2015年4月6日月曜日

新製品iDAC2-その内部を見る(2)

Looking under the lid of the iDAC2 -
iDAC2の内部を見る

上部のクローズアップ(パート2)

プリント基板の上部について:
注目すべき点:アナログステージとA級ライン出力バッファーをデカップリングするエルナー社の2つのSilmicパワーサプライ・キャパシターの先には、470 uFという大容量の低インピーダンス・キャパシターがあり、これが他の回路のパーツ用のパワーサプライをデカップリングしています。

1. 右側の4つのキャパシター(アナログ・ボリューム・ポテンショメーターの近くにある、いちばん端の#1)は、各チャンネルのそれぞれ2つのヘッドフォンアンプ用のパワーをバックアップする役割を担っています。ヘッドフォンアンプはデュアル・モノ構成で、2つの独立したヘッドフォンアンプを備えているのです。アンプからほんの数ミリのところに大容量のパワーサプライ・キャパシターがあるということは、フルパワーでトランジェントを容易にこなすことができるということです。

2. 下端の中央にあるのが、DACセクション(アンダーラインが引かれています)と、私たちが新しく開発した、かなりユニークなシャント(分流)ノイズフィルター(#2の緑の矢印; DAC用のUSBパワーをクリーンにします)を含むDAC用のパワーサプライです。DAC用には、「レファレンス」と呼ばれる重要なピンがあります。私たちは、このピンには常に大きな注意を払っていますが、iDAC2はまもなく発売される「Proシリーズ」の技術をすでに流用しており、ハイグレードなパナソニック・ジャパン製のフィルム・キャパシターを表面に装備しています。これがもっと安価なC0Gキャパシターと組み合わされて、「最高にクリーンな」レファレンス・ピン・ボルテージを供給するのです。AP2では、かなり有効な数値を示します。

3. プリント基板の左側には、デジタル・パワー・サプライを備えたデジタル・エンジンの全体が置かれています。470 uFの低インピーダンス・キャパシターが一対、そしてオーディオ・クロック(専用の低ノイズ・リニア・レギュレーターを備えています)とデジタルフィルターの切り替えスイッチがあります。

「プリント基板の下部について」に続く

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