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2021年2月5日金曜日

micro iDSD Diablo 発売のお知らせ(製品詳報)

  



PCM768/DSD512/MQAフルデコード対応
バッテリー内蔵USB, S/PDIF -DACアンプ
micro iDSD Diablo
標準的な小売価格:105,000円(税別)
発売日:2021年2月5日

 


悪魔のような赤い衣装をまとったmicro iDSD Diabloは、iFiのトップレンジのポータブルDAC&ヘッドフォンアンプで、そのフードの下にパワフルなエンジンを贅沢に積み込み、爽快なサウンド・パフォーマンスを生み出すべく、専門的なチューニングが施されています。

iFiがこれまでに生み出してきた中でも最高のバッテリー駆動DAC&ヘッドフォンアンプが、悪魔のように華麗なmicro iDSD Diabloです。iFiのポータブル機器の輝かしい製品群のトップに誇り高く位置すべく設計されたmicro iDSD Diabloは、純粋で混じりけのないサウンド・パフォーマンスを切望する真のヘッドフォン・ファンである純粋主義のみなさまのために組み立てられています。

166×72×25mmというサイズは、長年にわたって販売されているiFiのmicro iDSDシリーズと同じで、急速充電対応の内蔵バッテリーによって、デスクからリビングルームへ、さらには旅行かばんで、容易に持ち運ぶことができます。そのスマートな新デザインと火のような赤い仕上げは、他の一般的なオーディオ機器とはまったく異なった存在として際立ちます。

妥協のないスピードを求めて設計された高性能のスポーツカーと同じように、micro iDSD Diabloは、iFiの他のDAC&ヘッドフォンアンプが提供している機能を省いて(たとえばXBassや3Dなどのサウンド調節機能やBluetooth接続機能など)、純粋なサウンド・パワーに的を絞り、超高品質部品と専用設計回路を使用し、地球上のどんなヘッドフォンでも駆動する能力を備えています。USBやS/PDIF経由でデジタル・ソースに接続してヘッドフォンを接続すれば、魅力的なスピード、スケール、ダイナミックレンジを実現するように専門的にチューニングされた、このエリートクラス・デジタル・エンジンから送られてくる魅力的な音楽体験を体験できるのです。

DACの楽しみ

micro iDSD Diabloのデジタル・ステージは、iFiが幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを搭載しています。そのナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアによって選定したものです。このチップの2つは特製の「インターリーブ」コンフィギュレーションで動作します。これによって、4組(各チャンネル2組ずつ)の差動信号出力が実現し、これがノイズフロアを下げてチャンネル・セパレーションを改善し、DACの能力を増強して細部と微小な強弱の解像度を高めるのです。

iFiはバーブラウンのチップセットに豊富な経験を持っているので、バーブラウンの能力を最大限に引き出す方法を知っています。模範的なデジタル・ステージを生み出すには、特定のDACチップを選ぶだけでは不十分なのです。バーブラウンDACチップの能力を引き出すために重要な部品のひとつが、USBやS/PDIFデジタル入力経由でオーディオ・データを受信するXMOSチップです。micro iDSD Diabloは、処理能力が大幅に増強された新しいローレーテンシーのXMOSマイクロコントローラーを使用しています。現世代の8コアのチップと比較すると、この16コアのICはクロック・スピードが倍に、メモリーが4倍になっているのです。

iFiのデジタル開発チームは、このXMOSファームウェアを社内でプログラムして音質を最適化し、DAC回路との完璧な組み合わせを確保しています。デジタル・ステージにはジッター除去テクノロジーが幅広く適用されており、これには新開発の水晶発振器を備えたiFiのGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度のクロックも含まれています。



   

すべての音楽フォーマットを最高の品質で

ハイレゾ・オーディオのサポートも最高です。32bit/768kHzまでのPCMデータ、DSD512までのあらゆるレベルのDSD、そしてシングルスピードとダブルスピードのDXDをサポートしているのです。


バーブラウンのDACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」設計によって、PCMとDSDは別々の経路を通るので、これによってDSDもPCMも、それぞれがネイティブ、「ビットパーフェクト」のままで、アナログ変換へ送り届けることが可能になっています。これは他のブランドのDAC機器には見られないことも多い特長です。それらのDACの多くは、DSD対応を謳いながらも、実際にはDSD信号をPCMに変換しているのです。

ハイレゾ・ストリーミングの注目フォーマットであるMQA(Tidalの「Masters Tier」などで使用されています)もUSBとS/PDIF入力経由でサポートしています。新開発の16コアXMOSチップの処理能力によって、384kHzまでのMQAファイルをフル・デコードすることができます。つまり、MQA「レンダラー」による最後の「アンフォールド(展開)」とは違い、「3つのアンフォールド(展開)」によるフル・デコーディングを内部で実現することができるのです。世界中の幅広い機能を備えたDACではMQAが重要な検討要素になっています。Tidal Mastersをサブスクリプションしている人にとっては、micro iDSD Diabloはこのストリーミング・サービスが提供することのできる優れたサウンドを最大限に引き出すためのすばらしい方法になるのです。また、S/PDIF入力にCDプレイヤーのデジタル出力を接続することで、MQA-CDも楽しむことができます。

※S/PDIF入力経由のMQAフルデコード再生は、後日ファームウェアアップデートにて実装予定です。

PureWave − 最高に純粋なサウンドを実現するバランス回路設計


どのようなDAC&ヘッドフォンアンプにおいても、全体の品質を語る上でデジタル・ステージは全体の半分でしかありません。もう半分の重要なアナログ回路に関しては、一般的なDAC&ヘッドフォンアンプの多くが性能不足であるのが実状です。バランス・ディファレンシャル回路設計は、左右チャンネルを完全に分離することで信号経路内のノイズとクロストークを低減する能力によって、長年にわたって評価されてきました。しかしながらバランス回路は、シングルエンド回路よりも複雑でコストもかかるので、ハイエンドのハイファイ・コンポーネントでのみ使用されるのが伝統となっていました。

iFiはフル・バランス設計を一連の製品に徐々に導入しています。まずフラッグシップのProシリーズのコンポーネンツに、そしてエントリー・レベルのZENシリーズの機器に導入しています。iFiの最新のDAC2点(据え置き向けNEO iDSDとポータブル向けmicro iDSD Diablo)には、バランス・シンメトリカル・デュアルモノ・トポロジーを信号経路が短くダイレクトパスとすることで、さらに洗練させて使用しています。iFiはこの回路コンセプトを「PureWave」と呼んでいます。並外れたリニアリティと限りなく低いノイズと歪みによって達成された純粋なサウンドを表しているのです。 

