USB, S/PDIF, Bluetooth対応DAC/DDC
ZEN One Signature
標準的な小売価格:49,500円(税込)
発売日:2022年2月24日
すべての音楽を一つに(One)しよう
iFi audio ZEN One Signatureは、ホームオーディオ環境において、あらゆるデジタル機器から卓越したサウンドを実現するユニバーサルコネクティビティを備えたDACです。大好評を博したnano iONE(2017年発売・生産完了)のアイデアを踏襲し、ZEN Signatureシリーズ製品として再設計とアップグレードを果たしました。
数々のオーディオ賞を受賞しているスペシャリストのiFi audioは、ZEN Signatureシリーズ(高い評価を得ているエントリーレベルのZENシリーズをベースに強化されたプレミアムグレードシリーズ)をZEN One Signatureでラインナップの拡充をします。
ZEN One Signatureは多彩な入力に対応しており、ユニバーサルDAC/DDCと呼ぶべき製品です。ZEN DACのDACステージを引き継ぎ、S/PDIF入力(光および同軸)を追加し、ZEN BlueのBluetooth技術を加えて、Signatureグレードの回路強化により素晴らしい音質を備えています。スマートフォン、タブレット、PC、Mac、ディスクプレーヤー、オーディオサーバー、テレビ、ゲーム機など、あらゆるデジタル機器のホームオーディオハブとして機能する純粋なDAC(ヘッドフォンアンプやボリュームコントロールは内蔵しない)です。
ZEN One Signatureの唯一の目的は、ケーブルやBluetooth経由であらゆる機器からデジタルオーディオ信号を受け取り、それをアナログに変換して外部アンプとスピーカー(またはヘッドホン)に出力することです。高品質な内部部品とiFiのクラス最高の回路設計が組み合わされ、どのようなデバイスを接続しても、音質を見事に向上させることができます。多くの人にとって、ZEN One Signatureは自宅に必要な唯一無二のDACです。
DACはそのための手段
ZEN One Signatureの「デジタル・エンジン」は、バーブラウン製DACチップをベースにしています。自然なサウンドの「音楽性」とトゥルー・ネイティブ・アーキテクチュアによって選定し、iFiが幅広い製品群に使っているものです。このDACチップにはiFiは豊富な経験を持っており、つまりそれを最大限に利用する方法を知っているということです。しかし、結果としてのサウンドに生来備わっている特質とはいっても、模範的なDACステージを生み出すことは、特定のDACチップを選べばすむということではまったくありません。
そういったきわめて重要な部品のひとつが、USBやS/PDIFデジタル入力から受け取ったオーディオ・データを処理するXMOSチップです。ZEN One Signatureは、ローレーテンシーの16コアXMOSマイクロコントローラーを使って、処理能力を強化しています。iFi内部のデジタル開発チームがXMOSのファームウェアをプログラムすることで音質を最適化し、バーブラウンのDACと完璧な組み合わせになるようにしています。デジタル・ステージには、幅広いジッター低減テクノロジーも用いています。これには、iFiのGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度のクロックとインテリジェント・バッファーの最新世代のものが含まれています。
ZEN One Signatureのハイレゾオーディオは、32bit/384kHz PCM、DSD256に対応しており、主要なフォーマットを網羅しています。バーブラウン社製DACチップの4チャンネルTrue Native設計により、PCMとDSDは別々の経路を通り、DSDもPCMと同様にアナログ変換までネイティブな状態でビットパーフェクトを維持することができます。
ハイレゾストリーミングフォーマットであるMQAもサポートしており、最大384kHzまでのMQAファイルをフルデコードすることができます。これは、MQA「レンダラー」による最終的な展開だけでなく、「3つの展開」の完全なデコード処理が内部で行われることを意味します。これは、TIDAL Masters(MQA)コンテンツを視聴できるTIDALの「HiFi Plus」レベルの加入者に理想的です。
より良いBluetooth
