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2016年2月29日月曜日

統合されたファームウェア バージョン5.1 “Gelato(ジェラート)” + サブバージョン

最新の統合ファームウェア バージョン5.1“Gelato”




最新の自社開発ファームウェア(※注1) バージョン5.1は「すべての」iFi製品(※注2)で使用できます。

※注1:iFi社製のファームウェアを搭載したXMOSプラットフォーム上でiFi社以外の製品は使用しないでください。
※注2:iFi社のネイティブDSDが再生可能なDAC〔iDACを除く〕は独自のものなので、バージョン5.1を使ってアップデートしないでください。


  1. 刷新されたXMOS“ディープ・コア・プロセス”ソフトウェアによって、SPDIFの様々な動作に対応します(以前はXMOSはUSBセクションを修正していました)。
  2. DSD256をDoPモードで使用する際に、48kHzのサンプリングレートによるアップコンバージョンでDSD256が可能になりました。
  3. DoPの標準仕様にまつわる問題が解決されました。トラックを切り替える時に発生する“クリック音”、ネイティブDSDとの音の違い、その他の小さなバグなどが修正されています。


特別な機能を必要とされる方のために、前回の5.0と同様2つのサブバージョン・ファームウェアを用意しています。

1)nano iDSDとmicro iDAC2用のバージョン5.1A - DoP256が可能

  • このバージョン5.1Aによって、DSD256(DoP)が可能になりますが、USBインターフェース・レベルで768kHzが必要になります。
  • nano iDSDとmicro iDAC2は、DACレベルでは768kHzをデコードできませんが、USBインターフェース・レベルで768kHZのPCMを受けるようにプログラムすることができるので、DSD256(DoP)が可能になるのです。
  • バージョン5.1Aを使用する際は、PCMのオーディオ設定を手動で正しく変更しなければなりません。そうしないと、オーディオがまったく出力されなくなります。
  • 換言すれば、PCMファイルを再生する際にはサンプリングレートを384kHZ以上に設定してはいけないということです。DSD256(DoP)を再生する時だけサンプリングレートを768kHzに設定してください。
  • DSDを再生する際にネイティブモード(つまりDoPではない)を使用する場合は、このファームウェアを使う必要はありません。使った場合には、DSDファイルがまったく再生されなくなります。
  • バージョン5.1Aは、nano iDSDとmicro iDAC2以外では使用しないでください。


2)micro iDSD用のファームウェア バージョン5.1B - スリープモード(スマートフォンを使う場合のみ)を無効に

  • これはスマートフォンを使う場合だけに使用するバージョンで、micro iDSDでこの5.1Bを使用する他の理由はありません。
  • micro iDSDはスリープモード時(たとえばPCに接続されている時)に充電しようとします。スマートフォンに接続されていると、コンピューターに接続されていると認識するので、スマートフォンから充電しようとしてしまいます。
  • バージョン5.1Bは、micro iDSD内でこのスリープモードを無効にするので、スリープモード時に充電しようとして、スマートフォンの電池を消耗させるということがなくなります。
  • バージョン5.1Bは、micro iDSD以外の製品では使用しないでください。
  1. nano iDSD本体用ファームウェア5.1→こちら
  2. micro iDSD本体用ファームウェア5.1→こちら
  3. micro iDAC2本体用ファームウェア5.1→こちら
  4. Retro Stereo50本体用ファームウェア5.1→こちら

DSDとDoP革命の背景
DoP DSDは、PCMとDSD-DoPの切り替え時に、機構上どうしても雑音が生じると知られています。この問題は、(すべてのではなく)いくつかのごく限られた再生ソフトウェアで扱われてきました。DSD再生において多くのソフトウェアがこの問題に苦労しているのは、そのためなのです。
そこで私たちiFiは、この問題を自ら取り上げて、「(PCの)箱の外で」考え、この「上流にある」問題を「下流の」ファームウェア・レベルで解決し、それを私たちのDSD再生が可能な機器のすべてに搭載することにしました。1年以上かかったこの過程で、私たちはDSD-DoPとPCMの相違があれこれ厄介を生み出す多くの分野で、問題を解決したのです。
DoPは音質が劣るとよく言われますが、ファームウェア内のコア・コードとクロックシステムを調整することによって、この点は今では(話にならないレベルではなく)議論できるレベルにまでなっています。というのも、私たちはDoPとネイティブDSD再生を比較対照することによって、プロセッサーを利用するという考え方を排除したからです。
ですから、ネイティブDSDとDoPのどちらでも、すばらしいDSD音質を引き出すことができるのだと確信して、そしてあとはご自身の体験に基づいて、どちらかを選択してください。DSDとPCMの場合と同じように、私たちはDSDとDoPのどちらも、同じくらい好きなのです。

2015年8月31日月曜日

DSD256用のファームウェア5.0にフレーバーをつけました 「どれにしますか?」

DSD256用の最新ファームウェア5.0に
フレーバーをつけました
バニラ、ストロベリー、チョコチップ… どれにしますか?