パワフルなアンプがすばらしい音楽を生み出します

iFiのDAC&ヘッドフォンアンプのアンプ・ステージのパフォーマンスは高い評価を受けていますが、iFiはmicro iDSD Diabloをこれまででも最高のポータブルアンプにすることに注力しました。レファレンス・レベルのサウンドを引き出すべく設計しているのです。きわめて高感度なインイヤーモニターから莫大な電流を食うプレーナー(平面)型ヘッドフォンに至るまで、あらゆるタイプのヘッドフォンを易々とドライブする能力を持ったmicro iDSD Diabloは、驚異的なパワー(5000mW弱まで)、強力な駆動エネルギー、魅力的なダイナミックスを生み出し、これがテクスチュアや細部を高い解像度で再現する驚異的な能力と結び付いているのです。



様々なタイプのヘッドフォンやイヤフォンの電気特性は大きく異なりますが、これには3段階のゲイン切り替え機能で対応します。アンプ・ステージにどのような負荷がかかっても、パワーとゲインを調節することで適正に駆動するのです。「Turbo」は大電流を必要とするヘッドフォン用に駆動能力を増強します。「Eco」ではパワーが下がり、高感度のインイヤーモニターやバッテリーの持続時間を伸ばして長く楽しむ用途に適しています。「Normal」はその中間の役割を果たします。

micro iDSD Diabloの回路には高品質な部品が使われています。小型なポケットサイズのDAC&アンプと比較して、大型という要素を利点としているのです。デジタル・ステージとアナログ・ステージの両方に、iFi特製の超低歪みオペアンプを使用するとともに、手作業で選定したコンデンサーも使用しています。多層セラミック・タイプのTDK C0G、アルミニウム・ポリマー・タイプのパナソニック製OS-CONなどです。MELF薄膜抵抗器と太陽誘電のインダクタ、ムラタの部品も回路設計に組み込まれています。


これらはみな一般に使われている回路部品よりも高価ですが、ESR(等価直列抵抗)の低さ、高い安定性、低歪みといった、クラスをリードする品質によって、音質に大きな効果を発揮します。長時間にわたる試聴テストと実験室での厳格な分析を経て、音楽を最大に楽しむのに最適な回路の設計が決定されているのです。

micro iDSD Diabloの回路設計の重要な側面に、ダイレクト・カップリングがあります(つまりカップリング・コンデンサがないということです)。伝統的なDCサーボなしでこれを達成しているのですが、iFiではこの設計を「サーボレス・ダイレクト・ドライブ」と呼んでいます。同様に重要なのが、ボリューム・コントロール用に高品質なアナログ・ポテンショメーターを使用していることです。チップ・ベースのボリューム・コントロールと比較すると、音の透明度が高いのがわかります。これによって、アンプ・ステージの明晰性と解像度を最大限に引き出すことができるのです。 

OptimaLoop − 純粋にポジティブなネガティブ・フィードバック

「ネガティブ・フィードバック」は、出力信号と入力信号を比較してエラーを是正するために、アンプ回路で使われています。これによってゲインをコントロールし、歪みを低減させるのです。音質的に有効な手段ですが、一般的に用いられている、ひとつですべてに対応する「グローバル・ネガティブ・フィードバック」では、一方で問題を解決しながら他方では別の問題を目立たせるということが起こる可能性があります。フィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などが発生することにより、音質にネガティブな影響が生じることがあるのです。



回路の様々な部品にそれぞれ特別に適正化されたフィードバック・ループを持たせると良い結果が得られると認識したiFiは、通常のアプローチよりもずっと精確なネガティブ・フィードバック・システムを開発しました。これは、ひとつのグローバル・ループではなく、複数のフィードバック・パス(経路)で構成されており、それぞれのパスが特定の機能に最適化され、他のパスと相乗的に動作することで全体が最適化されたパフォーマンス生み出すようになっています。iFiはこの新しいコンフィギュレーションを「OptimaLoop」と呼んでいます。

このパワーは汚れることがない

micro iDSD Diabloは純粋で混じりけのないパフォーマンスに焦点を絞っていますが、これに呼応するように、電源回路にも多くの注意が払われています。バッテリー電源は、理論的には家庭用電源よりも有利なパフォーマンスを生み出します。超クリーンで安定したDC電流によって、家庭用電源で生じる可能性のある問題(ディップ〔電位の一時的な降下〕、スパイク〔電位の急激な変化〕、ノイズを誘導するRFI/EMI〔電磁干渉/無線周波数干渉〕汚染など)を回避することができるからです。しかしながらバッテリー電源には、充電量が減少すると出力電圧が低くなったり出力インピーダンスが安定しなくなったりする結果、音質が落ちるというマイナス面があります。micro iDSD Diabloの設計は、こういった問題にフルに取り組んでいます。

