micro iDSD、nano iDSD、micro iLink、micro iDAC用の新しいドライバーv.2.23.0(Windowsユーザーのみ)がリリースされました。
多くのバグフィックス等の改善点が含まれていますので、以前のバージョンから早めにアップグレードをお願いします。
ダウンロードは以下のページからどうぞ
2014年11月17日月曜日
2014年10月23日木曜日
秋のヘッドフォン祭2014(3)シンガーソングライターRie fuのDSD256音源、12月リリース音源も先行試聴!そして・・・
iFI-Audioの輸入・発売元トップウイングのブース内(13Fルーム「コスモ」②)において、NetAudio誌#16のDSD256付録音源「So-Re-Da-Ke」がご試聴いただけるほか、12月20日発売予定の「アニソンオーディオ」誌の付録音源であり、かつてRie fuが歌ったI wanna go to a place... (『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(2005)のエンディングテーマ/9年ぶりのセルフカバー弾き語り)も先行でご試聴いただけます!
そして、この2曲を収録したPyramix Masscore+hapiシステムをブースに持ち込みます。収録に使ったマルチトラック機材からの再生をそのままiFI機材につなげてヘッドフォンで確認できるようにしてしまいます!
そして、この2曲を収録したPyramix Masscore+hapiシステムをブースに持ち込みます。収録に使ったマルチトラック機材からの再生をそのままiFI機材につなげてヘッドフォンで確認できるようにしてしまいます!
秋のヘッドフォン祭2014(2)テクノボーイズP.G.秘蔵音源試聴!
iFI-Audioは来たる10月25日~26日に中野サンプラザ(東京)で開催予定の「秋のヘッドフォン祭2014」において以下音源の試聴を行います。
iFiのサポートにより行ったNetAudio誌Vol.15のDSD256(11.2MHz)音源が話題を呼んだテクノボーイズP.G.の、e-onkyoで24/96で配信されているハイレゾが、アイウィル佐藤純之介プロデューサーの特別のお計らいにより、この日初公開の32Bitバージョンで、iFiのブースにてじっくりご試聴いただけます!
テクノボーイズ2nd「good night citizen」ハイレゾの秘蔵32/96版と、現在放送中のTVアニメ『トリニティセブン』から、ED主題歌「BEAUTIFUL≒SENTENCE」「SHaVaDaVa in AMAZING♪」の2曲
もちろん、テクノボーイズP.G.のDSD256書き下ろし音源「Visible invisible」もPyramixから変換した様々なフォーマットで聴き比べしていただけます!
iFI-Audioの輸入・発売元トップウイングのブース内(13Fルーム「コスモ」②)にぜひお立ち寄りください。
iFiのサポートにより行ったNetAudio誌Vol.15のDSD256(11.2MHz)音源が話題を呼んだテクノボーイズP.G.の、e-onkyoで24/96で配信されているハイレゾが、アイウィル佐藤純之介プロデューサーの特別のお計らいにより、この日初公開の32Bitバージョンで、iFiのブースにてじっくりご試聴いただけます!
テクノボーイズ2nd「good night citizen」ハイレゾの秘蔵32/96版と、現在放送中のTVアニメ『トリニティセブン』から、ED主題歌「BEAUTIFUL≒SENTENCE」「SHaVaDaVa in AMAZING♪」の2曲
もちろん、テクノボーイズP.G.のDSD256書き下ろし音源「Visible invisible」もPyramixから変換した様々なフォーマットで聴き比べしていただけます!
iFI-Audioの輸入・発売元トップウイングのブース内(13Fルーム「コスモ」②)にぜひお立ち寄りください。
秋のヘッドフォン祭2014 (1)Stereo 50 Retro Systemを参考展示
iFI-Audioは来たる10月25日~26日に中野サンプラザ(東京)で開催予定の「秋のヘッドフォン祭2014」に出展いたします。
iFI-Audioの輸入・発売元トップウイングのブース内(13Fルーム「コスモ」②)において、HiFiMAN、M2TECHなど、同社取り扱いブランドと共同での出展となります。
つい先日、音元出版主催「オーディオ銘器賞」において「銅賞」を受賞したmicro iDSDをはじめとする製品がほとんどご試聴いただけるのはもちろん、以下新製品を参考出展する予定です。
時代に影響されない古典的なアンプにインスピレーションを得たiFiのStereo 50は、Marantz 7、Leak Stereo 20、そしてBBC LS3/5aといった往年の銘器を現代の家庭用にアレンジした21世紀の「復活ステレオシステム」です。
1) 新進の技術:宇宙時代のOcta-Speed DSD512/PCM
Octa-Speed DSD512及びPCM768kHzが可能なのは、このRetro 50と、その姉妹機であるmicro iDSDだけです。このような先進のフォーマットを扱うことができるDACは、世界中を探してもありません。肝心のサウンドが良くなければ、これはすべて何の意味もなくなってしまいますが、Bit-Perfect処理機能を備えたBurrBrown社のチップセットがワンボックスの管球式ステレオシステムに組み込まれているということは、これが可能であり、しかも徹底期的にやれることを意味します。
2)ヘッドフォン天国
ヘッドフォンは、IEM(インイヤーモニター)からOEH(オーバーイヤーヘッドフォン)まで使用可能です。6.3ミリジャックは電力を多く必要とするヘッドフォン(Audeze、Hifiman、HD800)に対応し、3.5ミリジャックはもっと能率の高いヘッドフォンとIEMに対応します。3Dホログラフィック機能がオンでヘッドフォンが接続されていると、Stereo 50は自動的にスピーカー用3Dからヘッドフォン用3Dに切り替わります。その逆も、同様に自動的に切り替わります。
6.3ミリ標準ジャックの最大出力は8000mW、micro iDSDのTurboモードのさらに倍という強烈なパワーを誇ります。地球上のどんな低能率、高インピーダンスなヘッドフォンでも真空管サウンドで完全に鳴らし切ります。
3)旧式の技術:EL84とECF82を使用した古典的な管球式アンプ
プッシュプル式の純粋な管球式アンプによって、Retro Stereo 50は他に類を見ないほど、長期に渡って音楽を楽しんでいただけます。EL84×4本、ECF82×2本の構成です。リモコン操作が可能な日本のALPS社製のアナログボリュームコントロールによって、ダイナミックレンジの制約がなくなっています。
4)フルレンジの、クロスオーバーなしのLS3/5aスピーカー
磨き抜かれた専用の広帯域ドライバーとトゥイーター設計が最初からマッチングされた、高感度なLS3/5aスピーカーにはクロスオーバーがありません。1インチのシルクドームトゥイーターと5インチのペーパーコーンドライバーが、トランスミッション=ライン・ポート(60Hz-20KHz)を備えた岩のように固い竹製のキャビネットに納められています。これに加えて、アクティブアクースティックチューニング(AAT)によって、聴く人を音楽に引き込むRetroスピーカーのサウンド能力は、実に魅惑的です。
5)Bluetooth (aptX/NFC方式)接続が可能
AppleでもAndroidでも、Bluetoothで接続し、あなたの音楽をRetor Stereo 50に取り込んで流すことができます。
6)完璧なレコード再生
弊社のiPhonoは、マイケル・フレマーが25万USドルのシステムに採用したことで、レコード市場に衝撃波を引き起こしました。このiPhonoの回路がStereo 50にも使われています。2系統の入力端子と4系統のゲイン、6系統のEQカーブを設定できるフォノイコライザーを装備しているミニコンポがこれまであったでしょうか?MCカートリッジでもMMカートリッジでも、圧倒的な音質で再生し、ノイズフロアもほぼ皆無です。沈黙をお楽しみください!
