2021年3月26日金曜日

ZEN DAC Signature, ZEN CAN Signature, ZEN Signature Set発表

  

ZEN、そして今 – iFiの最新のシグネチャー・エディション

                        

iFiは、数々の受賞に輝くZEN DACZEN CANを見直し、性能を向上させた「シグネチャー」エディションを生み出し、さらに高レベルなパフォーマンスを実現しました。

 iFiZENシリーズのオーディオ製品は、廉価な価格ながら並外れたパフォーマンスが世界的に認められ、2020年に無数の称賛と賞を獲得しました。そういった栄誉にけっして安住することなく、ZENの設計チームは直ちにもうひとつの挑戦に入りました。もう少し高めの28,600(税込)という価格設定にすれば、ZEN DACUSB DAC&ヘッドフォンアンプ)とZEN CAN(アナログ・ヘッドフォンアンプ)の性能をさらに高めることができるのか? 回路設計を強化して、耳の肥えたヘッドフォン愛好家のみなさまに特化した「シグネチャー」レベルのパフォーマンスを生み出すことができるのか? 

答えは、声をあげての「イエス」でした。こうしてZEN DAC SignatureZEN CAN Signatureは登場したのです。どちらのモデルも、新たにスマートな装いで登場します。現行のZENシリーズ製品のグレイ仕上げとは違い、深いスペース・ブルー仕上げの158mm×35mm×100mmのアルミニウム・エンクロージャーです(iFiはこの色を特別仕様のSignatureエディションに使用し、他と差別化しているのです)。


ZEN DAC Signature、ZEN DAC Signature、ZEN Signature Setは近日の発売を予定しております。


ZEN DAC Signature


2019年の秋に発売して以来、iFiのベストセラーとなったZEN DAC19,600[税込])は、大成功を収めました。この価格帯でこの性能に迫るDAC&ヘッドフォンアンプは、他にはありません。それは数々の主要な賞が証明しています。この優れたプラットフォームをベースにして、ヘッドフォンアンプ・ステージを取り除いてフルバランス回路をアップグレードし、28,600(税込)への値上がりと引き換えに、最高に純粋なサウンド・パフォーマンスを望む人のためのDACを生み出しました。ZEN DAC Signatureです。

 

純粋なDAC

現行のZEN DACと比較すると、ZEN DAC Signatureは、特化した、純粋主義的な設計になっています。内蔵ヘッドフォンアンプがないので、その唯一の目的は、ヘッドフォンアンプであれスピーカー用のアンプであれ、あるいはアクティブスピーカーであれ、要は外付けのアンプに信号を送ることです。この回路の単純化によって、信号経路と最重要な部品のアップグレードの機会を得ることができました。現行のZEN DACは、並外れた低価格でフルバランス回路設計の利点を導入しましたが、ZEN DAC Signatureは、強化されたトゥルー・ディファレンシャル・バランス・トポロジーによって、さらに性能を高めています。

鍵となる表面実装回路部品がハイエンドのものにアップグレードされていますが、それにはPanasonicOS-CONやエルナー社のSilmlic IIコンデンサーも含まれています。回路も洗練され、短くダイレクトな信号経路を確保して、最高に純粋な信号伝送を実現しています。これによって、サウンドの細部や表情がさらに向上しています。

ZEN DAC Signatureのデジタル・ステージは、賞を獲得したZEN DACの「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアを保持しており、これがPCM32ビット/384kHzまで)、ネイティブDSDDSD256まで)、DXDを「ビットパーフェクト」で処理します。ハイレゾ・ストリーミングのテクノロジーであるMQATidalの「HiFiTierで使用)も装備しています。入力オーディオ・データのサンプリングレートは、アルミニウム製のボリューム・コントロールの後ろにあるマルチカラーのLEDで表示されます。

iFiがプログラムしたXMOSチップ(USB入力のデータを処理します)と、ジッターを除去したオーディオファイル・グレードのオシレーターによって、デジタル・オーディオ信号の受信、処理、アナログ変換が模範的に実行されます。

 

接続の利便性

ヘッドフォンアンプとそれに関連した前面出力端子をなくしている点を除けば、ZEN DAC Signatureの接続の利便性は現行のZEN DACと同じです。USB B入力は「スーパースピード」のUSB 3.0に準拠するとともに、USB 2.0とも互換性があります。エイシンクロナスなので、データ・レートはZEN DAC Signatureの専用オーディオ・クロック回路でレギュレーションされ、その結果、ソース機器からの精確でジッターのないデータ伝送が実現します。

USB入力に加えて、ステレオ・ペアのRCAソケット(アンプへのシングルエンド接続用)とペンタコン4.4mm出力端子を装備しています。比較的新しいペンタコン4.4mmインターフェースは、伝統的な大型のXLRコネクターを装備できないコンパクトな製品間でのバランス信号伝送を可能にします。バランス入力端子を備えたアンプやアクティブ・スピーカーに接続すると(4.4mmペンタコンまたは4.4mmXLRケーブル経由でのステレオXLR入力)、ZEN DAC Signatureのフルバランス回路設計の利点をフルに耳で聞くことができます。この接続を可能にするために、iFiはバランス・ケーブルを自社製造していますが、他社のケーブルを使用することも可能です。

現行のZEN DACと同じように、ZEN DAC Signatureの出力設定も「variable 可変」と「fixed 固定」を切り替えることができます。「variable」を選択すると、ボリュームをコントロールできるので、ZEN DAC Signatureをプリアンプとして使い、パワーアンプにダイレクトに接続することができます。「fixed」を選択すると、ボリューム・コントロールをバイパスするので、出力を4.2V(バランス)または2.1V(シングルエンド)に固定して、ボリューム・コントロール機能を備えた外付けアンプ、プリメインアンプ、アクティブ・スピーカーに接続することができます。


 

ZEN CAN Signature




2020年に発売されたiFiZEN CANは、ZENシリーズと共通のコンパクトなアルミニウム・ケースに入ったオール・アナログ・ヘッドフォンアンプとして、ZENシリーズのラインナップを広げました。24,200(税込)という値段でありながら、その何倍もの価格のハイエンド・ヘッドフォンアンプ用に使用される多くの機能を惜しげもなく投入しています。タフな負荷のヘッドフォンもドライブする能力、バランス回路設計、消え入るほどの低レベルの歪み、最適のパフォーマンスになるようにサウンドを好みに応じて調整できる多様な機能 これらはどれもこの価格ではきわめて珍しいものです。 

オール・アナログ設計なので、ZEN CANにはデジタル入力がありません。アナログ出力を備えたオーディオ・ソースなら、どれにでも接続することができます。DAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンのヘッドフォン出力端子、あるいはまた、DACやフォノステージのRCA出力端子などです(当然iFi製のものを含みます)。ヘッドフォンアンプとしてだけでなく、プリアンプとしての機能も兼ね備えているので、パワーアンプやアクティブ・スピーカーに接続することもできます。

 