能率の悪いタイプのヘッドフォン(たとえばプレーナー・マグネティック・タイプ=平面型)を十分に歌わせるには、電圧を3.7Vから+/-15Vに上げる必要があります。これは、1.2MHzで動作するステップアップ・コンバーターを使用して実現しています。可聴帯域をはるかに超える周波数なので、典型的なスイッチング・モード電源よりもフィルターをかけるのが容易で、これによって高いリニアリティと超低ノイズが可能になっているのです。

micro iDSD Diabloの重要な各所には高周波の電源回路が用いられており、リニア・レギュレーションをそれぞれ独立して実行することで優れたPSRR(Power Supply Rejection Ratio=電源電圧変動除去比)を実現しています。ヘッドフォンアンプ・ステージは、ICレギュレーションをせず、総容量2320μFのパナソニックOS-CONコンデンサーを介して電源を供給します。DACセクションは、パッシブ・フィルターを加えた超低ノイズレギュレーターを用いることで、高調波歪みとジッターを低減しています。USB入力ステージでさえ専用のレギュレーションと複数ステージ・フィルターリングを行っており、マイクロプロセッサー・コントロール回路(デジタル・ノイズの原因になることがよくあります)も個別のレギュレーションを行っています。   

接続完了

ユニットの前面には、標準的なシングルエンド・コネクターであるヘッドフォン用の6.3mm出力端子とともに、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4.mmペンタコン出力端子が装備されています(この出力は負荷の大きいヘッドフォンには特にお奨めします)。高品質なヘッドフォンやインイヤーモニターでは、この4.4mmペンタコンプラグが最近ますます一般的になってきています。オプションでケーブルを4.4mmバランス接続用にアップグレードできるようになっている機種も増えています。パワーは、バランス出力で12.6V/4980mW(32Ω)、19.2V/611mW(600Ω)、シングルエンド出力で8.8V/2417mW(32Ω)、9.6V/153mW(600Ω)です。



シャーシの背面には、2つのデジタル・オーディオ入力端子が装備されています。USB-Aオス端子と、同軸/光に対応するS/PDIF入力です。S/PDIF同軸は3.5mmプラグで、S/PDIF光は同梱のアダプターで接続します。USB-A入力は、通常の「メス」ではなく「オス」になっています。これによって、他メーカーのDAC&ヘッドフォンアンプに広く見られるUSB/micro USBメスコネクタよりももっと完璧なメカニズムが実現します。Lightningポートを備えたiPhoneやiPadを使用する際にも、AppleのLightning→USBカメラアダプタを、USBメス→オスの変換アダプターなしに直接接続することができるのです。独立したUSB-C充電専用ポートや、外付けアンプ接続用の4.4mmバランス固定ライン出力端子も装備しています。

リファレンスのステイタスにふさわしいパッケージ

リファレンス・レベルの製品にふさわしいように、micro iDSD Diabloにはアクセサリーがふんだんに付属しています。micro iDSD Diabloは家庭用電源も内蔵のバッテリー電源も使用することができます。家庭用電源に接続した時に最適な音質を確保するためにiPower 5V AC/DC電源アダプター(単品6,800円[税別])を同梱しています。これを使えば、「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」によって、他の類似アダプターよりもノイズを著しく減少させることができます。

4.4mm→XLRバランス・ケーブルも付属しています。これによってmicro iDSD DiabloからXLRバランス入力端子を備えたプリアンプ、プリメインアンプやボリューム付アクティブ・スピーカーに接続することができます。他の付属品には、PCとmicro iDSD Diabloを接続するためのUSB-Aオス->USB-Aメスケーブル、USB-Cを備えたPC/モバイル端末用のUSB-Cオス->USB-Aオス変換アダプター(15cm)、iPower 5Vでmicro iDSD Diabloを充電するためのDC->USB-C変換アダプター、3.5mm->6.3mmシングルエンド出力接続用アダプター、光角->光丸アダプターが含まれており、持ち運び用のトラベルケースまで付属しています。

これに加えて、micro iDSD Diabloの初回発売分にはiFiのiPurifier 3 Aタイプ(単品20,000円[税別])がバンドルされています。このUSB「ノイズ・バスター」は、「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」を含む様々な技術を精密に組み合わせることによって、音質を低下させるあらゆる側面に対処するように設計されています。これらの付属品を別々に買えば、おおよそ3万円ほどになります。



ヘッドフォンを愛する人に悪魔のようにすばらしいサウンドをお届けするiFiのmicro iDSD Diabloは、2021年2月5日発売。標準的な小売価格は105,000円(税別)です。

主な仕様:

  • デジタル入力:USB 3.0 A(USB 2.0互換)、S/PDIF(3.5mm 同軸/光)
  • 対応フォーマット:DSD512/256/128/64    PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)    MQAフルデコード対応
  • アナログ出力:4.4mmバランス・ヘッドフォン出力、6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力、4.4mmバランス・ライン固定出力
  • 周波数特性:10Hz-80kHz (-3dB)
  • SN比:バランス:-120dB    シングルエンド:-114dB    
  • ダイナミックレンジ:バランス -120dB   シングルエンド:-114dB
  • THD + N:バランス 0.002%   シングルエンド 0.001%   
  • ヘッドフォン最大出力   バランス:>19.2V/611 mW (@ 600 Ohm)   >12.6V/4,980 mW (@ 32 Ohm)
  • シングルエンド:>9.6V/153 mW (@ 600 Ohm)   >8.8V/2,417 mW (@ 32 Ohm)
  • 消費電力:   Turbo 12W   Normal 5W    Eco 2W
  • バッテリー:リチウムポリマー 4800mAh
  • バッテリー充電仕様:充電用ポート USB-C (iFi iPower同梱)    BC V1.2、充電電流1900mAまで対応
  • サイズ:166×72×25mm
  • 重量:330g 
  • 初回限定特典:iPurifier 3 Aタイプ付属
  • 保証期間:12ヶ月
  • 標準的な小売価格:105,000円(税別)
  • JANコード:5060738784004
  • (仕様は予告なく変更になる場合があります)


2021年1月19日火曜日

micro iDSD Diablo、2021年2月発売決定



 iFi audioは2021年1月15日、バッテリー内蔵DACアンプの最上位機種となるmicro iDSD Diabloを発表いたしました。micro iDSD Diabloの主な特徴は、本機で初めて採用するものを含め以下の通りです。


