2014年7月4日金曜日

micro iDSD開発(23)スーパー・デューパー仕様2.2(iPurifier Lite)

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。

以下は6月29日の投稿------------

http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-hifi-man-he-6-takes-on-the-meaty-monster-page-82/1125#post_10671925

iPurifier Lite




背景
これはスーパー・デューパー仕様の最後のアイテムです。皆様が求めていた、クラウドデザイン仕様の一つを盛り込むことができたのは、適切でした。Micro iDSDにiPurifierを組み込んだのです。

Micro iDSDは、USB伝送にまつわる諸問題に取り組むためのiPurifierテクノロジーを使っています。

説明
USBはPCからオーディオ+電力を伝送します。



PCのハードウェアのコスト削減の一般的な方法によって、PCから出力されるUSB信号は通常は品質が低く、間違いなく高品質USBオーディオ再生には不十分です。

途中で拾い上げられる不要なEMI/RFIとともに、USB信号(これはバランス信号です)はアンバランスになり、雑音が増え、有害なDCオフセットを示します。

この不完全な状態は、USB信号をオシロスコープで測定すれば簡単に確認できます(オシロスコープは、たとえば300MHzといった、十分な帯域が必要です。そうでないと、オシロスコープが遅くなりすぎて、問題が可視化できなくなってしまいます)。

micro iDSDに組み込まれたiPurifierは:
1. Cleans up the data lines  データラインをクリーニングします
2. Re-balances the USB signal  USB信号を再バランス化します
3. Removes the DC offset and  DCオフセットを取り除き
4. Filters out the EMI/RFI noise.   EMI/FRI ノイズをフィルターで除去します

グラフィック的にはこんな感じです:



micro iDSDに組み込まれたiPurifierのフィルターは、ローパスを形成します。これが高周波ノイズを食い止めるのです。1MHzで50dBほど(300倍)ノイズを減少させます。

フィルターは、ディファレンシャルノイズとコモンモードノイズの両方に作用するように設計されています。このフィルターはまた、アース線に沿って放射されるノイズ(RFノイズによってオーディオのアースを汚染する)も食い止めます。

リスナーにどのような恩恵があるか
iPurifier なしの場合と比べて、内部の解像度が改善され、ノイズフロアも改善されます。iPurifierはまた、USBケーブルやアダプターの問題も軽減します。

CCK/OTGタイプAポートに関する質問に答える付録も、後に用意しておきます。

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