ActiveEQ – オーダーメードのイコライゼーション

28,600(税込)ZEN CAN Signatureは、強化された回路設計でさらに音質を改善していますが、現行ZEN CANの多様な機能も保持するとともに、さらに特別な機能を加えています。周波数カーブ全体にわたって精密に設計された専用EQ(イコライザー)カーブが、ヘッドフォンの人気モデルから最高の音を生み出すのです。

ActiveEQと呼ばれるこの新機能は、アクティブ・コンポーネントとパッシブ・コンポーネトを組み合わせて、特定のヘッドフォンに合った特別なEQカーブを生み出し、それをノイズや歪みをまったく感じさせることなく、アナログ領域で実行します。ZEN CAN Signatureは、「Massdrop × Sennheiser HD 6XX」専用のActiveEQを装備しています。この人気の高い高音質ヘッドフォンは(国内では未発売ではありますが、全世界で現在までに12万個売れています)、SennheiserHD650をベースにしてDrop.com専用に製造されたもので、中域のパフォーマンスは優れていますが、低域と高域には多少の癖があり、それは周波数レスポンスの測定値を見ればわかります。

HD 6XX」のボタンを押すと、ZEN CAN Signatureは周波数帯域全体にわたってヘッドフォンのレスポンスの特徴を補正するために信号を測定・調整して、そのパフォーマンスを、まるでオーダーメード・スーツのようにHD 6XXに精確に合わせます。このActiveEQカーブの利点は、SennheiserHD650ヘッドフォンにも適用することができます。同じ音の特徴を持っているからです。この機能は、スイッチで有効にしたり無効にしたりすることができます。ActiveEQを使用しない場合は、ZEN CAN Signatureのパフォーマンスは、あらゆるタイプのヘッドフォンとIEMから最大の能力を引き出すように巧みにバランスが取られています。

 

フル装備

ActiveEQを別にしても、ZEN CAN Signatureは現行のZEN CANと同様に印象的な機能を贅沢に備えています。フロント・パネルの中央にはなめらかに動くボリューム・コントロールがあり、そのまわりにいくつかのソケットとボタンが配置されています。左側の電源ボタンと入力スイッチのそばにはゲイン選択のコントロール・ボタンが置かれています。6dB刻みの4つのゲイン設定によって、接続されたヘッドフォンにアンプを精確に合わせることが可能になります。ユニティー・ゲイン(0dB)は、感度の高いIEMを低ノイズで駆動するのに有用です。ゲインの設定を高くすると、もっと負荷の大きなヘッドフォンから最大限の能力を引き出して、すばらしいダイナミックレンジを生み出します。

右側には、ヘッドフォン出力端子が2つ配置されています。標準的なシングルエンド・コネクターを備えたヘッドフォン用の6.3mm出力端子(すべてのヘッドフォンに対応します)と、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4mmペンタコン・バランス出力端子です。高品質なヘッドフォンとIEMが増えていますが、それらは4.4mmペンタコン・コネクターを備えているか、オプションで標準のケーブルを4.4.mmペンタコン・コネクターに取り替えることができるようになっています。このペンタコン端子は、そのようなヘッドフォンやIEMの性能を最大限に引き出すことができるのです(インピーダンスの高いヘッドフォンには特にお奨めします)。

ヘッドフォン・ソケットの隣には、ActiveEQモードを切り替えるボタンと、さらに音質を調整するXSpaceのボタンが置かれています。このアナログ処理モードは、ヘッドフォンで音楽を聞いている時に生じる「頭の中で音が鳴っている」効果を補正し、ヘッドフォンの音場を効果的に広げて、もっと空間感の豊かな、スピーカーを聞いているような体験を生み出します。

背面には、ステレオRCA入力端子と3.5mmシングルエンド入力端子、そして4.4mmペンタコン・バランス入力端子が配置されています。4.4mmバランス出力端子も備えているので、バランス入力端子を備えたパワーアンプに接続することができます。

 

パワーのバランス

現行のZEN CANと同じように、ZEN CAN Signatureはデュアルモノ・トゥルー・ディファレンシャル・バランス回路を備えています。通常はハイエンドのヘッドフォンアンプ用に使用されるトポロジーです。また、iFiのフラッグシップ・ヘッドフォンアンプPro iCANのために開発されたディスクリートAクラス回路から取り入れた数々の要素も備えています。鍵となる部品もアップグレードされているので(PanasonicOS-CONやエルナー社のSilmic IIコンデンサーなど)、ZEN CAN Signatureの名にふわしく、パフォーマンスが向上しています。

アンプの駆動能力も巨大で、シングルエンド出力の32Ωで1600mW7.2V)を、バランス出力の300Ω以上で15Vを生み出すので、多量の電流を必要とするプレーナー型ヘッドフォンも難なく駆動します。超低歪みで、音は細部まで豊かで、ダイナミックスは魅力的で、あらゆるタイプのヘッドフォンを易々と駆動するZEN CAN Signatureは、真に超絶的なヘッドフォンアンプを現実的な価格で実現しているのです。


価格とパッケージのオプション



ZEN DAC SignatureZEN CAN Signatureはそれぞれ28,600(税込)で発売しますが、「ZEN Signature Set」も55,000(税込)で提供します。ZEN DAC SignatureZEN CAN Signatureとハイパフォーマンスの4.4mmバランスケーブル、iFi audio4.4 to 4.4 cable(単体では10,780[税込])をセットにしたものです。ZEN DAC SignatureZEN CAN Signatureを組み合わせて使うと、デジタルでもアナログでも、すばらしいデスクトップ・ヘッドフォン・システムができあがります。並外れたパフォーマンスと柔軟な対応性を驚異的な価格で実現するiFiZENシリーズの名声がさらに高まることでしょう。


 

製品の主な仕様
 
ZEN DAC Signature:

入力電圧:DC5V/2.5A, AC100-240V50/60Hz
入出力:
        入力:USB3.0 Bソケット(USB2.0互換)
        出力:4.4mmバランス/RCAシングルエンドライン出力
対応フォーマット:
        44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz PCM
        2.8/3.1/5.6/6.2/11.2/12.4MHz DSD
        353/384KHz DXD
        MQAレンダラー対応"
DACBit-Perfect DSD & DXD DAC by Burr Brown
出力:
        4.4mmバランス:2V/最大6.2V(可変)、4.2V(固定)
        シングルエンド:1V / 最大3.3V(可変)、2.1V(固定)
出力インピーダンス:
        バランス:<= 200Ω
        シングルエンド:<= 100Ω
SNR <-116dB(A) @ 0dBFS(シングルエンド/バランス)
DNR >116dB(A) @ -60dBFS(シングルエンド/バランス)
THD+N <0.0015% @ 0dBFS(シングルエンド/バランス)

消費電力:
        無信号 ~ 0.5W
        最大信号 ~ 2.5W
サイズ:158mm×117mm×35mm
重量:505g
標準的な小売価格:28,600(税込)
JAN5060738783946
保証期間:12ヶ月
 
