプロ用で高い評価を得ているオーディオブランド、iFi audioが、いちばん人気の高い製品を再設計してmicro iDSD Signatureを生み出しました。数々の改良によって、パフォーマンスと使用感がさらに高まりました。

オリジナルのmicro iDSDを2014年にリリース、そのアップグレード・バージョンとしてmicro iDSD Black Labelを2017年にリリースして以来、micro iDSD シリーズはiFiのバッテリー内蔵USB-DAC/ヘッドフォンアンプのトップモデルとなっています。新製品のSignatureエディションは、並外れた音質と幅広い対応性で高い名声を得ていた前モデルmicro iDSD Black Labelから、回路設計において最重要部分をさらに強化し、4.4mmペンタコン・ヘッドフォン出力端子を装備しました。 

micro iDSD Signatureは、以前のmicro iDSD Black Labelと同様の172×67×27mmの押出成形アルミニウム筐体です。これはiFiの「micro」シリーズと共通ですが、micro iDSD Signatureは贅沢にもスペースブルーの仕上げを採用しています。 

内蔵充電バッテリーで動作するもののmicro iDSD Signatureはポータブルサイズというよりもデスクトップサイズに近い機器になっています。要するに、コンセントに接続しなくても使うことのできる、持ち運びが容易なDAC&ヘッドフォンアンプなのです。バッテリー駆動により、家庭用電源で稼働する製品よりも有利なパフォーマンスが実現します。超クリーンな安定したDC電源なので、AC電源で生じる電圧の急降下や急上昇、ノイズを誘導するRFI/EMI(電磁干渉/無線周波数干渉)による汚染といった問題が解消するのです。 

バッテリーは、接続されたヘッドフォンのタイプと再生モードに応じて、6〜12時間持続能です。使用中にバッテリーが消耗したら、電源機器に接続して充電しながら同時に再生することが可能です。 

コロナ下では家庭内の移動やワーケーション等により、様々な場所でPCを活用するシーンが多くなってきました。バッテリー内蔵のmicro iDSD Signatureはポータブル利用のみならず、容易に持ち運び、音楽再生を楽しむことができます。

デジタルエンジン






micro iDSD Signatureの「デジタルエンジン」は、iFiが幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを基本にしています。ナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルーネイティブ」のアーキテクチュアによって選定されたものです。以前のmicro iDSD Black Labelと同じように、このDACチップが2個、特製の「挟み込み」コンフィギュレーションで搭載されています。DACチップ2個による4組(各チャンネル2組ずつ)の差動動作の実現は、ノイズフロアが下がり、チャンネル・セパレーションが改善します。つまり、DACとしての能力を増強して細部と微小な強弱の解像度を高めるのです。





ハイレゾ・オーディオも最高フォーマットに対応しており、32bit/768kHzまでのPCM、DSD512までのあらゆるレベルのDSD、シングルスピード及びダブルスピードのDXDに対応しています。ハイレゾ・ストリーミングのコーデックであるMQA(TIDALの「Masters」などで使用されています)もレンダラー対応しています。バーブラウンのチップの「トゥルーネイティブ」設計のおかげで、PCMとDSDはそれぞれ独立した経路を通るので、DSDもPCMもアナログ変換までネイティブな形のままの「トゥルーネイティブ」を保持します。他のブランドのDAC機器には見られないことも多い性能です。




デジタルエンジンには、広範囲にわたるジッター除去テクノロジーが用いられています。これには、iFiのGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度クロックとインテリジェントなメモリー・バッファが含まれています。micro iDSD Signatureはまた、iFi独自のGTO(Gibbs Transient Optimized)デジタル・フィルターも装備しています。好みに応じて他のデジタル・フィルターもファームウェアのアップデートで利用可能です。 

http://ifi-audio.jp/firmwarenew.html

サーキットトレーニング(回路の改良) 

micro iDSD Black Labelのアンプ・ステージはバッテリー駆動のポータブルUSB-DAC/ヘッドフォンアンプでは最高品質であると広く認識されていました。きわめて高感度なIEM(インイヤーモニター)から莫大な電流を要求するプレーナー型ヘッドフォンに至るまで、あらゆるタイプのヘッドフォンを平気でドライブすることができるからです。今回のmicro iDSD Signatureのために回路は細かくチューニングされましたが、以前と同じパワー(4,100mWまで)とダイナミック性能は保持しています。信号経路の方はさらに洗練され、音のテクスチュアと細部を最大限に表現できるようになっています。


micro iDSD Signatureの回路には、全体にわたって高品質な部品が使われています。ポケットサイズのDAC&アンプと比較して大きめの筐体という要素を利点としているのです。



