DSD512/PCM768・ロスレスBluetooth対応 ポータブルDACアンプ
iDSD Diablo2
標準的な小売価格:231,000円(税込)
発売日:2023年12月20日
悪魔のための交響曲 — iFi audio iDSD Diablo 2が魅惑の音楽体験を生み出します
iDSD Diablo2:細かな音まで聞く悦楽
iFi audio iDSD Diablo2は、プレミアムレンジのトランスポータブルDAC&ヘッドフォンアンプの新製品です。悪魔のような赤をまとい、それはボンネットの下にすばらしくパワフルなエンジンを誇り昂揚感のある音のパフォーマンスを生み出すかのように、熟練のチューニングが行われています。
2021年1月にiFiは、それまでで最高のバッテリー電源によるDAC&ヘッドフォンアンプを導入しました。不屈のmicro iDSD Diabloです。iFiのモバイル&ポータブル機器の輝かしい製品群のトップに誇り高く位置するように設計されたmicro iDSD Diabloは、「ピューリスト」 、純粋で混じりけのない音のパフォーマンスを渇望する真のヘッドフォン愛好家のために作られたのです。
その時以来、iFiの業界をリードする設計チームは、再び水準を上げることができるようなmicro iDSD Diabloの後継機を、あらゆる側面から開発を続けてきました。舞台が整い、その時が来ました。iDSD Diablo2が今登場し、その悪魔のパワーと天上のサウンドによって、あらゆる場所のヘッドフォン愛好家のみなさまの音楽魂を捉える準備ができたのです。
iDSD Diablo2は、中も外も設計し直され、全体に及ぶ技術進歩によって、前モデルのアンプ・ステージが備えていたパフォーマンス中心の設計哲学と桁外れのパワーを、さらに増強しました。その幅広い対応性もさらに強化されました。オリジナルのmicro iDSD Diabloは、PCであれMacであれ、あるいはまたスマートフォンやタブレットであれ、ソース機器とケーブル接続しかできませんでしたが、iDSD Diablo2はiFiの定評のあるBluetoothエンジンの最新世代を加えて、aptX Losslessに対応しています。これによってiDSD Diablo2は、ロスレスBluetoothオーディオを処理することのできる世界初のトランスポータブルDAC&ヘッドフォンアンプとなり、便利な無線接続が、可能な限り最高の音質で実現したのです。
iDSD Diablo2は、前モデル(166×72×25mm)と比して一回りサイズが大きくなりました(166×85×28.5mm)。「ポケットサイズ」よりもむしろ「持ち運びがしやすい」ことに重点が置かれています。机やテーブルに置くことができるように、あるいはまたバッグに入れて持ち歩くことができるように完璧に整形されていますが、従来のiFiのポータブル機器と比較すると内部容量が増えており、それをフルに活用して、最高の回路と最高級の表面実装部品を収納することができました。アルミ筐体であり、その名前にふさわしく同じ大胆なカラーを前モデルから継承していますが、新たにメタリックなクリムゾン(深紅)の陰影をまとった、目を引くようなスリットを備えています。
22本のスリットは、ただのみせびらかしではありません。それらは、放熱と、iDSD Diablo2に付属する悪魔の「翼」を固定するレールという、二重の機能を持っているのです。これらの着脱可能な付属物は、デスク・スタンドの役割を果たし、本体を様々な形で設置することができます。iDSD Diablo2を好みに応じて横置きにも縦置きにもすることができるのです。悪魔のように巧妙なiDSD Diablo2は、音源ソース、設置方法ともに好みに応じて幅広い対応性を示し、電源をオンにする前から印象的な自己表明をしています。
DACの嗜み
iDSD Diablo2のデジタル・ステージは、バーブラウン製DACチップをベースにしています。自然なサウンドの「音楽性」とトゥルー・ネイティブ・アーキテクチュアによって選定し、iFiが幅広い製品群に使っているものです。iDSD Diablo2では、DACチップを特製のインターリーブ方式で構成されています。2つのDACチップ、すなわち4ペアの差動信号がノイズ・フロアを下げ、チャンネル・セパレーションを改善させ、音楽の細かな部分とマイクロダイナミクスの解像度を高めています。これらによってiDSD Diablo2のDACとしての能力を増強することができたのです。
iFiは、バーブラウン製DACチップに対して十分な経験を有しています。つまり、最大限に力を引き出す方法を知っているということです。しかし、結果として生まれるサウンドにDACチップの音質が本来備わっているとはいえ、模範的なDACステージを生み出すことは、特定のDACチップを選べばすむということではまったくありません。
