2017年11月3日金曜日

新製品nano iDSD BLのMQA対応の遅れについて

11月3日発売のnano iDSD BLは本体ファームウェアの選択によりMQA対応が可能となる製品ですが、発売日である本日現在、MQA本社よりiFiへデータの提供が完了していないとの連絡ありました。したがいまして本日発売のnano iDSD BLはハイレゾMQAファイルを再生しても16Bit/44.1MHzでしか再生できません。iFi audio本社オフィスからデータ提供作業を急ぐようMQA本社に要請していますので、ご購入のお客様には大変恐れ入りますが、MQA対応のためのファームウェア提供の開始まで今しばらくお待ち頂ますようお願い致します。

2017年10月18日水曜日

新製品のお知らせ nano iDSD BL

以下の新製品の発売が決定いたしました。


  • 製品名:nano iDSD Black Label(BL)
  • ジャンル:DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ
  • バーコード:5081313081844
  • 標準的な小売価格:27,000円(税別)
  • 発売日:11月3日(金・祝)​


iFiオーディオのnano iDSD Black Labelは、日本をはじめ世界的ベストセラーとなったオリジナルnano iDSDの直系の子孫です。
上位機micro iDSD BLと同様に、すばらしいマットブラック仕上げで、細部にバーントオレンジを使っています。内部もほぼ同じですが、今回は1)これまでのRCA出力端子を3.5mmのラインアウトにする 2)各種OTGケーブルを直に刺せるUSB-A端子オスの採用 3)出っ張りをなくした新デザインなど、携帯性はこちらの方が優れています。スマートフォンを接続するだけで、ハイレゾ音源やSpotifyなどのストリーミングサービスをかつてないレベルの音質で体験することができます。もちろんPCやMACからの接続も可能です。X-MOSの制御ソフトを独自開発できるiFiの技術により、ASIOドライバーだけでなく標準ドライバーであってもDoPでも11.2MHzの再生が可能なため、他のDACのようにDoPだけDSD再生スペックが落ちることがありません。この機能は標準ドライバーを採用されることが多いラズパイ・オーディオでも便利に使われています。



新製品発表会をヘッドフォン祭で実施
発売当日に開催されるヘッドフォン祭において、以下の通り新製品発表会を実施いたします。

  • 中野サンプラザ15Fリーフルーム・トップウイングCSGブース
  • 11月3日(金・祝)11:30〜12:30 トップウイング総合新製品&新ブランド発表会(先日ご案内したLotoo新製品もこの発表会で一緒にご紹介します)

なお、前日2日にはこの製品のローンチパーティーがロンドンでも開催されます。

特徴
MQA対応
話題のMQAに対応したiFi初の製品として、クラスを超えています。現時点で世界で最も小さく最もリーズナブルなMQA対応製品です。Nano iDSD Black Labelは、iFi製品として初めてMQAに対応し、その革命に参入しています。



ヘッドフォン端子にiFi audio独自の技術・Qバランスを採用
iFiが考案した新しいアナログシステムによって、2つ搭載されたヘッドフォン端子から最高のバランス接続で音楽を聴くことができます。四極TRRS端子をもつヘッドフォン(マイクなし)と組み合わせて使用し、最高のバランス接続を引き出してください。負荷によってヘッドフォンのチャンネル・セパレーションが変化することがありません。一般的な三極TRS端子も共有して使うことができます。
Qバランスの詳細はこちら→ http://ifi-audio-jp.blogspot.jp/2017/10/nano-idsd-bl35mmtrrsq.html



USB端子
上級機micro iDSD同様、USB Aタイプを採用
OTGケーブル*がアダプターなしで使えます。micro iDSDでは採用されていましたが、nanoシリーズでは初めてです。

*iOS:Lightning - USBカメラアダプタ http://u0u0.net/Gsnz
*Android OS:アンドロイドOTGケーブル https://www.sanwa.co.jp/seihin_joho/otg/index.html(一例)
*ソニー・ハイレゾウォークマン:オーディオ出力用USB変換ケーブル http://www.sony.jp/walkman/products/WMC-NWH10/

ヘッドフォン端子の出力強化
32Ω285mW(iPhone6の10倍)のパワーがあるので、600Ωのヘッドフォンも難なくドライブすることができます。​

3.5mmラウンアウト搭載
3.5mmのラインアウト端子により、アクティブスピーカーに接続するなどさまざまな活用法が考えられます。

ゼロ・ジッター・ライト ZeroJitter Lite®
低ジッターのクリスタル・クロック - 44.1kHzと48kHzをベースにオーディオ用に独立したクリスタル・オシレーションを実現。AMRの技術を基盤にしており、iFiのiPurifierが内蔵されています。