  • DSD512/PCM768/MQAフルデコード対応 
  • デジタル入力:USB 3.0 A(USB 2.0互換)、S/PDIF(3.5mm同軸/光)
  • MQAフルデコードにUSB、S/PDIFの両入力で対応
  • アナログ出力:4.4mmフルバランス出力(ヘッドフォン/ライン固定)、6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力
  •  2つのバー・ブラウン「トゥルー・ネイティブ」DACチップ
  • 新世代XMOS16コアチップ(iFiオリジナルファームウェアにて動作)
  • iFi専用超低ノイズ・オペアンプOV2028(デジタル部)、OV2067(アナログ部)を採用し、デジタル、アナログ回路ともに高性能化
  • 超低インピーダンスのOS-CONポリマーコンデンサとパナソニックのオーディオグレードECPUフィルムコンデンサを採用
  • iFi独自のフェムト精度を誇るクロック技術「GMT(Global Master Timing)」をアップグレードし、更なる低位相ノイズを実現●※
  • ネガティブ・フィードバック(負帰還)回路で発生するフィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などを最小化したiFi独自の新技術「OptimaLoop」回路を採用●※
  • シグナルパスを最短にし、部品点数を少なくすることで伝送ロスを最小化した「PureWave」回路を採用
  • バッテリー駆動とすることで電源由来のノイズを排除し、またUSB入力とは別のUSB充電供給ポートを装備。超低ノイズのiPower 5V電源アダプターを同梱●※

(●※はmicro iDSD Diabloで新たに採用したもの) 


DACチップはiFiが得意としているバー・ブラウン「トゥルー・ネイティブ」DACチップを2つ搭載しています。2つのDACチップをデュアルモノ・バランス駆動させることで、ノイズフロア、クロストークの低減を実現しました。デジタル信号を統括するデジタルインタフェースには新世代XMOS16コアチップを採用しました。また、XMOSのファームウェアをiFiで内製することにより、動作を最適化しています。これらのデジタル回路は、iFi独自のフェムト精度を誇るクロック技術「GMT(Global Master Timing)」によって、ジッターの影響を極限まで抑えた状態で動作します。

アナログ回路には新規技術を含むiFi独自の技術が複数投入されています。回路の要所要所で最適化された複数のネガティブ・フィードバック回路を設け、一般的な単一のネガティブ・フィードバック回路で発生するフィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などを最小化した新技術「OptimaLoop」を採用しました。



また、NEO iDSDで投入したバランス・フルディフェンシャルでありがなら、シグナルパスを最短にし、部品点数を少なくすることで伝送ロスを最小化した「PureWave」回路も採用しています。ヘッドフォン出力の3段階(Eco/Normal/Turbo)のゲイン切り替え機能によって、高感度なIEMから低能率なハイエンドヘッドフォンまで対応します。


内部回路は内蔵のバッテリーで駆動することで、電源由来のノイズを排除しています。また、バッテリー電圧+3.7Vから1.2MHzのスイッチング周波数で+/-15V電源を生成することで、一般的なDC-DC回路よりも優れたリニア特性と超低ノイズを実現しました。バッテリーの充電用に独立したUSBポートを備えることで、USBオーディオデータの汚染を防ぎます。また、給電中であっても常にバッテリーを介して動作するため、電源を接続したままの据え置き用途でも万全の性能を発揮します。バッテリー充電用にiPower 5Vが付属します。

micro iDSD Diabloは、数々のiFi独自技術から優れた音楽再生を可能にします。ポータブル、据え置きの両用途に対応し、またヘッドフォン出力とライン固定出力の4.4mmフルバランス出力によりヘッドフォン/イヤフォンを接続したり、外部アンプを接続したりと様々な活用ができます。micro iDSD Diabloには、microシリーズで様々なジャンルの製品を長年に渡って開発し続けていたiFiの知見が集約されており、166×72×25mmという筆箱サイズの筐体でありながら音質的妥協は一切ありません。iFi microシリーズの最高峰がmicro iDSD Diabloなのです。

  • 製品名:iFi audio micro iDSD Diablo(マイクロ アイディーエスディー ディアブロ)
  • 製品ジャンル:PCM768/DSD512/MQAフルデコード対応USB, S/PDIFバッテリー内蔵DACアンプ
  • 発売予定時期:2021年2月上旬
  • 標準的な小売価格:105,000円(税別)
  • JANコード:5060738784004


主な仕様

  • デジタル入力:USB 3.0 A(USB 2.0互換)、S/PDIF(3.5mm 同軸/光)
  • 対応フォーマット:DSD512/256/128/64   PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)   MQAフルデコード対応
  • アナログ出力:4.4mmバランス・ヘッドフォン出力、6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力、4.4mmバランス・ライン固定出力
  • 周波数特性:10Hz-80kHz (-3dB)
  • SN比バランス:-120dB    シングルエンド:-114dB
  • ダイナミックレンジバランス:-120dB    シングルエンド:-114dB
  • THD + Nバランス:0.002%    シングルエンド:0.001%
  • ヘッドフォン最大出力   バランス:>19.2V/611 mW (@ 600 Ohm)    >12.6V/4,980 mW (@ 32 Ohm)    シングルエンド:>9.6V/153 mW (@ 600 Ohm)    >8.8V/2,417 mW (@ 32 Ohm)
  • 消費電力: Turbo:12W    Normal:5W    Eco:2W
  • バッテリー:リチウムポリマー 4800mAh
  • バッテリー充電仕様: 充電用ポート=USB-C (iFi iPower同梱)   BC V1.2、充電電流1900mAまで対応 
  • サイズ:166×72×25mm
  • 重量:330g 
  • 保証期間:12ヶ月

(仕様は予告なく変更になる場合があります)


2021年1月13日水曜日

NEO iDSDのFAQs


NEO iDSDって何?