ZEN CAN Signature:
入力電圧:DC5V/2.5A, AC100-240V50/60Hz
入出力:
        入力:4.4mmバランス、RCAシングルエンド、3.5mmシングルエンド
        出力:4.4mmバランスライン出力、4.4mmバランスヘッドフォン出力、6.3mmシングルエンドヘッドフォン出力
最大出力:
        バランス:
        >15.1V/385 mW (@ 600Ω)
        >11.0V/1890mW@64Ω
        >6.0V/1150 mW (@ 32Ω)"
シングルエンド:
        >7.6V/98 mW (@ 600Ω)
        >7.4V/870mW@64Ω
        >7.2V/1600 mW (@ 32Ω)
THD & N
        バランス:<0.006% (@ 360 mW/2.4V 16Ω)
        シングルエンド:<0.005% (@ 100 mW/1.27V 16Ω)
SN比:
        バランス:>120dBA (@ 15.2V)
        シングルエンド:>118dBA (@ 7.6V)
最大入力:
        バランス:7.4V RMS
        RCA3.8V RMS
        3.5mm1.92V RMS
ゲイン:0dB6dB12dB18dB
周波数特性:10Hz - 20kHz (-3dB)
消費電力:
        無信号 ~5W
        最大消費 ~12W
サイズ:158mm×117mm×35 mm
重量:550g
標準的な小売価格:28,600(税込)
JAN5060738783588
保証期間:12ヶ月



ZEN Signature Set:
内容品:ZEN DAC SignatureZEN CAN Signature4.4 to 4.4 cable
※製品の仕様は各単体仕様に準じます
 
標準的な小売価格:55,000(税込)
JAN5060738784707
保証期間:12ヶ月
 
※仕様は予告なく変更になる場合があります

iEMatch+発表

 


iFi audio iEMatch+は、iEMatchの後継機種となるオーディオグレードの3.5mm TRRSバランス接続と3.5mm TRSシングルエンド接続に対応したイヤフォン用アッテネーターです。

昨今の高感度なイヤフォンでは、アンプの出力レベルが大きすぎてボリューム調整が難しかったり、よく設計されたオーディオ機器のとても低い残留ノイズでさえも聞こえてしまったりすることがあります。そのようなときはiEMatch+の出番です。

iEMatch+を介してヘッドフォン出力とイヤフォンの接続をすることで、高感度なイヤフォンであってもボリューム調整が容易になり、残留ノイズを下げることができます。2段階のゲイン(-12dB/-24dB)切り替えスイッチを備えており、アンプの出力レベルやイヤフォンの感度にあわせて最適な設定が選択できます。

 iEMatch+を用いるとアンプの出力レベルとイヤフォンの感度のゲインマッチングを取ることができます。これにより音質が向上し、ダイナミック・レンジが増し、バックグラウンドのヒスノイズが低減し、ボーカルがよりクリアーに聞こえます。

 

iEMatch+の主な特徴は以下の通りです。

3.5mm TRRSバランス接続、3.5mm TRSシングルエンド接続との両方に対応

2通りのゲイン感度調節:Ultra-24dB)及びHigh-12dB


・金メッキ3.5mmプラグ/ジャック


・プラグ/ジャック部のシェルにはiFi “FINAL” アルミ-マグネシウム合金(A6063)を採用


・ケーブル導体には銀メッキ6N銅線、構造にはiFi独自のシールド効果を持つヘリックス構造デザインを採用し、伝送経路におけるインピーダンスを最小化



・内部アッテネーター回路は、オーディオファイルグレードの部品(例:MELF抵抗器)を使用した金メッキPCBにより構成

 

オーディオグレードのアッテネーターとして、iEMatch+は唯一無二の存在です

3.5mm4TRRSバランス接続に対応したジャック/プラグ/内部回路を備え、切り替えスイッチにより、バランス接続、シングルエンド接続の両方に対応します。3.5mm TRSシングルエンド出力に3.5mm TRRSバランスイヤフォンを接続することも、3.5mm TRRSバランス出力に3.5mm TRSシングルエンドイヤフォンを接続することもできます。

制振効果に優れたiFi独自の “FINAL” アルミ-マグネシウム合金(A6063)金メッキプラグ、ジャックを採用しました。ケーブルには銀メッキ6N銅線を用いており、iFi独自のシールド効果を持つヘリックス構造デザインにより構成されています。ヘリックス構造デザインにより伝送経路のインピーダンスを最小に保つことで、伝送ロスを限りなく小さくしています。

内部のアッテネーター回路には、MELF抵抗器をはじめとしたオーディオファイルグレードの部品を使用した金メッキPCBにより構成されています。

あらゆる部分に対策を施したiEMatch+は、音質的影響を極力排除した上でアンプのヘッドフォン出力レベルと高感度イヤフォンのゲインマッチングによる恩恵を最大限享受することができる、最高峰のアッテネーターなのです。




主な仕様
入出力:3.5mm TRRSバランス/3.5mm TRSシングルエンド対応
ゲイン切り替え:High(-12dB)Ultra(-24dB)
入力インピーダンス:>16オーム
出力インピーダンス:<2.5オーム(High
1オーム(Ultra
重量:12.8g
全長:116mm
発売日:2021319
標準的な小売価格:6,800(税別) 7,480(税込)
JANコード:5060738784219
※仕様は予告なく変更になる場合があります。

2021年2月5日金曜日

micro iDSD Diablo 発売のお知らせ(製品詳報)

  



PCM768/DSD512/MQAフルデコード対応
バッテリー内蔵USB, S/PDIF -DACアンプ
micro iDSD Diablo
標準的な小売価格:105,000円(税別)
発売日:2021年2月5日

 


悪魔のような赤い衣装をまとったmicro iDSD Diabloは、iFiのトップレンジのポータブルDAC&ヘッドフォンアンプで、そのフードの下にパワフルなエンジンを贅沢に積み込み、爽快なサウンド・パフォーマンスを生み出すべく、専門的なチューニングが施されています。

iFiがこれまでに生み出してきた中でも最高のバッテリー駆動DAC&ヘッドフォンアンプが、悪魔のように華麗なmicro iDSD Diabloです。iFiのポータブル機器の輝かしい製品群のトップに誇り高く位置すべく設計されたmicro iDSD Diabloは、純粋で混じりけのないサウンド・パフォーマンスを切望する真のヘッドフォン・ファンである純粋主義のみなさまのために組み立てられています。

166×72×25mmというサイズは、長年にわたって販売されているiFiのmicro iDSDシリーズと同じで、急速充電対応の内蔵バッテリーによって、デスクからリビングルームへ、さらには旅行かばんで、容易に持ち運ぶことができます。そのスマートな新デザインと火のような赤い仕上げは、他の一般的なオーディオ機器とはまったく異なった存在として際立ちます。

妥協のないスピードを求めて設計された高性能のスポーツカーと同じように、micro iDSD Diabloは、iFiの他のDAC&ヘッドフォンアンプが提供している機能を省いて(たとえばXBassや3Dなどのサウンド調節機能やBluetooth接続機能など)、純粋なサウンド・パワーに的を絞り、超高品質部品と専用設計回路を使用し、地球上のどんなヘッドフォンでも駆動する能力を備えています。USBやS/PDIF経由でデジタル・ソースに接続してヘッドフォンを接続すれば、魅力的なスピード、スケール、ダイナミックレンジを実現するように専門的にチューニングされた、このエリートクラス・デジタル・エンジンから送られてくる魅力的な音楽体験を体験できるのです。