駆動時間10時間超
外出時は、リチウムポリマー電池によって、nano iDSD Black Labelは10時間ノンストップで音楽を楽しむことができます。​​


仕様

  • 入力(背面):USB2.0 Type A “OTG” オス
  • 出力(背面):3.5mmステレオミニ 固定レベルラインアウト、
  • デジタルフィルター:2種類
  • 出力(前面):3.5mmステレオミニ x 2(ダイレクト出力、iEMatch®搭載出力)
  • DAC:Bit-Perfect DSD/DXD変換、デジタルフィルター切り替え可能PCM変換、MQAに対応したBurr Brown DSD,DXD, PCM DAC
  • クロック:低ジッタークリスタルクロック
  • 対応フォーマット: DSD 256/128/64/12.4/11.2/6.2/5.6/3.1/2.8MHz
  • DXD 384/352.8kHz
  • PCM 384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz
  • MQA
  • PCM:Listen(過渡特性を最適化した最小位相フィルター)
  • Measure(周波数特性を最適化したフィルター)
  • DSD:Listen(過渡特性を最適化した広帯域フィルター)
  • Measure(帯域外ノイズを抑制したフィルター)
  • DXD:Bit-Perfect変換
  • MQA:MQAフィルター
  • ヘッドフォンアンプ:デュアルモノ 2x285mW ノーカップリングダイレクトドライブ
  • ボリュームコントロール:アナログ 2回路 - 電源スイッチ機能付ポテンションメーター、トラッキングエラー2dB以下
  • (40dB-0dB減衰時)
  • ヘッドフォン接続:シングルエンドと互換性を持つ3.5mmTRRSバランス
  • ダイナミックレンジ(ライン出力):109dB(A)以上
  • THD+N(0dBFS ライン出力):0.004%以下
  • 出力電圧(ダイレクトアウト):3.5V(600Ω負荷時)以上
  • 2.9V(30Ω負荷時)以上
  • 1.7V(15Ω負荷時)以上
  • 出力電圧(ライン出力):2.15V(±0.05V)
  • 出力インピーダンス:1Ω以下(ダイレクトアウト)4Ω以下(iEMatch)240Ω以下(ライン出力)
  • チャンネルセパレーション:99dB(1kHz)以上
  • ジッター:計測限界以下
  • サイズ:96(奥行き) x 64(幅) x 25.5(高さ) mm
  • 重量:139g
  • 保証期間:ご購入後1年

2017年10月16日月曜日

nano iDSD BLの3.5mmTRRS四極接続「Sバランス」

Tech Notes of nano iDSD Black Label

Balanced but not as we know it


nano iDSDに採用されたバランス接続ですが、私たちが知っているこれまでのバランス接続ではありません。
これを「バランス接続」と呼ぶことはできません。
理由は後述しますが、私たちはこれを「Sバランス(S-Balanced)*」と呼ぶことにしました。
*当初「Qバランス」という名称で当初ご案内しましたが変更させていただきます。

PART 1. ACTIVELY GOES WHERE NONE HAVE GONE BEFORE
これまでだれも手を付けなかった部分に積極的に取り組みました


The new nano iDSD Black Label sports a dual-mono headphone amplifier with 3.5mm TRRS balanced wiring all the way to the amplifier.
新しいnano iDSD Black Labelはデュアル・モノ・ヘッドフォンアンプという贅沢な仕様になっています。3.5mmTRRSバランス接続でアンプまで信号を伝送するのです。

This S-Balanced technology means that despite the amplifier being single-ended, this delivers all the benefits of balanced wiring.
この「S-バランス」テクノロジーは、たとえアンプがシングルエンド仕様でも、バランス接続の利点が得られるということを意味します。

Why did we feel the need to develop this? Let’s take a look.
なぜこれを開発する必要があると、私たちは感じたのでしょう?
以下の概説をご覧下さい


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The problem with TRS connected headphones:TRS接続ヘッドフォンの問題点


The left and right headphone shares a single ground connection. This causes crosstalk and extra distortion. The lower the impedance of the headphone, the worse the problem. IEMs, in particular, are heavily affected.
左右のヘッドフォンが1本のアース接続を共有しています。これがクロストークと歪みの増加の原因になります。ヘッドフォンのインピーダンスが低ければ低いほど、問題は悪化します。特にIEM(インイヤーモニター)はその影響を大きく受けます。