おわかりのように、これに似た製品は、文字通り市場にはありません。Retro Stereo 50システムに驚愕する心の準備をしてください。
最新のスペックは以下の通りです:
販売形態と予想推奨価格:
Input:
Volume Control:
DAC:
DAC Formats:
Dynamic Range:
Phono Stage:
Output:
Analogue Signal Processing:
Signal to Noise Ratio:
Total Harmonic Distortion(THD):
Frequency Response:
Output Power (Speaker):
Tubes:ECF82 * 2, EL84 *4
Sensitivity:
iFI-Audioの輸入・発売元トップウイングのブース内(13Fルーム「コスモ」②)において、HiFiMAN、M2TECHなど、同社取り扱いブランドと共同での出展となります。
つい先日、音元出版主催「オーディオ銘器賞」において「銅賞」を受賞したmicro iDSDをはじめとする製品がほとんどご試聴いただけるのはもちろん、以下新製品を参考出展する予定です。
iFi Retro Stereo 50最終量産型プロトタイプを
秋のヘッドフォン祭に参考出品
先進のデジタル技術と最良の真空管アナログ技術を持つiFiが、
ミニコンポシステムを再定義します。
時代に影響されない古典的なアンプにインスピレーションを得たiFiのStereo 50は、Marantz 7、Leak Stereo 20、そしてBBC LS3/5aといった往年の銘器を現代の家庭用にアレンジした21世紀の「復活ステレオシステム」です。
1) 新進の技術:宇宙時代のOcta-Speed DSD512/PCM
Octa-Speed DSD512及びPCM768kHzが可能なのは、このRetro 50と、その姉妹機であるmicro iDSDだけです。このような先進のフォーマットを扱うことができるDACは、世界中を探してもありません。肝心のサウンドが良くなければ、これはすべて何の意味もなくなってしまいますが、Bit-Perfect処理機能を備えたBurrBrown社のチップセットがワンボックスの管球式ステレオシステムに組み込まれているということは、これが可能であり、しかも徹底期的にやれることを意味します。
2)ヘッドフォン天国
ヘッドフォンは、IEM(インイヤーモニター)からOEH(オーバーイヤーヘッドフォン)まで使用可能です。6.3ミリジャックは電力を多く必要とするヘッドフォン(Audeze、Hifiman、HD800)に対応し、3.5ミリジャックはもっと能率の高いヘッドフォンとIEMに対応します。3Dホログラフィック機能がオンでヘッドフォンが接続されていると、Stereo 50は自動的にスピーカー用3Dからヘッドフォン用3Dに切り替わります。その逆も、同様に自動的に切り替わります。
6.3ミリ標準ジャックの最大出力は8000mW、micro iDSDのTurboモードのさらに倍という強烈なパワーを誇ります。地球上のどんな低能率、高インピーダンスなヘッドフォンでも真空管サウンドで完全に鳴らし切ります。
3)旧式の技術:EL84とECF82を使用した古典的な管球式アンプ
プッシュプル式の純粋な管球式アンプによって、Retro Stereo 50は他に類を見ないほど、長期に渡って音楽を楽しんでいただけます。EL84×4本、ECF82×2本の構成です。リモコン操作が可能な日本のALPS社製のアナログボリュームコントロールによって、ダイナミックレンジの制約がなくなっています。
4)フルレンジの、クロスオーバーなしのLS3/5aスピーカー
磨き抜かれた専用の広帯域ドライバーとトゥイーター設計が最初からマッチングされた、高感度なLS3/5aスピーカーにはクロスオーバーがありません。1インチのシルクドームトゥイーターと5インチのペーパーコーンドライバーが、トランスミッション=ライン・ポート(60Hz-20KHz)を備えた岩のように固い竹製のキャビネットに納められています。これに加えて、アクティブアクースティックチューニング(AAT)によって、聴く人を音楽に引き込むRetroスピーカーのサウンド能力は、実に魅惑的です。
5)Bluetooth (aptX/NFC方式)接続が可能
AppleでもAndroidでも、Bluetoothで接続し、あなたの音楽をRetor Stereo 50に取り込んで流すことができます。
6)完璧なレコード再生
弊社のiPhonoは、マイケル・フレマーが25万USドルのシステムに採用したことで、レコード市場に衝撃波を引き起こしました。このiPhonoの回路がStereo 50にも使われています。2系統の入力端子と4系統のゲイン、6系統のEQカーブを設定できるフォノイコライザーを装備しているミニコンポがこれまであったでしょうか?MCカートリッジでもMMカートリッジでも、圧倒的な音質で再生し、ノイズフロアもほぼ皆無です。沈黙をお楽しみください!