デジタル・ステージとアナログ・ステージの両方に、iFi特製の超低歪みオペアンプ(OV2028/OV2627)を使用するとともに、手作業で選定したコンデンサーも使用しています。多層セラミック・タイプのTDK C0G、ポリフェニレンスルファイド・フィルム・タイプのパナソニック製ECPU、アルミニウム・ポリマー・ソリッド・タイプのパナソニック製OS-CONなどです。MELF薄膜抵抗器と太陽誘電株式会社の誘導子、ムラタの部品も回路設計に組み込まれています。



これらはみな高価な部品ですが、ESR(等価直列抵抗)の低さ、高い安定性、低歪みといった、クラスをリードする品質によって、音質に大きな効果を発揮します。長時間にわたる試聴テストと実験室での厳格な分析を経て、音楽を最大に楽しむのに最適な回路の設計が決定されているのです。

回路設計の重要な側面に、ダイレクト・カップリングがあります。つまりカップリング・キャパシターがないということです。伝統的なDCサーボなしでこれを達成しているのですが、iFiではこの設計を「ダイレクト・ドライブ・サーボレス」と呼んでいます。 

幅広い対応力

ヘッドフォンとデジタル音楽プラットフォームがきわめて多様な中で、しかもそのどれもが異なった技術的特徴を持っている中で、多くのDAC&ヘッドフォンアンプ・メーカーの「フリーサイズの服(ワンサイズですべてに合う服)」というアプローチは、多くのユーザーが音楽を最高の音で聞くために必要としている対応幅の広さを提供できていません。iFiは製品をもっと柔軟に設計して、スイッチの切り替えで様々な設定に対応して精緻な音を生み出すようにしています。どのようなヘッドフォンにも合わせることができる設定、デジタル・オーディオ・ファイルの様々な品質に、そしてもちろん個人の好みに合わせることができる設定 — micro iDSD Signatureはこの幅広い対応性を徹底的に提供します。



デジタル・ステージは、様々なフィルターを設定することができます。PCMファイル用には「Standard」、「Minimum Phase」、「Bit-Perfect」を、そしてDSD用には「Standard Bandwidth」、「Extended Bandwidth」、「Extreme Bandwidth」を用意しています。アンプ・ステージも3つの設定によってパワーとゲインを調節することができます。「Normal」、「Turbo」(電力を多量に必要とするヘッドフォンを駆動するためにパワーを上げます)、そして「Eco」(高感度のIEMに合わせたり、バッテリーの持続時間を延ばすためにパワーを下げます)です。

感度の高いIEM(多くのDAC&アンプの苦手分野です)をさらに最適化するには、iFiのIEMatchテクノロジーを使います。これによって出力レベルを合わせることができるのです。2つのレベルのIEMatchが利用できます。「High Sensitivity(高感度)」と「Ultra Sensitivity(超高感度)」です。 



iFiのヘッドフォンアンプに馴染んでいらっしゃる人々は、XBass+と3D+の設定もおわかりになるでしょう。これらの特製回路は、micro iDSD Signature用に細かくチューニングされており、好みに応じてOnにしたりOffにしたりすることができ、音の純度を保ちながらアナログ領域で細かなチューニングを実行することができます。XBass+は周波数レスポンスを調節して低域を強化するので、オープンバック型のような低域の軽いヘッドフォンに有効です。3D+はヘッドフォンで音楽を聞く時によく感じる「頭の中で音楽が鳴っている」という効果を補正してヘッドフォンの音場を広げ、スピーカーを聞いているような体験をもたらしてくれます。 

最適化された入出力

筐体の背面には2つのデジタル・オーディオ入力端子が装備されています。USBオーディオ用のUSB-Aオスと、S/PDIF同軸/光に対応した3.5mmジャックです。S/PDIF同軸は3.5mmプラグで、S/PDIF光は光丸プラグで接続します。