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Balanced connection (can be TRRS though here shown with XLR):一般的なバランス接続(ここではXLRで示されていますが、TRRSも同じです):


Left and right ‘negative’ are separate, the negative connection runs all the way to the separate amplifiers and no crosstalk/distortion happens.
左右の「-」が分離しており、「-」は分離したままアンプに送られるので、クロストークや歪みが発生しません。

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Balanced output Amp:バランス出力アンプ: 



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PART 2. IFI IDSD NANO BLACK LABEL SOLUTION
iFi nano iDSD Black Labelの解決策 


No second amplifier is used, neither is extra signal nor noise, nor distortion added, perfect for sensitive IEMs. Further including the iEMatch technology extends compatibility with ultra-sensitive IEMs. A dedicated negative wire per channel all the way to each channel’s amplifier’s star-ground makes sure there is no crosstalk between the channels.
第2アンプを使わないので、信号もノイズも増えることがなく、歪みも加わりません。感度の高いIEMには完璧な方式です。さらに、iEMatchを組み込むことで、超高感度なIEMにも対応します。各チャンネルにはチャンネルごとの専用の「-」ワイヤーが装備されており、この「スターグラウンド」方式(グラウンドがそれぞれ独立している)によって、チャンネル間のクロストークが生じることがありません。

Plugging in unbalanced headphones with a TRS connector instead of TRRS will cause zero issues and, in fact, will still cut crosstalk by 50%, compared to using a TRS socket.
TRRSコネクターではなくTRSコネクターの付いたアンバランス・ヘッドフォンを接続しても問題はなく、しかもTRSソケットを使った場合に比べて、クロストークが半分に減少します。

All the benefits of balanced, with none of the drawbacks. Perfection!
バランス接続の有利な点をすべて備えながら、短所がまったくないのです。完璧です!


*Sバランスではマイク接続用の4極3.5mmは使えませんのでご注意ください。


Sバランスに接続した場合のクロストーク測定値



2017年9月11日月曜日

Windos用新ドライバーの更新(3.20.0)

iFi製品のための新しいWindows用ドライバーがリリースされました。



このバージョンでは新しいバッファー概念が導入されています。
1)ニュー「オートマティック」バッファー・セッティング
常に自動的に最適化を行います。これは特に高いサンプルレートの再生において重要です。
また、最大バッファーの設定は8192から32768サンプル(44.1KHzの場合0.74sec)に変更され、マシン内蔵ディスクのアクティビティを減らすことができます。マシンをマルチタスクで使用する場合、オーディオのストリーミングをより弾力的に運用することが可能になっています。マシンのスペック不足によるノイズの発生を「Auto」にすることによって、事実上ほぼ抑えています。
2)「not enough buffers for this sample rate Error(このサンプルレートではバッファーが十分ではない)」ついてもより大きなバッファーサイズを実装し、トラブルの発生を押さえています。
3)DAWソフトなどASIO DSDの互換性改善
4)Windowsの8 / 8.1 / 10との互換性を向上
※このバージョンからXPとの互換性を完全に排除したため、XPにはインストールしないように注意して下さい。
なお、VIstaもMicrosoft社のサポートが2017年4月12日をもって終了したため、国内サポートの対象から外させていただきます。

対象機種

2017年5月16日火曜日

アナログオーディオフェア2017

iFi Audioを取り扱うトップウイングCSGも参加するアナログオーディオフェアのご案内です。


  • アナログオーディオフェア2017
  • 日時:2017年6月10日(土)12:00~19:00、および11日(日)10:00~18
  • 会場:秋葉原・損保会館(東京都千代田区神田淡路町2丁目9番地)
  • 公式サイト:http://analog-audio-fair.com/
アナログオーディオフェア2017

トップウイングCSGのブースは504号室です。
以下は504号室イベントのご案内です。盛りだくさんのイベントをご用意していますので、ぜひお立ち寄り下さい。

6月10日(土)

12:30〜13:00(30分)

【新製品発表会】Tien Audio主宰=ジェフ・ティエン登壇
構想10年=ターンテーブルTT3 アームViroa 製品についての詳細解説およびデモ試聴

13:00〜14:30(90分)

【評論家イベント】【テーマイベント】私設ビートルズ博物館館長 野口淳氏
サージェント・ペパーズ50周年記念「アナログ!ビートルズ」
最新リマスターから高音質盤・貴重盤まで
ニンバス・スーパーカット、MF-UHQR、UK-初回プロモなど希少盤集結!2017最新リミックスとの対決!ほか