おわかりのように、これに似た製品は、文字通り市場にはありません。Retro Stereo 50システムに驚愕する心の準備をしてください。
最新のスペックは以下の通りです:
販売形態と予想推奨価格:
- 本体+SPセット:28万円(税別・予価)
- Stereo 50 本体:16万円(税別・予価)
- LS 3.5 SPシステム:14万円(税別・予価)
- 2015年初頭を予定
Input:
- USB 3.0compatible with iPhone,iPod, iPad and Android Devices USB-OTG#
- SPDIF RCA/Optical (192KHz maximum)
- Bluetooth with AptX and NFC (48KHz maximum)
- Line in RCA/3.5mm X 2 Phono In (Line/MM)
- RCAPhono In (MC) RCA
Volume Control:
- Alps (Japan) Motorised Potentiometer (< 3dB Tracking error)
DAC:
- Single Burr-Brown DSD/PCM DAC
DAC Formats:
- DXD 2x/1x (768/705.6/384/352.8kHz) Bit-Perfect Processing, fixed analogue filter
- DSD 512/256/128/64 (24.6/22.6/12.4/11.2/6.2/5.6/3.1/2.8MHz) Bit-Perfect Processing, extended range analogue filter
- HD PCM 192/176.4/96/88.2kHz Bit-Perfect Processing, minimum phase digital filter
- CD PCM 44.1/48KHz Bit-Perfect Processing, minimum phase digital filter
Dynamic Range:
- > 113dB(A)
Phono Stage:
- Line in 3 Setting, 6dB Gain
- 47K//100pF Input Impedance
- MM In Setting, 40dB or 52dB Gain selectable
- 47K//100pF Input Impedance
- MC In Setting, 64dB GainDedicated
- MC Headamp ultra low noise bipolar on separate input socket
- 330Ohm // 200pF Input Impedance
Output:
- Speakers * 2 (4 - 8Ohm) 8,000mW
- 3.5mm Headphone output (for High Sensitivity Headphones)
- 6.3mm Headphone output (for Normal Sensitivity Headphones)
Analogue Signal Processing:
- X-Bass, 2-Levels
- 3D Sound for speakers & headphones,
- 2-LevelsTone Controls (Bass/Treble) +/-8dB
Signal to Noise Ratio:
- > 90dB
Total Harmonic Distortion(THD):
- < 1% @ 5W
- 10Hz - 40KHz
- > 25W Music Power*
- Size:146 X 268 X 226mm (W X h X D)
Sensitivity:
- 90dB/2.83V/1m
- 60Hz - 20KHz
- 4.5" (115mm) Paper Cone Wideband Driver
- 1.1" (28mm) Silk Dome Tweeter
- 10KHz acoustic crossover
- no electrical crossover on Wideband Driver
- first order highpass on Tweeter
- Transmission-Line port
- Solid Bamboo EnclosureAcoustic
- Active Tuning with minimal damping
2014年10月7日火曜日
DSD256(11.2MHz)を聞こう 第2回:再生にまつわるアラカルト(WSDほか編・補遺)
前回の無料音源の紹介に引き続き、今回は「DSD11.2MHzにまつわるアラカルト」ということでDSD11.2MHzファイルを再生する時の疑問を解決していこうと思う。
Q1. そもそもDSD11.2MHzってなんですか?DSD256とかQuad-DSDとか別の呼び名があるのはどうして?
A. ⊿Σ(デルタシグマ)変調方式の1bit/11.2896MHzでサンプリングするフォーマットのこと。
DSD256はCDのサンプリング周波数44.1kHzに対して256倍であることの意。Quad-DSDはSACDのサンプリング周波数2.8224MHzに対して4倍であることの意。つまりDSD11.2MHz、DSD256、Quad-DSDは同じ意味である。
(ちなみにMicro iDSDとNano iDSDは48kHz系の256倍にも対応している。Micro iDSDは512倍にも。)
Q2. 1ビットオーディオコンソーシアムのDSD11.2MHz音源を聞きたいんだけど、どうすれば?
A-1. WSD形式は一般的なDSD再生ソフトでは読み取れないので、バイナリエディタでファイルを開いて、以下の文字列を先頭に挿入し、拡張子をdffに変えて保存する。
注:以下、バイナリエディタでの作業はファイルを壊す恐れがあります。必ず音源のバックアップを取ってから自己責任で行ってください。音源が聞けない等の問題が起こっても責任を取れません。
46 52 4D 38 00 00 00 00 3C 70 C8 E0 44 53 44 20 46 56 45 52 00 00 00 00 00 00 00 04 01 04 00 00 50 52 4F 50 00 00 00 00 00 00 00 4A 53 4E 44 20 46 53 20 20 00 00 00 00 00 00 00 04 00 AC 44 00 43 48 4E 4C 00 00 00 00 00 00 00 0A 00 02 53 4C 46 54 53 52 47 54 43 4D 50 52 00 00 00 00 00 00 00 14 44 53 44 20 0E 6E 6F 74 20 63 6F 6D 70 72 65 73 73 65 64 00 44 53 44 20 00 00 00 00 3C 70 C8 6E
ここではバイナリエディタとして「DANDP Binary Editor」を使っている。ただし、DSD256の元ファイルが大きいため、PCのメモリが最低でも6GBないと厳しいので注意。
また、再生時には非常に大きなポップノイズが入るので、あらかじめボリュームを絞っておいたほうが賢明だろう。
A-2. 以下のような手順で理解を進めれば、自分で補完できるようになるはずだ。
WSDのファイルフォーマット形式を理解する
DSDには現在Sonyが提唱したDSF、PhilipsのDSDIFF、そして1ビットオーディオコンソーシアムのWSDがある。ファイルフォーマットは主に、そのファイルの自体を説明する「ヘッダ」とデータ本体に分けられる。それぞれファイル構造が異なるため、対応しているソフトでないとそれぞれのファイルは再生できない。
1ビットオーディオコンソーシアムで公開しているDSD11.2MHz音源はWSDフォーマットであるものの、データ本体のみが入っておりヘッダが入っていない。そのため自身で補完する必要がある。補完するためにはWSDのデータ構造を理解する必要があるのだ。
WSDの仕様書は1ビットオーディオコンソーシアムのサイトで公開されている。
(1ビットオーディオコンソーシアム→1bit関連データ[1bit Data]→WSDフォーマット[WSDファイル仕様書])
同様にDSF、DSDIFFの仕様書は以下で参照できる。
WSDとDSDIFFのデータ本体のフォーマットが同じであると気づく!