珍しいことに、USBオーディオ入力は、通常の「USB-Bメス」ポートではなく「USB-Aオス」コネクターになっています。これによって、ポータブル端末との接続において他メーカーのDAC&ヘッドフォンアンプに広く見られるUSB/micro USBポートよりももっと完璧なメカニズムが実現します。Lightningポートを備えたiPhoneやiPadを使用する際にも、AppleのLightning-USBカメラアダプタ(CCK)を、USBメス→オスの変換アダプタなしに直接接続することができるので、有利です。


2つのデジタル入力端子の間にRCAアナログ出力端子が装備されています。これはラインレベル固定出力端子で、micro iDSD SignatureをDACとして機能させて、プリメインアンプやプリアンプに接続することができます。



フロント・パネルには、ボリューム・ノブ、XBass+、3D+スイッチの隣にヘッドフォン出力端子がペアで装備されています。標準的なヘッドフォン用の6.3mmシングルエンド出力端子(3.5mmプラグを備えたヘッドフォンはアダプタを使って接続することができます)と、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4.mmペンタコン、iFi「S-Balanced」出力端子です。高品質なヘッドフォンやIEMは、ますますこの4.4mmペンタコン端子を備えるようになっています。オプションでケーブルを4.4mmペンタコン用にアップグレードできるようになっている機種も増えています。この出力端子によって、最高の音質が実現するのです。

数々の変更点

前モデルのmicro iDSD Black Labelバージョンからのいちばんわかりやすい変更点は、細かくチューニングされたオーディオ回路、4.4mmペンタコン・ヘッドフォン出力端子、そして新しいスペースブルー仕上げですが、新しいSignatureエディションには、他にも多数の強化が盛り込まれています。

フロントパネルとリアパネルのプレートはよりスマートに見えるようにトリミングされ、再設計されたボリューム・ノブとXBass+と3D+用の新しいスイッチが備えられています。再生中のサンプリング周波数を表示するマルチカラーのLEDもフロントパネルに配置され、IEMatchのスイッチは(これまでのモデルと違って)ユニットの底面から側面に移されています。

USB-Cの充電ポートが、右側面の新しいバッテリー残量表示LEDの隣に配置されています。従来のmicro iDSD/micro iDSD BLはデジタルオーディオ入力用USB-Aオス端子からUSBバスパワーにより充電を行ってきましたが、micro iDSD Signatureではデジタルオーディオ入力USB-Aオス端子はデータ伝送専用となっています。つまり、データ伝送と電力供給が別々のポートによって行われます。従来に比べてバッテリー動作が明確になることで使用方法が分かりやすくなり、さらにはバスパワーによるデータ伝送の汚染を回避することができます。また、充電しながらの利用も可能です。

衝撃吸収用の足もユニットの底面を飾っています。こういったすべてが改良に加わり、iFiの高い評価を得ているmicro iDSDをこれまででも最高のバージョンにしているのです。 



主な仕様

  • デジタル入力: USB3.0-A オス(USB2.0 互換/iPurifier テクノロジー搭載) S/PDIF(3.5mm 同軸/光)
  • 出力: バランス:4.4mm
  • シングルエンド:6.3mm/RCA

DAC セクション

DAC:

  • Burr-Brown デュアルコアBit-Perfect DSD&DXD、PCM DAC
  • クロック:超低ジッターGMT フェムトセカンド・クロック

対応フォーマット:

  • DSD512/256/128/64、 DXD(768/705.6/384/352.8kHz)
  • PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/441.kHz)
  • MQA(レンダラー対応)

フィルター:
  • DSD Extreme/Extended/Standard
  • PCM Bit-Perfect/Minimum-Phase/Standard DXD Bit-Perfect Processing

ライン出力:

  • ダイナミックレンジ(Line):>117dB(A) THD&N(0dBFS Line):<0.003%
  • 出力電圧(Line):>2V  
  • 出力インピーダンス:<240Ω
  • ジッター(correlated):<AP2 test set limit