そういったきわめて重要な部品のひとつが、デジタル入力から受け取ったオーディオ・データを処理するXMOSチップです。iDSD Diablo2は、16コアXMOSマイクロコントローラーを搭載し 、iFi内部のデジタル開発チームがXMOSのファームウェアをプログラムすることで音質を最適化し、バーブラウン製DACチップと完璧な組み合わせになるようにしています。ジッター除去テクノロジーも幅広く活用しており、これにはiFiのGMT(Global Master Timing)によるフェムト秒制度のクロックとスマート・ストレージ・キャッシュの最新バージョンが内包されています。こういったテクノロジーの組み合わせが、iFiだけの専用「デジタル・エンジン」の基礎を形成しているのです。
すべてのフォーマットが最高品質
ハイレゾ・オーディオのサポートは最高ランクで、32ビット/768kHzまでのPCMデータ、22.5792MHz(DSD512)までのDSDに対応しています。Burr-BrownのDACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」デザインにより、PCMとDSDは別々の経路を通るので、DSDもPCMも、アナログ変換されるまではネイティブな形を保つ「ビットパーフェクト」のままです。
ハイレゾストリーミングフォーマットであるMQAもサポートしており、最大384kHzまでのMQAファイルをフルデコード(アナログ出力時)することができます。これは、MQA「レンダラー」による最終的な展開だけでなく、「3つの展開」の完全なデコード処理が内部で行われることを意味します。
これまで聞いたこともないBluetooth
iFiの最近の製品では、一般にBluetoothから連想されるものよりもはるかに音質に妥協がないBluetoothテクノロジーを搭載しています。機器間のワイヤレス・オーディオ伝送の利便性を実現しつつも、幅広いフォーマットのサポートと巧妙な技術によって、Bluetoothテクノロジーでは無比の名声を勝ち取っています。そのiFiが今、Bluetoothモジュールを再設計してそのパフォーマンスをさらに高めました。iDSD
Diablo2は、それを搭載した最初のトランスポータブル製品です(据え置き用には直前に発売したNEO iDSD2に搭載しています)。
この新世代のiFiのモジュールで最も注目すべきは、「aptX
Lossless」 — 初めての「ロスレス」Bluetoothオーディオ・フォーマットです。「ハイレゾ」と称される他のBluetoothフォーマットはすでに存在します — たとえば、aptX Adaptiveは24ビット/96kHzまでのオーディオを送出することができ、LDACの仕様は32ビット/96kHzまで拡張されています— が、これらは「ロッシー(非可逆圧縮)」フォーマットです。つまり、最終的にあまり重要でないと考えられるオーディオ・データを取り除くことによってファイルを圧縮しているということです。これらの「ハイレゾ」Bluetoothフォーマットは、古いコーデックに比べると効率的で、聴感上あまり不利にならないような圧縮を行っているのですが、それでも音質にはまだ妥協があります。
「aptX Lossless」は、CD品質(16bit/44.1kHz)のオーディオを「ロスレス」で送出することのできる初めてのBluetoothオーディオ・フォーマットです(とはいえ技術的にはなおも多少の圧縮を行っているのですが)。この規格は、1.2MbpsまでのビットレートをCD品質で実現することができます — この値は、aptX AdaptiveとaptX HDの最大ビットレートの2倍以上であり、LDACの最大値よりも約20%高い値です。Bluetoothで実現することのできる音質をさらに高めるこのフォーマットの潜在能力には、非常に意味があります。
「aptX Lossless」は、クアルコム(Qualcomm)の「Snapdragon Sound」プラットフォームの一部です。このフォーマットの恩恵を得るためには、ソース機器(大体はAndroidのスマート機器)と、それを受け取る機器(Bluetoothヘッドフォンやイヤフォン、DAC、オーディオ・システム)が、これに適合する「Snapdragon」チップセットを搭載していなければなりません。NEO iDSD2は、「aptX Lossless」コーデックに対応した世界初のDACでしたが、そのすぐ後にiDSD Diablo2が、これを実現した初のトランスポータブルDACになりました。iFiはクアルコムと密接に活動して、その恩恵が最大になることを確保しているのです。