WSDに対応している再生ソフトは少ない。そのため、本来であれば再生するためにはWSDのヘッダデータを入れ、WSD対応のDSD変換ソフトに読み込ませ、DSDIFFやDSFで書き出す必要がある。(更に言えばWSD対応のDSD変換ソフトはKORG AudioGateしかなく、AudioGateはDSD5.6MHzまでしか対応していないため、DSD11.2MHzではなくDSD5.6MHzのヘッダデータを入れ、書き出したあと再度DSD11.2MHzのヘッダデータを入れる必要がある。)
しかし、各ファイルフォーマットの構造を見ると、データ本体の構造がDSDIFFとWSDでは、Big endian方式の各Ch1バイト毎で同じと気づくはずだ。つまり、DSDIFFのヘッダデータを入れればDSDIFFとして扱えるということだ。
DSDIFFのヘッダデータを書き込む
A1を参考に書き込めばDSD11.2MHzのDSDIFFファイルとして扱えるようになる。
Q3. LH Labsで公開されている2LのDSD11.2MHzの音源を聞きたいんだけど、どうすればいい?
A.以下のようにバイナリエディタで、先頭からアドレス71Eまでヘッダデータを削除すれば再生できる。
以下のようになればOK。
以上、いったい何を言ってるのかわからないという人は試さない方がいい。お気をつけ下さい。
Q1. そもそもDSD11.2MHzってなんですか?DSD256とかQuad-DSDとか別の呼び名があるのはどうして?
A. ⊿Σ(デルタシグマ)変調方式の1bit/11.2896MHzでサンプリングするフォーマットのこと。
DSD256はCDのサンプリング周波数44.1kHzに対して256倍であることの意。Quad-DSDはSACDのサンプリング周波数2.8224MHzに対して4倍であることの意。つまりDSD11.2MHz、DSD256、Quad-DSDは同じ意味である。
(ちなみにMicro iDSDとNano iDSDは48kHz系の256倍にも対応している。Micro iDSDは512倍にも。)
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Q2. 1ビットオーディオコンソーシアムのDSD11.2MHz音源を聞きたいんだけど、どうすれば?
A-1. WSD形式は一般的なDSD再生ソフトでは読み取れないので、バイナリエディタでファイルを開いて、以下の文字列を先頭に挿入し、拡張子をdffに変えて保存する。
注:以下、バイナリエディタでの作業はファイルを壊す恐れがあります。必ず音源のバックアップを取ってから自己責任で行ってください。音源が聞けない等の問題が起こっても責任を取れません。
46 52 4D 38 00 00 00 00 3C 70 C8 E0 44 53 44 20 46 56 45 52 00 00 00 00 00 00 00 04 01 04 00 00 50 52 4F 50 00 00 00 00 00 00 00 4A 53 4E 44 20 46 53 20 20 00 00 00 00 00 00 00 04 00 AC 44 00 43 48 4E 4C 00 00 00 00 00 00 00 0A 00 02 53 4C 46 54 53 52 47 54 43 4D 50 52 00 00 00 00 00 00 00 14 44 53 44 20 0E 6E 6F 74 20 63 6F 6D 70 72 65 73 73 65 64 00 44 53 44 20 00 00 00 00 3C 70 C8 6E
↓
ここではバイナリエディタとして「DANDP Binary Editor」を使っている。ただし、DSD256の元ファイルが大きいため、PCのメモリが最低でも6GBないと厳しいので注意。
また、再生時には非常に大きなポップノイズが入るので、あらかじめボリュームを絞っておいたほうが賢明だろう。
A-2. 以下のような手順で理解を進めれば、自分で補完できるようになるはずだ。
WSDのファイルフォーマット形式を理解する
DSDには現在Sonyが提唱したDSF、PhilipsのDSDIFF、そして1ビットオーディオコンソーシアムのWSDがある。ファイルフォーマットは主に、そのファイルの自体を説明する「ヘッダ」とデータ本体に分けられる。それぞれファイル構造が異なるため、対応しているソフトでないとそれぞれのファイルは再生できない。
1ビットオーディオコンソーシアムで公開しているDSD11.2MHz音源はWSDフォーマットであるものの、データ本体のみが入っておりヘッダが入っていない。そのため自身で補完する必要がある。補完するためにはWSDのデータ構造を理解する必要があるのだ。
WSDの仕様書は1ビットオーディオコンソーシアムのサイトで公開されている。
(1ビットオーディオコンソーシアム→1bit関連データ[1bit Data]→WSDフォーマット[WSDファイル仕様書])
同様にDSF、DSDIFFの仕様書は以下で参照できる。
また、筆者の個人的なブログで書いた記事も参考になるかもしれない。
WSDに対応している再生ソフトは少ない。そのため、本来であれば再生するためにはWSDのヘッダデータを入れ、WSD対応のDSD変換ソフトに読み込ませ、DSDIFFやDSFで書き出す必要がある。(更に言えばWSD対応のDSD変換ソフトはKORG AudioGateしかなく、AudioGateはDSD5.6MHzまでしか対応していないため、DSD11.2MHzではなくDSD5.6MHzのヘッダデータを入れ、書き出したあと再度DSD11.2MHzのヘッダデータを入れる必要がある。)
しかし、各ファイルフォーマットの構造を見ると、データ本体の構造がDSDIFFとWSDでは、Big endian方式の各Ch1バイト毎で同じと気づくはずだ。つまり、DSDIFFのヘッダデータを入れればDSDIFFとして扱えるということだ。
DSDIFFのヘッダデータを書き込む
A1を参考に書き込めばDSD11.2MHzのDSDIFFファイルとして扱えるようになる。
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Q3. LH Labsで公開されている2LのDSD11.2MHzの音源を聞きたいんだけど、どうすればいい?