14:30〜15:00(30分)

【新製品発表会】TELOS主宰=ジェフ・リン登壇
TELOS Audio Designが切り開くアース革命&ディフューザー革命
新上陸ブランドTELOS紹介イベント
ミュンヘンHIFG-ENDでの新製品発表の模様 QRC
TELOSブランドの今後の製品ロードマップ

15:00〜16:00(60分)

【評論家イベント】岩井喬
スーパーカートリッジ青龍&TELOS GNR+QADで聴く80~90年代洋楽ポップス&ロック〜シカゴ、ビリー・ジョエル、TOTOなど


16:00〜16:30(30分)

【注目製品イベント】トップウイング「青龍」+ARAIラボフォノトランス
スーパーカートリッジ青龍の新方式解説+ARAIラボ青龍専用トランス解説

16:30〜18:00(90分)

【テーマイベント】「方舟」進水30周年!長岡鉄男特集
スーパーカートリッジ青龍で回願する長岡盤
「長岡鉄男の外盤A級セレクション」「長岡鉄男のいい加減にします」「長岡鉄男のレコード漫談」で取り上げられた、切れ込み鋭く炸裂するレコードを最新現代アナログで!
仏HM、BIS、Astree、OCORA、RR、Telarc、Vangard、Nonesuch、NW、Shefield labの名録音をどんどんお聴かせします。
(フォノイコiFi Audio micro iPhono2 + iTube2使用)

18:00〜18:30(30分)

【注目製品イベント】TELOS主宰=ジェフ・リン登壇&Tien Audio主宰ジェフ・ティエン登壇
注目アクセサリーブランドTELOS Audio Designの効果
構想10年=Tien Audio TT3ターンテーブルを徹底検証
アクティブアース「グラウンド・ノイズ・レデューサー(GNR)」の圧倒的効果デモアクティブ・ディフューザー「クァンタム・アコースティック・ディフューザー(QAD)」の効果デモ


6月11日(日)

10:30〜11:00(30分)

【注目製品イベント】Tien Audio主宰=ジェフ・ティエン登壇
ターンテーブルTT3 アームViroa デモ試聴

11:00〜11:30(30分)

【注目製品イベント】トップウイング「青龍」+ARAIラボフォノトランス
スーパーカートリッジ青龍の新方式解説+ARAIラボ青龍専用トランス解説

11:30〜12:30(60分)

【テーマイベント】サントラからスコアカバーアルバムまで
アナログで振り返るスター・ウォーズ〜映画公開40周年
オリジナルサントラ/ボストン・ポップス/ゲルハルト&ナショナル・フィル/メータ&LAPO/コージアン&ユタ響などアナログ


12:30〜13:00(30分)

【注目製品イベント】TELOS主宰=ジェフ・リン登壇
注目アクセサリーブランドTELOS Audio Designの効果を徹底検証
アクティブアース「グラウンド・ノイズ・レデューサー(GNR)」の圧倒的効果デモ
アクティブ・ディフューザー「クァンタム・アコースティック・ディフューザー(QAD)」の効果デモ

13:00〜14:30(90分)

【評論家イベント】ピーター・バラカン
P・バラカン著「わが青春のサウンドトラック(P・バラカン自伝的エッセイ)」にまつわる音源をアナログで!〜60-70年代ロック、ソウル、ポップスなど

14:30〜15:00(30分)

【注目製品イベント】Tien Audio主宰ジェフ・ティエン登壇
ターンテーブルTT3 アームViroa デモ試聴

15:00〜16:00(60分)

【テーマイベント】DECCA=クナッパーツブッシュ「ワルキューレ第一幕」録音60周年
DECCA初期版-英・独・米/廉価盤/日スーパーアナログ徹底聴き比べ


16:00〜16:30(30分)

【注目製品イベント】TELOS主宰=ジェフ・リン登壇
注目アクセサリーブランドTELOS Audio Designの効果を徹底検証
アクティブアース「グラウンド・ノイズ・レデューサー(GNR)」の圧倒的効果デモアクティブ・ディフューザー「クァンタム・アコースティック・ディフューザー(QAD)」の効果デモ

16:30〜17:30(60分)

【評論家イベント】田中伊佐資
フォノEQカーブは重要だ!!JAZZド・ド・ド定番のオリジナルをM2TECHフォノイコで大検証!
オリジナルはホントはこんな音だった!!!
マスターピーセズ・バイ・エリントン、カインド・オブ・ブルー、他

2017年4月26日水曜日

Pro iESL正式版、29日からのヘッドフォン祭で世界初披露!