「aptX Lossless」に加えて、Bluetoothの全フォーマットもサポートしています。aptX Adaptive(aptX、aptX
HDと互換性を備えています)、LDAC、HWA/LHDC、AAC、SBCなどです。つまり、すべてのソース機器に、そのBluetoothの仕様の範囲内での最高フォーマットで対応することができるということです。iFiのBluetoothモジュールは、OTA「over-the-air」でアップデートすることができるので、将来さらにコーデックが登場した時にも追加することができます。
iDSD Diablo2は、「aptX Lossless」をサポートした最初のトランスポータブルDACであるのに加えて、今年の前半に発表された最新のBluetooth規格、Bluetooth バージョン5.4を搭載した最初の製品でもあります。これによって、ワイヤレスの範囲と安定性が最高になり、ソース機器とDACの間のスピードが最高になり、レイテンシーが最低になることが確保されています。iDSD Diablo2は、Bluetoothソース機器とのペアリングを8つまでメモリーに保存することができるので、それらの切り替えが簡単にできます。
上:iDSD Diablo 2のクリムゾン(深紅)のアルミ筐体は、
グレーのポリマー・エンド・ピースでBluetooth信号を受信するようになっています
PureWave — 最高に純度の高いサウンドを実現するための模範的な回路設計
どのようなDAC&ヘッドフォンアンプにおいても、デジタル・ステージは、全体の品質を語る際にはその半分でしかありません。重要なアナログ回路に関しては、そういった機器の多くが性能不足であるのが実状です。バランス・ディファレンシャル・アナログ回路設計は、信号経路内のノイズとクロストークを低減する能力によって長年にわたって擁護されてきましたが、追加のコストがかかり複雑でもあるので、ハイエンドのハイファイ・コンポーネントでのみ使用されるのが伝統となっていました。
2016年にPro iCANヘッドフォンアンプを発売して以来、iFiは様々な製品で様々なレベルの洗練度を持ったバランス回路デザインを徐々に導入してきました。オリジナルのmicro iDSD Diabloは、新開発のツイン・モノ・トポロジーを採用し、入力から出力までフル・バランスになっていました — iFiはこのレベルの回路デザインを「PureWave」と呼び、並外れたリニアリティと限りなく低レベルのノイズと歪みによって達成される純度の高いサウンドを、このことばで表してきました。
「PureWave」回路は、設計においても実用においてもきわめて洗練されており、高品質な部品を取り入れているので、iFiの上級層のDACやアンプ専用に取って置かれました。iDSD Diablo2は、最新世代の「PureWave」デザインを使用して、オーディオ品質とヘッドフォンアンプのパワーを高めるために、さらに強化されているのです。
パワフルな増幅が音楽の満足感を生み出す
きわめて高感度なIEM(インイヤーモニター)から、多大な電流を要求するプレーナー・ヘッドフォンに至るまで、あらゆるタイプのヘッドフォンを易々とドライブするiDSD Diablo2のアンプ・ステージは、桁外れのパワー、強力なエネルギー、魅力的なダイナミクスを生み出します。そしてこれに、細かなテクスチュアや細部まで見通することのできる解像力が組み合わさっています。4.4.mmバランス出力から32Ωで5,180mW/12.9V、600Ωで611mW/19.2Vという出力を生み出すiDSD Diablo2は、この惑星上の他のどんなトランスポータブルDAC&ヘッドフォンアンプよりも、最高にドライブのむずかしいヘッドフォンを駆動するパワーを持っているのです。
アンプ・ステージには、接続されたヘッドフォンやIEMのスペックに合うように、3つのゲイン設定があります。デフォルト・モードは「Normal」(0dB)、そこから上へ向かって「Turbo」(+8dB)、「Nitro」(+16dB)と進んで行きます。iEMatchモードも搭載しています。これは、超高感度なIEMには特に有用です。背後のノイズを除去して、使用できるボリュームの範囲を広げるのです。ボリュームは、高品質なアナログ・ポテンショメーターでコントロールされます。これは、チップ・ベースのボリューム・コントロールよりも音の透明度が優れており、また、予期せずボリューム・ノブが回るのを防ぐために、所定の位置にロックすることもできます。
上:フロントには、モードの切り替えと ボリュームロック機構が備わります
