フレーバーをつけました
バニラ、ストロベリー、チョコチップ… どれにしますか?
DSD DoP革命 - iFiファームウェア・バージョン5.0が新時代の到来を告げます。
iFiでは、ソフトウェアを社内で開発すると言えば、まさにそのとおりのことをします。今回は、ファームウェア・バージョン5.0(そしてそのサブバージョン)によって、私たちはさらに上へ、そしてさらに先へと進化しました。その理由は:
- ファームウェア・バージョン5.0「バニラ Vanilla」は、DoP経由のDSDを最適化して、DSDと同等のパフォーマンスを実現します。クリック音がなく、ASIOによるネイティブDSD(これまではWindowsのみで可能でした)と同等の音質を実現しているのです。DoPの30%のデータ・オーバーヘッドを保持しながら、iFiのファームウェアのスペシャル・コード最適化機能が、ASIOネイティブと同等の音質に引き上げています。音の良さという点では、どちらのプロトコルも今では同等になっています。
- スペシャル・サブバーション・ファームウェア5.0A「ストロベリー Strawberry」は、Mac OSやiOSで用いられているDoP経由のDSD256を可能にします(nano iDSDとmicro iDAC2のみで利用可能です)。Windows、OSX、Linusなどのコンピューター・プラットフォームはもちろん、スマートフォンやストリーマーを含むすべての主要なコンピューター・プラットフォームで、DSD256をサポートします。
- 追加サブバージョン・ファームウェア5.0B「チョコチップ Choco Chip」は、Android及びそれと同様の機器用に、micro iDSDのスリープモードを無効にします。これによって、最近の世代のAndroidを使用したスマートフォン、タブレット、ファブレットからmicro iDSDが電力を引き出すのを防ぎます。同時に、micro iDSDがスリープモードに入るときに生じていたクリック音やポップ音も防ぎます。
DSDとDoP革命の背景
DoP DSDは、PCMとDSD-DoPの切り替え時に、機構上どうしてもノイズが生じると知られています。この問題は、(すべてのではなく)いくつかのごく限られた再生ソフトウェアで扱われてきました。DSD再生において多くのソフトウェアがこの問題に苦労しているのは、そのためなのです。
そこで私たちiFiは、この問題を自ら取り上げて、「(PCの)箱の外で」考え、この「上流にある」問題を「下流の」ファームウェア・レベルで解決し、それを私たちのDSD再生が可能な機器のすべてに搭載することにしました。1年以上かかったこの過程で、私たちはDSD-DoPとPCMの相違があれこれ厄介を生み出す多くの分野で、問題を解決したのです。
DoPは音質が劣るとよく言われますが、ファームウェア内のコア・コードとクロックシステムを調整することによって、この点は今では(話にならないレベルではなく)議論できるレベルにまでなっています。というのも、私たちはDoPとネイティブDSD再生を比較対照することによって、プロセッサーを利用するという考え方を排除したからです。
ですから、ネイティブDSD(ASIO方式)とDoPのどちらでも、すばらしいDSD音質を引き出すことができるのだと確信して、そしてあとはご自身の体験に基づいて、どちらかを選択してください。DSDとPCMの場合と同じように、私たちはDSDとDoPのどちらも、同じくらい好きなのです。
●ファームウェア5.0「バニラ」Vanilla(for all)
- 適用可能機種:nano iDSD/micro iDSD/micro iDAC2/Retro Stereo 50
- 解説:すべてのOSに対応し、すべての特徴がオリジナルの機器のスペックと同じ。2015年9月以降に出荷されるiFi製品に搭載(iLink、iDACを除く)。
- 既知の問題:nano iDSDとmicro iDAC2においてDSD256はASIO経由でのみ利用可能(DoPではDSD256再生不可)。micro iDSDのみスリープモードにしたときある種のスマートフォンから電力を引き出すことがある。
●5.0A「ストロベリー」Strawberry(only for some)
- 適用可能機種:nano iDSD/micro iDAC2
- 解説:nano iDSDとmicro iDAC2で、MAC OSX、iOS、Android、Linux上でDSD256が可能になるバージョン。DoP経由のDSD256を可能にしたい場合のみ必要。他の機能は通常のバージョン5.0と同様。
- 既知の問題:システムオーディオ(Mac OSX、iOS、Android、Linux)使用時には、OSがサポートしていれば、オーディオのデフォルトが768kHzのアップサンプリングに設定される。nano iDSDとmicro iDAC2は、768kHzのPCMの「無音」信号を受け取ると、出力をミュートしてしまうので、デフォルトのサンプリングレートを手動で384kHzに設定して、出力を可能にする必要がある。
●5.0B「チョコチップ」Choc Chip (many contain nuts, not for everyone)
- 適用可能機種:micro iDSD
- 解説:micro iDSDのみに使用! Android及びそれと同様の機器で使用する際に、スリープモードを無効にする。
- 既知の問題:スリープモードを無効にすることによって、最近の世代のAndroidを使用したスマートフォン、タブレット、ファブレットからmicro iDSDが電力を引き出すのを防ぐ。同時に、micro iDSDがスリープモードに入るときに生じていたクリック音やポップ音も防ぐ。既知の問題:USB入力使用中にはSPDIF入力は使用不可。スリープモードがないので、通常のバージョン5.0と比べて実質的にバッテリー駆動時間が短くなる。
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