ラベル DSD256 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル DSD256 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年2月5日金曜日

micro iDSD Diablo 発売のお知らせ(製品詳報)

  



PCM768/DSD512/MQAフルデコード対応
バッテリー内蔵USB, S/PDIF -DACアンプ
micro iDSD Diablo
標準的な小売価格:105,000円(税別)
発売日:2021年2月5日

 


悪魔のような赤い衣装をまとったmicro iDSD Diabloは、iFiのトップレンジのポータブルDAC&ヘッドフォンアンプで、そのフードの下にパワフルなエンジンを贅沢に積み込み、爽快なサウンド・パフォーマンスを生み出すべく、専門的なチューニングが施されています。

iFiがこれまでに生み出してきた中でも最高のバッテリー駆動DAC&ヘッドフォンアンプが、悪魔のように華麗なmicro iDSD Diabloです。iFiのポータブル機器の輝かしい製品群のトップに誇り高く位置すべく設計されたmicro iDSD Diabloは、純粋で混じりけのないサウンド・パフォーマンスを切望する真のヘッドフォン・ファンである純粋主義のみなさまのために組み立てられています。

166×72×25mmというサイズは、長年にわたって販売されているiFiのmicro iDSDシリーズと同じで、急速充電対応の内蔵バッテリーによって、デスクからリビングルームへ、さらには旅行かばんで、容易に持ち運ぶことができます。そのスマートな新デザインと火のような赤い仕上げは、他の一般的なオーディオ機器とはまったく異なった存在として際立ちます。

妥協のないスピードを求めて設計された高性能のスポーツカーと同じように、micro iDSD Diabloは、iFiの他のDAC&ヘッドフォンアンプが提供している機能を省いて(たとえばXBassや3Dなどのサウンド調節機能やBluetooth接続機能など)、純粋なサウンド・パワーに的を絞り、超高品質部品と専用設計回路を使用し、地球上のどんなヘッドフォンでも駆動する能力を備えています。USBやS/PDIF経由でデジタル・ソースに接続してヘッドフォンを接続すれば、魅力的なスピード、スケール、ダイナミックレンジを実現するように専門的にチューニングされた、このエリートクラス・デジタル・エンジンから送られてくる魅力的な音楽体験を体験できるのです。

DACの楽しみ

micro iDSD Diabloのデジタル・ステージは、iFiが幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを搭載しています。そのナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアによって選定したものです。このチップの2つは特製の「インターリーブ」コンフィギュレーションで動作します。これによって、4組(各チャンネル2組ずつ)の差動信号出力が実現し、これがノイズフロアを下げてチャンネル・セパレーションを改善し、DACの能力を増強して細部と微小な強弱の解像度を高めるのです。

iFiはバーブラウンのチップセットに豊富な経験を持っているので、バーブラウンの能力を最大限に引き出す方法を知っています。模範的なデジタル・ステージを生み出すには、特定のDACチップを選ぶだけでは不十分なのです。バーブラウンDACチップの能力を引き出すために重要な部品のひとつが、USBやS/PDIFデジタル入力経由でオーディオ・データを受信するXMOSチップです。micro iDSD Diabloは、処理能力が大幅に増強された新しいローレーテンシーのXMOSマイクロコントローラーを使用しています。現世代の8コアのチップと比較すると、この16コアのICはクロック・スピードが倍に、メモリーが4倍になっているのです。

iFiのデジタル開発チームは、このXMOSファームウェアを社内でプログラムして音質を最適化し、DAC回路との完璧な組み合わせを確保しています。デジタル・ステージにはジッター除去テクノロジーが幅広く適用されており、これには新開発の水晶発振器を備えたiFiのGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度のクロックも含まれています。



   

すべての音楽フォーマットを最高の品質で

ハイレゾ・オーディオのサポートも最高です。32bit/768kHzまでのPCMデータ、DSD512までのあらゆるレベルのDSD、そしてシングルスピードとダブルスピードのDXDをサポートしているのです。


バーブラウンのDACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」設計によって、PCMとDSDは別々の経路を通るので、これによってDSDもPCMも、それぞれがネイティブ、「ビットパーフェクト」のままで、アナログ変換へ送り届けることが可能になっています。これは他のブランドのDAC機器には見られないことも多い特長です。それらのDACの多くは、DSD対応を謳いながらも、実際にはDSD信号をPCMに変換しているのです。

ハイレゾ・ストリーミングの注目フォーマットであるMQA(Tidalの「Masters Tier」などで使用されています)もUSBとS/PDIF入力経由でサポートしています。新開発の16コアXMOSチップの処理能力によって、384kHzまでのMQAファイルをフル・デコードすることができます。つまり、MQA「レンダラー」による最後の「アンフォールド(展開)」とは違い、「3つのアンフォールド(展開)」によるフル・デコーディングを内部で実現することができるのです。世界中の幅広い機能を備えたDACではMQAが重要な検討要素になっています。Tidal Mastersをサブスクリプションしている人にとっては、micro iDSD Diabloはこのストリーミング・サービスが提供することのできる優れたサウンドを最大限に引き出すためのすばらしい方法になるのです。また、S/PDIF入力にCDプレイヤーのデジタル出力を接続することで、MQA-CDも楽しむことができます。

※S/PDIF入力経由のMQAフルデコード再生は、後日ファームウェアアップデートにて実装予定です。

PureWave − 最高に純粋なサウンドを実現するバランス回路設計


どのようなDAC&ヘッドフォンアンプにおいても、全体の品質を語る上でデジタル・ステージは全体の半分でしかありません。もう半分の重要なアナログ回路に関しては、一般的なDAC&ヘッドフォンアンプの多くが性能不足であるのが実状です。バランス・ディファレンシャル回路設計は、左右チャンネルを完全に分離することで信号経路内のノイズとクロストークを低減する能力によって、長年にわたって評価されてきました。しかしながらバランス回路は、シングルエンド回路よりも複雑でコストもかかるので、ハイエンドのハイファイ・コンポーネントでのみ使用されるのが伝統となっていました。

iFiはフル・バランス設計を一連の製品に徐々に導入しています。まずフラッグシップのProシリーズのコンポーネンツに、そしてエントリー・レベルのZENシリーズの機器に導入しています。iFiの最新のDAC2点(据え置き向けNEO iDSDとポータブル向けmicro iDSD Diablo)には、バランス・シンメトリカル・デュアルモノ・トポロジーを信号経路が短くダイレクトパスとすることで、さらに洗練させて使用しています。iFiはこの回路コンセプトを「PureWave」と呼んでいます。並外れたリニアリティと限りなく低いノイズと歪みによって達成された純粋なサウンドを表しているのです。 