DSD DoP革命 - iFiファームウェア・バージョン5.0が新時代の到来を告げます。
iFiでは、ソフトウェアを社内で開発すると言えば、まさにそのとおりのことをします。今回は、ファームウェア・バージョン5.0(そしてそのサブバージョン)によって、私たちはさらに上へ、そしてさらに先へと進化しました。その理由は:
  1. ファームウェア・バージョン5.0「バニラ Vanilla」は、DoP経由のDSDを最適化して、DSDと同等のパフォーマンスを実現します。クリック音がなく、ASIOによるネイティブDSD(これまではWindowsのみで可能でした)と同等の音質を実現しているのです。DoPの30%のデータ・オーバーヘッドを保持しながら、iFiのファームウェアのスペシャル・コード最適化機能が、ASIOネイティブと同等の音質に引き上げています。音の良さという点では、どちらのプロトコルも今では同等になっています。
  2. スペシャル・サブバーション・ファームウェア5.0A「ストロベリー Strawberry」は、Mac OSやiOSで用いられているDoP経由のDSD256を可能にします(nano iDSDとmicro iDAC2のみで利用可能です)。Windows、OSX、Linusなどのコンピューター・プラットフォームはもちろん、スマートフォンやストリーマーを含むすべての主要なコンピューター・プラットフォームで、DSD256をサポートします。
  3. 追加サブバージョン・ファームウェア5.0B「チョコチップ Choco Chip」は、Android及びそれと同様の機器用に、micro iDSDのスリープモードを無効にします。これによって、最近の世代のAndroidを使用したスマートフォン、タブレット、ファブレットからmicro iDSDが電力を引き出すのを防ぎます。同時に、micro iDSDがスリープモードに入るときに生じていたクリック音やポップ音も防ぎます。
DSDとDoP革命の背景
DoP DSDは、PCMとDSD-DoPの切り替え時に、機構上どうしてもノイズが生じると知られています。この問題は、(すべてのではなく)いくつかのごく限られた再生ソフトウェアで扱われてきました。DSD再生において多くのソフトウェアがこの問題に苦労しているのは、そのためなのです。

そこで私たちiFiは、この問題を自ら取り上げて、「(PCの)箱の外で」考え、この「上流にある」問題を「下流の」ファームウェア・レベルで解決し、それを私たちのDSD再生が可能な機器のすべてに搭載することにしました。1年以上かかったこの過程で、私たちはDSD-DoPとPCMの相違があれこれ厄介を生み出す多くの分野で、問題を解決したのです。

DoPは音質が劣るとよく言われますが、ファームウェア内のコア・コードとクロックシステムを調整することによって、この点は今では(話にならないレベルではなく)議論できるレベルにまでなっています。というのも、私たちはDoPとネイティブDSD再生を比較対照することによって、プロセッサーを利用するという考え方を排除したからです。

ですから、ネイティブDSD(ASIO方式)とDoPのどちらでも、すばらしいDSD音質を引き出すことができるのだと確信して、そしてあとはご自身の体験に基づいて、どちらかを選択してください。DSDとPCMの場合と同じように、私たちはDSDとDoPのどちらも、同じくらい好きなのです。

そして、従来のファームウェアではASIOでしか対応していなかったnano iDSDのDSD256(11.2MHz)はDoPでも対応することになりました。すでにiOSにはHibikiを始めとしてONKYO HF PLEYER、KORG iAudioGate、KaiserToneなど多くのDSD256対応アプリがあり、それらはすべてDSD256の伝送にDoP方式を採用しています。これまでも、ポータブルDACでDoPによるDSD256に対応しているのはmicro iDSDだけでしたが、5.0A「ストロベリー Strawberry」を適用したnano iDSDもその列に加わることになるのです。






ファームウェア5.0「バニラ」Vanilla(for all)
  1. 適用可能機種:nano iDSD/micro iDSD/micro iDAC2/Retro Stereo 50
  2. 解説:すべてのOSに対応し、すべての特徴がオリジナルの機器のスペックと同じ。2015年9月以降に出荷されるiFi製品に搭載(iLink、iDACを除く)。
  3. 既知の問題:nano iDSDとmicro iDAC2においてDSD256はASIO経由でのみ利用可能(DoPではDSD256再生不可)。micro iDSDのみスリープモードにしたときある種のスマートフォンから電力を引き出すことがある。

5.0A「ストロベリー」Strawberry(only for some)
  1. 適用可能機種:nano iDSD/micro iDAC2
  2. 解説:nano iDSDとmicro iDAC2で、MAC OSX、iOS、Android、Linux上でDSD256が可能になるバージョン。DoP経由のDSD256を可能にしたい場合のみ必要。他の機能は通常のバージョン5.0と同様。
  3. 既知の問題:システムオーディオ(Mac OSX、iOS、Android、Linux)使用時には、OSがサポートしていれば、オーディオのデフォルトが768kHzのアップサンプリングに設定される。nano iDSDとmicro iDAC2は、768kHzのPCMの「無音」信号を受け取ると、出力をミュートしてしまうので、デフォルトのサンプリングレートを手動で384kHzに設定して、出力を可能にする必要がある。

5.0B「チョコチップ」Choc Chip (many contain nuts, not for everyone)
  1. 適用可能機種:micro iDSD
  2. 解説:micro iDSDのみに使用! Android及びそれと同様の機器で使用する際に、スリープモードを無効にする。
  3. 既知の問題:スリープモードを無効にすることによって、最近の世代のAndroidを使用したスマートフォン、タブレット、ファブレットからmicro iDSDが電力を引き出すのを防ぐ。同時に、micro iDSDがスリープモードに入るときに生じていたクリック音やポップ音も防ぐ。既知の問題:USB入力使用中にはSPDIF入力は使用不可。スリープモードがないので、通常のバージョン5.0と比べて実質的にバッテリー駆動時間が短くなる。

