Pro iDSDとMQA
人生で最良のもののひとつは、待つだけの価値がありました…
Pro iDSDのファームウェアVersion 2.01「Chilli con Carne チリ・コン・カルネ」は、ゼロからプログラムを書き直したもので、XMOSコードの大部分を、すべてが新たに自社開発された新しいものに替えています。これによって、機能を失うことなくリソースの使用を減少させることができるのです。
Pro iDSDには、フルMQAデコーダーを含む、最高の機能を装備させたいと思いました。
フルMQAデコーダーを装備するために、オーディオ・システムの全体を合理化し、最適化し、機能に影響を与えることなくリソースの使用を減少させました。弊社のMQAチームはまた、手作業で書かれたアセンブラーの最適化によって、コードの能率を最大限に伸ばすための努力もしています。
それはまた、USB Audio、S/PDIF Audio、I2S Audio(WiFiモジュール用)を再設計することも意味しました。
Pro iDSD用のフル・ソース・コード・パッケージは、7500万字ほどにもなります。ブリタニカ百科事典でさえ4300万字、つまり半分強の厚さ「なのに」です。
以前のリリースのものとは違うコードに書き換えることを実現したのに加えて、使い易さを改善する余地もありました(要するにPro iDSDは非常に複雑な製品なのですから)。結果として私たちは、テストを向上させて、各イテレーション(反復処理)間の時間を増やすことができました。ファームウェアを修正する > デバッグする > 限定的なテストをする(通常はループ中で数ラウンド) > 正式なテストをする > バグをリストアップして最初に戻る。要点は掴んでいただけましたね。
製品をできる限り最高の状態にしたかったので、その分時間がかかりましたが、その間のみなさまの忍耐に感謝しています。
結果は? Version
2.01は(私たちの耳には)驚異的なサウンドに仕上がりました。
ファームウェアVersion
2.01のリンクは以下Pro iDSDのオフィシャルwebページです。