パワフルなアンプがすばらしい音楽を生み出します

iFiのDAC&ヘッドフォンアンプのアンプ・ステージのパフォーマンスは高い評価を受けていますが、iFiはmicro iDSD Diabloをこれまででも最高のポータブルアンプにすることに注力しました。レファレンス・レベルのサウンドを引き出すべく設計しているのです。きわめて高感度なインイヤーモニターから莫大な電流を食うプレーナー(平面)型ヘッドフォンに至るまで、あらゆるタイプのヘッドフォンを易々とドライブする能力を持ったmicro iDSD Diabloは、驚異的なパワー(5000mW弱まで)、強力な駆動エネルギー、魅力的なダイナミックスを生み出し、これがテクスチュアや細部を高い解像度で再現する驚異的な能力と結び付いているのです。



様々なタイプのヘッドフォンやイヤフォンの電気特性は大きく異なりますが、これには3段階のゲイン切り替え機能で対応します。アンプ・ステージにどのような負荷がかかっても、パワーとゲインを調節することで適正に駆動するのです。「Turbo」は大電流を必要とするヘッドフォン用に駆動能力を増強します。「Eco」ではパワーが下がり、高感度のインイヤーモニターやバッテリーの持続時間を伸ばして長く楽しむ用途に適しています。「Normal」はその中間の役割を果たします。

micro iDSD Diabloの回路には高品質な部品が使われています。小型なポケットサイズのDAC&アンプと比較して、大型という要素を利点としているのです。デジタル・ステージとアナログ・ステージの両方に、iFi特製の超低歪みオペアンプを使用するとともに、手作業で選定したコンデンサーも使用しています。多層セラミック・タイプのTDK C0G、アルミニウム・ポリマー・タイプのパナソニック製OS-CONなどです。MELF薄膜抵抗器と太陽誘電のインダクタ、ムラタの部品も回路設計に組み込まれています。


これらはみな一般に使われている回路部品よりも高価ですが、ESR(等価直列抵抗)の低さ、高い安定性、低歪みといった、クラスをリードする品質によって、音質に大きな効果を発揮します。長時間にわたる試聴テストと実験室での厳格な分析を経て、音楽を最大に楽しむのに最適な回路の設計が決定されているのです。

micro iDSD Diabloの回路設計の重要な側面に、ダイレクト・カップリングがあります(つまりカップリング・コンデンサがないということです)。伝統的なDCサーボなしでこれを達成しているのですが、iFiではこの設計を「サーボレス・ダイレクト・ドライブ」と呼んでいます。同様に重要なのが、ボリューム・コントロール用に高品質なアナログ・ポテンショメーターを使用していることです。チップ・ベースのボリューム・コントロールと比較すると、音の透明度が高いのがわかります。これによって、アンプ・ステージの明晰性と解像度を最大限に引き出すことができるのです。 

OptimaLoop − 純粋にポジティブなネガティブ・フィードバック

「ネガティブ・フィードバック」は、出力信号と入力信号を比較してエラーを是正するために、アンプ回路で使われています。これによってゲインをコントロールし、歪みを低減させるのです。音質的に有効な手段ですが、一般的に用いられている、ひとつですべてに対応する「グローバル・ネガティブ・フィードバック」では、一方で問題を解決しながら他方では別の問題を目立たせるということが起こる可能性があります。フィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などが発生することにより、音質にネガティブな影響が生じることがあるのです。



回路の様々な部品にそれぞれ特別に適正化されたフィードバック・ループを持たせると良い結果が得られると認識したiFiは、通常のアプローチよりもずっと精確なネガティブ・フィードバック・システムを開発しました。これは、ひとつのグローバル・ループではなく、複数のフィードバック・パス(経路)で構成されており、それぞれのパスが特定の機能に最適化され、他のパスと相乗的に動作することで全体が最適化されたパフォーマンス生み出すようになっています。iFiはこの新しいコンフィギュレーションを「OptimaLoop」と呼んでいます。

このパワーは汚れることがない

micro iDSD Diabloは純粋で混じりけのないパフォーマンスに焦点を絞っていますが、これに呼応するように、電源回路にも多くの注意が払われています。バッテリー電源は、理論的には家庭用電源よりも有利なパフォーマンスを生み出します。超クリーンで安定したDC電流によって、家庭用電源で生じる可能性のある問題(ディップ〔電位の一時的な降下〕、スパイク〔電位の急激な変化〕、ノイズを誘導するRFI/EMI〔電磁干渉/無線周波数干渉〕汚染など)を回避することができるからです。しかしながらバッテリー電源には、充電量が減少すると出力電圧が低くなったり出力インピーダンスが安定しなくなったりする結果、音質が落ちるというマイナス面があります。micro iDSD Diabloの設計は、こういった問題にフルに取り組んでいます。

能率の悪いタイプのヘッドフォン(たとえばプレーナー・マグネティック・タイプ=平面型)を十分に歌わせるには、電圧を3.7Vから+/-15Vに上げる必要があります。これは、1.2MHzで動作するステップアップ・コンバーターを使用して実現しています。可聴帯域をはるかに超える周波数なので、典型的なスイッチング・モード電源よりもフィルターをかけるのが容易で、これによって高いリニアリティと超低ノイズが可能になっているのです。

micro iDSD Diabloの重要な各所には高周波の電源回路が用いられており、リニア・レギュレーションをそれぞれ独立して実行することで優れたPSRR(Power Supply Rejection Ratio=電源電圧変動除去比)を実現しています。ヘッドフォンアンプ・ステージは、ICレギュレーションをせず、総容量2320μFのパナソニックOS-CONコンデンサーを介して電源を供給します。DACセクションは、パッシブ・フィルターを加えた超低ノイズレギュレーターを用いることで、高調波歪みとジッターを低減しています。USB入力ステージでさえ専用のレギュレーションと複数ステージ・フィルターリングを行っており、マイクロプロセッサー・コントロール回路(デジタル・ノイズの原因になることがよくあります)も個別のレギュレーションを行っています。   

