2014年3月18日火曜日

Windows用最新ドライバー(nano iDSD、iDAC、iLink)をリリース

Windows用最新ドライバー(nano iDSD、iDAC、iLink)のV2.19.0がリリースされました。



以下は前回バージョン(V.2.15.0)との相違点です。
1. Windows8.1をサポート
2. コントロールパネルの実装

新コントロールパネル(スタートボタンからアクセスできます)

3.自動で旧バージョンのドライバーをアンインストール
4.ストリームフォーマット時においてDSDフォーマットがスウィッチングされていなかった点を修正
5.32Bit再生時にWASAPIが正常に働かなかった点を修正

USB3.0&USB2.0:技術関係情報とアップデート

新しいMac(2013年後期モデル)を含む)USB3.0の接続問題についてiFI本社からの公式見解が発表されましたので、全訳付きで掲載いたします。

USB 3.0 and USB 2.0 - technical background and update
USB3.0&USB2.0:技術関係情報とアップデート

We have received some emails asking for technical support for a some new PCs/newest Macs with USB 3.0 ports and their iDSD.
USB3.0を装備した新しいPC及び最新のMacをnano iDSDと接続する際のテクニカルサポートについて、いくつかのe-mailをいただいています。

Some background information to shed light on this subject:
- USB docking ports are not all identical as they utilise different chipsets from different manufacturers.
- USB audio modules have a hardware+software to 'communicate' with these USB ports.
この問題に光を当てる情報:
- USBドッキングポートは、すべてが同じというわけではありません。異なったメーカーの異なったチップセットが使われています。
- これらのUSBポートと通信するためのUSBオーディオモジュールは、ハードウェア+ソフトウェアで構成されています。

Computer audio is dynamic so we can only test to the very latest and if a new change comes along, we like any other manufacturer, will follow-suit. We try our absolute utmost to stay abreast but new changes/updates always occur. This is the ever-changing nature of computer audio.
コンピューターオーディオは常に進化していますから、私たちにできるのは、最新のものをテストし、もしも新しいものが発売されたら、他のメーカーと同じように、それに追いつき、適合させることだけです。私たちはこの進歩に遅れずについていくために最大限の努力をしていますが、新たな変化やアップデートは常に生まれます。常に変化するというのが、コンピューターオーディオの特質なのです。

We have shipped a sizeable number of iDSDs. The Firmware in all of them is based upon the official USB Specifications. We have tested this with a number of computers, but it is impossible for us to test with all models and makes. Thus far, the USB 3.0 issue is comparably infrequent - for some of the newest Windows PCs and the latest MBPs.
私たちはこれまでにかなりの数のnano iDSDを出荷してきました。nano iDSD内部に組み込まれたファームウェアは、USBフォーラムの公式な仕様に基づいて作成されています。私たちはこれを数多くのコンピューターでテストしましたが、すべてのモデル、すべてのメーカーをテストするのは不可能です。今までは、最新のWindows PCとMac Book Proでも、USB3.0の問題は比較的起こりませんでした。

We have identified firmware changes that should overcome all currently documented USB 3.0 issues, however the changes needed are far-reaching (almost a complete software re-write). iFi's in-house programming does take time but rest assured that we are pulling out all the stops to make the solution available as soon as possible.
私たちは、現在報告されているUSB3.0の問題をすべて解決できるはずのファームウェアの変更を確認していますが、必要な変更は広範囲に及びます(ソフトウェアをすっかり書き直すのに近い状態です)。私たちの社内のプログラミング作業には時間がかかりますが、できるだけ早期に解決できるように、あらゆる努力を行っています。

The Intel (and others) USB 3.0 implementations have well-documented, substantial issues, which depend also on implementation in the Computer and driver software. Hence, this is why the USB3.0 issue works with some USB3.0 ports and not with others. These issues with USB 3.0 for both Windows and Mac are widely-discussed, but usually relate to external HDDs or USB memory sticks.
Intel(及び他社の)USB3.0の動作については情報がたっぷりあります。相当な問題があるのですが、これはまたコンピューターとドライブソフトウェアにも左右されるのです。
USB3.0の問題が、ある機種のUSB3.0ポートには当てはまり、他のUSB3.0ポートには当てはまらないという事象が生まれるのは、これが理由です。
WindowsとMac両方に見られるこれらのUSB3.0の問題は、広く議論されてはいますが、通常は外付けハードディスクドライブとUSBメモリースティックに関連したものが主です。

The underlying issues are with hardware (USB controller chips) and Software drivers not conforming to the official USB 3.0 Specification.
根本的な問題は、USB3.0の公式な仕様に適合していないハードウェア(USBコントローラーチップ)とソフトウェアドライバーにあります。

iFi workaround for new Windows Computers with USB 3.0 issue (Please click on this link and follow the instructions):
私たちはUSB3.0の問題を抱えたWindows PCを検証しています(以下のリンクをクリックして、指示に従ってください)。
http://social.technet.microsoft.com/Forums/windows/en-US/e43de6f5-4ad5-4f09-8021-92aefb00480d/windows-8-usb-30-problems?forum=w8itproinstall

