以下は6月10日の投稿------------
http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-super-duper-1-8-the-3-5mm-input-page-54/720#post_10623177
Micro iDSDでは、
Direct(ダイレクト=バイパス)
または
Pre-Amp output(プリアンプ・アウトプット)(アナログ・ボリューム・コントロールを使う)
を選択することができます。
これは理解が簡単で、その良さも簡単にわかります。
しかし私たちは、その背後にあるものに少しばかり光を与えたいと思います。
ALPS製マイクロスイッチ – 日本から直に取り寄せ
iFiのすべての製品には、様々なセッティングと調節のためにマイクロスイッチが使われています。
それらは高品質で頑丈ですが、世界でいちばん使いやすいものとは言えません。私たちは常に状況を改善しようと考えています。このような小さなスイッチでもそうなのです。
Micro iDSDでは、フィルタースイッチ、パワーモード(ちょっと過激なことをやっています)、ダイレクト/プリアンプ、さらにもうひとつの選択タイプなどのために、より使いやすいマイクロスイッチに移行しました。新スイッチは、非常に、非常によくできていて、日本のALPS社から直接取り寄せています。ALPSを選んだ理由はシンプルです。アメリカ、日本、マレーシア、台湾、中国の様々メーカーの30以上のスイッチをテストした結果、ALPSのものがトップになったということです。
これらの新スイッチは、接触部分が銀メッキの銅製で、接触抵抗は0.07オーム以下です。
これらのALPS製のスイッチを使うために、私たちは小さなトグルスイッチ(幅がせいぜい1ミリ程度以下)にキャップを付け加えなければなりません。そうしないと、使えないのです。このキャップのために、私たちはABS樹脂噴射ツールの型を特注しなければなりませんでした。そしてそれから、使いやすさをさらに向上させるために、私たちはキャップひとつひとつをゴムでコーティングしました。
iFiスペックに適合するように作られたボリュームポット(つまみ)
ボリュームポット(ポテンショメーター)はいちばん見逃されることの多いコンポーネントのひとつですが、オーディオの信号経路に関していえば、これが“最弱のリンク”になる可能性があるのです。
多くの設計では、現在入手可能な最新の、もっとも高価なDACが使われていますが、よく観察してみると、その回路には一般的なボリュームポットが備え付けらており、きわめてよくあることですが、デジタル・ボリューム・コントロールになっているものが多いのです。
理論的には、デジタル・ボリューム・コントロールはとてもよくできているように見えるのですが、実際には、ボリューム・コントロールが常に100%機能していなと、音楽ファイルは不完全な形で再生されることになってしまいます。
より良いボリューム・コントロール設計は、評判の高いALPS製のポットを使っています。それでも私たちにとっては、ALPS製のポットは供給量が十分ではありません。そこで私たちは、専用のカスタムポットの製造を依頼しました(iFiシリーズ全体で使うことになります)。
以下は、一般に使われているポットの単純比較表です。
そうなんです。シンプルなセレクタースイッチでも、通常のボリューム・コントロールでも、その背後には複雑な物語が隠されているのです。
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