2015年8月26日水曜日

Retro発売のお知らせ

iFI Audio Retro(Stereo50LS3.5)は本国にてさらなる音質向上および生産性の向上を目的とした基板設計の変更を行ったため、日本で再度技適認証を行う必要が生じるなど、諸外国に比べて発売スケジュールに大きな遅れが出ておりましたが、このたびようやく技適証明を始めとする法的認証手続きが完了し、8月31日(月)に発売開始決定となりましたことをお知らせいたします。(※地域、流通の事情により一部前後する可能性アリ)
独自のプログラミング技術で世界最高スペックDSD512(22.5MHz/24.6MHz)/PCM768KHzへの対応を可能にしたUSB-DAC、AptXに対応したBluetooth、7種類のカーブ(RIAA、CCIR/Teldec、Columbia、Decca、DMM、EMI)に対応したフォノイコライザー、この価格帯としては破格の出力を持つ真空管+A級アンプ(25W+25W)、どんな低能率なヘッドフォンでも鳴らし切る7,000mWのヘッドフォンアンプを搭載したRetro Stereo50と、かつての名作BBCモニターを21世紀の視点から見つめなおし、iFIのオリジナルユニット、ノンネットワークによるタイムアライメントの追求、ダンピングを最小限に抑えるアコースティック・アクティブ・チューニングを採用したLS3.5、セットと分売でいよいよ日本上陸です!


なお、FUJIYA AVIC(東京・中野)、オリオスペック(東京・秋葉原)、ヨドバシカメラAKIBA(東京・秋葉原)において9月上旬より順次デモ機を設置させていただく予定です。

2015年4月18日土曜日

iFI Retro 発売遅延のお知らせとお詫び

FI-AudioのRetro System(Retro STEREO 50、Retro
LS3.5、及びフルセットシステム)について、4月下旬」の発売予告を出しておりましたが、iFI本社オフィスより「Retroの梱包パッケージを再設計し、輸送上より安全なものに取り替えた上で日本向け輸出を開始する」旨の連絡が入りました。
すでにiFI-Audioの日本語ブランドサイトでもお知らせしておりましたが、2月下旬よりヨーロッパから発売を開始したRetroですが、梱包の不具合による破損事故の事例が若干ながら報告されており、日本での流通には万全を期す、との決定により今回の措置となりました。

したがって、iFI Retroの日本での正式な発売は6月下旬に変更になりました。
ご予約いただきました多数のお客様に多大なご迷惑をお掛けすることをお詫びいたします。
iFI-Audio JP

2015年4月13日月曜日

iFI Retro - Power is everything パワーこそすべて

しかし、最終的に真空管アンプを首尾良く作り出すのも、ぶちこわしてしまうのも、出力トランスなのです。そして私たちが使っているものは、黄金時代の、そしてまた現代の、どんなものよりも優れています。コンフィギュレーションにおいてストレートライン(トーンコントロールがバイパスされる)で使った場合、信号回路でそれより先にある唯一の素子は、モーター駆動される16ミリのAlps製ブラック・ボリューム・コントロールだけです。それだけなのです!



トーンコントロールを使う場合は、パッシヴ型のJamesタイプのネットワークを最適化したものを、ボリュームコントロールの前の回路やプリアンプ回路(これはmicro iCANに見られるA級チューブ・ステート回路に由来しています)に挿入します。ここでもまた、信号にとって重要なすべてのパーツに、MELF抵抗(MELF形炭素皮膜固定抵抗器)とC0G(積層セラミックコンデンサ)が使われています。

それでも、古くから言われていることがあります:「どんなアンプも、電源次第である」。ここが、私たちが決定的に伝統を断ち切っている点です。私たちは「レゾナント・パワー・コンバーター」と呼ばれるものを使っています。これは、評判の悪いことが多い(確かにそのとおりであることも多いのですが)スイッチ・モード・パワー・サプライ(SMPS)に、動作の点ではちょっと似ていますが、典型的なSMPSの激しいスイッチングや電流量の多いスイッチングは避けています。これによって、SMPSの音の問題の多くを避けることができるのです。

このパワー・コンバーターは非常に高周波で動作します。一般のACサプライよりもずっと高速で、レギュレーションも施されています。つまり、商用電源の電圧がどうであれ(85ボルトより下から265ボルトより上に至るまで)、公称電圧はきわめて安定しているのです。一般の真空管パワーサプライは、パワーを引き出すにつれて「たるむ」傾向にあり、これが真空管アンプの「ぼやけた低音」の原因だと言われることがよくあります。電源がレギュレーションされていれば、電源は、信号がないところから最高出力に至るまで安定し、その結果強固で引き締まった低音が確保できるのです。

これにはさらなる利点があります。私たちはヒーターと高圧電流のために信頼性の高いレギュレーションされた電圧を確保できるので、商用電源の電圧の変化に対処するための余剰な電圧を残しておく必要がありません。その代わりに、私たちは一般よりも大きなパワーを生み出す最大限のスペックの設計を行うことができます。出力のパワーが増したことで電源の電圧に降下がないので、同じ出力真空管を使ったクラシックな設計の場合よりも、アンプからもっと大きなパワーを生み出すことができるのです。

そしてもちろん、レギュレーションされた電源は、ノイズが非常に低くなっています。Retro Stereo 50はSN比が2.83ボルト出力時に95dB(A)以上になっています。

Source: AMR/iFi measured on AP2

これは、多くのクラシックな設計のアンプの70dB(A)程度のSN比に匹敵します。そして今日でさえ多くの伝統的な設計の真空管アンプは80dB(A)以上のSN比を確保しようと苦闘しているのです。



注:上記2つのグラフは、X軸とY軸がまったく同じですから、並べて適切に比較することができます。

さらに重要なのは、Retro Stereo 50のノイズは、すべて真空管ノイズ(「チューブ・ラッシュ」とよく呼ばれます)であり、商用電源の周波数のせいだとされることのあるハム成分が存在しません。実際の場面でこれが意味するのは、たとえばもしも90dB/W/mのスピーカー(たとえばRetroのシステムに組み合わされるLS3.5)がRetro Stereo 50に接続された場合、1メートルの距離でのどんなノイズも、可聴限界よりも5dBほど低いということなのです。