A.以下のようにバイナリエディタで、先頭からアドレス71Eまでヘッダデータを削除すれば再生できる。
↓
以下のようになればOK。
以上、いったい何を言ってるのかわからないという人は試さない方がいい。お気をつけ下さい。
2014年10月5日日曜日
DSD256(11.2MHz)を聞こう 第1回:世界中の11.2MHzの音源紹介(無料音源編)
この連載記事を担当する@serierilです。ヴェクセルドミナンテという同人音楽サークルの代表として、昨年末からDSD11.2MHzの音源をリリースしています。ときにはiFi Audioのイベント時(ヘッドフォン祭、ポタフェス等)の製品説明スタッフでもあります。
自分自身は録音を通じてDSD11.2MHzの魅力に取りつかれていて、日ごろからDSD11.2MHzの情報を調べているので、それを共有できればと思っています。なにかご意見がありましたらTwitterのアカウントまでお願いします。
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音楽のデジタルフォーマットは1972年に日本コロムビアが開発した最初のデジタルレコーダー(13bit/47.25kHz)から年々着実に進化を重ねてきた。CDの16bit/44.1kHzやDVD-Audioの24bit/192kHz、SACDのDSD 2.8MHzを経て、約40年経った今、時代の最先端はDSD256=11.2MHzでの収録である。
今まではCDやSACD等といった物理メディアのフォーマットがあったため、より高いサンプリングレート/ビット深度に対応した録音機器が出て録音したとしても、最終的には物理メディアのフォーマットに合わせる必要があった。しかし、ファイルベースで行われるハイレゾ配信では、物理メディアのフォーマットに縛られることなくマスターのフォーマットを直に聞くことができる。
DSD256(11.2MHz)対応機器はあっても音源がないじゃないかと思われる方は多いと思う。DSD 11.2MHzは2013年に商用録音機器が出たばかりな上に、DSDベースで編集が出来ない※という問題点があり、現在入手可能な音源は確かに少ない。しかし、世界中を探すと無いわけではない。
手始めに第1回の今回は、無料音源編ということで各レーベルがサンプルとして出しているDSD11.2MHz音源を紹介する。また補遺として、DSD512のアップサンプリング方法やそれに伴うDSDファイルのヘッダの書き換え等もご紹介しようと思う。
※2013年にリリースされたDSD11.2MHzで録音可能なDAWソフト、Merging PyramixはDSDベースで録音はできても編集ができない。編集する場合はDXDに変換し編集した後、DSD 11.2MHzに変換するか、もしくはアナログで出して編集した後、再度DSD 11.2MHzで録音することが多い。
1. Just Listen / Just Listen 1 - compilation (要Native DSD Musicの会員登録)
Just ListenはDSDネイティブ音源を配信しているNativeDSDに参加しているレーベルから、代表的なサンプル音源を集めたアルバム。DSD 11.2MHzの音源はトラック1、2、5、6の4曲ある。
トラック1、2はスペインのEudora Recordsのソル:「ギターのための練習曲」Op.6-9, 同Op.35-22。これら2曲はフェードイン&アウトのみDXDによる編集がなされている。5chサラウンド(フロントLR、センター、リアLR)の音源もある。
トラック5、6はChannel Classicsのマーラー:交響曲第1番のフィナーレ部分。SACDでもすでに発売済みの音源で、録音時のフォーマットはGrimm AD1によるDSD64(2.8MHz)。トラック5はPyramix、トラック6はHQ Playerによりアップコンバートされている。
2. Nidarosdomens jentekor & TrondheimSolistene / MAGNIFICAT Et misericordia (会員登録の必要あり)
2Lの音源をLH Labsが1曲サンプルとして公開している。元のフォーマットはDXDでPyramixによりDSD11.2MHzにアップコンバートされている。ただし、DSD11.2MHzの音源のみPyramixのデータが入っており再生できないため取り除く必要がある。方法は次回掲載予定の補遺で詳しく説明するつもり。
3. ヴェクセルドミナンテ (WorksにDSD 11.2MHz[DSD256]のサンプルあり)
自分自身で手がけた作品なので申し訳ないが、一応無料音源なので、絶好の宣伝機会だと割り切って紹介する。サークル発足当時からホールでの一発録りをしているので、DSD11.2MHzになっても前と変わらない方法で録音している。
ホールで録音したオリジナルのピアノ曲が2曲、クラリネット+ピアノ曲が2曲、サンプルとして公開中。録音にはElectrArt製DSD 11.2MHz録音機器を使い、曲の切り出し以外は無編集。
4. 1ビットオーディオコンソーシアム (1bit関連データ[1bit Data]→1ビットアワード受賞作品→2006年"ストラディバリソサエティのバイオリン(クリストフ・バラティ)" 永野桃子, 大場治子)
早稲田大学,シャープ,パイオニア主催の1ビットオーディオコンソーシアムではバイオリン曲が1曲公開されている。録音にはオリジナルの録音機器を使用。ただし、このデータにはソフトウェアがファイルを認識するためのヘッダデータと呼ばれるデータが抜けているため、自分で補完する必要がある。これも補完方法は補遺編で詳しく説明する。
5. NetAudio誌Vol.15
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND / Visible Invisible
(雑誌が1300円)
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDによるDSD 11.2MHz楽曲がNetAudio誌に付録としてついている。ボーカル、ベースがエフェクトを追加するためPCM録音であるものの、他はシンセサイザも含めてオールアナログ。編集にはフォーカスライトの50kHzまでの特性を持ったミキサーをはじめとしたアナログ機器を用いている。記事に詳細なレポートがある。
自分自身は録音を通じてDSD11.2MHzの魅力に取りつかれていて、日ごろからDSD11.2MHzの情報を調べているので、それを共有できればと思っています。なにかご意見がありましたらTwitterのアカウントまでお願いします。
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音楽のデジタルフォーマットは1972年に日本コロムビアが開発した最初のデジタルレコーダー(13bit/47.25kHz)から年々着実に進化を重ねてきた。CDの16bit/44.1kHzやDVD-Audioの24bit/192kHz、SACDのDSD 2.8MHzを経て、約40年経った今、時代の最先端はDSD256=11.2MHzでの収録である。
