2014年6月27日金曜日

micro iDSDいよいよ発売決定!そして7月19日は・・・!!!

micro iDSDの発売日が7月19日に決定しました!

【Phile-web】iFI-Audio、「micro iDSD」正式発表 - 試作機よりスペック向上
【AV Watch】iFI-Audio、7万円を切るDSD 512/PCM 768対応ポータブルアンプ「micro iDSD」7月19日発売
【IT Media】DSD 512まで対応:トップウイング、仕様変更でパワーアップした「micro iDSD」を正式発表
【StereoSound】最大DSD 512/PCM 768に対応するiFI Audioのヘッドフォンアンプmicro iDSD
【Gaudio+PCオーディオfan】iFI-AudioがDSD512&DXD768kHz対応のDAC/ヘッドフォン・プリアンプ「micro iDSD」発売


そして、この日は中野で「ポタ研」!

ポタ研2014夏


さらに・・・
DSD256録り下ろし音源のついたNetAudio誌の発売日!


曲はTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの書き下ろし新曲「Visible invisible!」



モンスター降臨祭の準備はできた!!

micro iDSD開発(22)スーパー・デューパー仕様2.1(USBポート)

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。

以下は6月24日の投稿------------

http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-otw-1-audio-has-a-new-order-did-you-guess-correctly-page-71/990#post_10658655



CCK/OTG USBポート



背景
今日、ハイファイポータブルオーディオは隆盛を見ており、衰える気配はありません。回りを見渡して、どれほど多くのIEM(インイヤーモニター)が売られているかを見れば、移動時にオーディオを必要とする人の数の多さがわかるでしょう。

micro iDSDのクラウドデザインで、CCK/OTG接続が提案され、今それが実現しました。

説明
スマート機器をポータブルトランスポート+DACとして使うには、2つのオプションがあります。

1. Appleの場合:これにはCamera Connection Kit (CCK)があります。これは以前の30ピン・バージョンです。新しいUSBアダプターは9ピン・バージョンですが、どちらも基本的には同じです。

2. Androidの場合:サムスンからOn-The-Go(OTG)ケーブルが発売されています。

CCKとOTGは、どちらも一方に専用接続端子を、そしてもう一方にUSB “A”タイプのソケットを装備しています。


USB “A”タイプのソケットには、「通常は」短いUSBケーブルが付いていて、これがUSB “B”タイプのポートに接続できるようになっています(大半のDACはこのポートを装備しています)。

micro iDSDでは、これは不要です。というのも、micro iDSDはタイプ“A”プラグを装備しているので、CCKとOTGケーブルを直にmicro iDSDに接続することができるようになっているのです。

こんな感じです。



家のデスクトップのメインシステムで、USBケーブルでmicro iDSDに接続する時は、USBアダプターのどちらかを使えばOKです(どちらのアダプターもiDSDの箱に同梱されています)。



リスナーにどのような恩恵があるか
無比の利便性を備えた両方の世界の最高のものが手に入るのです。

ポータブルオーディオ = スマート機器 + CCK/OTG + micro iDSD > インイヤーモニター

デスクトップ&ホームオーディオ = コンピューター + USBアダプター + micro iDSD > ヘッドフォン&インイヤーモニター

追記
Apple用の再生プレーヤーソフトには、iTunes、Onkyo HF Player、Cappriccio、Hibikiなどがあります。
Android用の再生プレーヤーソフトは、もっとも使われているものを使うのがいちばんでしょう。USB Audio Player PRO (UAPP)です。

micro iDSD開発(21)スーパー・デューパー仕様2.0

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。

以下は6月22日の投稿------------

http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-otw-1-audio-has-a-new-order-did-you-guess-correctly-page-71/960#post_10653697


すでにnano iCANやmicro iCANを使ったことのある人には、これからmicro iDSDにも搭載されることになっているXBassの仕様は、おなじみのものでしょう。

しかし、そうでない人のためにこれを用意しました。興味深いと思いますよ。

XBass
(ヘッドフォンは、すべてが同じように作られているわけではないのです)

背景
「ラジオを聴いていると、私は場違いなところにいると感じる。
高音だけでは解消できない何かが、確かに失われているのだ。
私の顔を見れば、私の弱点を言い当てることができるよ。
私はすっかり低音に取り憑かれているのさ。」