したがって、Retro Stereo 50の場合は、いっそう微妙なところで美しい音が確保されていることになります。細心のテクノロジーとクラシックな真空管設計を組み合わせて、世界で最良のものを生み出しているのです。クラシックな真空管ではありますが、多くの人が真空管から連想するネガティブな側面(ノイズ、帯域の制限、パワーの制限、ぼやけた低音)はないのです。
 
実のところ、優れたスポーツカーがそうであるように、エンジンを吹かせば吹かすほど、反応が良好になります。Nirvanaを再生したいですか? Retro Stereo 50はきっとこう言うでしょう。「そんな小さな音量で僕をくすぐるのはやめてくれ。さあ、どんどん音量を上げようぜ」。

Retroの超高品質パーツ、さらにそれ以上

Retro Stereo 50の真空管増幅回路の残りの部分は、MELF抵抗(MELF形炭素皮膜固定抵抗器)を含む現代のSMDコンポーネント(表面実装部品)を使用してはいますが、まったくクラシックなものです。



C0Gキャパシター(積層セラミックコンデンサ)も使用しています。。。



旧友(昔なじみの回路)のパフォーマンスを新しい高みへと押し上げてくれるのです。。。

これらのパーツはいかに良質か?
説明しましょう。改良されたAMRのシグネチャーシリーズでは、それまでAMR機器のデジタルセクションに使われていたSanyo製の OSCON(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)に代わって、C0G(積層セラミックコンデンサ)が使われています。品質向上テクノロジーの例がこれです。そうです、これらの方法は、クラウドデザインで取り上げられたように、micro iDSDでも使われているのです。

真空管回路自体は超シンプルですが、同時に高度に洗練されてもいます。

ECF82ドライバー真空管は、「コンパウンド(複合)真空管」と呼ばれています。小さなシグナル5極管とかなりハイパワーな3極管を含んでいるのです。



5極管は唯一のボルテージ・ゲイン・ステージとして用いられています。この点で、ウェスタン・エレクトリックのクラシックな91Aアンプの設計に非常によく似ています。この91Aアンプは、シングルエンド・オペレーションによる300B真空管を世界に示したもので、真空管マニアの間では今なお最高の評価を保っているのです。



3極管は、5極管のゲイン・ステージと直接カップリングされており、「スプリット・ロード・フェーズ・スプリッター」と呼ばれるものとして動作します。これは2つの絶対的に等しい、しかし正反対のドライブ信号をパワーステージに供給します。この3極管はきわめてパワフルなので、私たちはこのパワーを使って、パワー真空管のためのパワフルなドライブ・ステージを創り出しています。EL84アンプのドライバーとしてよく使われているECC83真空管よりもずっと良好なドライブ力を持っているのです。

アンプ内の唯一のカップリング・キャパシター(ドイツのWima MKP-04タイプ)がドライバー・ステージとEL84パワー真空管をつないでいます。このEL84パワー真空管は、メンテナンスが容易なように、そしてまた調節不要で使用できるように、カソード・バイアス・モードで動作します。出力ステージは、「ウルトラ・リニア」と名付けられたコンフィギュレーションを使用しています。これによって、5極管動作による高効率性と3極管動作によるなめらかで音楽的なサウンドが良好にミックスされるのです。出力インピーダンスと歪みを低減するために、15dBほどのネガティブ・フィードバックが使われていますが、これはパフォーマンスを向上させながらも、多くのソリッドステートアンプが苦しんでいる、冴えのないハイフィードバック・サウンドをあまり生み出さないようにするのに、ちょうど良い数値なのです。

2015年4月12日日曜日

iFI Retro STEREO 50に採用されたEL84Xとは何か? そして他のEL84真空管とどう違うのか?

お客様からの質問…



私たちはレコード、SET(シングルエンド3極管)、フルレンジスピーカーが大好きで、様々な真空管をテストし、計測し、試聴した結果、EL84Xを見つけました。それは私たちが、一般に使われている6922sファミリーと比較した結果、GE5670プレミアム・ファミリーに出会ったのと同じようなものです。



EL84XはEL84とほぼ同じなのですが、現在製造されているEL84真空管と比較すると、主として評価が高い点、そしてもう少し音質が良い点が違います(少なくともRetro Stereo 50では、にんまりです)。



このブランド及びモデルの真空管の音質は、そのまま電気的特性につながっています。たとえば、ピーク・カソード・エミッション(陰極の電子放出量の上限)が標準的なEL84よりも高いので、より高いピーク電流を保持することができるのです。私たちの記録には、他の細かな点でもこの真空管が優れているという側面が多数記載されています。



EL84を使用したアンプの中には、何の変更もなしにEL84がそのまま使われるものもあれば、そうでないものもあります。Retro Stereo 50は、どちらの真空管を使ってもよいように設計されています(とはいえ、真空管の取り替えは保証が切れるまではお待ちください)。
理由は明らかですが、私たちは音質の良い、大量に入手できる真空管を求めて、市場を探しまわります。こうして私たちはこの真空管を見つけたのです。これは軍事用の真空管なので、オーディオ用に宣伝されることはなく、またオーディオ専用ともされていないのです。実際に使用すると、すばらしい“スーパーEL84”であることがわかります。EL84Xと命名されているのは、これが理由です。


明白な理由により、私たちは真空管の正確な番号を開示しないことにしています。取り替えはiFiでできますし、今後もずっとそうします。一般に販売されているEL84はまったく問題なくRetro Stereo 50で使用することができます。いずれは、私たちのEL84Xよりも音の良いEL84を製造する工場ができるかもしれませんね。