接続完了

ユニットの前面には、標準的なシングルエンド・コネクターであるヘッドフォン用の6.3mm出力端子とともに、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4.mmペンタコン出力端子が装備されています(この出力は負荷の大きいヘッドフォンには特にお奨めします)。高品質なヘッドフォンやインイヤーモニターでは、この4.4mmペンタコンプラグが最近ますます一般的になってきています。オプションでケーブルを4.4mmバランス接続用にアップグレードできるようになっている機種も増えています。パワーは、バランス出力で12.6V/4980mW(32Ω)、19.2V/611mW(600Ω)、シングルエンド出力で8.8V/2417mW(32Ω)、9.6V/153mW(600Ω)です。



シャーシの背面には、2つのデジタル・オーディオ入力端子が装備されています。USB-Aオス端子と、同軸/光に対応するS/PDIF入力です。S/PDIF同軸は3.5mmプラグで、S/PDIF光は同梱のアダプターで接続します。USB-A入力は、通常の「メス」ではなく「オス」になっています。これによって、他メーカーのDAC&ヘッドフォンアンプに広く見られるUSB/micro USBメスコネクタよりももっと完璧なメカニズムが実現します。Lightningポートを備えたiPhoneやiPadを使用する際にも、AppleのLightning→USBカメラアダプタを、USBメス→オスの変換アダプターなしに直接接続することができるのです。独立したUSB-C充電専用ポートや、外付けアンプ接続用の4.4mmバランス固定ライン出力端子も装備しています。

リファレンスのステイタスにふさわしいパッケージ

リファレンス・レベルの製品にふさわしいように、micro iDSD Diabloにはアクセサリーがふんだんに付属しています。micro iDSD Diabloは家庭用電源も内蔵のバッテリー電源も使用することができます。家庭用電源に接続した時に最適な音質を確保するためにiPower 5V AC/DC電源アダプター(単品6,800円[税別])を同梱しています。これを使えば、「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」によって、他の類似アダプターよりもノイズを著しく減少させることができます。

4.4mm→XLRバランス・ケーブルも付属しています。これによってmicro iDSD DiabloからXLRバランス入力端子を備えたプリアンプ、プリメインアンプやボリューム付アクティブ・スピーカーに接続することができます。他の付属品には、PCとmicro iDSD Diabloを接続するためのUSB-Aオス->USB-Aメスケーブル、USB-Cを備えたPC/モバイル端末用のUSB-Cオス->USB-Aオス変換アダプター(15cm)、iPower 5Vでmicro iDSD Diabloを充電するためのDC->USB-C変換アダプター、3.5mm->6.3mmシングルエンド出力接続用アダプター、光角->光丸アダプターが含まれており、持ち運び用のトラベルケースまで付属しています。

これに加えて、micro iDSD Diabloの初回発売分にはiFiのiPurifier 3 Aタイプ(単品20,000円[税別])がバンドルされています。このUSB「ノイズ・バスター」は、「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」を含む様々な技術を精密に組み合わせることによって、音質を低下させるあらゆる側面に対処するように設計されています。これらの付属品を別々に買えば、おおよそ3万円ほどになります。



ヘッドフォンを愛する人に悪魔のようにすばらしいサウンドをお届けするiFiのmicro iDSD Diabloは、2021年2月5日発売。標準的な小売価格は105,000円(税別)です。

主な仕様:

  • デジタル入力:USB 3.0 A(USB 2.0互換)、S/PDIF(3.5mm 同軸/光)
  • 対応フォーマット:DSD512/256/128/64    PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)    MQAフルデコード対応
  • アナログ出力:4.4mmバランス・ヘッドフォン出力、6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力、4.4mmバランス・ライン固定出力
  • 周波数特性:10Hz-80kHz (-3dB)
  • SN比:バランス:-120dB    シングルエンド:-114dB    
  • ダイナミックレンジ:バランス -120dB   シングルエンド:-114dB
  • THD + N:バランス 0.002%   シングルエンド 0.001%   
  • ヘッドフォン最大出力   バランス:>19.2V/611 mW (@ 600 Ohm)   >12.6V/4,980 mW (@ 32 Ohm)
  • シングルエンド:>9.6V/153 mW (@ 600 Ohm)   >8.8V/2,417 mW (@ 32 Ohm)
  • 消費電力:   Turbo 12W   Normal 5W    Eco 2W
  • バッテリー:リチウムポリマー 4800mAh
  • バッテリー充電仕様:充電用ポート USB-C (iFi iPower同梱)    BC V1.2、充電電流1900mAまで対応
  • サイズ:166×72×25mm
  • 重量:330g 
  • 初回限定特典:iPurifier 3 Aタイプ付属
  • 保証期間:12ヶ月
  • 標準的な小売価格:105,000円(税別)
  • JANコード:5060738784004
  • (仕様は予告なく変更になる場合があります)


2020年11月12日木曜日

micro iDSD Signature発売のお知らせ

バッテリー内蔵PCM768/DSD512対応USB-DAC/ヘッドフォンアンプ

micro iDSD Signature

  • 標準的な小売価格:79,000円(税別)
  • 発売日:2020年11月13日






世界でいち早くDSD512に対応し、好評を博したハイレゾDAC&ヘッドフォンアンプが、内部回路も筐体デザインも強化して、さらに良くなりました。それがmicro iDSD Signatureです。


家庭用及びプロ用で高い評価を得ているオーディオブランド、iFi audioが、いちばん人気の高い製品を再設計してmicro iDSD Signatureを生み出しました。数々の改良によって、パフォーマンスと使用感がさらに高まりました。

オリジナルのmicro iDSDを2014年にリリース、そのアップグレード・バージョンとしてmicro iDSD Black Labelを2017年にリリースして以来、micro iDSD シリーズはiFiのバッテリー内蔵USB-DAC/ヘッドフォンアンプのトップモデルとなっています。新製品のSignatureエディションは、並外れた音質と幅広い対応性で高い名声を得ていた前モデルmicro iDSD Black Labelから、回路設計において最重要部分をさらに強化し、4.4mmペンタコン・ヘッドフォン出力端子を装備しました。 

micro iDSD Signatureは、以前のmicro iDSD Black Labelと同様の172×67×27mmの押出成形アルミニウム筐体です。これはiFiの「micro」シリーズと共通ですが、micro iDSD Signatureは贅沢にもスペースブルーの仕上げを採用しています。 

内蔵充電バッテリーで動作するもののmicro iDSD Signatureはポータブルサイズというよりもデスクトップサイズに近い機器になっています。要するに、コンセントに接続しなくても使うことのできる、持ち運びが容易なDAC&ヘッドフォンアンプなのです。バッテリー駆動により、家庭用電源で稼働する製品よりも有利なパフォーマンスが実現します。超クリーンな安定したDC電源なので、AC電源で生じる電圧の急降下や急上昇、ノイズを誘導するRFI/EMI(電磁干渉/無線周波数干渉)による汚染といった問題が解消するのです。 

