NEO iDSDって何?
NEO iDSDは弊社のデスクトップDAC&アンプの新製品で、最先端のテクノロジーを搭載しています。シンプルに言えば、この価格帯初の「スリー・イン・ワン」システムで、以下の3つを組み込んでいます。
- ハイレゾUSB DAC、S/PDIF DAC(PCM768/DSD512)、MQAフル・デコーディング(USB, S/PDIF)。
- ハイレゾBluetooth DAC(96kHハイレゾBluetooth):LDAC、HWA/LHDC、aptX Adaptivbe/HD/LL、AAC。
- バランス回路とヘッドフォンアンプ。
iFiの他製品を持っているが、DSD512ファイルを再生するにはファームウェアを変えなければならない。NEO iDSDも同様?
いいえ、NEO iDSDは最新の16コア2000MIPS XMOS低レイテンシー・マイクロコントローラーを使用しています。MQAとDSD512を再生する能力を最初から持っているので、ファームウェアを変える必要はありません。
ノブがひとつしかないのはなぜ?
この大きな多目的ロータリーノブひとつで、ボリューム・レベルを調節したり、内蔵プリアンプを有効にしたりバイパスしたり、ミューティングを切り替えたり、明るさを調整したりすることができるからです。
ロータリーノブはアナログ・ポテンショメーターということ?
NEO iDSDのボリューム・コントロールはアナログ式ですが、ボリュームの減衰自体は、アナログ・チップの内部に埋め込まれた精密な抵抗ラダーの内部で行われ、それはデジタルでコントロールされます。ですから、NEO iDSDはアナログ・ポテンショメーターを搭載しているわけではないのです。
OLEDディスプレイの明るさはどのように調節するの?ディスプレイをOFFにすることはできるの? 暗くして音楽を聴くのが好きなので。
ノブを押したまま保持し(3秒間)明るさ調節の選択メニューに入ります。ノブを回すと3つの明るさモードが順番に表示されます(high/low/off)。希望のもののところでノブを押します。
ミュート(消音)のやり方は?
ロータリーノブを押すだけです。
アナログ出力の可変/固定(variable/fixed)を設定する時はユニットの電源をOFFにするの?
そうです。NEO iDSDのノブを押し続けながらユニットの電源ボタンを押してアナログ出力設定メニューに入ります。NEO iDSDは前回の設定を記憶します。
Bluetoothのペアリングにも入力セレクターボタンを使うようになっているが、このモードにはどうやって入るの?
ペアリング・モードに入るには、Bluetoothアイコンが点灯するまでボタンを押し続けます(3秒間)。選んだデバイスとペアリングをするには、スマートフォン、タブレット上のリストから「iFi Hi-Res Audio」を見つけてそれを選びます。
アンテナな常に取り付けておかなければいけないの?
NEO iDSDをワイヤレス・デバイスとして使いたい時は、アンテナは必須です。
他の外付け電源を使うことはできるの?
NEO iDSDは仕様範囲内(5V/2.5A)であればどんな電源でも動作しますが、最高のパフォーマンスを得るには弊社の超静かなiPower、iPower Elite(2021年初発売予定)を使用してください。
コンピューターのUSBポートから給電することはできるの?
そのUSBポートが5V/0.9Aを安定して供給でき、USB-DCケーブルを用いれば、可能です。しかし、通常のUSBポートはノイズが多いので、NEO iDSDのパフォーマンスにはっきりと聴き取れるほどの影響を与える可能性もなくはないでしょう。一般的にあまりお勧めしません。
おかしな形のUSB入力端子が見えるが、何か特別なものが必要なの?
NEO iDSDはUSB3.0-Bタイプに準拠しています。通常の(USB2.0用)ケーブルでも完璧に動作しますが、信頼できる接続を確保するためには、たとえばiFiのMercury 3.0/Gemini 3.0(ともに生産完了)のようなUSB3.0ケーブルを推奨します。
2つのタイプのアナログ出力端子があるが、どちらを使えばいいの?
NEO iDSD の内部はフルバランス設計になっているので、XLR出力をお奨めします。
2つのアナログ出力端子は同時に使用することができるの?
できます。NEO iDSDはオーディオ信号をそれらに同時に送ることができるのです。
パッケージにアルミニウム・ベースが入っているが、これは何?
NEO iDSDは水平にも垂直にも置くことができるので、縦置きにするためのベースが同梱されているのです。縦置きモードでは、NEO iDSDはヘッドフォン・スタンドとしても使うことができます。
ちゃんと垂直に置いたか自信がないけど、表示が読みにくくなることはないの?
OLEDディスプレイの表示は、ユニットを縦置きにしたら自動的に向きが変わるようになっているので、すべてがちゃんと読めます。
NEO iDSDを書棚の本の間に置くことはできる? スペースがないので!
NEO iDSDは最小のスペースでもちゃんと動作しますが、どんな電子機器にも言えるように、周囲に多少の余裕があった方がいいでしょう。
今聴いているのがMQAなのかどうかはどうやったらわかるの?
MQAの場合は、MQAのロゴがOLEDスクリーンに表示されます。
同時に2組のヘッドフォンを使用することはできるの?
はい、できます。しかし、2つのヘッドフォンは同じ増幅回路に依存しているので、それぞれのヘッドフォンに給電するとトータルの電力に制限が生じます。
どちらのヘッドフォン出力端子が良いの?
ご使用のヘッドフォンに合わせて適正な出力端子を使用してください。しかしNEO iDSDはフル・バランス設計であり、4.4mmペンタコン端子がそれに対応します。可能であれば、そちらを使用されることを推奨します。
IEM(インイヤーモニター)は使用できるの?
はい、NEO iDSDはIEMも駆動できます。
どんなヘッドフォンでも使用できるの?
フルサイズのダイナミック型ヘッドフォンとプレーナー・マグネティック型ヘッドフォンの大部分は、駆動のむずかしさで悪名が高いものでも、NEO iDSDで楽に駆動することができます。
iFi audioはUSBを改善するテクノロジーを取り入れているの?
iFiの他のDACと同じように、NEO iDSDのUSB入力は、できる限り最高のサウンドを生み出すために数々の専用の方策を取り入れています。
Bluetoothは音楽再生には向いていないという記事を読んだことがあるけど、Bluetoothを避けて通常の有線接続を使用した方がいいの?
そのようなことはまったくありません。iFiのXシリーズの製品用に私たちはきわめて洗練されたBluetoothエンジンを設計しました。それによって、通常のBluetoothレシーバーとは違う、著しく良好なオーディオ・パフォーマンスが実現しました。NEO iDSDはこの回路を取り入れるとともに、評価の高いLDACコーデックも採用しています。
他社の製品はひとつ前の世代のチップCSR8675を使用していますが、これは約6年前に開発されたものです。弊社は最新のQCC5100 Bluetoothチップを使っています。このチップを使用した最初のメーカーのひとつです。このチップは、aptX/AptX HD/aptX LL、AACなどに加えて、最新のaptX Adaptive、LDAC、HWA/LHDCもサポートしているのです。
アンテナはBluetooth以外の再生時にも取り付けておいた方がいいの?
取り付けるべきではないという理由がありません。取り付けても取り付けなくても、NEO iDSDのパフォーマンスに影響はまったくありません。