来る29日より開催される「春のヘッドフォン祭2017」において、下記の製品の最終量産型デモ機を試聴展示することになりました!ぜひトップウイングCSGブース(中野サンプラザ15Fリーフルーム)にご試聴にお越し下さい。STAX、KingSound、ゼンハイザーなどお手持ちの静電型ヘッドフォンをお持ち込みいただくのも大歓迎!
以下が現時点での正式なご案内です。

  • 製品名:Pro iESL
  • 製品ジャンル:エレクトロスタティック(静電)型ヘッドフォン用トランス結合エネザイジャー(Electrostatic Headphone Trasformer-Coupled Energiser)
  • 内容:エレクトロスタティック型ヘッドフォン用の「エナジャイザー」(エネルギー供給源)モジュール
  • 接続: Pro iESLは単体でヘッドフォンアンプとして成立するものではなく、エレクトロスタティック型ヘッドフォンを通常のヘッドフォン用及びスピーカー用のアンプで使用できるようにする機器です。 iFi AudioのPro iCANと独自規格のリンクで接続するように設計されていますが、通常のヘッドフォンアンプ、及びプリメインアンプのスピーカー出力端子と接続しても鳴らすことができます。


主な特徴:

  1. 前述の通りiFiの独自規格ESL-Link(HDMIケーブルによる)を使用することで、Pro iCANを「親機」としてiESLに接続してエレクトロスタティック型ヘッドフォンを使用できるようになります。
  2. すべての標準的なヘッドフォンアンプと「親機」としてアナログ接続してエレクトロスタティック型ヘッドフォンを使用することも可能です。なお「親機」として接続するヘッドフォンアンプは4ピンバランス・ヘッドフォン出力付きの製品が最も好ましく、ヘッドフォンアンプが十分なパワーと出力電圧を持っていることが必要です。
  3. すべてのスピーカー用アンプ(プリメインアンプまたはボリュームを搭載したパワーアンプ)を「親機」として、スピーカー端子から信号を受けてiESLと接続し、エレクトロスタティック型、ダイナミック型、プラナー型のヘッドフォンを使用できるようになります。なおスピーカーを使う場合はOutの出力端子でスルーアウトが可能なため、いちいち接続をやり直す必要がありません。
  4. キャパシティブ・バッテリー電源を搭載、あらゆるACノイズやスイッチング・ノイズを除去します。
  5. 調節可能なACターミネーター:Pro/Normal/Off
  6. カスタム・バイアス調節可能:230(Normal端子6ピン)、500-640V(Custam/Pro端子5ピン)
  7. 負荷インピーダンス調節可能:16Ω-96Ω


  • 発売時期:6月頃を予定
  • 販売価格:未定(判明次第お知らせします)


※バイアス電圧値:

  • 230V(Normal)            旧型のStax ESHP
  • 500V(Custom)            Sennheiser Orpheus HE-90
  • 540V(Custom)            Sennheiser HE-60、KingSound KS-H2/3/4
  • 580V(Pro)                  Stax Pro Bias ESHP
  • 600V(Custom)            Koss ESP/950、Jade
  • 620V(Custom)            将来用の予備値
  • 640V(Custom)            将来用の予備値



なお、Pro iESLは昨年10月のRMAFを皮切りに、日本の冬のポタフェス、今年のシンガポールにおけるCAN-JAMなどで一部機能が動作しないプロトタイプの展示が行われましたが、完成版の製品展示は今回のヘッドフォン祭が世界初となります。

以下はiFi Audio本社から届いたマニュアル資料を抜粋・翻訳したものです。

●エレクトロスタティック型ヘッドフォンについてのメモ

エレクトロスタティック型ヘッドフォンを動作させるには非常に高い電圧が必要です。たとえばStaxの場合は、一般の低能率のフルサイズのヘッドフォンが105dB/1Vなのに対して、101dB/100Vという数値になっています。さらに、Staxの製品は「バイアス電圧」(現代のStax製品では通常580V)も必要とします。
Pro iESLは、6ピン端子に接続されたStaxのエレクトロスタティック型ヘッドフォンに対してはオリジナルの(通常の)230Vのバイアス電圧を、5ピン端子に接続されたStaxのエレクトロスタティック型ヘッドフォンに対しては500V~600V(調節可能)のバイアス電圧を、そしてさらにStax Proには専用の580Vのバイアス電圧を供給することができます。他の多くのメーカー製のエレクトロスタティック型ヘッドフォンにも、Staxの5ピン・プロ端子用のアダプターを使えば、対応することができます。 Pro iESLでは500-640Vまで様々なバイアス設定を試してみることができます。ユーザーが好むバイアス設定を切り替えられるのです。