バッテリーは、接続されたヘッドフォンのタイプと再生モードに応じて、6〜12時間持続能です。使用中にバッテリーが消耗したら、電源機器に接続して充電しながら同時に再生することが可能です。 

コロナ下では家庭内の移動やワーケーション等により、様々な場所でPCを活用するシーンが多くなってきました。バッテリー内蔵のmicro iDSD Signatureはポータブル利用のみならず、容易に持ち運び、音楽再生を楽しむことができます。

デジタルエンジン






micro iDSD Signatureの「デジタルエンジン」は、iFiが幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを基本にしています。ナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルーネイティブ」のアーキテクチュアによって選定されたものです。以前のmicro iDSD Black Labelと同じように、このDACチップが2個、特製の「挟み込み」コンフィギュレーションで搭載されています。DACチップ2個による4組(各チャンネル2組ずつ)の差動動作の実現は、ノイズフロアが下がり、チャンネル・セパレーションが改善します。つまり、DACとしての能力を増強して細部と微小な強弱の解像度を高めるのです。





ハイレゾ・オーディオも最高フォーマットに対応しており、32bit/768kHzまでのPCM、DSD512までのあらゆるレベルのDSD、シングルスピード及びダブルスピードのDXDに対応しています。ハイレゾ・ストリーミングのコーデックであるMQA(TIDALの「Masters」などで使用されています)もレンダラー対応しています。バーブラウンのチップの「トゥルーネイティブ」設計のおかげで、PCMとDSDはそれぞれ独立した経路を通るので、DSDもPCMもアナログ変換までネイティブな形のままの「トゥルーネイティブ」を保持します。他のブランドのDAC機器には見られないことも多い性能です。




デジタルエンジンには、広範囲にわたるジッター除去テクノロジーが用いられています。これには、iFiのGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度クロックとインテリジェントなメモリー・バッファが含まれています。micro iDSD Signatureはまた、iFi独自のGTO(Gibbs Transient Optimized)デジタル・フィルターも装備しています。好みに応じて他のデジタル・フィルターもファームウェアのアップデートで利用可能です。 

http://ifi-audio.jp/firmwarenew.html

サーキットトレーニング(回路の改良) 

micro iDSD Black Labelのアンプ・ステージはバッテリー駆動のポータブルUSB-DAC/ヘッドフォンアンプでは最高品質であると広く認識されていました。きわめて高感度なIEM(インイヤーモニター)から莫大な電流を要求するプレーナー型ヘッドフォンに至るまで、あらゆるタイプのヘッドフォンを平気でドライブすることができるからです。今回のmicro iDSD Signatureのために回路は細かくチューニングされましたが、以前と同じパワー(4,100mWまで)とダイナミック性能は保持しています。信号経路の方はさらに洗練され、音のテクスチュアと細部を最大限に表現できるようになっています。


micro iDSD Signatureの回路には、全体にわたって高品質な部品が使われています。ポケットサイズのDAC&アンプと比較して大きめの筐体という要素を利点としているのです。



デジタル・ステージとアナログ・ステージの両方に、iFi特製の超低歪みオペアンプ(OV2028/OV2627)を使用するとともに、手作業で選定したコンデンサーも使用しています。多層セラミック・タイプのTDK C0G、ポリフェニレンスルファイド・フィルム・タイプのパナソニック製ECPU、アルミニウム・ポリマー・ソリッド・タイプのパナソニック製OS-CONなどです。MELF薄膜抵抗器と太陽誘電株式会社の誘導子、ムラタの部品も回路設計に組み込まれています。



これらはみな高価な部品ですが、ESR(等価直列抵抗)の低さ、高い安定性、低歪みといった、クラスをリードする品質によって、音質に大きな効果を発揮します。長時間にわたる試聴テストと実験室での厳格な分析を経て、音楽を最大に楽しむのに最適な回路の設計が決定されているのです。

回路設計の重要な側面に、ダイレクト・カップリングがあります。つまりカップリング・キャパシターがないということです。伝統的なDCサーボなしでこれを達成しているのですが、iFiではこの設計を「ダイレクト・ドライブ・サーボレス」と呼んでいます。 

幅広い対応力

ヘッドフォンとデジタル音楽プラットフォームがきわめて多様な中で、しかもそのどれもが異なった技術的特徴を持っている中で、多くのDAC&ヘッドフォンアンプ・メーカーの「フリーサイズの服(ワンサイズですべてに合う服)」というアプローチは、多くのユーザーが音楽を最高の音で聞くために必要としている対応幅の広さを提供できていません。iFiは製品をもっと柔軟に設計して、スイッチの切り替えで様々な設定に対応して精緻な音を生み出すようにしています。どのようなヘッドフォンにも合わせることができる設定、デジタル・オーディオ・ファイルの様々な品質に、そしてもちろん個人の好みに合わせることができる設定 — micro iDSD Signatureはこの幅広い対応性を徹底的に提供します。



デジタル・ステージは、様々なフィルターを設定することができます。PCMファイル用には「Standard」、「Minimum Phase」、「Bit-Perfect」を、そしてDSD用には「Standard Bandwidth」、「Extended Bandwidth」、「Extreme Bandwidth」を用意しています。アンプ・ステージも3つの設定によってパワーとゲインを調節することができます。「Normal」、「Turbo」(電力を多量に必要とするヘッドフォンを駆動するためにパワーを上げます)、そして「Eco」(高感度のIEMに合わせたり、バッテリーの持続時間を延ばすためにパワーを下げます)です。

感度の高いIEM(多くのDAC&アンプの苦手分野です)をさらに最適化するには、iFiのIEMatchテクノロジーを使います。これによって出力レベルを合わせることができるのです。2つのレベルのIEMatchが利用できます。「High Sensitivity(高感度)」と「Ultra Sensitivity(超高感度)」です。 



iFiのヘッドフォンアンプに馴染んでいらっしゃる人々は、XBass+と3D+の設定もおわかりになるでしょう。これらの特製回路は、micro iDSD Signature用に細かくチューニングされており、好みに応じてOnにしたりOffにしたりすることができ、音の純度を保ちながらアナログ領域で細かなチューニングを実行することができます。XBass+は周波数レスポンスを調節して低域を強化するので、オープンバック型のような低域の軽いヘッドフォンに有効です。3D+はヘッドフォンで音楽を聞く時によく感じる「頭の中で音楽が鳴っている」という効果を補正してヘッドフォンの音場を広げ、スピーカーを聞いているような体験をもたらしてくれます。 