DACの楽しみ

micro iDSD Diabloのデジタル・ステージは、iFiが幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを搭載しています。そのナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアによって選定したものです。このチップの2つは特製の「インターリーブ」コンフィギュレーションで動作します。これによって、4組(各チャンネル2組ずつ)の差動信号出力が実現し、これがノイズフロアを下げてチャンネル・セパレーションを改善し、DACの能力を増強して細部と微小な強弱の解像度を高めるのです。

iFiはバーブラウンのチップセットに豊富な経験を持っているので、バーブラウンの能力を最大限に引き出す方法を知っています。模範的なデジタル・ステージを生み出すには、特定のDACチップを選ぶだけでは不十分なのです。バーブラウンDACチップの能力を引き出すために重要な部品のひとつが、USBやS/PDIFデジタル入力経由でオーディオ・データを受信するXMOSチップです。micro iDSD Diabloは、処理能力が大幅に増強された新しいローレーテンシーのXMOSマイクロコントローラーを使用しています。現世代の8コアのチップと比較すると、この16コアのICはクロック・スピードが倍に、メモリーが4倍になっているのです。

iFiのデジタル開発チームは、このXMOSファームウェアを社内でプログラムして音質を最適化し、DAC回路との完璧な組み合わせを確保しています。デジタル・ステージにはジッター除去テクノロジーが幅広く適用されており、これには新開発の水晶発振器を備えたiFiのGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度のクロックも含まれています。



   

すべての音楽フォーマットを最高の品質で

ハイレゾ・オーディオのサポートも最高です。32bit/768kHzまでのPCMデータ、DSD512までのあらゆるレベルのDSD、そしてシングルスピードとダブルスピードのDXDをサポートしているのです。


バーブラウンのDACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」設計によって、PCMとDSDは別々の経路を通るので、これによってDSDもPCMも、それぞれがネイティブ、「ビットパーフェクト」のままで、アナログ変換へ送り届けることが可能になっています。これは他のブランドのDAC機器には見られないことも多い特長です。それらのDACの多くは、DSD対応を謳いながらも、実際にはDSD信号をPCMに変換しているのです。

ハイレゾ・ストリーミングの注目フォーマットであるMQA(Tidalの「Masters Tier」などで使用されています)もUSBとS/PDIF入力経由でサポートしています。新開発の16コアXMOSチップの処理能力によって、384kHzまでのMQAファイルをフル・デコードすることができます。つまり、MQA「レンダラー」による最後の「アンフォールド(展開)」とは違い、「3つのアンフォールド(展開)」によるフル・デコーディングを内部で実現することができるのです。世界中の幅広い機能を備えたDACではMQAが重要な検討要素になっています。Tidal Mastersをサブスクリプションしている人にとっては、micro iDSD Diabloはこのストリーミング・サービスが提供することのできる優れたサウンドを最大限に引き出すためのすばらしい方法になるのです。また、S/PDIF入力にCDプレイヤーのデジタル出力を接続することで、MQA-CDも楽しむことができます。

※S/PDIF入力経由のMQAフルデコード再生は、後日ファームウェアアップデートにて実装予定です。

PureWave − 最高に純粋なサウンドを実現するバランス回路設計


どのようなDAC&ヘッドフォンアンプにおいても、全体の品質を語る上でデジタル・ステージは全体の半分でしかありません。もう半分の重要なアナログ回路に関しては、一般的なDAC&ヘッドフォンアンプの多くが性能不足であるのが実状です。バランス・ディファレンシャル回路設計は、左右チャンネルを完全に分離することで信号経路内のノイズとクロストークを低減する能力によって、長年にわたって評価されてきました。しかしながらバランス回路は、シングルエンド回路よりも複雑でコストもかかるので、ハイエンドのハイファイ・コンポーネントでのみ使用されるのが伝統となっていました。

iFiはフル・バランス設計を一連の製品に徐々に導入しています。まずフラッグシップのProシリーズのコンポーネンツに、そしてエントリー・レベルのZENシリーズの機器に導入しています。iFiの最新のDAC2点(据え置き向けNEO iDSDとポータブル向けmicro iDSD Diablo)には、バランス・シンメトリカル・デュアルモノ・トポロジーを信号経路が短くダイレクトパスとすることで、さらに洗練させて使用しています。iFiはこの回路コンセプトを「PureWave」と呼んでいます。並外れたリニアリティと限りなく低いノイズと歪みによって達成された純粋なサウンドを表しているのです。 

パワフルなアンプがすばらしい音楽を生み出します

iFiのDAC&ヘッドフォンアンプのアンプ・ステージのパフォーマンスは高い評価を受けていますが、iFiはmicro iDSD Diabloをこれまででも最高のポータブルアンプにすることに注力しました。レファレンス・レベルのサウンドを引き出すべく設計しているのです。きわめて高感度なインイヤーモニターから莫大な電流を食うプレーナー(平面)型ヘッドフォンに至るまで、あらゆるタイプのヘッドフォンを易々とドライブする能力を持ったmicro iDSD Diabloは、驚異的なパワー(5000mW弱まで)、強力な駆動エネルギー、魅力的なダイナミックスを生み出し、これがテクスチュアや細部を高い解像度で再現する驚異的な能力と結び付いているのです。



様々なタイプのヘッドフォンやイヤフォンの電気特性は大きく異なりますが、これには3段階のゲイン切り替え機能で対応します。アンプ・ステージにどのような負荷がかかっても、パワーとゲインを調節することで適正に駆動するのです。「Turbo」は大電流を必要とするヘッドフォン用に駆動能力を増強します。「Eco」ではパワーが下がり、高感度のインイヤーモニターやバッテリーの持続時間を伸ばして長く楽しむ用途に適しています。「Normal」はその中間の役割を果たします。

micro iDSD Diabloの回路には高品質な部品が使われています。小型なポケットサイズのDAC&アンプと比較して、大型という要素を利点としているのです。デジタル・ステージとアナログ・ステージの両方に、iFi特製の超低歪みオペアンプを使用するとともに、手作業で選定したコンデンサーも使用しています。多層セラミック・タイプのTDK C0G、アルミニウム・ポリマー・タイプのパナソニック製OS-CONなどです。MELF薄膜抵抗器と太陽誘電のインダクタ、ムラタの部品も回路設計に組み込まれています。