ヘッドアンプセクション

  • ヘッドフォン出力パワー: Turbo モード パワー(最大) 10.0V/4,100mW
  • パワー(連続) >1,560mW@64Ω >166mW@600Ω Normal モード
  • パワー(最大) 5.5V/1,900mW
  • パワー(連続) >100mW@300Ω  >950mW@32Ω Eco mode 
  • パワー(最大) 2.0V/500mW@8Ω
  • パワー(連続) >250mW@16Ω
  • ダイナミックレンジ(ヘッドフォン):>115dB(A)(Eco Mode, 2VOut) THD&N(ヘッドフォン 500mW/16R): <0.008% 
  • 出力電圧(ヘッドフォン): >10V(Turbo Mode)
  • 出力インピーダンス: <1Ω(iEMatch 非使用時)

その他の仕様

  • 最大出力:4,100mW@16Ω 負荷
  • 連続出力:1,000mW@64Ω 負荷
  • バッテリー:リチウムポリマー 4800mAh
  • 電源システム:USB-C 経由で充電、BCV1.2、1500mAまで
  • サイズ:172×67×27mm
  • 重量:295g
  • 保証期間:12ヶ月
  • 発売日:2020年11月13日 
  • 標準的な小売価格:79,000円(税別) 
  • JAN:5060738784080
  • ※仕様は予告なく変更になる場合があります。

2020年10月4日日曜日

ZEN CAN発売のお知らせ




すばらしいサウンド? 

それはCANの中にあります!

あらゆるヘッドフォンに対応し、ハイエンドのパフォーマンスを生み出すアナログ・アンプを作って、それを音楽愛好家にこんな価格で提供するということがあり得るでしょうか?それができるのが、iFiのCANです!




iFiのZENシリーズの製品(ZEN BlueとZEN DAC)は、発売からほんの1年で、2万円以下のデスクトップDACの中で議論の余地のないチャンピオンになり、ハイパフォーマンスのオーディオをいっそう手近なものにしました。iFiは、EISAのアウォード(https://eisa.eu/awards/ifi-audio-zen-dac/)をはじめ世界の各賞を獲得したこのシリーズをさらに拡張し、ZEN CANを加えます。同じくコンパクトなアルミニウム・シャーシに収められた、同じく並外れたお買い得価格の、すべてがアナログ領域で動作するプリアンプ兼ヘッドフォンアンプです。

ZEN CANは、通常は価格が何倍もするハイエンド・プリアンプやヘッドフォンアンプ用に使われる多くの機能を贅沢に盛り込んでいます。バランス回路設計、ゼロに近い歪み、パフォーマンスを最適化するための多様なオプション、負荷の大きなヘッドフォンやアクティブスピーカーでもドライブする能力 — これらはどれも、この飛び抜けた低価格ではきわめて例外的なものです。これらをひとつのパッケージに詰め込むことで、iFiは今再び、デスクトップ・オーディオの限界を押し広げているのです。

すべてがアナログ領域で動作するZEN CANは、デジタル入力、USB入力などは一切装備していません。DAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンのヘッドフォン出力、あるいはまたCDプレーヤーやフォノステージのRCA出力など、アナログ出力を備えたオーディオ・ソースに接続するのです。最先端のハイレゾBluetooth受信を可能にするには、ZEN Blueと組み合わせて使えばよいのです。また当然ながらZEN DACと組み合わせて使うこともできます。ヘッドフォンアンプのみならず、プリアンプの機能も兼ね備えているので、パワーアンプとスピーカー、あるいはアクティブスピーカーと組み合わせることも可能です。



あらゆる種類のヘッドフォンから最大限の能力を引き出す

ZENシリーズの他の製品と同じように、ZEN CANは頑丈でスマートな仕上げのアルミニウム・エンクロージャーを贅沢に使用しています。サイズは約158×35×117mm(幅・高さ・奥行き)です。フロントパネルの中央には、なめらかに動くロータリー式のボリューム・コントロールがあり、両側を様々なソケットとボタンが固めています。左側には、電源ボタンと入力スイッチに加えて、適正なゲインを選択するコントロール・ボタンが置かれています。6dBステップで4段階(0dB、6dB、12dB、18dB)に設定できるので、接続したヘッドフォンにアンプを精確に合わせることが可能です。感度の高いインイヤーモニター使用時には、低ノイズを確保するためにユニティゲイン(0dB)を選択すると有効です。一方、ゲインを高くすると、負荷の大きなヘッドフォンからも最大限の能力を引き出し、優れたダイナミックレンジを実現します。