NEO iDSDは弊社のデスクトップDAC&アンプの新製品で、最先端のテクノロジーを搭載しています。シンプルに言えば、この価格帯初の「スリー・イン・ワン」システムで、以下の3つを組み込んでいます。

  1. ハイレゾUSB DAC、S/PDIF DAC(PCM768/DSD512)、MQAフル・デコーディング(USB, S/PDIF)。
  2. ハイレゾBluetooth DAC(96kHハイレゾBluetooth):LDAC、HWA/LHDC、aptX Adaptivbe/HD/LL、AAC。
  3. バランス回路とヘッドフォンアンプ。

iFiの他製品を持っているが、DSD512ファイルを再生するにはファームウェアを変えなければならない。NEO iDSDも同様?

いいえ、NEO iDSDは最新の16コア2000MIPS XMOS低レイテンシー・マイクロコントローラーを使用しています。MQAとDSD512を再生する能力を最初から持っているので、ファームウェアを変える必要はありません。

ノブがひとつしかないのはなぜ? 

この大きな多目的ロータリーノブひとつで、ボリューム・レベルを調節したり、内蔵プリアンプを有効にしたりバイパスしたり、ミューティングを切り替えたり、明るさを調整したりすることができるからです。

ロータリーノブはアナログ・ポテンショメーターということ?

NEO iDSDのボリューム・コントロールはアナログ式ですが、ボリュームの減衰自体は、アナログ・チップの内部に埋め込まれた精密な抵抗ラダーの内部で行われ、それはデジタルでコントロールされます。ですから、NEO iDSDはアナログ・ポテンショメーターを搭載しているわけではないのです。

OLEDディスプレイの明るさはどのように調節するの?ディスプレイをOFFにすることはできるの? 暗くして音楽を聴くのが好きなので。

ノブを押したまま保持し(3秒間)明るさ調節の選択メニューに入ります。ノブを回すと3つの明るさモードが順番に表示されます(high/low/off)。希望のもののところでノブを押します。

ミュート(消音)のやり方は?

ロータリーノブを押すだけです。

アナログ出力の可変/固定(variable/fixed)を設定する時はユニットの電源をOFFにするの?

そうです。NEO iDSDのノブを押し続けながらユニットの電源ボタンを押してアナログ出力設定メニューに入ります。NEO iDSDは前回の設定を記憶します。

Bluetoothのペアリングにも入力セレクターボタンを使うようになっているが、このモードにはどうやって入るの?

ペアリング・モードに入るには、Bluetoothアイコンが点灯するまでボタンを押し続けます(3秒間)。選んだデバイスとペアリングをするには、スマートフォン、タブレット上のリストから「iFi Hi-Res Audio」を見つけてそれを選びます。

アンテナな常に取り付けておかなければいけないの?

NEO iDSDをワイヤレス・デバイスとして使いたい時は、アンテナは必須です。

他の外付け電源を使うことはできるの?

NEO iDSDは仕様範囲内(5V/2.5A)であればどんな電源でも動作しますが、最高のパフォーマンスを得るには弊社の超静かなiPower、iPower Elite(2021年初発売予定)を使用してください。

コンピューターのUSBポートから給電することはできるの?

そのUSBポートが5V/0.9Aを安定して供給でき、USB-DCケーブルを用いれば、可能です。しかし、通常のUSBポートはノイズが多いので、NEO iDSDのパフォーマンスにはっきりと聴き取れるほどの影響を与える可能性もなくはないでしょう。一般的にあまりお勧めしません。

おかしな形のUSB入力端子が見えるが、何か特別なものが必要なの?

NEO iDSDはUSB3.0-Bタイプに準拠しています。通常の(USB2.0用)ケーブルでも完璧に動作しますが、信頼できる接続を確保するためには、たとえばiFiのMercury 3.0/Gemini 3.0(ともに生産完了)のようなUSB3.0ケーブルを推奨します。

2つのタイプのアナログ出力端子があるが、どちらを使えばいいの?

NEO iDSD の内部はフルバランス設計になっているので、XLR出力をお奨めします。

2つのアナログ出力端子は同時に使用することができるの?

できます。NEO iDSDはオーディオ信号をそれらに同時に送ることができるのです。

パッケージにアルミニウム・ベースが入っているが、これは何?

NEO iDSDは水平にも垂直にも置くことができるので、縦置きにするためのベースが同梱されているのです。縦置きモードでは、NEO iDSDはヘッドフォン・スタンドとしても使うことができます。

ちゃんと垂直に置いたか自信がないけど、表示が読みにくくなることはないの?

OLEDディスプレイの表示は、ユニットを縦置きにしたら自動的に向きが変わるようになっているので、すべてがちゃんと読めます。

NEO iDSDを書棚の本の間に置くことはできる? スペースがないので!

NEO iDSDは最小のスペースでもちゃんと動作しますが、どんな電子機器にも言えるように、周囲に多少の余裕があった方がいいでしょう。

今聴いているのがMQAなのかどうかはどうやったらわかるの?

MQAの場合は、MQAのロゴがOLEDスクリーンに表示されます。

同時に2組のヘッドフォンを使用することはできるの?

はい、できます。しかし、2つのヘッドフォンは同じ増幅回路に依存しているので、それぞれのヘッドフォンに給電するとトータルの電力に制限が生じます。

どちらのヘッドフォン出力端子が良いの?

ご使用のヘッドフォンに合わせて適正な出力端子を使用してください。しかしNEO iDSDはフル・バランス設計であり、4.4mmペンタコン端子がそれに対応します。可能であれば、そちらを使用されることを推奨します。

IEM(インイヤーモニター)は使用できるの?

はい、NEO iDSDはIEMも駆動できます。

どんなヘッドフォンでも使用できるの?