これらはみな一般に使われている回路部品よりも高価ですが、ESR(等価直列抵抗)の低さ、高い安定性、低歪みといった、クラスをリードする品質によって、音質に大きな効果を発揮します。長時間にわたる試聴テストと実験室での厳格な分析を経て、音楽を最大に楽しむのに最適な回路の設計が決定されているのです。

micro iDSD Diabloの回路設計の重要な側面に、ダイレクト・カップリングがあります(つまりカップリング・コンデンサがないということです)。伝統的なDCサーボなしでこれを達成しているのですが、iFiではこの設計を「サーボレス・ダイレクト・ドライブ」と呼んでいます。同様に重要なのが、ボリューム・コントロール用に高品質なアナログ・ポテンショメーターを使用していることです。チップ・ベースのボリューム・コントロールと比較すると、音の透明度が高いのがわかります。これによって、アンプ・ステージの明晰性と解像度を最大限に引き出すことができるのです。 

OptimaLoop − 純粋にポジティブなネガティブ・フィードバック

「ネガティブ・フィードバック」は、出力信号と入力信号を比較してエラーを是正するために、アンプ回路で使われています。これによってゲインをコントロールし、歪みを低減させるのです。音質的に有効な手段ですが、一般的に用いられている、ひとつですべてに対応する「グローバル・ネガティブ・フィードバック」では、一方で問題を解決しながら他方では別の問題を目立たせるということが起こる可能性があります。フィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などが発生することにより、音質にネガティブな影響が生じることがあるのです。



回路の様々な部品にそれぞれ特別に適正化されたフィードバック・ループを持たせると良い結果が得られると認識したiFiは、通常のアプローチよりもずっと精確なネガティブ・フィードバック・システムを開発しました。これは、ひとつのグローバル・ループではなく、複数のフィードバック・パス(経路)で構成されており、それぞれのパスが特定の機能に最適化され、他のパスと相乗的に動作することで全体が最適化されたパフォーマンス生み出すようになっています。iFiはこの新しいコンフィギュレーションを「OptimaLoop」と呼んでいます。

このパワーは汚れることがない

micro iDSD Diabloは純粋で混じりけのないパフォーマンスに焦点を絞っていますが、これに呼応するように、電源回路にも多くの注意が払われています。バッテリー電源は、理論的には家庭用電源よりも有利なパフォーマンスを生み出します。超クリーンで安定したDC電流によって、家庭用電源で生じる可能性のある問題(ディップ〔電位の一時的な降下〕、スパイク〔電位の急激な変化〕、ノイズを誘導するRFI/EMI〔電磁干渉/無線周波数干渉〕汚染など)を回避することができるからです。しかしながらバッテリー電源には、充電量が減少すると出力電圧が低くなったり出力インピーダンスが安定しなくなったりする結果、音質が落ちるというマイナス面があります。micro iDSD Diabloの設計は、こういった問題にフルに取り組んでいます。

能率の悪いタイプのヘッドフォン(たとえばプレーナー・マグネティック・タイプ=平面型)を十分に歌わせるには、電圧を3.7Vから+/-15Vに上げる必要があります。これは、1.2MHzで動作するステップアップ・コンバーターを使用して実現しています。可聴帯域をはるかに超える周波数なので、典型的なスイッチング・モード電源よりもフィルターをかけるのが容易で、これによって高いリニアリティと超低ノイズが可能になっているのです。

micro iDSD Diabloの重要な各所には高周波の電源回路が用いられており、リニア・レギュレーションをそれぞれ独立して実行することで優れたPSRR(Power Supply Rejection Ratio=電源電圧変動除去比)を実現しています。ヘッドフォンアンプ・ステージは、ICレギュレーションをせず、総容量2320μFのパナソニックOS-CONコンデンサーを介して電源を供給します。DACセクションは、パッシブ・フィルターを加えた超低ノイズレギュレーターを用いることで、高調波歪みとジッターを低減しています。USB入力ステージでさえ専用のレギュレーションと複数ステージ・フィルターリングを行っており、マイクロプロセッサー・コントロール回路(デジタル・ノイズの原因になることがよくあります)も個別のレギュレーションを行っています。   

接続完了

ユニットの前面には、標準的なシングルエンド・コネクターであるヘッドフォン用の6.3mm出力端子とともに、バランス接続が可能なヘッドフォン用の4.4.mmペンタコン出力端子が装備されています(この出力は負荷の大きいヘッドフォンには特にお奨めします)。高品質なヘッドフォンやインイヤーモニターでは、この4.4mmペンタコンプラグが最近ますます一般的になってきています。オプションでケーブルを4.4mmバランス接続用にアップグレードできるようになっている機種も増えています。パワーは、バランス出力で12.6V/4980mW(32Ω)、19.2V/611mW(600Ω)、シングルエンド出力で8.8V/2417mW(32Ω)、9.6V/153mW(600Ω)です。



シャーシの背面には、2つのデジタル・オーディオ入力端子が装備されています。USB-Aオス端子と、同軸/光に対応するS/PDIF入力です。S/PDIF同軸は3.5mmプラグで、S/PDIF光は同梱のアダプターで接続します。USB-A入力は、通常の「メス」ではなく「オス」になっています。これによって、他メーカーのDAC&ヘッドフォンアンプに広く見られるUSB/micro USBメスコネクタよりももっと完璧なメカニズムが実現します。Lightningポートを備えたiPhoneやiPadを使用する際にも、AppleのLightning→USBカメラアダプタを、USBメス→オスの変換アダプターなしに直接接続することができるのです。独立したUSB-C充電専用ポートや、外付けアンプ接続用の4.4mmバランス固定ライン出力端子も装備しています。

リファレンスのステイタスにふさわしいパッケージ

リファレンス・レベルの製品にふさわしいように、micro iDSD Diabloにはアクセサリーがふんだんに付属しています。micro iDSD Diabloは家庭用電源も内蔵のバッテリー電源も使用することができます。家庭用電源に接続した時に最適な音質を確保するためにiPower 5V AC/DC電源アダプター(単品6,800円[税別])を同梱しています。これを使えば、「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」によって、他の類似アダプターよりもノイズを著しく減少させることができます。

4.4mm→XLRバランス・ケーブルも付属しています。これによってmicro iDSD DiabloからXLRバランス入力端子を備えたプリアンプ、プリメインアンプやボリューム付アクティブ・スピーカーに接続することができます。他の付属品には、PCとmicro iDSD Diabloを接続するためのUSB-Aオス->USB-Aメスケーブル、USB-Cを備えたPC/モバイル端末用のUSB-Cオス->USB-Aオス変換アダプター(15cm)、iPower 5Vでmicro iDSD Diabloを充電するためのDC->USB-C変換アダプター、3.5mm->6.3mmシングルエンド出力接続用アダプター、光角->光丸アダプターが含まれており、持ち運び用のトラベルケースまで付属しています。

これに加えて、micro iDSD Diabloの初回発売分にはiFiのiPurifier 3 Aタイプ(単品20,000円[税別])がバンドルされています。このUSB「ノイズ・バスター」は、「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」を含む様々な技術を精密に組み合わせることによって、音質を低下させるあらゆる側面に対処するように設計されています。これらの付属品を別々に買えば、おおよそ3万円ほどになります。



ヘッドフォンを愛する人に悪魔のようにすばらしいサウンドをお届けするiFiのmicro iDSD Diabloは、2021年2月5日発売。標準的な小売価格は105,000円(税別)です。