アルミニウムのボリューム・コントロールの左側に3つのボタンが配置されています。電源On/Off、入力セレクター、ゲインセレクターです。


右側には、ヘッドフォン出力端子が2つあります。標準的なシングルエンド・コネクターを備えたヘッドフォン用の6.3mm出力(すべてのヘッドフォンに対応します)と、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4mmペンタコン出力です。ますます多くの高品質なヘッドフォンとインイヤーモニターが、この4.4.mmペンタコン出力を備えるようになっています。リケーブルして4.4.mmペンタコン・コネクターにアップグレードできるようになっているものもあります。この出力は、その能力を最大限に引き出すのです(高インピーダンスのヘッドフォンには特に推奨されます)。




ヘッドフォン・ソケットの隣には、iFiの音質補正機能であるXBassと3Dの最新バージョンを使用するためのボタンが置かれています。XBassは周波数レスポンスを調節して、低域のパフォーマンスを向上させます。深い低音が「漏出」してしまう開放型のヘッドフォンには特に有効です。3Dは、ヘッドフォンを使って音楽を聴く時に感じることがよくある「頭の中で聴いている」という効果を補正します。ヘッドフォンの音場を広げて、スピーカーを聴いているような体験を生み出すのです。XBassも3Dも純粋なアナログ処理を行うものであり、また好みに応じてこれらの機能をバイパスすることも可能です。

フロントパネルの右側には、6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力端子と4.4.mmバランス・ヘッドフォン出力端子、そしてXBassと3Dアナログ処理を有効/無効にするボタンが配置されています。

背面には、ステレオRCA入力端子と3.5mmシングルエンド入力端子、そして4.4mmバランス・ペンタコン入力端子を装備しています。4.4mmバランス出力端子も装備しているので、パワーアンプや、バランス入力を備えたアクティブスピーカーに接続することができます(ペンタコン4.4mm入力端子に接続、または4.4mmからXLRケーブルへ変換してXLR入力端子に接続)。このバランス出力は、バランス入力端子がない場合にはシングルエンド接続に使うこともできます。ZEN CANの入出力端子は、最適な導電性を確保するために、すべて金メッキ仕様になっています。



回路の主な特長:パワーのバランスを引き出す


ZEN CANの回路はバランス型の、シンメトリカルなデュアルモノ構成 — 通常はハイエンドアンプ用に取っておかれるトポロジーです。バランス回路は、有名なハイエンド・オーディオ・エレクトロニクス・エンジニアで、現在はiFiの技術顧問であるジョン・カールが、長年にわたって推奨しているものです。信号経路内のノイズを低減する能力を持っているからです。カールは、トルステン・レッシュが率いるiFiの社内技術チームと密接に活動して、この種の機器では並外れた品質を持つアナログ回路を生み出したのです。


鍵となる要素の数多くが、iFiのフラッグシップ・ヘッドフォンアンプPro iCANのために開発されたディスクリートAクラス回路から取り入れられています。これによって、これほど安価なヘッドフォンアンプやアクティブスピーカーに驚異的なドライブ能力が与えられ、シングルエンド出力で1600mW(7.2V、32Ω)を引き出します。バランス出力では、300Ω以上の負荷で15V以上を引き出すので、多量の電流を必要とするプレーナー・ヘッドフォンにも難なく対応します。


ZEN CANの回路基板の上面と下面。

ZEN CANの回路は、TDKのC0G、パナソニックのECPUキャパシター、超低歪薄膜抵抗器など、数多くのハイグレードなディスクリート表面実装部品を利用して、音の純度を最大限に引き上げています。iFi特製のOV4627クワッドアンプステージは、「フォールデッド・カスコード」設計(最適なパフォーマンスを生み出すために低インピーダンス・フィードバック回路を備えています)を利用した4つの独立したFETオペアンプを使っています。

入力ステージにも特製のオペアンプを使用しています。自動レベルマッチング機能を持ち、TOCOS(東京コスモス電機)の精密なポテンショメーターに信号を送るのです。一方、フル・ディスクリート&バランス設計のコンプリメンタリー・バイポーラー出力ステージは、Pro iCANのものと同じAクラス・バッファを使用しています。電源回路は、「ステルス・モード」電圧変換(これもまたPro iCAN由来です)を含み、リニア・レギュレーション、ノイズ・フィルターリング、感度の高いオーディオ回路からの物理的隔絶を実現し、音楽のトランジェントに対応するために、十分な電力を貯える4000μFのキャパシターを備えています。