最適化された入出力

筐体の背面には2つのデジタル・オーディオ入力端子が装備されています。USBオーディオ用のUSB-Aオスと、S/PDIF同軸/光に対応した3.5mmジャックです。S/PDIF同軸は3.5mmプラグで、S/PDIF光は光丸プラグで接続します。


珍しいことに、USBオーディオ入力は、通常の「USB-Bメス」ポートではなく「USB-Aオス」コネクターになっています。これによって、ポータブル端末との接続において他メーカーのDAC&ヘッドフォンアンプに広く見られるUSB/micro USBポートよりももっと完璧なメカニズムが実現します。Lightningポートを備えたiPhoneやiPadを使用する際にも、AppleのLightning-USBカメラアダプタ(CCK)を、USBメス→オスの変換アダプタなしに直接接続することができるので、有利です。


2つのデジタル入力端子の間にRCAアナログ出力端子が装備されています。これはラインレベル固定出力端子で、micro iDSD SignatureをDACとして機能させて、プリメインアンプやプリアンプに接続することができます。



フロント・パネルには、ボリューム・ノブ、XBass+、3D+スイッチの隣にヘッドフォン出力端子がペアで装備されています。標準的なヘッドフォン用の6.3mmシングルエンド出力端子(3.5mmプラグを備えたヘッドフォンはアダプタを使って接続することができます)と、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4.mmペンタコン、iFi「S-Balanced」出力端子です。高品質なヘッドフォンやIEMは、ますますこの4.4mmペンタコン端子を備えるようになっています。オプションでケーブルを4.4mmペンタコン用にアップグレードできるようになっている機種も増えています。この出力端子によって、最高の音質が実現するのです。

数々の変更点

前モデルのmicro iDSD Black Labelバージョンからのいちばんわかりやすい変更点は、細かくチューニングされたオーディオ回路、4.4mmペンタコン・ヘッドフォン出力端子、そして新しいスペースブルー仕上げですが、新しいSignatureエディションには、他にも多数の強化が盛り込まれています。

フロントパネルとリアパネルのプレートはよりスマートに見えるようにトリミングされ、再設計されたボリューム・ノブとXBass+と3D+用の新しいスイッチが備えられています。再生中のサンプリング周波数を表示するマルチカラーのLEDもフロントパネルに配置され、IEMatchのスイッチは(これまでのモデルと違って)ユニットの底面から側面に移されています。

USB-Cの充電ポートが、右側面の新しいバッテリー残量表示LEDの隣に配置されています。従来のmicro iDSD/micro iDSD BLはデジタルオーディオ入力用USB-Aオス端子からUSBバスパワーにより充電を行ってきましたが、micro iDSD Signatureではデジタルオーディオ入力USB-Aオス端子はデータ伝送専用となっています。つまり、データ伝送と電力供給が別々のポートによって行われます。従来に比べてバッテリー動作が明確になることで使用方法が分かりやすくなり、さらにはバスパワーによるデータ伝送の汚染を回避することができます。また、充電しながらの利用も可能です。

衝撃吸収用の足もユニットの底面を飾っています。こういったすべてが改良に加わり、iFiの高い評価を得ているmicro iDSDをこれまででも最高のバージョンにしているのです。 



主な仕様

  • デジタル入力: USB3.0-A オス(USB2.0 互換/iPurifier テクノロジー搭載) S/PDIF(3.5mm 同軸/光)
  • 出力: バランス:4.4mm
  • シングルエンド:6.3mm/RCA

DAC セクション

DAC:

  • Burr-Brown デュアルコアBit-Perfect DSD&DXD、PCM DAC
  • クロック:超低ジッターGMT フェムトセカンド・クロック

対応フォーマット:

  • DSD512/256/128/64、 DXD(768/705.6/384/352.8kHz)
  • PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/441.kHz)
  • MQA(レンダラー対応)

フィルター:
  • DSD Extreme/Extended/Standard
  • PCM Bit-Perfect/Minimum-Phase/Standard DXD Bit-Perfect Processing

ライン出力:

  • ダイナミックレンジ(Line):>117dB(A) THD&N(0dBFS Line):<0.003%
  • 出力電圧(Line):>2V  
  • 出力インピーダンス:<240Ω
  • ジッター(correlated):<AP2 test set limit

ヘッドアンプセクション

  • ヘッドフォン出力パワー: Turbo モード パワー(最大) 10.0V/4,100mW
  • パワー(連続) >1,560mW@64Ω >166mW@600Ω Normal モード
  • パワー(最大) 5.5V/1,900mW
  • パワー(連続) >100mW@300Ω  >950mW@32Ω Eco mode 
  • パワー(最大) 2.0V/500mW@8Ω
  • パワー(連続) >250mW@16Ω
  • ダイナミックレンジ(ヘッドフォン):>115dB(A)(Eco Mode, 2VOut) THD&N(ヘッドフォン 500mW/16R): <0.008% 
  • 出力電圧(ヘッドフォン): >10V(Turbo Mode)
  • 出力インピーダンス: <1Ω(iEMatch 非使用時)

その他の仕様

  • 最大出力:4,100mW@16Ω 負荷
  • 連続出力:1,000mW@64Ω 負荷
  • バッテリー:リチウムポリマー 4800mAh
  • 電源システム:USB-C 経由で充電、BCV1.2、1500mAまで
  • サイズ:172×67×27mm
  • 重量:295g
  • 保証期間:12ヶ月
  • 発売日:2020年11月13日 
  • 標準的な小売価格:79,000円(税別) 
  • JAN:5060738784080
  • ※仕様は予告なく変更になる場合があります。

2020年2月7日金曜日

iFi史上最小ポタアンhip-dac 今春登場&ポタ研で世界初披露

iFi史上最小ポータブルアンプの登場です!