主な仕様:

  • デジタル入力:USB 3.0 A(USB 2.0互換)、S/PDIF(3.5mm 同軸/光)
  • 対応フォーマット:DSD512/256/128/64    PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)    MQAフルデコード対応
  • アナログ出力:4.4mmバランス・ヘッドフォン出力、6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力、4.4mmバランス・ライン固定出力
  • 周波数特性:10Hz-80kHz (-3dB)
  • SN比:バランス:-120dB    シングルエンド:-114dB    
  • ダイナミックレンジ:バランス -120dB   シングルエンド:-114dB
  • THD + N:バランス 0.002%   シングルエンド 0.001%   
  • ヘッドフォン最大出力   バランス:>19.2V/611 mW (@ 600 Ohm)   >12.6V/4,980 mW (@ 32 Ohm)
  • シングルエンド:>9.6V/153 mW (@ 600 Ohm)   >8.8V/2,417 mW (@ 32 Ohm)
  • 消費電力:   Turbo 12W   Normal 5W    Eco 2W
  • バッテリー:リチウムポリマー 4800mAh
  • バッテリー充電仕様:充電用ポート USB-C (iFi iPower同梱)    BC V1.2、充電電流1900mAまで対応
  • サイズ:166×72×25mm
  • 重量:330g 
  • 初回限定特典:iPurifier 3 Aタイプ付属
  • 保証期間:12ヶ月
  • 標準的な小売価格:105,000円(税別)
  • JANコード:5060738784004
  • (仕様は予告なく変更になる場合があります)


2021年1月22日金曜日

iPower Elite 発表




iFi audioは、既発売iPowerの上位機種に位置付けるiPower Eliteを発表いたしました。iPower Eliteの主な特徴は以下の通りです。

  • 超ローノイズ:ノイズフロア1μV(0.000001V)以下
  • 大電流出力に対応(5V/5A、12V/4A、15V/3.5A、24V/2.5A)
  • iFi独自の最新ノイズ除去技術、Active Noise Cancellation IIを搭載
  • スイッチング周波数を変動させることで、放射ノイズを大幅に低減
  • 突入電流に対応するために規定電流に対して瞬間電流供給能力を30%増強
  • 複数の動作モードを持つ制御ICにより、高効率化、待機電力の省電力化を実現
  • iPower Eliteのために開発された低リーク電流トランス
  • 電源容量に対して4倍に匹敵する、大容量の導電性高分子アルミニウムコンデンサ
  • 大容量パワーMOSFET
  • 極太OFHC(無酸素高伝導銅)線材を使用したDC出力ケーブルにより高電流出力時の伝送ロスを極小化
  • 選別を行ったパーツによる画期的な回路設計によりノイズフロアを最小化
  • 内部基板には高周波特性に優れた素材を採用
  • 航空機グレード6063アルミニウムを用いた筐体で制振と放熱性能を両立


iFi audio iPower Eliteは大電流出力に対応したオーディオグレードの大容量ACアダプターです。出力電圧別に4つのモデルがあり、それぞれの電圧/電流出力は以下の通りです。

  • iPower Elite 5V:5V/5A
  • iPower Elite 12V:12V/4A
  • iPower Elite 15V:15V/3.5A
  • iPower Elite 24V:24V/2.5A

DC電源機器においてACアダプターは、まさしく電源品質の中核を担っており、ACアダプターの品質は機器の性能に直結します。

いかに優れた機器であっても電源の品質が悪ければ、その動作はオーディオ的に優れているとは言えません。

オーディオグレードのiPower Eliteは、DC電源機器がオーディオクオリティで動作するために必要不可欠なアイテムなのです。

iFiが設計と検討を幾度となく繰り返し、最高の性能を目指したiPower Eliteは単なるiPowerの大電流出力バージョンではありません。

数々の新設計によりスイッチング電源でありながら、リニア電源、バッテリー電源の良さをも併せ持つ、新世代の高性能を実現しています。 

iPower EliteはiFi独自の戦闘機のレーダー探知対策機能を流用したノイズ除去技術、Active Noise Cancellation(アクティブ・ノイズ・キャンセレーション)の最新版、Active Noise Cancellation IIを搭載しています。

この技術は、外部から流入する、もしくは内部で発生するノイズに対して、逆相の信号を生み出して相殺する、アクティブ回路によるノイズ除去技術です。コンデンサーなどを用いたパッシブ回路のノイズ減衰量やノイズ除去帯域に対して、Active Noise Cancellation IIは一線を画したノイズ除去性能を持ちます。

そのほか、iPower Eliteはスイッチング電源でありながら、スイッチング周波数を自動で変動させることで、スイッチング周波数に依存する放射ノイズのピークを大幅に低減しています。その結果、高性能化のために極めて高いスイッチング周波数で動作しつつも、極めて低いノイズフロアを実現しました。

加えて製品の電源オン時などに発生する突入電流に対応するために規定電流から瞬間電流出力を30%増強、高効率化と待機電力の省電力化を実現するために複数の動作モードを持つ制御ICにより、あらゆる使用用途に対応します。

iPower Eliteでは従来の機種と異なりパッシブ回路によるノイズ対策にも注力しました。電源容量の4倍に匹敵する大容量の導電性高分子アルミニウムコンデンサ、主に極めてノイズに敏感な医療用途のための低リーク電流性能を持つiPower Elite専用トランス、大容量パワーMOSFETをはじめとした厳選されたパーツは、選別を行った後に、高周波特性に優れた素材を用いた基板へ実装されます。

基板は、制振と放熱性能に優れた航空機グレード6063アルミニウムの筐体に収められ、伝送ロスを極力抑えた極太OFHC(無酸素高伝導銅)線材を使用したDC出力ケーブルと接続されます。



これらのアクティブ、パッシブ両面にわたるiFiの最新技術を用いたiPower Eliteは大電流出力に対応しながら、ノイズフロア1μV(0.000001V)以下の超ローノイズ性能を実現しました。iPower Eliteはスイッチング電源でありながら、従来のスイッチング電源はもちろんのこと、リップルの影響を受けるリニア電源、更にはバッテリー電源よりもローノイズです。



iPower Eliteはスイッチング電源特有のノイズフロアの高さやピークノイズがなく、リニア電源のリップルノイズもなく、しかもコンセントに繋ぐだけで使えます。iFi製品のアップグレードとしてはもちろんのこと、今までiPowerで対応できなかった大電流を要する機器、DACやアンプなどのオーディオ製品をはじめとして、NASやCDドライブなどのPC/ネットワークオーディオ製品まで幅広く対応できます。iPower Eliteを用いることで、オーディオ関連製品の再生品質に直結する電源をオーディオグレード化することができるのです。