2015年4月1日水曜日

iFI流デジタルフィルター考察 ── アクティブフィルターか、パッシブフィルターか、それが問題だ(パート2)

How to filter digital audio - デジタル・オーディオにどうやってフィルターをかけるか

もしもデジタル・フィルター(これもまたまったくの悩みの種です)をなしにすれば、フィルターを作るためには、予測できる形で周波数に応じて変化する電子パーツが必要になります。

1. シンプルなフィルター - それなりの性能

いちばんシンプルなフィルターは、単一の抵抗をインダクターまたはキャパシターと組み合わせたものです。問題は、このようなシンプルなフィルターは信号とノイズをあまり区別できない点です。信号にはほとんど影響を与えませんが、ノイズに対してもそれほど有効ではないのです。


このシンプルなフィルターで得られるよりももっと信号とノイズを区別できるものが通常は必要になります。

2. パッシブフィルター - 理論的には良いが、実現は容易ではない

ひとつの方法は、多重抵抗をインダクターとキャパシターと組み合わせて使うことです。
これはパッシブフィルターと呼ばれます。

実際にキャパシターとインダクターを用いたフィルターは、100MHzまで効果があります。ですから、イメージだけでなく、スイッチングノイズまで、きわめて高い効果でフィルターをかけることができます。


高品質なインダクターはスペースを取り、コストもかかります。そしてまた、歪みをあまり生じさせないインダクターを見つけ出すのはむずかしいことが多いのです。この方法が今日あまり見られないのは、それが理由です。理想のフィルターにきわめて近いところにまでたどり着き、初期のデジタル装置にはもちろん使用されていたのですが。。。

3. アクティブフィルター - 猫の皮を剥ぐもうひとつの方法

残る方法は、アクティブフィルターを使用することです。この方法では、私たちは抵抗とキャパシターだけを使い、増幅によってインダクターを「シミュレーション」します。これはつまり、フィルター機能を形成するために、アクティブエレメント(素子)の増幅機能に依存するということです。

インダクターを排除する点以外のひとつの鍵となる有利な点は、アクティブフィルターによって設計者は、信号とノイズを区別する能力と、信号へのフィルターの影響の間のどのあたりで折り合いを付けるかについて、非常に大きな自由が得られるということです。

もうひとつ有利な点は、これらのフィルターについては幅広く論じられており、簡単に計算し、モデルを作ることができるということです。


不利な点もあります。一般のアンプのエレメントの大半は、周波数が高くなると増幅機能が低下するということです。多くのオーディオ・オペアンプは、数メガヘルツを超える周波数ではゲインが残りません。ですから、きわめて高い周波数では、フィルターは必要なフィルター機能を果たさなくなるのです。

つまり、こういったアクティブフィルターは、適切なパッシブフィルターよりも容易に、安価に導入することができ、いわゆる「イメージ」にうまくフィルターをかけることができるのですが、同時にまた、DACから生じるスイッチングノイズにフィルターをかけるために苦闘することも多いということなのです。

決断、決断、どうすればいいのか?

結局、様々な要求をどうやって満たすか、そして相容れない要素にどのように折り合いを付けさせるかは、設計者の選択になります。

nano iDSDでは、パッシブフィルターだけに依存していますが、フィルターの信号とノイズを区別する能力はiFiの他のDACほど優れてはいません。
micro iDSD、micro iDAC2、そしてRetro Stereo 50のDACでは、私たちは非常に帯域幅の広いオペアンプを使用して、パッシブフィルターとアクティブフィルターを組み合わせて使っています。

iDSD PROでは、予算とサイズの制約はあまり大きな問題とならないので、フル・パッシブフィルターを使っています。
nano iDSDを(クルマの)BMWのM1と考えれば、micro iDSD/iDAC2はM3、そしてiDSD ProはM5ということになります。

それぞれ値段が違い、エンジンや性能の特徴が様々なユーザーに合わせてあります。

(ついでながら、私たちは社内で独自にコードを開発しながら、(こともあろうに)基板上のXMOSを「リマッピング」して、理論上の「データシート・スペック」を超えさせてしまいました。iFiプラットフォームのQuad-DSD256とOcta-DSD512を見れば、それは明らかです。ですから、私たちのMシリーズは工場バージョンを超えているのです。)

クルマ好きの方々に尋ねられる前に言っておきますが、BMW i8は、AMR用に取ってあるのです。
原文
 

2015年3月31日火曜日

iFI流デジタルフィルター考察 ── アクティブフィルターか、パッシブフィルターか、それが問題だ(パート1)

iDSD Pro(※訳注:これまでmini iDSDとして開発中だった新製品。コンセプトと仕様を変更して2015年度内に発表予定)と増幅段のフィルター回路について興味深い疑問が提起されました。これは複雑なテーマです。

私たちが採った進路と、その背後の理由についてできる限りのことを皆様にお知らせしようと思いますので、ご忍耐ください。
専門的な話がたくさんありますので、なかなかやっかいです。もしも眠れなくなったら、とりあえずここをブックマークしておいてください。

Without further ado… あとはごたごたもなく。。。

そもそもなぜ信号にフィルターをかけるのか?