2月26日発売→初回ロットは品切れでご迷惑をおかけしました。

次回ロット4月中旬予定

4.4mmバランス対応/MQA対応/尻ポケットに収まる→iFi史上最小サイズ/ゲイン切り替え機能「PowerMatch」実装






●製品名:hip-dac

仕様
●サポート・フォーマット:
DSD256/128/64 (Octa/Quad/Double/Single-Speed DSD)
DXD(384/352.8kHz)
PCM(384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)
MQA(レンダラー)

●デジタル入力:
USB3.0 A
ハイスピード・エイシンクロナスUSB2.0(32bit/384kHz)

●ヘッドフォン出力:
4.4mmバランス
3.5mmシングルエンド

●出力電圧:
2.0V/400 mW (16 Ohm)

●バッテリー:
リチウムポリマー 2200mAh

●電源システム:
USB-C経由で充電(BC V1.2 充電電流1000mAまで対応)

●消費電力:
消費電力:<2W(待機時)、4W(最大)

●サイズ:
102mm(奥行き)× 70mm(幅)×14mm(高さ)

●重量:
125g(0.28 lbs)

●発売時期:今春を予定 2020年2月26日(確定)

●標準的な小売価格
18,000円税別(19,800円税込)

●特記事項
2月8日(土)開催に開催されるポタ研にてデモ機を世界初披露します!

iFiの受賞歴のあるポータブルDAC&ヘッドフォンアンプ・レンジに、すべてが新設計の「hip-dac」が加わります。

ペトロールブルー(緑がかった青色)に銅をあしらったドレスをスマートに装った、どこにでも持っていける「hip-dac」は、ポケットにすっぽり収まるようにデザインされ、ハイレゾのスペックを幅広くカバーします。18,000円(税別)という価格がとても信じられないでしょう。

「hip-dac」は、スマートフォン、タブレット、PC、Macの性能の劣るDAC(DAコンバーター)とアンプ回路に代わって、ヘッドフォンのサウンドを改善します。そのデザインとパフォーマンスは、同クラスの他のDAC&ヘッドフォンアンプを大きく引き離します。「hip-dac」にUSB経由で再生機器を接続し、お気に入りのケーブル付きヘッドフォンやインイヤー・モニターをつないでください。「hip-dac」が大胆なほどのダイナミズムと流れるような洗練性に溢れたサウンドを生み出し、あらゆるタイプの音楽であなたを苦もなく魅了します。

家庭でも、オフィスでも、列車や飛行機でも、「hip-dac」は音楽を愛する人にとって切り離すことのできない友となるでしょう。



DACセクションは、iFiが各製品に幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを基本にしています。なめらかできわめて「音楽的な」音質と、「トゥルー・ネイティブ」のアーキテクチュアによって選定したチップです。これをiFiのカスタム設計回路と組み合わせることによって、「hip-dac」は、ビットパーフェクトPCM、ネイティブDSD、MQA(Tidalの「Masters」プランで使用されるハイレゾ・ストリーミングCODEC)を含むあらゆるデジタル・フォーマットから優れたサウンドを引き出すことができるのです。

ハイレゾPCMとDXDのオーディオ・データを384kHzのサンプリングレートまでサポートするとともに、DSDは2.8MHzから12.4MHz(DSD64、128、256)までサポートしています。バーブラウン・チップの「トゥルー・ネイティブ」デザインのおかげで、PCMとDSDはそれぞれ別々の経路を通るので、PCMもDSDもアナログ変換までネイティブな「ビットパーフェクト」の状態のまま伝送することが可能になります。これは、他のDAC&ヘッドフォンアンプの大半には不可能なことです。ロータリー式ボリューム・コントロールの両側にひと組のLEDが装備されていますが、これは再生中のデジタル・オーディオのフォーマットとサンプリングレートに応じて色が変わるようになっています。

クロックシステムとX-MOS

幅広くクロック・ロッキングを行うことによってジッター(デジタル歪み)を根絶します。iFiのGMTフェムト精度のクロック・システムを使用して、デジタル信号の純度をアナログ変換まで維持するのです。

競合他社のデザインとこのDACを、そしてまたiFiの他のDACを差別化しているもうひとつの回路が、XMOSチップです。このチップは、USB入力で受信したオーディオ・データを処理するのですが、そのプログラムはiFiが作成しています。一般に市販されているファームウェアは、オーディオ・グレードのサウンド用には最適化されていません。iFiはこれに頼るのではなく、独自の専用ファームウェアをプログラムすることによって、オーディオ処理を強化しているのです。

iFiはソフトウェア開発を常に行っているので、ファームウェアのアップデートによってプログラムを追加したり最適化することができ、これによって「hip-dac」は再生を最優先するように最適化され、長年にわたって最先端の状態を保つようになっています。iFiの異なったバージョンのファームウェアをダウンロードしてインストールし、異なったデジタル・フィルターを試すことさえできるのです。

アナログステージ
「hip-dac」のアンプ回路はバランス設計になっています。これは、この価格帯のDAC&ヘッドフォンアンプではきわめて珍しいことです。バランスオーディオ回路は、信号経路内のノイズを低減することができるので、有名なハイエンド・オーディオ・エレクトロニクス・エンジニアのジョン・カール(現在はiFiの技術顧問を務めています)が長年にわたって擁護している方式です。カールは、トルステン・レッシュが率いるiFiの社内テクニカル・チームと密接に活動し、この種の機器では例外的なほどの品質を持ったアナログステージを生み出したのです。

この回路は、オーディオで使用するという背景で注意深く選定された一連の高品質な部品を使用しています。それには、iFi特製のOVオペアンプ、TDKのC0Gクラス1セラミック・キャパシター、テキサス・インスツルメンツの高精度低ノイズ電源IC、高品質なアナログ・ボリューム・ポテンショメーター(多くのポータブルDAC&ヘッドフォンアンプは性能の劣るデジタル・ボリューム・コントロールを使用しています)が含まれています。

ヘッドフォンアンプ出力は公称値が400mWなので、接続されるヘッドフォンンのインピダーンス次第ではバランス出力から700mW以上を引き出すことができます。これは「hip-dac」と同価格帯の製品と比較すると、見事な数値です。あらゆるタイプのヘッドフォンやイヤフォンを易々と駆動することができるのです。

アンプステージはゲインの切り替え機能を備えており、iFiはこれを「PowerMatch」と名付けています。これによって、ヘッドフォンの負荷に駆動レベルを合わせることができます。入力感度を調節することによって信号の強さを調節するのです。インイヤーモニターのような高感度のヘッドフォンのタイプでは、「PowerMatch」を低い数値のままにしておくことで、超低ノイズのパフォーマンスが実現します。ご使用のヘッドフォン(たとえばオンイヤーあるいはオーバーイヤー・タイプのヘッドフォンの大半)にもっと駆動力が必要な場合には、フロントパネルの「PowerMatch」ボタンを押してゲインを増加させます。