また、Pro iESLはPro iCANと独自規格のリンクを使用することで最適化しています。エレクトロスタティック型ヘッドフォンの大半は低能率です。電圧に制限があり、感度も低いため、エレクトロスタティック型ヘッドフォンは一般に大音量で鳴らすことができません。特に、伝統的なダイナミック型ヘッドフォンと比較すると、これが顕著になります。Pro iCANとPro iESLを組み合わせて使用すると、インピーダンス・コントロールの設定によって、320V RMS(910V PP)から640V RMS(1820V PP)までの電圧を引き出すことができます。
これらは非常に高い電圧なので、エレクトロスタティック型ヘッドフォンの定格電圧の限界を超える可能性があるため、ユーザー自らエレクトロスタティック型ヘッドフォンの許容電圧を確認する必要が生じます。もしも少しでも疑問がある場合は、インピーダンスを高めに設定して使用すれば安全ではあります。Pro iESLのインピーダンスが64Ω~96Ωに設定されていさえすれば、保護回路が働くこともなく、どのようなエレクトロスタティック型ヘッドフォンも損傷することはないはずです。

●Pro iESLの設計について

原理的には、エレクトロスタティック型ヘッドフォン用のエナジャイザーというのは些細なチャレンジに過ぎません。必要なのは、エレクトロスタティック型ヘッドフォン用に非常に高い信号電圧を生み出す一組のトランスと、何らかの形態のバイアス供給装置だけだからです。とはいえもちろん、シンプルに見えるものの背後には思いもかけない複雑さが潜んでいるのが常です。
たとえば、20Vのオーディオ信号を、歪率の低い、フラットな周波数特性を持った、不快な共鳴のない640Vの信号に変換することのできるトランスを作るというのは、大変なチャレンジなのです。へたをすると、サウンドに色づけが生じてしまいますが、これはエレクトロスタティック型ヘッドフォンのクリスタルのようにクリアーなサウンドにとってはとりわけ大きな問題となります。
また、高電圧のバイアス供給装置を作るのは簡単に見えますが、このバイアス電圧がヘッドフォンのダイアフラムを動かす力の一部になるのだということを忘れてはいけません。バイアス供給装置に少しでもノイズがあれば、振動するダイアフラムを駆動する力が変動し、そのためサウンドにも影響が出るのです。これは明らかに避けなければなりません。
高電圧が関係するので、回路基板の設計のような些細な作業も、チャレンジとなります。こういった高電圧を制御できなくなるような事態は絶対に避けなければならないからです。したがって、電圧の伝送経路とピンの間にはスペースをたっぷり取ることが必要になり、これによってシンプルな回路基板のレイアウトが突然大きなチャレンジとなってしまうのです。
次に、各スイッチから長期使用における信頼性に至るまで、音質への影響が最小限になるように、多様な要素を確実に選別する必要があります。シンプルなメカニカル・スイッチでは、これは実現できないのです。

●トランス

エレクトロスタティック型ヘッドフォンに必要とされる高電圧を生み出すために、Pro iESLはカスタムメイドの最高品質のトランスを使用しています。
このトランスの性能を決定づけることになる芯の部分は、超薄のGOSS(方向性電磁鋼板)とピンストライプ(細かい縦縞)のパーマロイ・ラミネーションを組み合わせたハイブリッド仕様になっています。芯をGOSS 100%にすると、ローレベルでヒステリシスが生じ、これによって静かなパッセージに歪みが生じてしまいます。一方、パーマロイ100%の芯にすると、ハイレベルにどうしても大きな歪みが生じます。ところが、これら2つの素材を組み合わせると、それぞれが最高の状態で動作することが確保されます。こうして、伝統的な芯(GOSSであろうと、アモルファス鉄であろうと、あるいはこれらと同様の素材であろうと)と比較すると、歪みが劇的に減少するのです。
過度な共鳴や帯域制限なしに高いステップアップ率と素性の良さを組み合わせるために、私たちのトランスは垂直及び水平方向に複雑なマルチセクションの巻き方を採用しています。私たちが要求するパフォーマンスを生み出すには、きわめて細いワイヤーを精確にぎっしりと巻かなければならないのです。
この複雑な巻き方と並外れた芯材の組み合わせによって、あらゆるレベルで歪みがなく、そしてまたオーディオ帯域をはるかに超えた領域でも色づけのない、完全にフラットな周波数特性を持ったトランスが生み出されるのです。
こういった並外れたトランスによってのみ、私たちはトランスレスの最良のアンプのパフォーマンスに近づき、さらにそれを超えることさえできるのです。