フルサイズのダイナミック型ヘッドフォンとプレーナー・マグネティック型ヘッドフォンの大部分は、駆動のむずかしさで悪名が高いものでも、NEO iDSDで楽に駆動することができます。

iFi audioはUSBを改善するテクノロジーを取り入れているの?

iFiの他のDACと同じように、NEO iDSDのUSB入力は、できる限り最高のサウンドを生み出すために数々の専用の方策を取り入れています。

Bluetoothは音楽再生には向いていないという記事を読んだことがあるけど、Bluetoothを避けて通常の有線接続を使用した方がいいの?

そのようなことはまったくありません。iFiのXシリーズの製品用に私たちはきわめて洗練されたBluetoothエンジンを設計しました。それによって、通常のBluetoothレシーバーとは違う、著しく良好なオーディオ・パフォーマンスが実現しました。NEO iDSDはこの回路を取り入れるとともに、評価の高いLDACコーデックも採用しています。

他社の製品はひとつ前の世代のチップCSR8675を使用していますが、これは約6年前に開発されたものです。弊社は最新のQCC5100 Bluetoothチップを使っています。このチップを使用した最初のメーカーのひとつです。このチップは、aptX/AptX HD/aptX LL、AACなどに加えて、最新のaptX Adaptive、LDAC、HWA/LHDCもサポートしているのです。

アンテナはBluetooth以外の再生時にも取り付けておいた方がいいの?

取り付けるべきではないという理由がありません。取り付けても取り付けなくても、NEO iDSDのパフォーマンスに影響はまったくありません。 

2020年11月21日土曜日

NEO iDSD発売のお知らせ

PCM768/DSD512/MQA フルデコード対応USB, S/PDIF, Bluetooth-DAC兼

ヘッドフォンアンプ 

NEO iDSD




標準的な小売価格:95,000円(税別)

発売日:2020年12月下旬、入荷次第順次出荷開始

2020年11月20日より受注開始 

 

iFi audioが新たに展開するNEOシリーズは、今まで展開していたフラッグシップシリーズであるProの下位に位置付けるミドルレンジとなります。NEOシリーズの第1弾はデジタルマルチフォーマットに対応したDAC兼ヘッドフォンアンプとなるNEO iDSDです。iFi audioは2012年の設立以来、家庭用及びプロ用DACテクノロジーの最前線に位置し、PC、スマートフォンのローカル音源再生でも、オンラインのストリーミング音源再生でも、デジタル音源の模範的なサウンドを生み出してきました。今冬、すべてが新設計の据え置き型 DAC兼ヘッドフォンアンプが登場します。洗練された回路が家庭環境のあらゆるオーディオ・フォーマットに煌めくような音をお届けします。  

NEO iDSDは、最高の柔軟性を実現すべく設計され、水平にも垂直にも置くことのできる、スマートなアルミニウム筐体です。OLEDディスプレイは現在のフォーマットやボリュームレベル等の必要情報を表示し、なめらかな動きの多機能ロータリー・コントローラーが、複雑で多機能であるにもかかわらず、NEO iDSDをシンプルに使用することを可能にしています。OLEDディスプレイは、筐体の水平/垂直を自動認識し、表示の向きが切り替わります。

※214×146×41mmのNEO iDSDは、水平に置くだけでなく、付属のアルミニウム製スタンドを使用して縦置きすることもできます。 

NEO iDSD は 3 つの動作モード、固定ライン出力、可変ライン出力、ヘッドフォン出力を備えており、すべての基本を冷静沈着にカバーしています。純粋な固定ライン出力を備えた DAC として使用すれば、オーディオ・システム内の別のプリメインアンプやプリアンプに接続することができます。可変ライン出力を備えた DAC&プリアンプとして使うこともでき、これはパワーアンプやアクティブスピーカーに接続する場合には理想的です。そしてもちろん、ヘッドフォン・ユーザーのみなさまは、優れたアンプ・ステージを利用してすばらしい「ヘッドファイ」システムを実現することができるのです。 

ケーブル経由で接続しようと、最新フォーマットのBluetooth経由で接続しようと、NEO iDSDの一段上のデジタルエンジンとフルバランス・アナログ回路が魅力的なサウンドを生み出します。音楽やマルチメディアが輝き、次世代の音楽、AV、ゲーム体験をいっそう高めてくれます。 

カスタムデザインのデジタルエンジン

NEO iDSDの「デジタルエンジン」は、iFiが幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを基本にしています。ナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルーネイティブ」のアーキテクチュアによって、音質、DA変換回路、双方の観点から iFiの初期製品から採用しているものです。iFiはこのDACチップに豊かな経験を持っており、最上の音質を引き出す方法を知っているということです。しかし、NEO iDSDの音質にはDACチップの本来備わった音質が内在しているものの、模範的な DAC ステージを生み出すために、特定のDACチップの選定以上のものが数多く含まれています。 


 そういった重要な部品のひとつが、USBやS/PDIFデジタル入力経由で受信したオーディオ・データを処理するXMOSチップです。NEO iDSDは、処理能力を大幅に高めた新開発の低レイテンシーのXMOSマイクロコントローラーを使用しています。現世代の8コアのチップと比較すると、この新しい16コアのICは、2倍のクロック・スピード(2000MIPS)と4倍のメモリー(512KB)を実現するとともに、最新のスーパースピードUSB規格にも準拠しています。このXMOSファームウェアはiFi社内のデジタル開発チームがプログラミングしているので、音質を最適化し、バーブラウンのDACとの完璧な組み合わせを確保することができるのです。 



 その他にも iFiのGMT(グローバルマスタータイミング)フェムト精度クロックやインテリジェントメモリバッファなど、広範なジッター除去技術がデジタルステージへ適用されています。また、iFi の GTO(Gibbs Transient Optimised)デジタルフィルターが組み込まれています。今後、ファームウェアアップデートにより、別のデジタルフィルターを適用することを予定しています。 



※GTO デジタルフィルターの詳細:http://ifi-audio-jp.blogspot.com/2018/11/blog-post.html 

 

すべてのフォーマットが最高の品質で 

NEO iDSD はハイレゾ・オーディオの最高フォーマットへの対応を実現しており、32ビット、768kHzまでのPCMフォーマット、DSD512 までのDSD、そしてシングルスピードとダブルスピードのDXDに対応します。 


バーブラウンのDACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」設計によって、PCMとDSDは別々の経路を通るので、DSDもPCMも「ビットパーフェクト」、つまりネイティブの形でアナログ変換に送られます。これは他のブランドのDAC機器では、それほど見られるものではありません。DSD対応と謳っていても、そういったDACの多くはDSD信号をPCMに変換しているのです。 



TIDAL「Masters」やMQA-CDなどで使用されている MQA フォーマットも、USBとS/PDIF(同軸、光)入力で対応しており、新しい16コアのXMOSチップによって384kHzまでのMQAのフルデコードが可能です。つまり、MQAレンダラーによる最後の「アンフォールド(展開)」だけではなく、「3つのアンフォールド」によるフル・デコーディング処理が内部で実行されるということです。世界中の幅広い機能を備えたDACでは、MQAが重要な検討要素になっています。TIDAL「Masters」のみならず、MQAローカル音源再生や、CDトランスポートによる MQA-CD再生においても、NEO iDSD による MQAフルデコード再生が優れたサウンドを最大限に活用するすばらしい手段となるのです。 

これまでに聞いたこともないようなBluetooth 

USB、S/PDIFによる入力に加えて、NEO iDSDではワイヤレスのBluetoothも対応しています。しかしこれは、今まで一般的にイメージされるBluetoothの音質ではありません。iFi のZEN BlueのBluetoothレシーバーやAuroraのワイヤレス・ミュージック・システムを聞いたことがないなら、これは初めての体験になるでしょう。 


iFiは、ZEN BlueとAuroraを発売した時、クアルコムの新しいQCC5100 Bluetooth ICを使用した最初のオーディオ・ブランドになりました。このチップを専用回路と組み合わせて、聴感的に優れた「Bluetooth エンジン」を開発し、今回これをNEO iDSDにも組み込んでいます。Bluetoothの便利さと幅広い機器への対応性は広く認識されていますが、多くの人々はBluetoothの音がどれほど良いかを理解していません。なぜなら、彼らはベーシックで時代遅れの装置で基本レベルの音質を体験しているだけだからです。

クアルコムのaptX AdaptiveとaptX HD、ソニーのLDAC、ファーウェイのLHDCを含む、現行のすべてのハイレゾBluetoothオーディオ・コーデックをサポートしています。他にも、通常のaptXとaptX Low Latency、AAC、SBC(「ごく普通の」Bluetoothコーデック)に対応しています。つまり、Bluetoothの規格内で可能な限りすべてのコーデックに対応しているということです。また、iFiの「Bluetooth エンジン」はワイヤレスでアップデートすることが可能なので、将来的にはNEO iDSDにさらにコーデックを追加することが可能です。 

NEO iDSDはBluetooth機器とのペアリングを7件まで「記憶する」ことができるので、機器の切り替えが簡単で、しかも最新の Bluetooth 5.0の規格により、受信レンジも不足ありません。また、現在のハイレゾBluetoothコーデックのサンプリングレートに対応しています。24ビットの処理能力を持ったコーデックで、aptX AdaptiveとaptX HDが48kHzまで、LDACとLHDCは96kHzまでです。 

PureWave回路設計 — パワーのバランス 

どのようなDAC兼ヘッドフォンアンプでも、デジタル・ステージは全体のストーリーの半分にすぎません。重要なアナログ回路の話になると、多くの機器は性能が不足しています。バランス・ディファレンシャル・アナログ回路設計は、左右チャンネルをフルに分離することで信号経路内のノイズとクロストークを減少させる能力によって、長い間高く評価されてきました。しかしこれはシングルエンドの回路に比較するとより複雑でコストがかかるので、ハイエンドのハイファイ・コンポーネントだけに用いられるのが伝統でした。 

iFiは、製品のシリーズへ徐々にフル・バランス回路を導入してきました。まずフラッグシップのProシリーズに、続いてエントリー・レベルの ZENシリーズの機器に導入したのです。これらの中間に位置するNEO iDSDは、新たに開発されたバランス・シンメトリカル・ デュアルモノ・トポロジーを採用し、短くダイレクトな信号経路を実現しています。これは、このNEO iDSDのために特別に開発されたもので、iFiではこの回路設計を「PureWave」と呼んでいます。並外れたリニアリティーと最少のノイズと歪みによって達成された、純粋な音を表す名称なのです。 

※NEO iDSD のフル・バランス・ディファレンシャル・アナログ回路設計はもっとも扱いのむずかしいヘッドフォンでもその能力を最大限に引き出します。 

 有名なハイエンド・オーディオ・エレクトロニクス・エンジニアで、バランス回路の開拓者としてよく知られ、現在はiFiの技術顧問を務めているジョン・カールが、トルステン・レッシュが率いるiFi社内のテクニカル・チームと密接に共同して、この設計を完璧なものにしました。全体にわたって高品質な部品が使用されていますが、その中には超低歪みのiFi特製オペアンプ、多層セラミックのTDK C0Gコンデンサー、MELF薄膜抵抗器、そしてムラタと太陽誘電のインダクターが含まれています。これらは同種の製品よりも高価ですが、低ESR(等価直列抵抗)、ハイ・リニアリティー、低歪みといった、クラスをリードする品質が音質に大きな効果を発揮しているのです。 

ヘッドフォンアンプ・ステージは、高感度なインイヤーモニターから莫大な電流を要求するプレーナー型ヘッドフォンに至るまで、どんなタイプのヘッドフォンを駆動しようと、パワーと安定のバランスを保ちます。バランス・ヘッドフォン・ソケットから32Ωで1000mW 以上の出力を継続して供給することができるのです。最高度の解像度を保つために、ボリュームは精密なマイクロプロセッサーでコントロールされた抵抗ラダー経由で、アナログ領域で調節します。 