出力は2系統装備しています。シングルエンド・ケーブル&端子を装備したヘッドフォン用の3.5mmソケットと、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4mmペンタコン出力です。このバランス接続によって、「hip-dac」のバランス設計の利点をフルに楽しむことができます。さらに、3.5mm出力はiFi専用のS-バランス回路を搭載しているので、通常のシングルエンド・ヘッドフォンを接続しても、クロストークとそれに関連する歪みを半減します。これは、高感度のインイヤー・モニターでは特に有益です。「hip-dac」の「PowerMatch」機能と組み合わせることによって、こられの出力は、他社の同価格帯のDAC&アンプが対応しているものよりももっと幅広いタイプのヘッドフォンやイヤフォンから、クラスをリードするパフォーマンスを引き出します。





1. PowerMatchⓇ(ON/OFF)
PowerMatchを使用すると、ヘッドフォンのインピーダンスと感度を最適に合わせることができ、最高に効率の良いパフォーマンスを生み出します。
インイヤーモニターを使用する場合はPowerMatchを「OFF」にして試してみます。ヘッドフォンを使用する場合はPowerMatchを「ON」にして試してみます。

2. XBassⓇ(ON/OFF)
多くのヘッドフォンは正確な低域レスポンスを生み出すことができません。XBassⓇは、失われた低域レスポンスを「取り戻す」ことを目指して設計されたアナログ回路で、これを使用することによってオリジナルの音源をより正確に再現することが可能になります。

3. オーディオ・フォーマットLED(kHz)
hip-dacが音楽ソースから受け取ったオーディオ・フォーマットとサンプリング周波数に応じてLEDの色が変わります。

4. 電源のON/OFF、アナログ・ボリューム・コントロール
Hip-dacのアナログ・ボリューム・コントロールは、どんなデジタル・ボリューム・コントロールよりも優れています。

5. 4.4mmバランス・ヘッドフォン出力

6. 3.5mmシングルエンド・ヘッドフォン出力




接続、バッテリー

「hip-dac」のUSB入力は、32bit/384kHzまでのオーディオ・データに対応し、「スーパースピード」のUSB3.0に準拠しています。もちろん、下位のUSB2.0互換です。エイシンクロナスで動作するので、データ・レートは「hip-dac」の専用オーディオ・クロック回路でのみレギュレートされ、その結果ソース機器からの正確でジッターのないデータ伝送が確保されるのです。

USBポートは2つ装備しています。USB-Aはオーディオ・データ用で、USB-Cは充電用です。珍しいことですが、USB-A入力は通常の「メス」ポートではなく、「オス」端子になっています。これによって、他メーカーのDAC&ヘッドフォンアンプに広く装備されているUSBポートやマイクロUSBポートよりも完全なメカニズムが実現します。これはまた、iPhoneやiPadを使用する際にも有利になります。なぜなら、AppleのLightning - USBのカメラアダプタを、「メス→オス」のUSBアダプタなしでそのまま接続することができるからです(カメラアダプタは、AppleのiOS機器をサードパーティー製のUSB機器に接続する際に必要になります)。





「hip-dac」の2200mAhバッテリーは、ボリューム・レベルや接続されたヘッドフォンの電力消費に応じて、8~12時間の再生に対応します。USBケーブルが3本同梱されています。USB-C OTG(On-The-Go)ケーブル(Android機器やPC/MacをUSB-Cポートに接続するのに理想的です)、USB-Aケーブル、USB-A-Cの充電用ケーブルです(AppleのiOS機器を接続するのに必要なカメラアダプタは別途購入してください)。

ペトロールブルーの102mm×70mm×14mmの成型アルミニウム製エンクロージャーに収められた「hip-dac」は、トレンドにぴったりの色で、高級感のある外観と感触を持っています。Pantoneの「カラー・オブ・ザ・イヤー2020」もブルーなのです。ヘッドフォン・ファンを元気付ける「hip-dac」は今春の発売、価格は18,000円税別を予定しています。



MQA

この価格帯では数少ないMQA(レンダラー方式)対応です。MQAの技術的な側面、および方式についてはMQA.jpのサイトをご参照ください。
マニュアルは製品マニュアルのページに上げてあります。

2019年10月15日火曜日

iFi ZEN Blue、及びバランスライン専用ケーブルWhite Barrel Y字(4.4mm→XLR3ピンL&R)発売のお知らせ

iFiは、高品質で超低価格の一連のデスクトップ・オーディオ製品「ZENシリーズ」の発売を開始します。その第一弾として 最新のハイレゾ・コーデックのすべてをサポートした、世界初のBluetoothレシーバーで、スマートフォン、タブレット、PC、Macからあらゆるオーディオ・システムへ最高品質の音楽ストリーミングを伝送することができる「ZEN Blue」を発売いたします。

ZEN Blue

  • 製品名:ZEN Blue
  • 発売日:2019年10月18日(金)
  • 標準的な小売価格:18,000円(税別)19,800円(10%税込)
  • 電源:DC5V
  • チップセット:Qualcomm QCC 5100 series
  • 入力:Bluetooth 5.0TM with AAC, aptX, aptX HD, LDAC*, HWA* Codec
  • 出力:Optical/Coaxial, Audio RCA L/R, 4.4バランス・ライン出力
  • 周波数レスポンス:20Hz - 20kHz <+0/-0.5dB (44.1kHz)  1Hz - 44khz <+0/-3.0dB (>= 88.2kHz
  • 出力電圧: 2.05V (+/-0.05V)
  • ダイナミック・レンジ:109dB (A)
  • SN比:109dB (A) @ 0dBFS
THD & N@0dBFS:< 0.0015% 10k Load
  • 出力インピーンダンス:< 50Ω
  • 消費電力:< 2.5W
  • サイズ:158mm(長さ)×100mm(幅)×35mm(高さ)
  • 重量:76g(1.05ポンド)
  • 保証期間:12ヶ月
  • 日本オーディオ協会ハイレゾワイヤレスロゴ取得
  • バーコード:5081313082476
  • その他詳細:http://ifi-audio.jp/zenblue.html

  • *LDACとHWAは将来のファームウェアのアップデートによって利用可能になります。
  • 仕様は予告なしに変更になる場合があります。
  • 総務省技適認証取得済(※認証シールのない並行輸入品はすべて電波法違反となります。ご注意下さい)


ZEN Blueのラインバランス出力は4.4mm5極端子です。
通常はヘッドフォン端子に使われる端子ですが、通常のXLRバランスライン入力に出力するためには変換が必要です。