まず私たちは、DACチップが、望まれるオーディオ信号に加えて、かなりのスープラソニック(超音域)出力(これを「デジタル歪み」と呼んでもいいでしょう/※訳注:日本では量子化ノイズ Quantization Distortion と呼ばれる)を生み出すということを理解しなければなりません。これがどのようなものであるかは、多くの要因によって異なります。すべてのチップを見るのではなく、私たちがiFi製品に使用しているBB(バーブラウン製)DSDチップに絞って見てみましょう。

このチップは、通常11.3MHz~12.3MHzあたりのスピードで動作するコアを持っています。これは非常に高速です。これはコア内のエレメント(素子)がスイッチングする(切り替わる)速度です。スイッチングするわけですから、メインのスイッチング周波数よりもずっと高いところに到達する周波数成分を生み出します。


このスイッチングはオーディオ帯域外でノイズを生み出す過程のひとつであり、他の過程はサンプル理論に関連していて、しばしば「イメージ」と呼ばれるものを生み出します。単純に言えば、実際のオーディオ信号が周波数区間中のサンプリングレートの周囲で「鏡像」として再現されるということです。「ミラーイメージ」という名前の所以です。




オーディオ回路の大半は、そういったスープラソニック信号を処理することはできません。あまりに高速で、オーディオ信号に歪みを生み出すのです。したがって、私たちがどんなDACにも求めるのは、いわば望まれないノイズを「漉して」オーディオ信号だけを残すフィルターなのです。そして、そのフィルターがすべてのノイズを捕まえながら、オーディオにはまったくノータッチというのが理想なのです。

現実の世界には、理想的なフィルターは存在しません。スープラソニック・ノイズを除去するフィルターは、オーディオ帯域に影響を与え、フェーズ・レスポンスの変化あるいはトランジェント・レスポンスの変化のどちらかを、あるいはその両方を招くのです。




私たちは不十分なフィルター(ノイズの多くが通過しすぎてしまう)を慎重に選ぶというスキュラと、オーディオへのフィルターの過度な影響(ノイズの大半にフィルターをかけるが、音楽に多量の歪みを与えてしまう)というカリブディスの間を航海していかなければなりません(訳注/英文の筆者は、「シチリア島とイタリア本土の間にある巨岩にスキュラという怪物が住んでいて、カリブディスと名付けられた大渦の難を逃れるためにこの岩に近づいた船乗りたちを餌食にした」というギリシア・ローマ神話になぞらえてこの文章を書いている)。しかし、ある程度のフィルターをかけなければならないので、私たちはカリブディスの岩で難破したり、スキュラの混沌とした渦に吸い込まれないように(訳注/英文の筆者は、スキュラとカリブディスがそれぞれ何を指すのか、取り違えている)、何とか通過できそうなコースを海図を見ながら決めなければならないのです。

「第2部: デジタル・オーディオにどうやってフィルターをかけるか」に続く

2015年3月22日日曜日

OTOTOY DSD SHOP ✕ iFI シンガー岩崎愛11.2MHzライヴ音源をリリース&DSD SHOP来場者アンケート結果

昨年末、渋谷HIKARIEで行われたOTOTOY DSD SHOP 2014での12月14日の公開ライヴDSD256(11.2MHz)録音が先日から公開されています。レコーディング&マスタリングエンジニアは音楽ライターとしても知られる高橋健太郎さんです。

岩崎 愛
この力強い歌声を"最高音質"で感じる喜び——岩崎愛、DSD 11.2MHzで録音した弾き語りアルバムを独占配信!!
詳細についてはリンク記事を御覧ください。

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さて、OTOTOYさんから「OTOTOY DSD SHOP 2014(来場総数3139名)」の来場者アンケートの集計結果をいただいたので、その一部を以下にご紹介します。



▲設問1
性別

  • 男性 : 1296名
  • 女性 : 180名

合計 : 1476名


▲設問2
年齢
  • 10代 : 48名
  • 20代 : 378名
  • 30代 : 402名
  • 40代 : 443名
  • 50代 : 162名
  • 60代以上 : 42名
合計 : 1476名


▲設問3
ハイレゾを再生できる環境はありますか? 「ある」とお答えの方は、お使いのソフトウェア/ハードウェアを教えてください。

  • ある : 908
  • ない : 551

【ソフトウェア】(複数回答可)
  • iTunes : 510
  • AudioGate : 221
  • Audirvana Plus : 124
  • foobar2000 : 264
  • ONKYO HF PLAYER : 158
  • X-アプリ : 30
  • Media Go : 24
  • VOX : 7
  • USB Audio Player PRO : 7
  • ProTools : 3
  • HQPlayer : 1

【ハードウェア】(複数回答可)
□USB DACを使用

機種名

  • iFI-Audio iFI nano iDSD : 31
  • Pioneer U-05 : 24
  • KORG DS-DAC-10 : 21
  • KORG DS-DAC-100 : 14
  • LUXMAN DA-200 : 10
  • iFI-Audio iFI micro iDSD : 11
  • RME Babyface : 14
  • TEAC UD-501 : 18
  • TASCAM DA-3000 : 9
  • FOSTEX HP-A8 : 8
  • SONY UDA-1 : 8
  • GALAXY Note Edge SC-01G : 6
  • audio-technica ATH-900USB : 2
  • Denon DA-10 : 1
  • SONY PHA-3 : 2
  • RATOC Audio Lab : 1
□ポータブル・プレイヤーを使用
  • 総数:51
□その他
  • 総数:3



▲設問4
DSDを再生できる環境はありますか? 「ある」とお答えの方は、お使いのソフトウェア/ハードウェアを教えてください。
  • ある : 432
  • ない : 873
【ソフトウェア】(複数回答可)
  • AudioGate : 55
  • Audirvana Plus : 19
  • foobar2000 : 61
  • ONKYO HF PLAYER : 24