主な仕様

  • 入力:100V-240V(50Hz/60Hz, 1.5A)
  • 出力電圧/電流:iPower Elite 5V:5V/5A    iPower Elite 12V:12V/4A    iPower Elite 15V:15V/3.5A    iPower Elite 24V:24V/2.5A
  • 出力プラグ:5.5mm/2.1mm(センタープラス)
  • ノイズフロア:1μV(0.000001V)以下
  • サイズ:148 x 55 x 50mm
  • 重量:550g
  • 付属品:センターマイナスDC入力に接続するための極性変換プラグ/(iPower Elite 5Vのみ) USB-C, micro USB-B変換ケーブル
  • 標準的な小売価格:全機種共通36,000円(税別)
  • 保証期間:12ヶ月

(仕様は予告なく変更になる場合があります) 

日本での発売は、電気用品安全法(PSE)の認証が新型コロナウイルスの影響により多大な遅延を起こしている関係から、2021年3月下旬を予定しております。

2021年1月19日火曜日

micro iDSD Diablo、2021年2月発売決定



 iFi audioは2021年1月15日、バッテリー内蔵DACアンプの最上位機種となるmicro iDSD Diabloを発表いたしました。micro iDSD Diabloの主な特徴は、本機で初めて採用するものを含め以下の通りです。


  • DSD512/PCM768/MQAフルデコード対応 
  • デジタル入力:USB 3.0 A(USB 2.0互換)、S/PDIF(3.5mm同軸/光)
  • MQAフルデコードにUSB、S/PDIFの両入力で対応
  • アナログ出力:4.4mmフルバランス出力(ヘッドフォン/ライン固定)、6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力
  •  2つのバー・ブラウン「トゥルー・ネイティブ」DACチップ
  • 新世代XMOS16コアチップ(iFiオリジナルファームウェアにて動作)
  • iFi専用超低ノイズ・オペアンプOV2028(デジタル部)、OV2067(アナログ部)を採用し、デジタル、アナログ回路ともに高性能化
  • 超低インピーダンスのOS-CONポリマーコンデンサとパナソニックのオーディオグレードECPUフィルムコンデンサを採用
  • iFi独自のフェムト精度を誇るクロック技術「GMT(Global Master Timing)」をアップグレードし、更なる低位相ノイズを実現●※
  • ネガティブ・フィードバック(負帰還)回路で発生するフィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などを最小化したiFi独自の新技術「OptimaLoop」回路を採用●※
  • シグナルパスを最短にし、部品点数を少なくすることで伝送ロスを最小化した「PureWave」回路を採用
  • バッテリー駆動とすることで電源由来のノイズを排除し、またUSB入力とは別のUSB充電供給ポートを装備。超低ノイズのiPower 5V電源アダプターを同梱●※

(●※はmicro iDSD Diabloで新たに採用したもの) 


DACチップはiFiが得意としているバー・ブラウン「トゥルー・ネイティブ」DACチップを2つ搭載しています。2つのDACチップをデュアルモノ・バランス駆動させることで、ノイズフロア、クロストークの低減を実現しました。デジタル信号を統括するデジタルインタフェースには新世代XMOS16コアチップを採用しました。また、XMOSのファームウェアをiFiで内製することにより、動作を最適化しています。これらのデジタル回路は、iFi独自のフェムト精度を誇るクロック技術「GMT(Global Master Timing)」によって、ジッターの影響を極限まで抑えた状態で動作します。

アナログ回路には新規技術を含むiFi独自の技術が複数投入されています。回路の要所要所で最適化された複数のネガティブ・フィードバック回路を設け、一般的な単一のネガティブ・フィードバック回路で発生するフィードバック誤差歪み、位相シフト、群遅延などを最小化した新技術「OptimaLoop」を採用しました。



また、NEO iDSDで投入したバランス・フルディフェンシャルでありがなら、シグナルパスを最短にし、部品点数を少なくすることで伝送ロスを最小化した「PureWave」回路も採用しています。ヘッドフォン出力の3段階(Eco/Normal/Turbo)のゲイン切り替え機能によって、高感度なIEMから低能率なハイエンドヘッドフォンまで対応します。


内部回路は内蔵のバッテリーで駆動することで、電源由来のノイズを排除しています。また、バッテリー電圧+3.7Vから1.2MHzのスイッチング周波数で+/-15V電源を生成することで、一般的なDC-DC回路よりも優れたリニア特性と超低ノイズを実現しました。バッテリーの充電用に独立したUSBポートを備えることで、USBオーディオデータの汚染を防ぎます。また、給電中であっても常にバッテリーを介して動作するため、電源を接続したままの据え置き用途でも万全の性能を発揮します。バッテリー充電用にiPower 5Vが付属します。

micro iDSD Diabloは、数々のiFi独自技術から優れた音楽再生を可能にします。ポータブル、据え置きの両用途に対応し、またヘッドフォン出力とライン固定出力の4.4mmフルバランス出力によりヘッドフォン/イヤフォンを接続したり、外部アンプを接続したりと様々な活用ができます。micro iDSD Diabloには、microシリーズで様々なジャンルの製品を長年に渡って開発し続けていたiFiの知見が集約されており、166×72×25mmという筆箱サイズの筐体でありながら音質的妥協は一切ありません。iFi microシリーズの最高峰がmicro iDSD Diabloなのです。

  • 製品名:iFi audio micro iDSD Diablo(マイクロ アイディーエスディー ディアブロ)
  • 製品ジャンル:PCM768/DSD512/MQAフルデコード対応USB, S/PDIFバッテリー内蔵DACアンプ
  • 発売予定時期:2021年2月上旬
  • 標準的な小売価格:105,000円(税別)
  • JANコード:5060738784004


主な仕様

  • デジタル入力:USB 3.0 A(USB 2.0互換)、S/PDIF(3.5mm 同軸/光)
  • 対応フォーマット:DSD512/256/128/64   PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)   MQAフルデコード対応
  • アナログ出力:4.4mmバランス・ヘッドフォン出力、6.3mmシングルエンド・ヘッドフォン出力、4.4mmバランス・ライン固定出力
  • 周波数特性:10Hz-80kHz (-3dB)
  • SN比バランス:-120dB    シングルエンド:-114dB
  • ダイナミックレンジバランス:-120dB    シングルエンド:-114dB
  • THD + Nバランス:0.002%    シングルエンド:0.001%
  • ヘッドフォン最大出力   バランス:>19.2V/611 mW (@ 600 Ohm)    >12.6V/4,980 mW (@ 32 Ohm)    シングルエンド:>9.6V/153 mW (@ 600 Ohm)    >8.8V/2,417 mW (@ 32 Ohm)
  • 消費電力: Turbo:12W    Normal:5W    Eco:2W
  • バッテリー:リチウムポリマー 4800mAh
  • バッテリー充電仕様: 充電用ポート=USB-C (iFi iPower同梱)   BC V1.2、充電電流1900mAまで対応 
  • サイズ:166×72×25mm
  • 重量:330g 
  • 保証期間:12ヶ月

(仕様は予告なく変更になる場合があります)


2021年1月13日水曜日

NEO iDSDのFAQs


NEO iDSDって何?