You can see a screenshot of an example for setting this in the BIOS here:
これをBIOSにセッティングする例のスクリーンショットがここにあります。
http://i.stack.imgur.com/Zao1A.jpg

Please refer to your computer's manual for details how to access the BIOS setting screen.
BIOSの設定画面にアクセスするには、お持ちのコンピューターの使用説明書を参照してください。

We are also examining workarounds for the newest Macs.
最新のMacについても検証中です。

If you are one of the few whose USB3.0 port is not okay, iFi really does appreciate your endeavours.
USB3.0ポートがうまく作動しない例は数少ないのですが、それに該当される方はぜひ上記を試してみてください。

Anyone who cannot use the iDSD with their standard computer setup and does not wish to wait for the update, should discuss a return with their retailer - we formally apologise for any inconvenience caused.
iDSDを標準的なコンピューター設定で使用することができず、アップデートを待つ余裕のない方は、購入された販売店に返品をご検討ください。ご不便をおかけしたことを、心よりお詫びいたします。

Last but not least, those who wish to be notified to test the new firmware as soon as it is ready, drop us a PM or email: tech@ifi-audio.com
大事なお知らせを忘れるところでした。新しいファームウェアの検証の準備ができ次第知らせてほしいという方は、以下にご登録ください。
tech@ifi-audio.com

We thank you in advance
ありがとうございました。

iFI Audio UK


2014年2月27日木曜日

nano iDSDの入荷状況

二次ロットもまたたく間に完売となるなど大変好評をいただいているnano iDSDですが、世界中からオーダーが殺到しているため、生産ラインの稼働が追いつかず大変おまたせする結果となり申し訳ない次第です。

ようやく今週末、三次ロット第一便が生産工場から日本に向けてフライトされる運びとなり、来週末までにはお取引店様にお届けできると思われます。ただし、この第一便も現在オーダーいただいている数にはとうてい満たず、3月8日に第二便、3月15日に第三便がフライトされ、ようやく現在のご注文が解消される見込みです。
ご予約のお客様には引き続きご迷惑をお掛けしますが、少しでも多くの商品を確保するため鋭意努力しておりますので、悪しからずご了承頂きますようお願い致します。

なお、現在品薄になっているnano iCANGEMINIケーブル(0.7m)、iUSBPowerについても3月中旬には入荷する予定です。悪しからずご了承下さい。

2014年2月21日金曜日

高橋健太郎のOTO-TOY-LAB/高橋敦のオーディオ絶対領域

早くからハイレゾ&DSD配信に取り組んでいる音楽配信サイトOTOTOYのプロデューサー高橋健太郎さんのオーディオ連載「OTO-TOY-LAB」の第一回目にnano iDSD、およびiLinkが取り上げられています。


高橋健太郎のOTO-TOY-LAB――ハイレゾ/PCオーディオ研究室―― 【第1回】iFI-Audio「nano iDSD」



またPhile-webの連載「高橋敦のオーディオ絶対領域」第75回にもnano iDSDが取り上げられています。




 



2014年2月19日水曜日

iFi iPhono − 4ステップ接続&設定ガイド(ステップ4:イコライザーカーブ)

接続と設定に関するご質問が多いフォノイコライザーiPhonoの設定ガイドです。
ステップ4:イコライザーカーブ

1枚1枚のレコードを適正に再生するには、適正なイコライザーカーブを用いなければなりません。これを適正に設定するには、2つのステップが必要です。

●1:RIAA/eRIAA/IEC
(工場出荷時の設定なので、通常はこの設定を変える必要はありません。)


2つのeRIAAマイクロスイッチは「・」(右)の位置になければなりません。2つのIECマイクロスイッチは「-」(左)の位置になければなりません。



明細
説明
eRIAA Default
Enhanced RIAA EQ curve
エンハンストRIAAイコライザーカーブ
Extended High Frequency
高域が拡張されている
IEC
Subsonic filter
サブソニックフィルター
For warped records
反ったレコード用
RIAA
Standard RIAA EQ curve
標準的なRIAAイコライザーカーブ
-
eRIAA + IEC
Enhanced RIAA EQ curve + Subsonic filter
エンハンストRIAAイコライザーカーブ+サブソニックフィルター
Extended High Frequency + For warped records
高域が拡張されている+反ったレコード用



●2: DECCA/RIAA/COLUMBIA
レコードが誕生した当初は、数多くの異なったイコライザーカーブが用いられていましたが、1954年、世界中のレコードレーベルが、すべてのレコードにRIAAイコライザーカーブだけを用いることに合意しました。しかし、すべてのレコードに実際にRIAAイコライザーカーブが用いられるようになったのは、やっと1980年代以降になってからでした(地球規模でただひとつの合意に達し、それをほんの1〜2年の間に実行するのは、容易なことではありませんよね)。

間違ったイコライザーカーブを用いれば、レコードは「正しい」音では響きません。たとえば、1980年以前にリリースされたDG(ドイツグラモフォン)のクラシックレコードは、乾いた、平坦な音に聞こえることがよくありますが、その理由は、それらのレコードがRIAAイコライザーカーブではなく、DECCAイコライザーカーブを用いて製造されたからなのです。