The Puretones – “Totally Addicted to Bass”
ピュアトーンズ(イギリスのロックグループ)の「低音に夢中」 


「完璧な低音レスポンスを生み出すヘッドフォンはひとつとしてありません。」

説明
録音が異なれば、そしてヘッドフォンが異なれば、低音が不足していると感じることがよくあります。

低音があるべきか、ないべきか – それが問題だ、なんてことはここではありません
偉大な音楽を聴くのは、常にポジティヴな経験となります。最高に質素なシステムから最高に高額なシステムに至るまで、どのシステムも大きな楽しみをもたらしてくれます。しかしながら、ピュアトーンズの歌のように、もしも低音が適正でなかったら、「高音だけでは解消できない何かが、確かに失われている」のです。

ヘッドフォンによって、低音のパフォーマンスは大きく異なります。驚異的な低音を聴かせるヘッドフォンもあれば、完璧で公平な低音を聴かせるヘッドフォンもありますが、多くは低音が弱かったり、深刻なほど不足していたりします。これと製造コストには、直接的な関連はありません。むしろあまり高価でないヘッドフォンでも鋭い低音を持っているものもありますし、もっと高価でも低音が欠けているものもあるからです。もちろん、低音のパフォーマンスはヘッドフォンの音質の一要素にすぎないことは、言うまでもありません。

異なるヘッドフォンの代表的な周波数レスポンスです。


左端のものは“理想的なカーブ”を描いています。“ヘッドフォンはこうあるべき”という数値です。しかし、現実のヘッドフォンはこうはいきません。残りの3つは、“実際に売られている”ヘッドフォンの例で、低音のレスポンスが異なっていることを示しています。

左から2番目から見ていくと、現行製品のExample 1は非常に良好な低音です。
こういったヘッドフォンはきわめてまれです。

Example 2は低音に多少の減衰があります。これは、かなり高価なヘッドフォンでもよく見られる傾向です。このカーブはUS$1500のヘッドフォンのものです。このヘッドフォンはあらゆる点で優秀で、これまでに作られた中でも最高のものなのですが、それでも低音が若干欠けています。悪いとは言わないものの、常にもう少し低音がほしくなってしまいます。

Example 3は多くの小型ヘッドフォンの典型です。低音がはっきりとわかるほど欠落しています。最低域は、少しというレベルではなく、かなりの部分が“行方不明”状態です。こういったヘッドフォンははっきりと低域が欠落して聞こえます。うすっぺらで、ひ弱で、満足を与えてくれません。どうしてもある程度の修正が必要です。

示されていないもうひとつの可能性は、ヘッドフォンの中には非常にヘビーな、強調された低音を持っているものがあるということです。DJ用のヘッドフォンやある種のインイヤーモニターのタイプがこれにあたります。音楽や趣味によって、これは良いこととも良くないこととも感じられます。こういったヘッドフォンを聴く際は、ヘッドフォンアンプが非常に良好なダンピングファクターを持っていることが重要です。余分な低音が、ブーミーになることなく、うまく制御されるからです。実際のヘッドフォンがどんな感じなのかを示すために、HeadRoomによって計測された4つの異なるヘッドフォンの比較表をお見せしましょう。



iFiでは、多くのヘッドフォンが持つこの共通の低域の問題に気づいていました。奇妙なことに、最高の低音を持ったヘッドフォンが、最高にクリアな中域や最高のイメージングを持っていることはめったにありません。こういうわけで、ヘッドフォンを購入する時には、妥協を強いられることが多いのです。

i) ほぼすべてを備えているヘッドフォンを買って、低音は少しばかりあきらめるということもできるでしょう。プレーヤーのソフトウェアによって、イコライザーの機能を調節して、低音の欠落を補うこともできるでしょう。しかし、これではDSPを使用することになり、それでは音楽信号はもはやビットパーフェクトではなくなってしまいます。

ii) そしてもちろん、iPodやノートパソコンでは、限界が明白になります。出力パワーに限界があるので、イコライザーをかけた低音に必要な余分なパワーが供給できず、音が歪んでしまうのです。そうすると、ボリュームを絞らなければならなくなるのですが、その代わり失われた低音を少し取り戻すことができます。それでも、そんなに自然には聞こえないことが多いのも事実です。これらのイコライザーで、ヘッドフォンの欠陥を補うように適正に作られているものは、ほとんどないからです。