今まではCDやSACD等といった物理メディアのフォーマットがあったため、より高いサンプリングレート/ビット深度に対応した録音機器が出て録音したとしても、最終的には物理メディアのフォーマットに合わせる必要があった。しかし、ファイルベースで行われるハイレゾ配信では、物理メディアのフォーマットに縛られることなくマスターのフォーマットを直に聞くことができる。
DSD256(11.2MHz)対応機器はあっても音源がないじゃないかと思われる方は多いと思う。DSD 11.2MHzは2013年に商用録音機器が出たばかりな上に、DSDベースで編集が出来ない※という問題点があり、現在入手可能な音源は確かに少ない。しかし、世界中を探すと無いわけではない。
手始めに第1回の今回は、無料音源編ということで各レーベルがサンプルとして出しているDSD11.2MHz音源を紹介する。また補遺として、DSD512のアップサンプリング方法やそれに伴うDSDファイルのヘッダの書き換え等もご紹介しようと思う。
※2013年にリリースされたDSD11.2MHzで録音可能なDAWソフト、Merging PyramixはDSDベースで録音はできても編集ができない。編集する場合はDXDに変換し編集した後、DSD 11.2MHzに変換するか、もしくはアナログで出して編集した後、再度DSD 11.2MHzで録音することが多い。
1. Just Listen / Just Listen 1 - compilation (要Native DSD Musicの会員登録)
Just ListenはDSDネイティブ音源を配信しているNativeDSDに参加しているレーベルから、代表的なサンプル音源を集めたアルバム。DSD 11.2MHzの音源はトラック1、2、5、6の4曲ある。
トラック1、2はスペインのEudora Recordsのソル:「ギターのための練習曲」Op.6-9, 同Op.35-22。これら2曲はフェードイン&アウトのみDXDによる編集がなされている。5chサラウンド(フロントLR、センター、リアLR)の音源もある。
トラック5、6はChannel Classicsのマーラー:交響曲第1番のフィナーレ部分。SACDでもすでに発売済みの音源で、録音時のフォーマットはGrimm AD1によるDSD64(2.8MHz)。トラック5はPyramix、トラック6はHQ Playerによりアップコンバートされている。
2. Nidarosdomens jentekor & TrondheimSolistene / MAGNIFICAT Et misericordia (会員登録の必要あり)
2Lの音源をLH Labsが1曲サンプルとして公開している。元のフォーマットはDXDでPyramixによりDSD11.2MHzにアップコンバートされている。ただし、DSD11.2MHzの音源のみPyramixのデータが入っており再生できないため取り除く必要がある。方法は次回掲載予定の補遺で詳しく説明するつもり。
3. ヴェクセルドミナンテ (WorksにDSD 11.2MHz[DSD256]のサンプルあり)
自分自身で手がけた作品なので申し訳ないが、一応無料音源なので、絶好の宣伝機会だと割り切って紹介する。サークル発足当時からホールでの一発録りをしているので、DSD11.2MHzになっても前と変わらない方法で録音している。
ホールで録音したオリジナルのピアノ曲が2曲、クラリネット+ピアノ曲が2曲、サンプルとして公開中。録音にはElectrArt製DSD 11.2MHz録音機器を使い、曲の切り出し以外は無編集。
4. 1ビットオーディオコンソーシアム (1bit関連データ[1bit Data]→1ビットアワード受賞作品→2006年"ストラディバリソサエティのバイオリン(クリストフ・バラティ)" 永野桃子, 大場治子)
早稲田大学,シャープ,パイオニア主催の1ビットオーディオコンソーシアムではバイオリン曲が1曲公開されている。録音にはオリジナルの録音機器を使用。ただし、このデータにはソフトウェアがファイルを認識するためのヘッダデータと呼ばれるデータが抜けているため、自分で補完する必要がある。これも補完方法は補遺編で詳しく説明する。
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND / Visible Invisible
(雑誌が1300円)
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDによるDSD 11.2MHz楽曲がNetAudio誌に付録としてついている。ボーカル、ベースがエフェクトを追加するためPCM録音であるものの、他はシンセサイザも含めてオールアナログ。編集にはフォーカスライトの50kHzまでの特性を持ったミキサーをはじめとしたアナログ機器を用いている。記事に詳細なレポートがある。
2014年9月30日火曜日
DSD再生時にポップノイズが発生するのはなぜか?&DoP再生用ファームウェア(micro iDSD)
質問:DSD再生時にポップノイズが発生するのはなぜですか?
簡易な(初心者向け)回答:これはDSDが本来持っている特徴で、不可避です。
詳しい(技術的)回答:以下をお読みください。
We hope you found this useful.
お役に立てたでしょうか?
micro iDSDでDoP再生時に発生するポップノイズを低減するファームウェア4.06の提供が始まっています。詳細はこちらから
簡易な(初心者向け)回答:これはDSDが本来持っている特徴で、不可避です。
詳しい(技術的)回答:以下をお読みください。
- PCMは真正なゼロ(沈黙)を瞬時に生み出すことができます。データの流れが止まると、PCMではDACがゼロにリセットされるのです。
- DSDは各サンプル間のレベルの違いだけを記録するので、トラックが変わる時(あるいはPCMからDSDに切り替わる時)には、プレーヤーはDoPマーカーを送りません。
- その結果、DAC出力のDSDの出力レベル(DSD-DoP経由の)が、最大レベルと最小レベルの間のどこかの地点(どこでも可能性がありますが、ゼロであることは稀です)に“くっつく”ことがあるのです。
- 次の曲が始まる時に、DACは突然新しいDAC値(通常この新しい値はゼロです)を受け取りますが、これは前のサンプルとは無関係です。それでポップノイが生まれるのです。
- このポップノイズを減らす唯一の方法は、これらの変化が起こっている間に短時間の沈黙を入れることです。換言すれば、再生ソフトがこれをちゃんと処理し、DoPマーカーを送る前に短い沈黙を入れなければならないということです。
- 例:JRiver v19以降はWASAPI下でこれをやっています。ですから、曲が変わる時にポップノイズが聞こえないのです。DoPが止まった時に沈黙をいれる(DACによってはクリック音が除去されます)
- 別の例:JRiverでDSD(ネイティブ)を使う時にはポップノイズは発生しません。
- オンキョーHFプレーヤーにはこの機能がないので、ポップノイズが発生します。
We hope you found this useful.