iDSD Diablo2はもっと小型のポケットサイズのDAC&アンプよりも大きいので、それを活用して、全体に高品質な部品を使用しています。特製の超低歪みMOSFETオペアンプを、デジタル・ステージとアナログ・ステージの両方に用いており、また、手作業で選定されたコンデンサーも用いています。シルク繊維電解質を用いたエルナーSilmic II、Panasonicアルミニウム・ポリマーOS-CON、そしてムラタと太陽誘電の多層セラミックインダクターなどです。
これらは一般的な製品よりも高価ですが、低ESR(等価直列抵抗)といったクラスをリードする品質、リニアリティの高さ、ノイズの低さが、音質の点で大きな恩恵を与えてくれるのです。もうひとつの重要な側面が、伝統的に用いられるDCサーボを使用せずに実現されたダイレクト・カップリング回路デザインです — iFiはこれを「Servoless Direct Drive」と呼んでいます。長時間に及ぶリスニング・テストと、実験室での厳密な分析によって最適な回路デザインが決定され、これが最大の音楽の楽しさを生み出すのです。
OptimaLoop − 純粋に「ポジティブな」ネガティブ・フィードバック
「ネガティブ・フィードバック」は、出力信号と入力信号を比較してエラーを是正するために、アンプ回路で使われています。これによってゲインをコントロールし、歪みを低減させるのです。音質的に有効な手段ですが、一般的に用いられている、ひとつですべてに対応する「グローバル・ネガティブ・フィードバック」では、一方で問題を解決しながら他方では別の問題を目立たせるということが起こる可能性があります。フィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などが発生することにより、音質にネガティブな影響が生じることがあるのです。
回路の様々な部品にそれぞれ特別に適正化されたフィードバック・ループを持たせると良い結果が得られると認識した iFi は、通常のアプローチよりもずっと精確なネガティブ・フィードバック・システムを開発しました。これは、ひとつのグローバル・ループではなく、複数のフィードバック・パス(経路)で構成されており、それぞれのパスが特定の機能に最適化され、他のパスと相乗的に動作することで全体が最適化されたパフォーマンス生み出すようになっています。micro iDSD Diablo用に開発され、iDSD Diablo2でさらに洗練されたこのコンフィギュレーションを、iFiは「OptimaLoop」と呼んでいます。
上:iDSD Diablo
2のバランス・ツイン・モノ回路には、最高品質の部品と巧妙で妥協を許さない設計が詰め込まれています。
このパワーは揺るぎない
iDSD Diablo2が純粋で混じりけのないパフォーマンスに注力しているのに合わせて、電源回路には多大な注意が払われています。バッテリー電源は、ポータブル性を提供すると同時に、家庭用電源よりも理論的に有利なパフォーマンスを示します。超クリーンで安定したDC電流によって、電圧の急降下や急上昇、ノイズを誘発するRFI/EMI(電磁干渉/無線周波数干渉)汚染といった、家庭用電源に起因する問題を回避することができるのです。バッテリーの充電量が低下すると、出力電圧が低くなり、出力インピーダンスが一定しなくなるので、音質的に不利な点もありますが、iDSD Diablo2の設計はこういった問題にもすべて取り組んでいます。
iDSD Diablo2のパワフルな増幅と持続時間の長さを確保するために、4800mAhという大容量のリチウムイオン・バッテリーを内蔵しています。iDSD
Diablo2はまた、製品に付属しているiPower IIを使って家庭用電源に接続して使うこともできます — このACアダプターはただの電源アダプターではなく、ANC II(アクティブ・ノイズ・キャンセレーション II)回路を搭載しているので、家庭用電源に接続しても、iDSD Diablo2のサウンド・パフォーマンスが保たれたままです。
高帯域で動作する電源回路が、iDSD
Diablo2の設計上の重要な部分に専用に割り当てられており、独立したリニア・レギュレーションが優れたPSRR(電源電圧変動除去比)性能を実現します。ヘッドフォンアンプ・ステージは、ICレギュレーションをせず、総容量2320μFのパナソニックOS-CONコンデンサーを介して電源を供給します。DACセクションは、パッシブ・フィルターを加えた超低ノイズレギュレーターを用いることで、高調波歪みとジッターを低減しています。
USB入力ステージでさえ専用のレギュレーションと複数ステージ・フィルターリングを行っており、マイクロプロセッサー・コントロール回路(デジタル・ノイズの原因になることがよくあります)も個別のレギュレーションを行っています。