●バイアス・システム - キャパシティブ・バッテリー電源

一般にバイアス電圧は、50/60Hzの家庭用電源で生み出され、いわゆるグライナッヘル(またはヴィラール)・カスケード整流回路(コッククロフト=ウォルトン電圧増幅回路と呼ばれることもあります)が用いられます。この回路は、一般的な、安価な部品を使って非常に高い電圧を生み出すことができますが、その動作音は非常にうるさいものです。
使われているACの周波数が低いと、大きな容量を持ったキャパシターが必要になる傾向があります。通常は、ノンリニア電気キャパシターが必要になるのですが、これはリーク電流(漏洩電流)が多いので、バイアス電圧が下がるのを防ぐためにカスケード整流回路が常に稼働している状態を保たなければなりません。
iFiはこういった既存のソリューションをすべて完全に捨て去ろうと決心しました。
まず私たちは、 バイアス電圧を供給するために、多重パラレル・フィルム・キャパシターのバッテリーを使おうと決心しました。フィルム・キャパシターは、充填をほぼ無限に保持します。エレクトロスタティック型ヘッドフォンの絶縁抵抗もきわめて高いので、電流が流れてキャパシター・バンクが放電されるようなことはありません。したがって、キャパシター・バンクを一度公称バイアスまで充填しておけば、充填されたキャパシター・バンクをバイアス電圧のところで「フロート」させておくことができるのです。
このワンタイム充填を実現するために、私たちは非常に高い周波数(約750kHz)のスイッチング・システムを用いています。このシステムは、完全にシールドされた小さなトランスと、新種の超高速高電圧整流回路を使っています。さらに重要なのが、このシステムはキャパシター・バンク内に適正なバイアス電圧が確立されると直ちにシャットダウンするという点です。
たとえ空気を通してでもわずかな放電は起こるので、キャパシター・バンクを30秒程度ごとに補填する必要がどうしてもあります。この過程は通常は100万分の数秒(数マイクロセカンド)しかかかりません。というのも、通常は失われた充填を再補填するには、1つあるいは2つのスイッチング・サイクルで十分だからです。
このシステムで生じるいかなるノイズも、それが発生している短時間(めったにありませんが)の間は、中波無線帯域に制限されます。その時間の99.999%以上の間、充填回路は完全にOFFになっています。
結果として生まれたのが、エレクトロスタティック型ヘッドフォンにバイアスを供給するための完璧な高電圧バッテリーです。完全に分離された、独立した2つのバイアス回路が用いられています。1つは230Vの「ノーマル」バイアス用、そしてもう1つは、現代の様々なエレクトロスタティック型ヘッドフォンに対応できる、調節可能なバイアス用です。

●シグナル・ルーティング
入力選択用の信号スイッチングの全体は、内部に不活性ガスを充填した、金メッキのシルバー・コンタクト・ミニチュア・リレーを使っています。これによって、接点が長年にわたって新品のままのような状態であることが確保されます。
スピーカーの接続は、密閉したシルバー・アロイ・コンタクト・リレーを使ってスイッチングされているので、スピーカーの信号経路の音質への影響が最小に抑えられています。

2017年4月17日月曜日

nano iONEの発売日決定!

発売前から大きな反響をいただいているnano iONEがいよいよ発売になります!
発売日はGW初日の

4月29日(土)

に確定しました。この日は春のヘッドフォン祭2017初日でもあります。
ぜひ中野サンプラザ15Fのトップウイングブースにお越し下さい。


nano iONEは、オーディオファイルのためだけでなく、現在のホームオーディオの音質を改善したいと願っている人たちのために生み出されました。


Nvidia Shield、Google Chormecast、4Kテレビのどれを使っていても、システムをXbox OneやPlaystation 4などのゲーム機に接続することができます。あるいはシンプルにスマートホン、タブレット、コンピューターを通じて音楽を楽しむこともできます。nano iONEはこれらすべてにご使用いだけます。オーディオファイルの装置にnano iONEを加え、高品位なサウンドの限界を広げてまったく新たなレベルに引き上げることもできます。