お役に立てたでしょうか?
micro iDSDでDoP再生時に発生するポップノイズを低減するファームウェア4.06の提供が始まっています。詳細はこちらから
micro iDSDファームウェア最新版 |
2014年9月27日土曜日
Mac OSおよびiOSデバイスからのDSD256再生が可能に
Mac用音楽再生ソフトAudirvana Plusの最新バージョンVer.2.0.1、およびiOSアプリhibiki最新版2.5について、iFI-Audioの製品micro iDSDを接続し、DSD256のネイティブ再生の検証を行い、再生が確認できたことをご報告いたします。
以下は再生時のスクリーンショットです。
御存知の通りMac OS及びiOS上でのDSDのネイティブ再生は、DoP(DSD over PCM)1.0方式により実現しています。
DoP方式はデジタルPCMのサンプリングレートに呼応してマーカーを送る方式であるため、DSD256(11.2MHz)のネイティブ再生を可能にするためには、DSDの再生能力において256(4倍速)に対応しているだけでなく、PCMにおいても192KHzの4倍、つまり768KHzに対応している必要があり、その両方の条件を兼ね備えていなければDSDネイティブ再生ができません。
現時点ではiFI製品において2つあるDSD対応製品(nanoとmicro)のうち、768にも対応しているmicro iDSDのみがDSD256に対応していることになります。
以下はその対応を図式化した表です。
Windowsに採用されているASIO方式の場合はDSDの対応スペックが異なり、nano iDSDであってもDSD256再生(11.2MHz/12.2MHz)再生が可能、micro iDSDはさらにその上の規格であるDSD512(22.6MHz/24.6MHz)の再生も可能です。
なお現在、他社の製品にもDSD256、512対応をうたった製品がありますし、PCMで768KHz対応をうたった製品もありますが、両方を兼ね備えた製品はmicro iDSD以外に存在しません。
したがって、Mac OSおよびiOSデバイス上で、DSD256(11.2MHz)にネイティブ形式で再生できる製品はiFI-Audioのmicro iDSDが世界で唯一となります。
micro iDSD → http://ifi-audio.jp/microidsd.html
hibiki → https://itunes.apple.com/jp/app/hibiki/id592396897?mt=8
Audirvana Plus → http://audirvana.com/
以下は再生時のスクリーンショットです。
御存知の通りMac OS及びiOS上でのDSDのネイティブ再生は、DoP(DSD over PCM)1.0方式により実現しています。
DoP方式はデジタルPCMのサンプリングレートに呼応してマーカーを送る方式であるため、DSD256(11.2MHz)のネイティブ再生を可能にするためには、DSDの再生能力において256(4倍速)に対応しているだけでなく、PCMにおいても192KHzの4倍、つまり768KHzに対応している必要があり、その両方の条件を兼ね備えていなければDSDネイティブ再生ができません。
現時点ではiFI製品において2つあるDSD対応製品(nanoとmicro)のうち、768にも対応しているmicro iDSDのみがDSD256に対応していることになります。
以下はその対応を図式化した表です。
Windowsに採用されているASIO方式の場合はDSDの対応スペックが異なり、nano iDSDであってもDSD256再生(11.2MHz/12.2MHz)再生が可能、micro iDSDはさらにその上の規格であるDSD512(22.6MHz/24.6MHz)の再生も可能です。
なお現在、他社の製品にもDSD256、512対応をうたった製品がありますし、PCMで768KHz対応をうたった製品もありますが、両方を兼ね備えた製品はmicro iDSD以外に存在しません。
したがって、Mac OSおよびiOSデバイス上で、DSD256(11.2MHz)にネイティブ形式で再生できる製品はiFI-Audioのmicro iDSDが世界で唯一となります。
micro iDSD → http://ifi-audio.jp/microidsd.html
hibiki → https://itunes.apple.com/jp/app/hibiki/id592396897?mt=8
Audirvana Plus → http://audirvana.com/
2014年9月13日土曜日
Music to go! にmicro iDSDの詳細レビュー
おなじみMusic to go! ささきさんのBlogエントリーにmicro iDSDの詳細レビューが掲載されました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/405340224.html |
ぜひご一読ください!