【ハードウェア】(複数回答可)
□USB DACを使用
機種名
  • iFI-Audio iFI nano iDSD : 24
  • iFI-Audio iFI micro iDSD : 11
  • TASCAM DA-3000 : 21
  • KORG DS-DAC-10 : 17
  • FOSTEX HP-A8 : 7
  • Denon DA-10 : 4
  • Pioneer U-05 : 8
  • TEAC UD-501 : 8
▲設問5
今回ご試聴いただいたハイレゾ、DSD対応機器のなかで、印象に残ったプロダクト(製品)はどれですか? その理由もご記入ください。(有効回答数 : 683)

iFI-Audioのプロダクトを回答された方は有効回答数683名中、134名でした。

  • iFI-Audio iFi micro-iDSD : 102
  • iFI-Audio Retro System : 32

理由
  • コンパクトでいい
  • 豊かな音の鳴りには感動せざるを得なかった
  • 手軽そうだったので、値段的にもスペース的にもいい
  • 気になっていた、渋いデザインなのにデジタル入力完備しているところ

2014年10月23日木曜日

秋のヘッドフォン祭2014(3)シンガーソングライターRie fuのDSD256音源、12月リリース音源も先行試聴!そして・・・

iFI-Audioの輸入・発売元トップウイングのブース内(13Fルーム「コスモ」②)において、NetAudio誌#16のDSD256付録音源「So-Re-Da-Ke」がご試聴いただけるほか、12月20日発売予定の「アニソンオーディオ」誌の付録音源であり、かつてRie fuが歌ったI wanna go to a place... (『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(2005)のエンディングテーマ/9年ぶりのセルフカバー弾き語り)も先行でご試聴いただけます!

そして、この2曲を収録したPyramix Masscore+hapiシステムをブースに持ち込みます。収録に使ったマルチトラック機材からの再生をそのままiFI機材につなげてヘッドフォンで確認できるようにしてしまいます!


秋のヘッドフォン祭2014(2)テクノボーイズP.G.秘蔵音源試聴!

iFI-Audioは来たる10月25日~26日に中野サンプラザ(東京)で開催予定の「秋のヘッドフォン祭2014」において以下音源の試聴を行います。


iFiのサポートにより行ったNetAudio誌Vol.15のDSD256(11.2MHz)音源が話題を呼んだテクノボーイズP.G.の、e-onkyoで24/96で配信されているハイレゾが、アイウィル佐藤純之介プロデューサーの特別のお計らいにより、この日初公開の32Bitバージョンで、iFiのブースにてじっくりご試聴いただけます!

テクノボーイズ2nd「good night citizen」ハイレゾの秘蔵32/96版と、現在放送中のTVアニメ『トリニティセブン』から、ED主題歌「BEAUTIFUL≒SENTENCE」「SHaVaDaVa in AMAZING♪」の2曲

もちろん、テクノボーイズP.G.のDSD256書き下ろし音源「Visible invisible」もPyramixから変換した様々なフォーマットで聴き比べしていただけます!

iFI-Audioの輸入・発売元トップウイングのブース内(13Fルーム「コスモ」②)にぜひお立ち寄りください。






秋のヘッドフォン祭2014 (1)Stereo 50 Retro Systemを参考展示

iFI-Audioは来たる10月25日~26日に中野サンプラザ(東京)で開催予定の「秋のヘッドフォン祭2014」に出展いたします。

iFI-Audioの輸入・発売元トップウイングのブース内(13Fルーム「コスモ」②)において、HiFiMAN、M2TECHなど、同社取り扱いブランドと共同での出展となります。

つい先日、音元出版主催「オーディオ銘器賞」において「銅賞」を受賞したmicro iDSDをはじめとする製品がほとんどご試聴いただけるのはもちろん、以下新製品を参考出展する予定です。




iFi Retro Stereo 50最終量産型プロトタイプを
秋のヘッドフォン祭に参考出品













先進のデジタル技術と最良の真空管アナログ技術を持つiFiが、
ミニコンポシステムを再定義します。

時代に影響されない古典的なアンプにインスピレーションを得たiFiのStereo 50は、Marantz 7、Leak Stereo 20、そしてBBC LS3/5aといった往年の銘器を現代の家庭用にアレンジした21世紀の「復活ステレオシステム」です。

1) 新進の技術:宇宙時代のOcta-Speed DSD512/PCM


Octa-Speed DSD512及びPCM768kHzが可能なのは、このRetro 50と、その姉妹機であるmicro iDSDだけです。このような先進のフォーマットを扱うことができるDACは、世界中を探してもありません。肝心のサウンドが良くなければ、これはすべて何の意味もなくなってしまいますが、Bit-Perfect処理機能を備えたBurrBrown社のチップセットがワンボックスの管球式ステレオシステムに組み込まれているということは、これが可能であり、しかも徹底期的にやれることを意味します。

2)ヘッドフォン天国

ヘッドフォンは、IEM(インイヤーモニター)からOEH(オーバーイヤーヘッドフォン)まで使用可能です。6.3ミリジャックは電力を多く必要とするヘッドフォン(Audeze、Hifiman、HD800)に対応し、3.5ミリジャックはもっと能率の高いヘッドフォンとIEMに対応します。3Dホログラフィック機能がオンでヘッドフォンが接続されていると、Stereo 50は自動的にスピーカー用3Dからヘッドフォン用3Dに切り替わります。その逆も、同様に自動的に切り替わります。
6.3ミリ標準ジャックの最大出力は8000mW、micro iDSDのTurboモードのさらに倍という強烈なパワーを誇ります。地球上のどんな低能率、高インピーダンスなヘッドフォンでも真空管サウンドで完全に鳴らし切ります。


3)旧式の技術:EL84とECF82を使用した古典的な管球式アンプ

プッシュプル式の純粋な管球式アンプによって、Retro Stereo 50は他に類を見ないほど、長期に渡って音楽を楽しんでいただけます。EL84×4本、ECF82×2本の構成です。リモコン操作が可能な日本のALPS社製のアナログボリュームコントロールによって、ダイナミックレンジの制約がなくなっています。