Enter XBass...
XBassの出番です…

リスナーにどのような恩恵があるか
もしも所有しているヘッドフォンに、深い、クリアな、堅固な低音が欠けていて不満を感じているなら、何か“エキストラ”なものが必要です。それが“エキストラバス”です。XBassは、“消失していた低音”を取り戻し、リスナーは望み通りのレベルを選ぶことができます。他のiFi製品と同様に、これはアナログ領域で実行されますから、音楽信号はオリジナルのままです

さらに、XBassはmicor iDSDのヘッドアンプに組み込まれていますので、歪みを生じさせることなく、低音を取り戻すのに十分なパワーを持っています。“エキストラバス”はタイトで、歯切れが良く、精確です。


XBassはmicro iDSDに組み込まれています(nano iCANとmicro iCANにも同様に組み込まれています)。スイッチをONにするだけです。特定のヘッドフォンや特定のトラックには合わないと思ったら、スイッチを切るだけです。

あなたのヘッドフォン&イヤフォンに最高の低音を実現したければ、XBassを検討してみてください。

2014年6月26日木曜日

micro iDSD開発(20)OTW(この世のものとは思えない) #2

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。

以下は6月19日の投稿------------
http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-software-design-update-5-three-filters-each-for-pcm-and-dsd-enjoy-it-your-way-page-71/885#post_10646012

Turbo/Normal/Eco + iEMatchで完璧なヘッドフォンの組み合わせを

背景
どんなオーディオシステムでも、アンプとトランスデューサーとのマッチングはもっとも重要です。

スピーカー市場では、スピーカー+アンプのマッチングは典型的に行われていて、うまく行っています。
つまり、パワーの弱いアンプは能率の高いスピーカーと組み合わせるのです。
その逆も同様で、強力なパワーのアンプは能率の低いスピーカーと組み合わせるのです。

しかしながら、ヘッドフォン市場では、ヘドッフォンとヘッドフォンアンプとのペアリングは、まったくと言っていいほど一貫していません。そのため、マッチングがうまくできていないのです。ヘッドフォンをドライブするのに十分なパワーがなかったり(印象の薄いサウンドになるのが典型です)、インイヤーモニターをドライブするのに莫大なパワーのヘッドフォンアンプを用いたり(ボリュームコントロールで音量を制御できず、あまりにヒスノイズが増えるというのが典型です)、ということになるのです。

説明
ヘッドフォン市場において、私たちは現在発売されている事実上すべてのヘッドフォンをテストしたのですが、その結果に私たちはショックを受けました。

現在販売されているヘッドフォンを調べたところ、もっとも能率の高いIEM(インイヤーモニター)と、もっとも能率の低いヘッドフォンでは、53dBもの差があることがわかったのです。これは絶対に莫大な開きです(うるさいディスコと静かな図書館ほどの差で、わずかとはとても言えません)。

この能率幅の一端にあるのが、HiFi ManのHE-6で、他のどんなヘッドフォンよりもパワーを必要とします。90dB/Vとされているこのヘッドフォン界の“ハマー“(アメリカの高級大型SUV)を適正なレベルでドライブするには、3000mWが必要になります。こういったものを低能率のヘッドフォンに分類しましょう。



ところで、市販されているK1000(AKG)のような旧来の製品は、クレージーなほど低い84dB/Vとされているのですから、これはもう“怪物”状態ですよね。


能率幅の反対の一端にあるのが、超高能率のIEMです。ゼンハイザーの IE800は、143dB/Vとなっており、これならiPhoneのわずか15mWでもドライブできます。デジタルボリュームを50%程度にしておけばOKです。それを越えると、耳に障害を与えるレベルになってしまいます。こういったものを超高感度IEMに分類しましょう。


 
こういったヘッドフォンやイヤフォンをすべて扱うことのできるヘッドアンプにはまだ出会ったことがありませんが、それは驚くにはあたらないでしょう。ましてや、ポータブルで、しかもヘッドフォンのすべての能率幅を扱うことのできるDACヘッドアンプなど、出会ったことがないのは言うまでもありません。

注意:db/mWは直接には比較できません。私たちはすべてのヘッドフォンの感度を1Vの信号に合わせて測定しましたました。iPhoneの最高出力に近いからです。

最高出力とヘッドフォンの完璧な組み合わせは、どう考えるのがベストか?
Micro iDSDは、4000mWの最高出力を持っています。

ポルシェ911ターボSは最高出力560bhpを誇っています。このパワーをすべてアスファルト道路に投入して、ドライバーが要求するとおりに道をグリップすることができるようになるために、ポルシェはSport Plus/Sport/Comfortというモードを用意しています(下のSportボタンを見てください)。その完璧なセットアップに照準を定めるために、ポルシェ・ダイナミック・シャーシ・コントロール(下のPDCCボタンを見てください)は、クルマのドライブトレーンの全体をさらにファインチューニングし、最高のグリップを確保しています。


micro iDSDはTurbo/Normal/Ecoのモードを持っており、 これらをiEMatchと連携して用いることによって、リスナーは使用するIEM及びヘッドフォンにぴったりと合ったモードを選ぶことができます。

