2017年11月8日水曜日

nano iDSD BLのMQA再生用・本体ファームウェア・ベータ版リリース

nano iDSD BLのMQA再生用の本体ファームウェア(ベータ版)がリリースされました。
詳細については以下のリンクをご参照ください。


なお、今回のベータ版についてはMQA再生時に



  • LEDのランプがサンプルレートに対応しない
  • Mac OSX専用ファームウェアが存在せずWIndows版のみ
という現象が確認されております。最終バージョンでは上記の点を解消する予定ですので、今しばらくお待ち下さい。




(以下2017/12/5追記)nano iDSD BLには「MQAレンダリング」が採用されていますので、MQA再生時はLEDはマゼンタで表示されます。PCM再生時には、8倍(=352.8kHz, 384kHz)にアップサンプリングされLEDは白になります。詳細は以下の公式説明をご覧ください。
携帯性と省電力を考慮したモバイルDACには、MQAレンダリングが理想的なソリューションになります。というのも、負担となる処理過程がホスト(コンピューター)とクライアント(DAC)で分担されるからです。たとえば、nano iDSD BLのようなDACでは、CPUの処理量を減少させ、電力の消費量も減少させることが必要なのです。iFiのポータブル製品にこのアプローチを適用しても、端から端までフルにMQAソリューションを保つことができ、妥協することなしにMQAの恩恵を楽しむことができます。
MQAのウェブサイトに図解が掲載されています。→www.mqa.co.uk/customer/how-it-works


MQAでエンコードされた384kHz/24bitまでのオリジナルのマスター・ファイルは、48kHz/24bitのファイルとして伝送されます。チェーンの最終端では、デコーディングとレンダリングが同一機器内で行われようと、デコーディングとレンダリングがアプリのソフトウェアと別のDACで分担して行われようと、結果はどちらも同じで、オリジナルの384kHz/24bitのファイルがまるごと生み出されます。 

私たちはMQAとの協力関係を積極的に築くことによって、iFiのできるだけ多くの製品(既存の製品も含めて)をMQA対応(レンダラーであろうと、あるいは場合によってはデコーダー+レンダラーであろうと)にしようと努力しています。


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