NEO iDSDは弊社のデスクトップDAC&アンプの新製品で、最先端のテクノロジーを搭載しています。シンプルに言えば、この価格帯初の「スリー・イン・ワン」システムで、以下の3つを組み込んでいます。

  1. ハイレゾUSB DAC、S/PDIF DAC(PCM768/DSD512)、MQAフル・デコーディング(USB, S/PDIF)。
  2. ハイレゾBluetooth DAC(96kHハイレゾBluetooth):LDAC、HWA/LHDC、aptX Adaptivbe/HD/LL、AAC。
  3. バランス回路とヘッドフォンアンプ。

iFiの他製品を持っているが、DSD512ファイルを再生するにはファームウェアを変えなければならない。NEO iDSDも同様?

いいえ、NEO iDSDは最新の16コア2000MIPS XMOS低レイテンシー・マイクロコントローラーを使用しています。MQAとDSD512を再生する能力を最初から持っているので、ファームウェアを変える必要はありません。

ノブがひとつしかないのはなぜ? 

この大きな多目的ロータリーノブひとつで、ボリューム・レベルを調節したり、内蔵プリアンプを有効にしたりバイパスしたり、ミューティングを切り替えたり、明るさを調整したりすることができるからです。

ロータリーノブはアナログ・ポテンショメーターということ?

NEO iDSDのボリューム・コントロールはアナログ式ですが、ボリュームの減衰自体は、アナログ・チップの内部に埋め込まれた精密な抵抗ラダーの内部で行われ、それはデジタルでコントロールされます。ですから、NEO iDSDはアナログ・ポテンショメーターを搭載しているわけではないのです。

OLEDディスプレイの明るさはどのように調節するの?ディスプレイをOFFにすることはできるの? 暗くして音楽を聴くのが好きなので。

ノブを押したまま保持し(3秒間)明るさ調節の選択メニューに入ります。ノブを回すと3つの明るさモードが順番に表示されます(high/low/off)。希望のもののところでノブを押します。

ミュート(消音)のやり方は?

ロータリーノブを押すだけです。

アナログ出力の可変/固定(variable/fixed)を設定する時はユニットの電源をOFFにするの?

そうです。NEO iDSDのノブを押し続けながらユニットの電源ボタンを押してアナログ出力設定メニューに入ります。NEO iDSDは前回の設定を記憶します。

Bluetoothのペアリングにも入力セレクターボタンを使うようになっているが、このモードにはどうやって入るの?

ペアリング・モードに入るには、Bluetoothアイコンが点灯するまでボタンを押し続けます(3秒間)。選んだデバイスとペアリングをするには、スマートフォン、タブレット上のリストから「iFi Hi-Res Audio」を見つけてそれを選びます。

アンテナな常に取り付けておかなければいけないの?

NEO iDSDをワイヤレス・デバイスとして使いたい時は、アンテナは必須です。

他の外付け電源を使うことはできるの?

NEO iDSDは仕様範囲内(5V/2.5A)であればどんな電源でも動作しますが、最高のパフォーマンスを得るには弊社の超静かなiPower、iPower Elite(2021年初発売予定)を使用してください。

コンピューターのUSBポートから給電することはできるの?

そのUSBポートが5V/0.9Aを安定して供給でき、USB-DCケーブルを用いれば、可能です。しかし、通常のUSBポートはノイズが多いので、NEO iDSDのパフォーマンスにはっきりと聴き取れるほどの影響を与える可能性もなくはないでしょう。一般的にあまりお勧めしません。

おかしな形のUSB入力端子が見えるが、何か特別なものが必要なの?

NEO iDSDはUSB3.0-Bタイプに準拠しています。通常の(USB2.0用)ケーブルでも完璧に動作しますが、信頼できる接続を確保するためには、たとえばiFiのMercury 3.0/Gemini 3.0(ともに生産完了)のようなUSB3.0ケーブルを推奨します。

2つのタイプのアナログ出力端子があるが、どちらを使えばいいの?

NEO iDSD の内部はフルバランス設計になっているので、XLR出力をお奨めします。

2つのアナログ出力端子は同時に使用することができるの?

できます。NEO iDSDはオーディオ信号をそれらに同時に送ることができるのです。

パッケージにアルミニウム・ベースが入っているが、これは何?

NEO iDSDは水平にも垂直にも置くことができるので、縦置きにするためのベースが同梱されているのです。縦置きモードでは、NEO iDSDはヘッドフォン・スタンドとしても使うことができます。

ちゃんと垂直に置いたか自信がないけど、表示が読みにくくなることはないの?

OLEDディスプレイの表示は、ユニットを縦置きにしたら自動的に向きが変わるようになっているので、すべてがちゃんと読めます。

NEO iDSDを書棚の本の間に置くことはできる? スペースがないので!

NEO iDSDは最小のスペースでもちゃんと動作しますが、どんな電子機器にも言えるように、周囲に多少の余裕があった方がいいでしょう。

今聴いているのがMQAなのかどうかはどうやったらわかるの?

MQAの場合は、MQAのロゴがOLEDスクリーンに表示されます。

同時に2組のヘッドフォンを使用することはできるの?

はい、できます。しかし、2つのヘッドフォンは同じ増幅回路に依存しているので、それぞれのヘッドフォンに給電するとトータルの電力に制限が生じます。

どちらのヘッドフォン出力端子が良いの?

ご使用のヘッドフォンに合わせて適正な出力端子を使用してください。しかしNEO iDSDはフル・バランス設計であり、4.4mmペンタコン端子がそれに対応します。可能であれば、そちらを使用されることを推奨します。

IEM(インイヤーモニター)は使用できるの?

はい、NEO iDSDはIEMも駆動できます。

どんなヘッドフォンでも使用できるの?

フルサイズのダイナミック型ヘッドフォンとプレーナー・マグネティック型ヘッドフォンの大部分は、駆動のむずかしさで悪名が高いものでも、NEO iDSDで楽に駆動することができます。

iFi audioはUSBを改善するテクノロジーを取り入れているの?

iFiの他のDACと同じように、NEO iDSDのUSB入力は、できる限り最高のサウンドを生み出すために数々の専用の方策を取り入れています。

Bluetoothは音楽再生には向いていないという記事を読んだことがあるけど、Bluetoothを避けて通常の有線接続を使用した方がいいの?

そのようなことはまったくありません。iFiのXシリーズの製品用に私たちはきわめて洗練されたBluetoothエンジンを設計しました。それによって、通常のBluetoothレシーバーとは違う、著しく良好なオーディオ・パフォーマンスが実現しました。NEO iDSDはこの回路を取り入れるとともに、評価の高いLDACコーデックも採用しています。

他社の製品はひとつ前の世代のチップCSR8675を使用していますが、これは約6年前に開発されたものです。弊社は最新のQCC5100 Bluetoothチップを使っています。このチップを使用した最初のメーカーのひとつです。このチップは、aptX/AptX HD/aptX LL、AACなどに加えて、最新のaptX Adaptive、LDAC、HWA/LHDCもサポートしているのです。

アンテナはBluetooth以外の再生時にも取り付けておいた方がいいの?

取り付けるべきではないという理由がありません。取り付けても取り付けなくても、NEO iDSDのパフォーマンスに影響はまったくありません。