1980年以前にリリースされたレコード

レコードレーベル
iPhonoフロントパネルのイコライザースイッチ


 


COLUMBIA(Up)





RIAA(Middle)







DECCA(Down)


注意:ヨーロッパで発売されたEMIのレコードは、その多くがDECCAイコライザーカーブを用いています。アメリカで発売されたEMIのレコードは、その多くがCOLUMBIAイコライザーカーブを用いています。特に、もともとCOLUMBIA/CBSでプロデュースされ、合併後にEMIレーベルで発売されたレコードはそれに当てはまります。

1980年以降に発売されたレコードは、そのほとんどが標準的なRIAAイコライザーカーブを用いています。

この解説によって、皆様のレコードコレクションがより長い生命を保ち、ひいては皆様がいっそう音楽を楽しむのに寄与できればと願っています。





iFi iPhono − 4ステップ接続&設定ガイド(ステップ3-負荷の設定)


接続と設定に関するご質問が多いフォノイコライザーiPhonoの設定ガイドです。
ステップ3:負荷(Lord)の設定



どんなカートリッジも、最高の音質を得るには適正な負荷(Lord)の設定が必要です。MMカートリッジはキャパシティブロード(容量性負荷)(pF)、MCカ−トリッジはレジスティブロード(抵抗負荷)(Ω)を必要とします。
適正な負荷値はカートリッジの説明書に書かれていますが、中には書かれていないものもあります。
多くの人が、この負荷値はカートリッジ内部のインピーダンス/抵抗と同じものだと誤解していますが、それは間違いなのです。


カートリッジ
インピーダンス/抵抗
適正負荷
Shure M97xE     

MM
1550 Ohm
200-300pF
Ortofon MC-3 Turbo


High Output MC
100 Ohm
47kOhm
Denon DL-103R

MC
14 Ohm
Not Stated.


負荷値が説明書中に記載されていないカートリッジの適正負荷値を見つける唯一の方法は、実際に聴いてみることしかありません。どの負荷値の時にいちばん自然な音がするか − それが適正値ということになるのです。たとえば、Denon DL-103Rの適正値は、1kΩ程度です。

ヒント:音に生彩がないと感じたら、pF(MMの場合)、Ω(MCの場合)の数値を上げてみてください。音が明るすぎると感じたら、pF(MMの場合)、Ω(MCの場合)の数値を下げてみてください。

負荷値表のいちばん上の行はマイクロスイッチの名前で、左図のマイクロスイッチに対応しています。


負荷値表のいちばん左の縦列が実際の負荷値です。



----------------------------------------------------------------------

以下は参考例です。

●250Ω(MC)



必要な負荷値が250Ωなら、330Ωと1kΩのマイクロスイッチ(計4個のマイクロスイッチ)を「・」(右)の位置に設定し、他のマイクロスイッチは「-」(左)の位置に設定します。

●47kΩ(MC)



必要な負荷値が47kΩなら、すべてのマイクロスイッチを「-」(左)の位置に設定します。

●400pF(MM)


必要な負荷値が400pFなら、100pFと200pFののマイクロスイッチ(計4個のマイクロスイッチ)を「・」(右)の位置に設定し、他のマイクロスイッチは「-」(左)の位置に設定します。

●100pF(MM)



必要な負荷値が100pFなら、すべてのマイクロスイッチを「-」(左)の位置に設定します。

注意:高出力のカートリッジには、MMカートリッジ用の設定(pF)を使用してください。

ヒント:一般的には、MCカートリッジを使った場合がいちばん良い音が得られます。MMカートリッジは経済的に有利です。高出力MCカートリッジは、その中間に位置するといった感じです。






iFi iPhono − 4ステップ接続&設定ガイド(ステップ2-ゲイン設定)

接続と設定に関するご質問が多いフォノイコライザーiPhonoの設定ガイドです。
ステップ2:ゲインの設定



フォノプリアンプはどれもゲイン調節機能を備えています。カートリッジによって適正なゲインが異なるので、その調節が必要なのです。

MMカートリッジは低いゲイン、MCカートリッジは高いゲインを必要とします。通常ゲインはdB(デシベル)という単位で表示されます。40dB=100倍のゲインというのが目安です。


カートリッジの出力電圧
必要なゲイン
3mV以下
40dB
1mV-3mV
46dB
0.3-1mV
60dB
0.3mV以上
66dB

上の表でわかるように、Shure M97xEは40dBのゲイン、Denon DL-103Rは66dBのゲインが必要です。

ステップ1に従って、MMカートリッジまたはMCカートリッジを適切に接続したら、もうMMかMCかを区別する必要はありません。次のステップに進んでください。
(i) カートリッジの出力電圧を確認します。
(ii) 上の表から必要なゲイン(dB)を決定します。
(iii) 続いてマイクロスイッチを次の図のように設定します。この段階では、図中のグレー表示されたスイッチは無視してください。