2014年6月18日水曜日

micro iDSD開発(14) ソフトウェア・デザイン・チーム日誌(3)

この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。

以下は6月2日の投稿------------

http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-software-design-notes-4-no-ordinary-dsd-page-56/630#post_10599164

マーク&ゴードンの血と汗の物語は、今回はマイクロプロセッサー編。
気に入っていただけると思いますよ。


マイクロプロセッサー – リアルタイム、ジャック・バウアーのように



私たちは先進の32bit ARMコア・マイクロプロセッサーを使っています(コンピューターのインテル・ペンティアムと同様の性能です)(テキサスインスツルメンツに米ドルで支払います。英ポンドで取り戻せたらいいな)。超高精度のマルチ12bit ADCです。これらは、 micro iDSDの中にあって、リアルタイムで電圧をモニターしています。BMWに組み込まれた電圧センサーのようなものです。ですから、すべての電圧は設計通りぴたりと合っていると確信しています。

この12bit DACに加えて(マイクロプロセッサーがDACを内蔵していてもいなくても、私たちはこのDACをオーディオのデコーディングに使っているわけではありません)、私たちは供給電圧を最適な値に調整することができます(望みさえすれば、0.0008ヴォルトにだって精確に調整できます)。

このことについては、後にOTW(Outta this World この世のものとは思えない)#2で述べることにします。そしてこのインフラがなければ、OTW#3は実現しなかったでしょう。私たちが今週OTW#3を発表するのに先だってこのソフトウェア・メモを本日発表したのは、それが理由なのです。

さらに、この先進のARMコア・マイクロプロセッサーは、電力消費がきわめて少なく、稼働中でも5mA以下、待機中は〜2uAほどなのです。
では何が有利か? micro iDSDがより長く駆動できるということです。これを知って不幸になる人などいませんよね。

これだけでなく、すべてが私たちの“Quiet-Bus(静かなバス)”テクノロジー(私たちがAMRから継承したもうひとつのハイエンド・テクノロジーです)を通じて、厳密に実行されています。ですから、すべてのコミュニケーション・バスはまったく静かなのです(調節が必要な時を除いてですけど)。

自動化されたその他の仕様 – パワーサイクルが不要



これはゴーストバスターズのマークではありません。

超高性能のSPDIF入出力ポート、スペシャル・ヘッドフォン・マッチング仕様、デジタル&アナログ・フィルター、さらにWWW仕様、XXX仕様、YYY仕様、ZZZ仕様(申し訳ありませんが、現段階では発表できません)を含むすべての仕様をリアルタイムで駆動することができるので、電力を上げたり下げたりする(パワーサイクルと言います)必要がありません。

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