ZEN CANの設定切り替えの方法さえ、技術的に音の透明性を確保するように考えられています。FETベースのスイッチングが、マイクロコントローラーによって行われるのですが、これは設定を切り替える時だけ「目を覚ます」ので、これによって音へのいかなる有害な干渉も根絶することができるのです。

こういった細部への気配りは、ハイエンドアンプでも印象的でしょうが、iFiはこういった高品質な回路を廉価な製品で実現しているのですから、これはもう驚異というしかないでしょう。細部が豊かで、ダイナミックスが魅力的で、あらゆるタイプのヘッドフォンを易々と駆動する — ZEN CANは、エントリー価格で並外れたサウンドを生み出し、iFiのZENシリーズの名声をさらに高めているのです。

iFiのZEN CANは9月28日発売です。世界で最初の1000個出荷分にはiFiの超低ノイズ電源アダプター「iPower」が同梱されています。ZEN CANとiPowerをそれぞれ単体で購入すれば 28,800円(税別)の製品で、これによってパフォーマンスがさらに向上します。このスペシャル・パッケージを24,000円(税別)でご購入いただけるのです。このバンドル版がソールドアウトになると、ZEN CANは標準の汎用電源アダプター入りで22,000円になります。

iFi iPower バンドル版の付属品(全世界初回1000個限定)


仕様

●主な特徴:

  • バランス&デュアルモノ・アナログ回路設計
  • 高品質なディスクリート回路部品
  • 負荷の大きなヘッドフォンもドライブ可能
  • ゲインを4段階に調節可能:0dB、6dB、12dB、18dB
  • 「3D」アナログ・スペーシャライザーが「頭の中で聴いている」という感覚を補正
  • 「Xbass」イコライザー調節が低域の軽いヘッドフォンのバランスを再構築

●入力

  • シングルエンド・アナログ入力:ステレオRCA×1、3.5mm×1
  • バランス・アナログ入力:4.4.mmペンタコン×1

●出力

  • ヘッドフォン出力:6.3mm×1、4.4.mmペンタコン×1
  • バランス・アナログ・プリアウト:4.4mmペンタコン×1

●出力:6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力

  • 1000mW(4.0V)@16Ω
  • 1600mW(7.2V)@32Ω
  • 196mW(7.6V)@300オーム

●出力:4.4mmバランス・ヘッドフォン出力

  • 1890mW(11.0V)@64Ω
  • 756mW(15.1V)@300Ω
  • 385mW(15,2V)@600Ω

●入力電圧: DC5V/2.5A、AC100-240V、50/60Hz(iFi電源アダプター同梱)

●最大出力:

  •  バランス >15.1V/385 mW (@ 600Ω) >6.0V/1150 mW (@ 32Ω)
  •  シングルエンド >7.6V/98 mW (@ 600Ω) >7.2V/1600 mW (@ 32Ω)

●THD & N:

  •  バランス <0.006% (@ 360 mW/2.4V 16Ω)
  •  シングルエンド <0.005% (@ 100 mW/1.27V 16Ω)

●SN比:

  •  バランス >120dBA (@ 15.2V)
  •  シングルエンド >118dBA (@ 7.6V)

●最大入力:

  •  バランス 7.4V RMS
  •  RCA 3.8V RMS
  •  3.5mm 1.92V RMS

●ゲイン: 0dB、6dB、12dB、18dB

●周波数レスポンス: 20Hz - 20kHz (-3dB)

●消費電力:

  •  No Signal ~5W
  • Max Signal ~13W

●サイズ&重量: 158×117×35 mm、515g

●保証期間: 12ヶ月

(仕様は予告なく変更になる場合があります。)

●価格: 

  • 24,000円(税別・iPower 5v同梱/全世界・初回1000台のみのスペシャルパッケージ)
  • 22,000円(税別・汎用通常アダプター同梱)

  • バーコード:4589631464598(iPower5v同梱/初回スペシャルパッケージ版)
  • バーコード:5060738784073(汎用通常アダプター同梱)


●発売日:9月28日(iPower5v同梱/初回スペシャルパッケージ版)

●発売日:未定・上記完売後(汎用通常アダプター同梱)