nano iONEは以下の場合に理想的です。

  1. ホームシステム:コンピューター、スマートホン、タブレットを使ってSpotifyをストリーミングする際に、ブルートゥース機能を加えます。
  2. 4Kテレビ:画質と対等になるように音質を改善します。
  3. ゲーム機:光出力をnano iONEに接続し、アナログ出力をアクティブ・デスクトップ・スピーカーやヘッドフォンアンプに接続することによって、映像のサウンドトラックや効果音の音質を最高レベルに引き上げます。
  4. S/PDIFのみを装備したDAC:USB入力やブルートゥース入力を使用してS/PDIF出力に変換することができます。 

nano iONEは単機能の機器でもなければ、「何でも屋」でもありません。信じられないほど多用途でありながら、最先端のテクノロジーを提供します。それぞれの機能が、iFiの単体製品と同じように、最大の注意と献身をもって設計され、実現されているのです。




自分だけのサウンドを、自分流に。

出力は、AVアンプやヘッドフォンアンプにRCAケーブルで接続することができます。


ブルートゥース、USB、S/PDIF(光及び同軸) - どのような接続方法であろうと、nano iONEはそれに応えることができます。これに加えて、nano iONEのオーディオファイル品質のブルートゥースはaptXとAACのデコーディングが可能なので、AppleであろうとAndroidであろうと、PCであろうとMacであろうと、どれでも音楽を聴くことができます。
出力は、AVアンプやヘッドフォンアンプにRCAケーブルで接続することができます。




aptXとAACエンコーディングによるCD品質のブルートゥース。

aptXとAACエンコーディングを使用することで、あらゆるプラットフォームのブルートゥース上でCD並の音質を実現します。AACはiOS機器用に使われます。最高音質のワイヤレス再生をだれもが楽しむことができるのです。

絶縁されたS/PDIF出力にREclock®とREgenerate®を搭載


S/PDIFは絶縁されています。音質への細心の配慮というiFiの伝統が受け継がれているのがわかるでしょう。

バーブラウン製のトゥルーネイティブ・チップセット


バーブラウン製のトゥルーネイティブ・チップセットは、「最高中の最高」のチップセット設計を代表する、マルチビットDACです。このチップセットはPCMとDSDをネイティブで処理できるので、音楽の信号は最初から最後までオリジナルのフォーマットのまま保持されるということです。

Active Noise Cancellation (ANC)®が並外れて静かな電源を生み出します


電源(USBから供給されます)用のANCノイズ抑制システムによって、通常のコモン・ノイズ・フィルターを使用した場合の100倍も静かなノイズフロアを測定しています。




仕様

  • 電力ソース: USB Bus power, embedded AMR Active Noise Cancellation® technology
  • 対応フォーマット: 44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz(PCM)2.8/3.1/5.6/6.2/11.2/12.4MHz(DSD) 352/384kHz(DXD)
  • DACシステム: Bit-Perfect DSD & DXD DAC by Burr Brown (1-DAC Chip; 2-Channel; 4-Signals)  
  • デジタルフィルター: PCM: Measure/Listen digital(選択可) DSD: Measure/Listen analogue(選択可) DXD: Bit-Perfect Processing, fixed filter
  • 入力: USB 3.0 compatible with USB 2.0, Bluetooth (TM)with aptX & AAC support Codec, S/PDIF RCA & Optical(コンビネーション仕様)
  • 出力: Coaxial S/PDIF for USB/Bluetooth (PCM up to192kHz) Audio RCA L/R
  • 周波数特性: 20Hz – 20kHz <+0/-0.5dB (44.1kHz SR, Measure Filter) 1Hz - 44khz <+0/-3.0dB (>= 88.2kHz SR, Measure Filter)
  • 出力電圧: @ 0dBFS: 2.05V (+/-0.05V)
  • ダイナミックレンジ: 109dB (A)
  • SN比:109dB (A) @ 0dBFS
  • 全高調波歪率: < 0.0015% 10k Load
  • 出力インピーダンス: < 50Ω
  • 消費電力: < 2.5W
  • 寸法: 100 (l) x 64 (w) x 25.5 (h) mm
  • 重量: 122g (0.27lbs)
  • バーコード5081313081707
  • 標準的な小売価格:27,000円(税別)
  • 総務省技術適合認証取得/日本オーディオ協会認定ハイレゾロゴ取得/電気用品安全法(PSE)適合性検査合格証取得(USBアダプター)