これをXLR3ピンLRに変換するY字ショートケーブル「White Barrel 4.4mmオス→XLR3ピンオスx2」をトップウイング・ブランドで発売します。線材にPC Triple-Cを用いた高品位ケーブルです。
この種の4.4mm端子を用いたY字ケーブルは海外で市販品もありますが、グラウンド接続がなされていないものも多く見受けられます。これではバランス接続になりません。このWhite Barrelはグラウンドもきちんと接続、バランス接続の特徴である相互干渉、及びクロストークの低減効果をもたらします。

●ブランド:トップウイング
●製品名:White Barrel 4.4XLR
●仕様:4.4mmオス→XLR3ピンオスx2
●バーコード:4589631463546
●標準的な小売価格:18,000円(税別)19,800円(税込)



White Barrel 4.4mmオス→XLR3ピンオスx2

2018年4月23日月曜日

xDSD発売決定-THE NEXT GENERATION OF PORTABLE AUDIO 次世代のポータブル・オーディオ

THE NEXT GENERATION OF PORTABLE AUDIO 次世代のポータブル・オーディオ






イントロダクション(序)

2014年にiFiオーディオがオリジナルのmicro iDSDヘッドフォン・アンプ&プリアンプ&DACを発売した時、小型のポータブル・ハイパフォーマンスDACの障壁が取り払われました。昨年の11月にはnano iDSD Black Labelが導入され、MQA(Master Quality Authenticated)オーディオのサポートを含む数々の新しい特徴を搭載しました。そして今、iFiはxDSDの発売によって、再び自らを超えました。それは、次世代を担うポータブルDACの最初の製品なのです。

サウンドの向上

すべてのボリューム・レベルでフル解像度を保持する、純粋なアナログ・ボリューム・コントロールによって、xDSDはあらゆるスマートフォン、DAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)、コンピューターのサウンドを大きく向上させます。選択可能な3D+MatrixとXBass+の機能が、注意深いリスナーに感度とパワーをもたらします。室内にアーティストが出現し、音楽と歌詞があなたの周囲を流れるのです。

xDSDは、超ポータブルでワイヤレスでありながら、MQAを含むハイレゾ・フォーマットをサポートし、しかもチャンネルあたり500mWのパワーを生み出すという課題を、見事にクリヤーしています。

盛りだくさんの特徴

特性の点では、xDSDはmicro iDSDと同じですが、さらに先を行っている部分もあります。

  • 耳の肥えたリスナーのためのバーブラウン・ハイレゾ・トゥルー・ネイティブDSD DACチップセット。
  • チャンネルあたり500mWのパワーを持つデュアル・モノ・ヘッドフォン・アンプが、32オームのヘッドフォンからも600オームのヘッドフォンからも、潜在能力をフルに解き放ちます。
  • PCM768kHz、DSD512までのハイレゾ・オーディオ。
  • すべてのハイレゾMQAエンコード・ファイルを再生可能。
  • ワイヤレスBluetooth(aptX及びAAC)がCD品質のサウンドをワイヤレスで伝送。
  • 互換性のある3.5mm S-バランス・ヘッドフォン出力によって、シングル・エンド・ヘッドフォンもバランス接続の利益を得ることが可能。
  • アドバンスト・アナログ・シグナル・プロセス(ASP)、3D+Matrix、XBass+による、ヘッドフォンに最適化された回路。
  • すべてのボリューム・レベルでフル解像度を保持する純粋なアナログ・ボリューム・コントロール。
  • オーディオファイル・デジタル・フィルター:「Measure」と「Listen」の切り替え式。
  • 6~8時間の再生時間を実現する、大容量の2200mAhリチウム・ポリマー・バッテリー。


SMALL IS BEAUTIFUL 小さいことは美しい

これらすべての特徴が、サイズ=95x66.5x19mm、重量=127gのマグネシウム・アルミニウム合金製のでこぼことしたボディに詰め込まれています。micro iDSDと似たところがありますが、Bluetoothによるワイヤレス機能があるので、コントロール系のレイアウトは大きく異なっています。

フロント・パネルのコントロール系を見てみましょう(左から右へ): 



  1. 3.5mmヘッドフォン・ジャック(TRRSバランス対応、マイクのサポートはなし、ラインアウトに切り替え可能)。
  2. ジャックの右の2つのRGB LEDがサンプリング・レートと選択されている入力を表示します。
  3. ボリューム(プッシュ・ボタン付きロータリー・ノブ)。中央が半透明で、ボリュームの状態がバックライトで表示されます。
  4. 3D+Matrix/XBass+ボタンの右の2つの白色LEDが3D+Matrix/XBass+を表示します。
  5. 3D+Matrix/XBass+ボタンを押すと、「OFF」「3D+Matrix」「XBass+」「3D+Matrix及びXBass+」を順番に切り替えることができます。


リア・パネルのコントロール系(左から右へ):



  1. 3.5mm S/PIDF端子(同軸と光のコンボ、192kHzをサポート)。
  2. USB A OTG入力端子。
  3. フィルター・スイッチ: 「measure」と「listen」をスライド式で切り替え。
  4. 充電用マイクロUSB接続端子(電源入力専用。急速充電用にフル充電検知機能付き)。
  5. マイクロUSBポートの下にあるRGB LEDがバッテリーの状態を表示。

xDSDで再生した音楽に浸っていると、あっという間に時が過ぎてしまいます。ギターの音はリアルで、スタインウェイ・ピアノは、電子ピアノの「ガラスのような」音ではなく、「木質の」音がするのです。

仕様

USB入力: ~PCM768kHz & DSD512(24.6/22.6MHz)
S/PDIF同軸及び光入力: ~192kHz/24Bit
ダイナミック・レンジ: >113dB (A)
ボリューム・コントロール: 101dB (1dBステップ)
出力電圧:  > 2.82V/500 mW @ 16 Ohm
               > 3.7V/270 mW @ 50 Ohm
               > 3.8V/48 mW @ 300 Ohm
               > 3.8V/24 mW @ 600 Ohm
ライン出力レベル: > 2.1V @ 0dBFS (& 0dB Volume)
THD & N特性(1V/16R): < 0.005%
出力インピーダンス: < 1Ω
バッテリー: 3.8V/2200mAh
サイズ: 95mm(縦)x 66.5mm(横)x 19mm(高さ)重量: 127g
保証期間:12ヶ月
標準的な小売価格:54,000円(税別)/58,320円(税込)
日本での正式発売日:2018年4月28日(土)



xDSDは春のヘッドフォン祭2018で展示&新製品発表会を実施いたします。