Bluetoothのワイヤレスの利便性と幅広いデバイスの互換性はよく知られていますが、多くの人はBluetoothオーディオがどれほど優れた音質であるかを認識していません。なぜなら、一般的な製品の基本的なSoC(System on Chip)で受信から再生まで行うという、基本レベルの品質でしかBluetoothの音質を経験していないからです。iFiは、Bluetoothテクノロジーが最先端であることを保証するために多大な努力を払い、クラスをリードする評判を獲得しています。
クアルコムの最新の4コアQCC5100シリーズBluetoothプロセッシングチップを最大限に活用し、aptX Adaptive、aptX HD、LDAC、HWA/LHDCなど、現行のあらゆる高音質Bluetoothオーディオコーデックをサポートしています。その他のコーデックとしては、通常のaptX、aptX Low Latency、AAC、SBCをサポートしています。つまり、あらゆるソースデバイスが、Bluetoothの仕様で許容される最高のオーディオ解像度で処理されるのです。
ZEN One SignatureはBluetooth
v5.1に準拠し、最高の通信距離、安定性、パフォーマンスを保証します。ペアリングしたBluetoothソースデバイスは最大8台までメモリーに保存でき、デバイスの切り替えも簡単に行えます。
ピュアであることが最も重要
ZENのレギュラーモデルは、バランス回路設計のメリットである低ノイズ、高音質、そして手頃な価格を実現していますが、ZEN DAC SignatureやZEN CAN SignatureといったSignatureシリーズのZENは、真の差動バランストポロジーによりさらに高い次元を実現しています。
ZEN One Signatureも例外ではなく、入力から出力まで、すべての回路要素が純粋なパフォーマンスを発揮できるように設計されています。Panasonic OS-CONやElna Silmic IIコンデンサーなど、主要な表面実装部品はハイエンドパーツにアップグレードされ、短くダイレクトな信号経路を確保するために設計が改良されました。その結果、音のディテールと表現力がさらに向上しました。
電源は、接続された機器(ノートパソコンなど)からUSB経由で供給することも、AC/DCアダプターを介して主電源から直接供給することも可能です。iFiの超低ノイズiPower II 5Vが同梱されており、最適なパフォーマンスを提供します(iPower II 5Vは単体で11,000円[税込]で販売しています)。
外装
ZEN One Signatureは、他のZENシリーズと同じ158x35x100mmのアルミニウム製筐体で、通常のZENシリーズのグレー仕上げではなく、iFiがSignatureシリーズ製品を区別するために使用しているディープスペースブルーで仕上げられています。ダークグレーのフロントパネルとリアパネル(標準仕様ではシルバーカラー)、そしてブルーの操作ボタンが、このデザインをさらに引き立てています。
フロントには、電源のオン/オフ、USB、S/PDIF、Bluetooth入力の切り替えボタンと、入力されるオーディオフォーマットとサンプルレートを示すLEDが配置されています。さらに、LEDの点灯/消灯、Bluetoothのペアリングモードの起動を行うボタンも搭載しています。
背面には、エイシンクロナスUSB-B3.0端子と、光と同軸の2つのS/PDIF入力(後者はデジタル出力兼用)があります。RCAアナログ出力に加え、4.4mmバランス出力も装備しており、バランス入力に対応したアンプとの完全なバランス接続を可能にします。
ハイレゾ音楽から映画やビデオゲームのサウンドトラックまで、あらゆるメディアで魅惑的なサウンドを実現するようパフォーマンスをチューンした、iFi ZEN One Signatureは2月24日より発売、標準的な小売価格は49,500円(税込)です。
電源入力:DC5V(iPower II 5V付属)
PCM44.1kHz~384kHz
DSD64~DSD256
MQAフルデコード
Bluetooth対応コーデック:aptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX LL, LDAC, LHDC/HWA, AAC, SBC
出力:S/PDIF同軸デジタル、RCAシングルエンドライン、4.4mmバランスライン
周波数特性:5Hz-80kHz +/- 3dB
標準的な小売価格:49,500円(税込)
JANコード:5060738785674