猛獣を解き放ってやりましょう(micro iDSD  + あなたのヘッドフォンのことを言っているのですよ! 911ターボじゃなくて)

リスナーにどういう恩恵があるか
このOTW #2は、ヘッドフォンとmicro iDSDの完璧なマッチングについて述べているのです。

最初の最初から、ゼンハイザーの IE800からHiGFi ManのHE-6に至るまで、micro iDSDのパワーモード + iEMatchの組み合わせによって、リスナーは完璧なマッチングを選ぶことができるのです。



これが一例です:
HE-6: Power mode = Turbo and iEMatch = Off
IE800: Power mode = Eco and iEMatch = Ultra-Sensitivity 超高感度

これらはもちろん両極端の設定ですから、他のヘッドフォンやインイヤーモニターでは、パワーモード + iEMatchで異なった設定を調節し、ぴったりのものを選ぶようにしてください。



この設定がうまくいったら、micro iDSDのアナログボリュームコントロールは、12時あるいはそれを越える位置に上げることができます。このボリューム位置でmicro iDSDは最高の状態を発揮し始め、音楽を輝き渡らせるのです。

53dBの差について論じたことを覚えていますか? iEMatch + Ecoモードの“超高感度”からTurboモードに至るまで、iDSDで調節可能なゲイン幅は44dBです。これはつまり、SH IE800とHFM HE-6で同じ再生音量レベルを得るには、ボリュームコントロールを10dB調節すればよいということです。

micro iDSD開発(19)スーパー・デューパー仕様1.9(位相反転)

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。

以下は6月18日の投稿------------


http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-software-design-update-5-three-filters-each-for-pcm-and-dsd-enjoy-it-your-way-page-71/855#post_10643380

信号の極性 +/−(デジタル入力のみ)


背景
時に「位相の反転」と言われることのあるこのテーマについては、意見は様々です。
たとえば、以下をご参照ください。

http://www.absolutepolarity.com/
http://www.positive-feedback.com/Issue1/cjwoodeffect.htm
http://www.polaritylist.com/
http://www.recordingmag.com/resources/resourceDetail/263.html
http://www.6moons.com/industryfeatures/polarity/polarity.html
http://www.herronaudio.com/images/Polarity.pdf

説明
極性を調整すると音に改善を感じる人もいれば、そうでない人もいます。
正しいとか間違っているということではないのです。主観的な好みの問題なのです。
AMRの経験から言えば、この仕様は、北米でいちばん喜ばれます。ヨーロッパやその他の地域ではそれほどではありません。

リスナーにどのような恩恵があるか
レコーディングごとに極性スイッチを試してみてください。

違いが聞き取れれば、それはすばらしいことです。極性スイッチによって、喜びが増すということですから。

違いが聞き取れなくても、心配は無用です。少数派というわけではないのです。極性スイッチをデフォルトの“+”(極性反転なし)にしたままでOKです。

iFiでは、リスナーに最後の数パーセントを選んでいただくようにしています。ですから、このボタンを指でぽんとはじいて、それが気に入るかどうかを確かめてください。気に入っていただけると思いますよ。

2014年6月22日日曜日

micro iDSD開発(18)ソフトウェアデザインノート(4)

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。

以下は6月17日の投稿------------

http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-naughty-naughty-the-underside-of-the-micro-idsd-page-64/825#post_10641278

DSD – 並のDSDじゃない

普通のDSD再生と、それとは違うと私たちが信じているiFiによるDSD再生があります。


Normal DSD

iFi DSD


私たちは、私たち自身のDSDの実現を心から喜んでいます。現存するもっとも独創的なDSDを実現したもののひとつなのです。その核心には、データ変換がないこと、そしてチップ内部に手が加えられていることがあります。ですから、DSDデータはビットパーフェクトな状態で保存されているのです。DSDデータには、それが出力ステージに送られる前に、アナログフィルターがかけられます。