NEO iDSDの低ノイズ・広帯域の電源供給回路はリニア・レギュレーションを採用し、優れたPSRR(電源電圧変動除去比)を示します。PMOSデバイスを使用したBiCMOS半導体テクノロジーが超低歪みと優れたトランジェント・レスポンスを実現します。これがiFiの iPower AC/DCアダプターと組み合わされて、同種の機器よりも著しくノイズを低減します。iPower 5V(単体では6,800円[税別])がNEO iDSDに同梱されています。 



オーディオ・フォーマット、サンプリング・レート、ボリューム・レベル、入力モードを表示するOLEDディスプレイは明るさを調節することができます。これらのオーディオに関係のない制御信号は、設定を変える時にだけ「目覚める」SilentLineデザインによって、オーディオ信号に電気ノイズが干渉することもありません。FETベースのスイッチ切り替えをマイクロコントローラーが、設定を変えるときにのみ動作し、音質に有害な干渉を根絶することができるのです。  

性能測定値の観点では、こういった細部への惜しみない注意が 0.0015%以下のTHD(全高調波歪み率)、120dB 以上のSNR(SN比)に結実しています。どの価格帯でもきわめて印象的な数値です。聴感上は、これによって明瞭度とテクスチュアが増し、よりダイナミックで魅力的なパフォーマンスが実現します。まったくシンプルに言って、まさにアーティストが意図したとおりの音楽が、より多く聞こえるのです。  

高い接続性 

NEO iDSDは3つのデジタル入力端子を装備しています。エイシンクロナス USB-B、S/PDIF同軸、S/PDIF光です。これら 3つのデバイスは同時に接続することができ、しかもBluetoothでも接続できます。  

バランス出力を装備しているので、NEO iDSDのフル・バランス回路を最大限に活用することができます。フロントパネルには、6.3mm シングルエンド・ヘッドフォン・出力に加えて、4.4mmペンタコンバランスヘッドフォン出力も装備されているので、バランス接続が可能なヘッドフォンで使用することができます。高品質なヘッドフォンやインイヤーモニターは、ますますこの4.4mmペンタコン端子を備えるようになっています。オプションでケーブルを 4.4mmペンタコン用にアップグレードできるようになっている機種も増えています(負荷の大きなヘッドフォンには特にこの出力をお奨めします)。背面パネル には、NEO iDSDをアンプやアクティブ・スピーカーに接続するための RCA シングルエンド出力端子に加えて、ハイエンド・ハイファイの標準であるバランス接続を可能にするためのXLRバランス出力を備えています。 

 

NEO iDSDは標準的な小売価格95,000円(税別)、12月下旬から出荷を順次開始します。 

 

フロント/リアパネルの仕様




  1. OLED ディスプレイ
  2. 多機能ロータリー・コントローラー
  3. 入出力切り替え/Bluetooth ペアリングボタン
  4. 電源ボタン
  5. 4.4mm バランスヘッドフォン出力
  6. 6.3mm シングルエンドヘッドフォン出力
  7. XLR バランスライン出力(固定/可変)
  8. RCA シングルエンドライン出力(固定/可変)
  9. S/PDIF 同軸入力(PCM44.1~192kHz/MQA フルデコード対応)
  10. S/PDIF 光角入力(PCM44.1~192kHz/MQA フルデコード対応)
  11. USB3.0-B オーディオ入力(PCM44.1~768kHz/DSD64~512/MQA フルデコード対応)
  12. DC5V 電源入力
  13. Bluetooth アンテナ 


主な仕様 

デジタル入力: 

  • USB3.0-B メス(USB2.0 互換) 
  • S/PDIF(同軸/光) Bluetooth 5.0 

 

対応フォーマット(USB): 

  • DSD(512/256/128/64) 
  • DXD(768/705.6/384/352.8kHz) 
  • PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz) 
  • MQA(フルデコード対応) 

 

対応フォーマット(S/PDIF 同軸、光): 

  • PCM(192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)
  • MQA(フルデコード対応) 

対応フォーマット(Bluetooth): 

  • AAC, SBC, aptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX LL, LDAC, LHDC/HWAコーデック 

ライン出力 

ライン出力レベル: 

  • XLR:6.3V/7.7V 最大(可変)、4.4V(固定) 
  • RCA:3.2V/3.9V 最大(可変)、2.2V(固定) ライン出力インピーダンス: 
  • XLR:100Ω以下 
  • RCA:50Ω以下 

S/N 比:

  • -112dB(A)@0dBFS(XLR/RCA) 

ダイナミックレンジ:

  • 117dB(A)以上@-60dBFS(XLR/RCA) 

THD+N:

  • 0.0015%以下@0dBFS(XLR/RCA) 

 

ヘッドフォン出力 

ヘッドフォン出力レベル: 

  • 4.4mm バランス:2V/6.2V 最大 12Ω - 600Ω 負荷 
  • 6.3mm シングルエンド:1V/3.3V 最大   12Ω - 600Ω 負荷ヘッドフォン出力パワー: 
  • 4.4mm バランス:68.6mW 以上@600Ω、1040mW 以上@32Ω 
  • 6.3mm シングルエンド 17.6mW 以上@600Ω、295mW 以上@32Ω 出力インピーダンス:1Ω以下 

S/N比:

  • -112dB(A)@3.3V シングルエンド、6.2V バランス)

ダイナミックレンジ:

  • 120dB(A) 

THD+N:

  • 0.0015%以下(125mW@32Ω) 

 

消費電力:

  • 無信号時 ~0.5W 最大出力時 〜2.5W

入力電圧:

  • DC 5V/2.5A、AC100-240V、50/60Hz(iPower 5V 付属)  

サイズ :

  • 214×146×41mm 

重量:

  • 970g 

保証期間:

  • 12ヶ月 

出荷開始日:

  • 2020年12月下旬 

標準的な小売価格:

  • 95,000円(税別)

JAN:

  • 5060738783472 

※仕様は予告なく変更になる場合があります