ご存じのように、iFIにはnano、microの各シリーズがありますが、新たに予定していたminiシリーズは「pro」シリーズに改称させていただくことにしました。これはiFIのフラッグシップ、あるいはヘリキャリアなのです。ちなみにヘリキャリアとは、映画「アベンジャーズ」に登場した超巨大空母ですね。
音質の点で言えば、iCANはすばらしい音への取り組みの結果生まれたもので、市場にあるあらゆるヘッドフォンを駆動できてしまいます。STAXのようなエレクトロスタティック(静電型)ヘッドフォンでも駆動できます(とはいえ、特別な外付け「エナジャイザー・モジュール」が別途に必要になりますが)。
よくあることですが、私たちはつい興奮してしまって、iCANとiTUBEを(かつてお知らせしたように)別々に作る代わりに、これら2つを組み合わせてしまいました。そしてさらに刺激を求めて、プリアンプも加えてしまったのです。
ですからpro iCANは、今やiCAN + iTUBE + iPreがひとつになり、激しくパワーアップした純然たるアナログヘッドフォンアンプです。
さらに、ほんとうに面白いものにするために、私たちは増幅セクションを2つ内蔵して、選べるようにしています。次のような仕様になっています。
もっとも顕著な特徴あれこれ:
- 入力に真空管とソリッドステートのどちらかを選べる。しかもフルディスクリートA級設計。
- フロントパネルに3ピンと4ピンのXLRバランスアウト+6.3mmヘッドフォンジャック。
- 6.3mm標準ジャックによるアンバランス出力(ダイレクト)と、フロントパネルにIEM(インイヤーモニター)等を駆動するための内蔵IEMatchアッテネーターを備えた2つの3.5mmミニジャック。
- 1組のXLR入力と3組のRCA入力。
- 背面に1組のXLRアウトと1組のRCAアウト(プリ=ライン・アウト)
- 最大出力20V以上、600Ωのヘッドフォンに600mW、16Ωで最大約16,000mW、16Ωで連続出力約6,000mW。
- フロントパネルから3段階のゲインを選択可能。
- バランス設計のALPSボリュームコントロール(リモコン付き)。
- ヘッドフォン用3DホログラフィックとXBass(それぞれ3段階に調節可能+OFF)。
- 500mW/16オームまですべてのステージでA級動作、120オーム以上のヘッドフォンですべてのレベルで純A級動作。
- プロ用の真空管ベースの機器に由来する回路を、真空管またはJ-FET(選択可能)とバイポーラー・トランジスター及びMOS FETを組み合わせたハイブリッド設計で実現。
- 15V/4A超低ノイズPSU(パワーサプライユニット)(iPowerと同じ第2世代)による内部パワーサプライを含むフル・デュアルモノ設計。
- オプションでエレクトロスタティック・ヘッドフォン用の外付け「エナジャイザー・モジュール」を用意。1,700V最大出力、STAX HiFi/Pro、Sennheiser、その他用にバイアス選択可。
- 出力レベル選択可、STAX Pro & HiFiソケット×3。
pro iCAN
Balanced Headphone Amplifier バランス・ヘッドフォン・アンプ
- 電源:外付けDC 15V/4A アダプター
- 入力(背面):1 x XLRバランス・ステレオ/3 x RCAステレオ
- 出力(前面):4ピン XLRヘッドフォン(バランス)/デュアル3-Pin XLR(バランス)/ 6.3mmヘッドフォン x2(シングルエンドまたはバランス)
- 6.3 mm→3.5mmアダプター同梱
- 3.5mm iEMatchアッテネーター×2
- 出力(背面):XLRバランス・ステレオ(プリアウト)/1 X RCAステレオ(プリアウト)/エナジャイザー・モジュール用にMultipin Linkコネクター
- ボリュームコントロール:モーター駆動によるALPS 6-wayポテンショメーター
- 増幅:GE 5670真空管×2本または超低ノイズJ-Fet×4本をフロントパネルのスイッチで選択可能
- アナログ処理:X-Bass, +3dB at 80Hz, 160Hz, 320Hz
- バーチャル・スピーカー角度:30°45°60°
- ゲイン:0dB, 12dB and 24dBから選択可
- SN比:>117dB(A)
- 歪率:<0 .003="" p="">周波数帯域:0.5Hz to 500KHz(-3dB)0>
- 出力:>6,000mW
- 出力電圧 (600R):>20V (Balanced バランス); >10V (single ended シングルエンド)
- サイズ:220mm x 62mm X 190mm (W X H X D including feet and connectors 脚とコネクターを含む)
もっと知りたいですか? ベータ版の現段階の写真をご覧ください。
おもしろいでしょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