私たちにとって、“デジタルにする”ということは、信号経路をできる限りオリジナルのまま保つということを意味します。理想的には、DSDが保たれたままのADCが、DSDが保たれたままのDACへと送られるということです(PCMについても、もちろん同様ですが、これについては後ほど述べます)。

nano iDSDとmicro iDSDの場合は、こうなります。

ですから、DSDで録音されたファイルを、これらのiDSDのバーブラウン・チップセットを通して再生する時には、リスナーは全ADC>DACへの経路がDSDフォーマットのままである、つまり“ネイティブである“ことが確保されるのです。こんな感じです:

私たちが使っているDSDチップは、“記録されていない仕様”(そうです、すべてのチップにそういう公表されていない仕様があるのです)の多くにアクセスできるように、すべてがソフトウェアでコントロールされています。では、その“記録されていない仕様”とは何なのか – micro iDSDを正式に発売する時に、それら(世界初の情報も含まれるはずです)をもっと詳しく発表しましょう。

世の中に出回っているDSDの能力を持ったチップのいちばんおいしいところと比べてみましょう。それらの大半は、データ変換とDSDデータの操作を行っています。ですから、それらはもはやビットパーフェクトではないのです。これは設計者の選択で、それは非常に特権的なことなのでしょうが、私たちとしては、そういった変換処理を避けることこそが使命だと考えるのです。

なぜか? ひとつのフォーマットから他のフォーマットへの変換は、損失を伴うからです。だからこそ私たちは、これをできるだけ避けるのがいちばん良いと思うのです。

では、どうしてそれがばれてしまうのか? もしもDSDストリームでデジタルボリュームコントロールを採用しているとしたら、それはDSDデータを非DSDデータに変換している可能性がきわめて高いということです(必ずしもPCMに変換しているということにはなりませんが、どう見積もっても、非DSDである何かに変換しているのです)。


プロのオーディオスタジオでもDAW(デジタルオーディオワークステーション)を使って変換しています
PyramixはDSDを使っているふりさえもしません。彼らのDAWでは、どんな処理も、まずDSD信号がDXD(24Bit/352.8KHz)に変換され、DXDとして処理され、それから再び変換してDSDに戻されるということを意味します。


Sonomaは、DSDワイド(別名PCMナロウ)に変換し、それから24ビットスケーリングファクターを適用し、最後に32PCMで処理して、それから変換してDSD(PCMから再変調された)に戻します。

SonomaであれPyramixであれ、DSDの処理は、DSDをPCMの形に変換するということです。DSDを保持しながら唯一できるのは、“テープ継ぎ”スタイルの編集だけなのです(“テープ継ぎ”というのは、昔の録音テープを、不要な部分をカットして再びつなぎ合わせるという、編集方法です)。

これらの“非常に”高価なDAWによる音楽録音/制作パッケージが、いったんデータをPCMに変換した後でなければ、DSDをフェードしたりボリューム調節したりできないのなら、メインストリームの、もっとずっと安価で便利なDACのチップセットはどうしたら生まれるだろうという論点から目を背けていることになります。

こう考えると、私たちがバーブラウンのチップセットを選び、“そして”これを中心に置いて、なぜ私たちがアナログボリュームコントロール(たしかにこれにも問題はありますが、私たちから見れば、音の点では被害がはるかに少ないのです)を使うのかという出発点に、立ち返ることになるのです。

2014年6月19日木曜日

micro iDSD開発(17)スーパー・デューパー仕様1.8(3.5ミリ・アナログ入力)

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。

以下は6月15日の投稿------------


http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-software-design-notes-4-no-ordinary-dsd-page-56/795#post_10635371


人気の高かったクラウドデザインの仕様です。
お楽しみいただけると思います。

3.5ミリ・アナログ入力

時にはmicro iDSDのヘッドフォンアンプ部分を直接使いたくなることがあるかもしれません。

おそらくは、友人に聴かせてみたり、他のポータブル音楽プレーヤーをちょっと聴いてみたかったりということがあるでしょう。問題ありません。それらはすべて3.5ミリの出力端子を持っているからです。

説明
スマートデバイスの3.5mm > 3.5mm入力が自動的にデジタル回路をバイパスします。

RCA > 3.5mmケーブルもありますから、ハイエンドの音源も使うことができます。

リスナーにどういう恩恵があるか
無比の柔軟性と単純性。友人に貸して、3.5mm出力を試させることもできます。他にも必要なことがあるでしょう。