能率の悪いタイプのヘッドフォン(たとえばプレーナー・マグネティック・タイプ=平面型)を十分に歌わせるには、電圧を3.7Vから+/-15Vに上げる必要があります。これは、1.2MHzで動作するステップアップ・コンバーターを使用して実現しています。可聴帯域をはるかに超える周波数なので、典型的なスイッチング電源よりもフィルターをかけるのが容易で、これによって高いリニアリティと超低ノイズが可能になっているのです。
xMEMSで優れたパファーマンスを
xMEMSは、新しいソリッドステート・マイクロ・スピーカー・テクノロジーです。半導体テクノロジーを可動部品と融合させたMEMSの製造工程を利用して生み出され、これからのヘッドフォン及びIEMに革命を起こす可能性を秘めています。xMEMSはシリコンの振動板とピエゾエレクトリック・レイヤーを組み合わせた小さなスピーカーです。従来のムービング・コイル・ドライバーよりもはるかに優れた位相、過渡特性を生み出す能力を持った、しかも高域が驚異的な忠実度を示すのです。
xMEMSマイクロ・スピーカーは、電流ではなく電圧で駆動されるので、アンプに特別な要件が求められることになります。今年の初旬にiFiは、xMEMSに最適化された出力モードを持った世界初のDAC&ヘッドフォンアンプをリリースしました。micro iDSD Diabloの限定版で、Diablo-X(国内未展開)です。このテクノロジーが次世代のiDSD Diablo2に移植され、xMEMSドライバーを使用したヘッドフォン及びイヤフォンの能力を最大限に引き出すための専用のバイアス電圧、EQ、アンプ回路を備えることになりました。
xMEMSの最初の製品となるものが登場し始めています(Singularity ONI IEMなど)。今後も次々と登場してくることになるので、このxMEMSモードは未来を見通した最先端の技術のすべてを含んでいるということになります。
様々な接続方法
PCやMac、スマートフォン、タブレット、その他のデジタル機器をエイシンクロナス(非同期)に、ソース機器のクロック品質に左右されずに接続・再生することができます。S/PDIF入力(3.5mm同軸、光丸)を備え、3.5mm->光角アダプターが付属しているため、S/PDIFによる接続も可能です。これらのデジタル入力は、どちらもリア・パネルに、外部電源及び充電用の独立したUSB-Cポートとともに配置されています。
バランス・アナログ出力を搭載しており、iDSD Diablo2のフル・バランス「PureWave」回路を最大限に生かすことができます。前面には、標準的な6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力とバランス接続を提供する4.4mmバランス・ヘッドフォン出力があります。高品質なヘッドフォンやIEMの中には、バランス接続を備えたものや、4.4mmバランス端子にリケーブルできるようになっているものが、ますます増えているのです。
4.4mmジャックはがもうひとつ、リア・パネルに配置されています。背面の4.4mmジャックは固定出力のライン出力用に使うことができます。ヘッドフォンアンプとボリュームをバイパスして、iDSD Diablo2を外付けアンプやアクティブ・スピーカーに「Pure DAC」モードで接続するのです。これによって、バランス入力を備えたハイエンドのアンプやパワード・スピーカーにバランス接続することが可能になります。シングルエンド接続は、アダプター経由で可能です。この4.4mmジャックは、バランス・アナログ入力としても使うことができるようになっています。これによって、アナログ出力を備えた音源機器を、DACステージをバイパスして、直接iDSD Diablo2のヘッドフォンアンプとボリュームに接続することができるのです。
プレミアムなポータブル・パッケージ
iDSD Diablo2には、そのプレミアムなステイタスにふさわしく、贅沢なアクセサリー・パックがふんだんに付属しています。超低ノイズ「iPower II」ACアダプターと、それに対応したUSB-C充電ケーブルに加えて、3種類のデジタル・オーディオ・ケーブルが付属しています。スマートフォンやその他のポータブル機器用のUSB-C OTGケーブル、それよりも長いPC及びMac用のUSB-Cケーブル、Apple専用のコネクターを備えたiOS機器用のLightning->USB-Cケーブルです。
様々なコネクター・タイプに合わせた様々なアダプターも付属しています。USB-C->USB-A、S/PDIF光丸->光角、3.5mm->6.3mmヘッドフォン変換端子です。悪魔のように巧妙なデスクトップ・スタンドとして使うことができる「翼」の形をした付属品も同梱されており、さらにはプレミアム品質のトラベル・ケースがiDSD Diablo2を保護し、すべてを小ぎれいに納めてくれます。