4)フルレンジの、クロスオーバーなしのLS3/5aスピーカー
磨き抜かれた専用の広帯域ドライバーとトゥイーター設計が最初からマッチングされた、高感度なLS3/5aスピーカーにはクロスオーバーがありません。1インチのシルクドームトゥイーターと5インチのペーパーコーンドライバーが、トランスミッション=ライン・ポート(60Hz-20KHz)を備えた岩のように固い竹製のキャビネットに納められています。これに加えて、アクティブアクースティックチューニング(AAT)によって、聴く人を音楽に引き込むRetroスピーカーのサウンド能力は、実に魅惑的です。



5)Bluetooth (aptX/NFC方式)接続が可能

AppleでもAndroidでも、Bluetoothで接続し、あなたの音楽をRetor Stereo 50に取り込んで流すことができます。




6)完璧なレコード再生

弊社のiPhonoは、マイケル・フレマーが25万USドルのシステムに採用したことで、レコード市場に衝撃波を引き起こしました。このiPhonoの回路がStereo 50にも使われています。2系統の入力端子と4系統のゲイン、6系統のEQカーブを設定できるフォノイコライザーを装備しているミニコンポがこれまであったでしょうか?MCカートリッジでもMMカートリッジでも、圧倒的な音質で再生し、ノイズフロアもほぼ皆無です。沈黙をお楽しみください!



おわかりのように、これに似た製品は、文字通り市場にはありません。Retro Stereo 50システムに驚愕する心の準備をしてください。

最新のスペックは以下の通りです:

販売形態と予想推奨価格:

  • 本体+SPセット:28万円(税別・予価)
  • Stereo 50 本体:16万円(税別・予価)
  • LS 3.5 SPシステム:14万円(税別・予価)
発売時期
  • 2015年初頭を予定


Input:

  • USB 3.0compatible with iPhone,iPod, iPad and Android Devices USB-OTG#  
  • SPDIF RCA/Optical (192KHz maximum)   
  • Bluetooth with AptX and NFC (48KHz maximum)   
  • Line in RCA/3.5mm X 2   Phono In (Line/MM)    
  • RCAPhono In (MC) RCA

Volume Control:
  • Alps (Japan) Motorised Potentiometer (< 3dB Tracking error)

DAC:

  • Single Burr-Brown DSD/PCM DAC

DAC Formats:

  • DXD 2x/1x (768/705.6/384/352.8kHz) Bit-Perfect Processing, fixed analogue filter
  • DSD 512/256/128/64 (24.6/22.6/12.4/11.2/6.2/5.6/3.1/2.8MHz) Bit-Perfect Processing, extended range analogue filter
  • HD PCM 192/176.4/96/88.2kHz Bit-Perfect Processing, minimum phase digital filter
  • CD PCM 44.1/48KHz Bit-Perfect Processing, minimum phase digital filter

Dynamic Range:

  • > 113dB(A)

Phono Stage:

  • Line in 3 Setting, 6dB Gain
  • 47K//100pF Input Impedance
  • MM In Setting, 40dB or 52dB Gain selectable
  • 47K//100pF Input Impedance
  • MC In Setting, 64dB GainDedicated 
  • MC Headamp ultra low noise bipolar on separate input socket
  • 330Ohm // 200pF Input Impedance

Output:

  • Speakers * 2 (4 - 8Ohm) 8,000mW
  • 3.5mm Headphone output (for High Sensitivity Headphones)
  • 6.3mm Headphone output (for Normal Sensitivity Headphones)

Analogue Signal Processing:

  • X-Bass, 2-Levels
  • 3D Sound for speakers & headphones, 
  • 2-LevelsTone Controls (Bass/Treble) +/-8dB

Signal to Noise Ratio:

  • > 90dB

Total Harmonic Distortion(THD):
  • < 1% @ 5W

Frequency Response:
  • 10Hz - 40KHz

Output Power (Speaker):
  • > 25W Music Power*

Tubes:ECF82 * 2, EL84 *4
  • Size:146 X 268 X 226mm (W X h X D)
* Measured using a music signal into into the matching seaker at the onset of clipping

Sensitivity:

  • 90dB/2.83V/1m
Freq response:
  • 60Hz - 20KHz 
Drivers:
  • 4.5" (115mm) Paper Cone Wideband Driver
  • 1.1" (28mm) Silk Dome Tweeter
Crossover:
  • 10KHz acoustic crossover
  • no electrical crossover on Wideband Driver
  • first order highpass on Tweeter
Enclosure Principle:
  • Transmission-Line port
  • Solid Bamboo EnclosureAcoustic 
  • Active Tuning with minimal damping
Size:
  • 146 X 268 X 226mm (W X h X D)


* all specification anechoic, 2pi steradian



2013年10月24日木曜日

iFI-Audioは「秋のヘッドフォン祭2013」に出展します。

iFI-Audioは「秋のヘッドフォン祭2013」に出展します。



iFI-Audioのブースは7階A会場6番、SONYさんのブースの対面で、HiFi-MAN、ZIONOTEと一緒の窓側ブースです。


26日にはiFI-Audioの主任エンジニア、トルステン・レッシュも来日いたします。



また、これまでのすべての機器に加え、nano iDSD、nano iCANほか、2013年から2014年初頭に発売される新製品がすべて展示可能となりました。



まだプロトタイプの試作機が多いので、nano iDSDをはじめ機能に制限がありますが、日本で発売前に音が聞ける貴重な機会です。是非iFI-Audioのブースにお立ち寄りください!