家庭やオフィスで使うこともできれば、旅行に持って行くこともできるiDSD Diablo2は、違いのわかる音楽愛好家の大半にとってのトランスポータブルDAC&ヘッドフォンアンプの決定版です。
iDSD Diablo2の鍵となる特長
全般
・パワフルで反応が良く、なめらかで解像度が高い — iDSD Diablo2は魅惑的な音のパフォーマンスを生み出します
・多様な動作モード:DAC&ヘッドフォンアンプ、純粋なDAC(ボリュームバイパス)、アナログ・ヘッドフォンアンプ
・バッテリーと外部電源駆動の両方に対応 —ANC II(アクティブ・ノイズ・キャンセレーション II)を備えたiPower IIが付属
・大容量のリチウムイオン・バッテリーによって驚異的な増幅力とポータブル時の連続再生時間を実現
・マルチポジションのデスクトップ・スタンド、特製のトラベル・ケース、様々なケーブルとアダプターが付属
デジタル・セクション
・インターリーブ・デュアル・トゥルー・ネイティブ構成と先進のXMOS処理による特製の「超レゾ」DACステージ
・GMTフェムト秒精度のクロックとストレージ・キャッシュによる幅広いジッター除去
・aptX Lossless対応:44.1kHz/16bitをロスレスで送出できる唯一・最新のBluetoothコーデック
アナログ・セクション
・iFi独自のPureWave技術採用:フルバランス・デュアルモノ回路設計により超低歪みを実現
・驚異の出力パワー・最大5,180mW:鳴らしにくいヘッドフォンであっても容易に駆動
・iFi独自のOptimaLoop技術採用:ネガティブ・フィードバック(負帰還)回路で発生するフィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などを最小化
・オーディオグレードパーツを多数採用
・音の純粋さを確保するための洗練された電源設計
・出力パワー切り替え機能搭載:Normal(IEM用)、Turbo(一般のヘッドフォン用)、Nitro(大出力パワーを要するヘッドフォン用)
・iEMatch機能搭載:高感度IEMに合わせて出力パワーを最適化
・次世代xMEMSイヤフォンドライバ対応:専用出力モードを搭載
製品仕様
デジタル入力: USB-C
S/PDIF(3.5mm同軸/光丸)
Bluetooth 5.4
アナログ入力: 4.4mmバランス・ライン入力
アナログ出力: 4.4mmバランス・ライン出力
4.4mmバランス・ヘッドフォン出力
6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力
対応フォーマット: DSD512/PCM768kHz、MQAフルデコード
対応コーデック: aptX Lossless、aptX Adaptive、aptX
LDAC、HWA/LHDC、AAC、SBC
DACチップ: バーブラウン「トゥルー・ネイティブ」DACチップ2基
SoC: Qualcomm
QCC 518x Series
周波数特性: 20Hz-90kHz(-3dB)
ライン出力セクション
出力電圧: 4V(200kΩ負荷時)
出力インピーダンス:200Ω
S/N比: 114dB(A)以上
ダイナミックレンジ:114dB(A)以上
THD+N: 0.002%(200kΩ負荷時)
ヘッドフォン出力セクション
最大出力パワー:
4.4mmバランス: 19.2V/611mW(600Ω負荷時)
12.87V/5,180mW
(32Ω負荷時)
6.3mmシングルエンド: 9.6V/153mW (600Ω負荷時)
8.85V/2,450mW
(32Ω負荷時)
出力インピーダンス:1Ω以下(iEMatch無効時)(バランス・シングルエンド)
S/N比: 113dB(A)以上(バランス・シングルエンド)
ダイナミックレンジ:113dB(A)以上(バランス・シングルエンド)
THD+N: 0.003%(16Ω/2.4V出力時)(バランス・シングルエンド)
xMEMS出力仕様:
最大出力電圧: 28Vpp (4.4mmバランス出力時)
出力インピーダンス:22Ω
DCバイアス電圧:10-14V
消費電力: Nitro 12W
Turbo 5W
Normal 2W
xMEMS 8W
バッテリー:リチウムポリマー 4800mAh
充電: USB-C充電(BC
v1.2準拠 最大1900mA給電)
サイズ: 166x85x28.5mm
重量: 455g
標準的な小売価格:231,000円(税込)
JANコード:5060738787692
保証:12ヶ月
仕様は予告なく変更となる場合がございます
0 件のコメント:
コメントを投稿