ポータブル型デジタル・オーディオ・プレーヤーとmicro iDSDのオプティカル接続について
ポータブル型のデジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)とmicro iDSDのオプティカル(光)接続について、一部の機種でうまくいかない場合があるとのご指摘をいただきました。
これはケーブルの精度の問題もありますが、そのほかに以下の理由が考えられるとの回答がiFI本社オフィスからありました。
通常のSPDIF経由のPCオーディオ(たとえばiLinkのようなDDCを用いた場合)は、サンプリングレートが異なるトラック間で、再生開始時にごくわずかに音が途切れます(100~200ミリ秒)。それは、サンプリングレートが異なる時「だけ」であり、また、「ハードウェアのシンクロ機構のためにスタート時に無音にする」機能を使わない設定にした場合に限られます。4分の1秒無音に設定しただけでも、このラグは排除できます。
サンプリングレートが変わる時に、SPDIF入力がリロックするのに数100ミリ秒必要なのは、ノーマルなことです。DAPのジッター(の悪さに起因する)拒絶が大きければ大きいほど、ロック時間は長くなります。
そのほか、一部DAPのオプティカル出力をmicro iDSDに入力すると、以下の2点が起こるのではないかと考えられます。
1 音楽が再生される前の無音状態(通常CDは開始時に2秒の無音トラックが置かれています)がDAP上でカットされる。
2 再生開始時に、あるいは新しいサンプリングレートによる再生開始時に無音状態が加えられない。
これらはいずれもDAP側のソフトウェア及びセッティングの問題です。
引き続き、iFI本社オフィスでは各国で流通しているDAPとの接続検証を行いますが、比較的廉価な据置型ブルーレイ・プレーヤーのオプティカル出力でも、ソフトウェアが正しくプログラミングされていれば安定してmicro iDSD側で信号を受けていることから、DAPのオプティカル出力は本来のSPDIFの要件を満たしていないものが多いと考えられます。
これはケーブルの精度の問題もありますが、そのほかに以下の理由が考えられるとの回答がiFI本社オフィスからありました。
通常のSPDIF経由のPCオーディオ(たとえばiLinkのようなDDCを用いた場合)は、サンプリングレートが異なるトラック間で、再生開始時にごくわずかに音が途切れます(100~200ミリ秒)。それは、サンプリングレートが異なる時「だけ」であり、また、「ハードウェアのシンクロ機構のためにスタート時に無音にする」機能を使わない設定にした場合に限られます。4分の1秒無音に設定しただけでも、このラグは排除できます。
サンプリングレートが変わる時に、SPDIF入力がリロックするのに数100ミリ秒必要なのは、ノーマルなことです。DAPのジッター(の悪さに起因する)拒絶が大きければ大きいほど、ロック時間は長くなります。
そのほか、一部DAPのオプティカル出力をmicro iDSDに入力すると、以下の2点が起こるのではないかと考えられます。
1 音楽が再生される前の無音状態(通常CDは開始時に2秒の無音トラックが置かれています)がDAP上でカットされる。
2 再生開始時に、あるいは新しいサンプリングレートによる再生開始時に無音状態が加えられない。
これらはいずれもDAP側のソフトウェア及びセッティングの問題です。
引き続き、iFI本社オフィスでは各国で流通しているDAPとの接続検証を行いますが、比較的廉価な据置型ブルーレイ・プレーヤーのオプティカル出力でも、ソフトウェアが正しくプログラミングされていれば安定してmicro iDSD側で信号を受けていることから、DAPのオプティカル出力は本来のSPDIFの要件を満たしていないものが多いと考えられます。
2014年9月12日金曜日
2014年度EISA賞(ベルリン)小さいけどビッグなiFi
EISA(ヨーロッパ・イメージ・アンド・サウンド・アソシエーション)は、ヨーロッパでいちばんよく知られた、権威ある消費者エレクトロニクス団体です。先月、nano iDSDが、そのハイファイ部門のひとつにおいて、だれもが望むEISA 2014-2015年度賞を受賞したと発表されました。
ベルリンで9月6日に開催される授賞式に出席するかどうかと尋ねられて、私たちは大声で「イエス」と言いました。
まだ誕生してから2年しか経っていないのに、このような権威ある主要な賞を獲得するというのは、iFiにとっては頂点を極めたことになるので、ドイツまでひとっ飛びするのは何でもないことで、この機会を逃すわけにはいきません。
驚異の体験を皆様と分かち合いたいので、私たちの旅の小レポートをお届けします。後ほど、ビデオもアップします。この体験は見逃すべきではなく、私たちが体験した興奮を皆様にも感じていただきたいからです。
ソニー、パナソニック、サムスンと一緒
午前7時5分の飛行機に乗るために、私たちは午前3時半に起床して、慎重にヒースロー空港へ向かいました。私たちはまだ疲れていましたが、土曜日になるとアドレナリンが出続けて、ケンピスキ・ブリストル・ホテルの授賞式会場に行きました。
受付が済むと、グループ写真撮影が行われました。私たちはソニーの人たちの横にいましたが、日本語があまりできないので、丁寧に挨拶をしただけです。
グループ写真撮影が済むと、飲み物を飲みながら、今度はドイツのパナソニックの広報チームに出会いました。私たちは、これから発売されるLumix LX-8について質問しました(私たちはLX-7が大好きなのです)。
パナソニックチームは、数週間したらある程度のニュースを発表できるはずだと言っていました。LX-7はショウの写真やビデオを撮るのにいつも持っていくカメラなので、待ちきれない思いです。光量が少なくても撮影できるという点では、絶対に優れたものなのです。
さらに会場を回り、もう2杯ほど飲んだ後に、私たち全員が階上の広間に案内されました。
広間にたどり着くまでには、イブニングドレスを着た女性が飲み物のサービスをしてくれました。私たちはちょっと緊張してしまいました。というのも、シャンペンが飲み放題なのに、私たちは絶対に禁酒状態を守らなければいけなかったからです(アカデミー賞を受け取るために舞台に上がる時に、酔っ払ってころんでしまうなんてことは、だれも望まないでしょう!)。
授賞テーブルのそばには、ゴージャスな授賞スタッフ2人が立っています。
デザートコーナーでは、ジャズのライブ演奏が行われており、そこでドイツのスピーカー「アヴァンギャルド」から来ていた友人と出会いました。
私たちはジョルジュ・ゴンカルヴ(EISA会長)と新任の副会長リュビサ・ミオドラゴヴィツとの会話を楽しみました。下の写真は、私たちのチームのマイク・バトラー(向かって左)、ヴィンセント・ルーク(向かって右)、ジョルジュ・ゴンカルヴ(EISA会長、中央)。
私たちは世界最大のエレクトロニクス巨大企業の前で賞を受け取ることができましたが、それを見事にやってのけることができ、ほっとしています。
日曜日にロンドンに戻りました。飛行機が遅れましたが、私たちは有頂天だったので、元気がなくなるようなことはありませんでした!
空港のセキュリュティーを通過する際、EISA賞の金属ブロックがすぐにセキュリティーチェック用スキャナーにひっかかり、EISA賞の箱を開けるように求められました。
空港のセキュリティー担当者がこう言いました。「あははは、EISAを獲ったのですか」。私たちはにやにや笑いながら「そうなんです」と言いました。EISA賞の重要性は広く浸透し始めていて、一般の人々にもわかるものになっているのです。これまで長年オーディオの世界にいて、オーディオ関係以外の人からこんなにすてきなことばをもらったことはありませんでした。超すばらしい? それとも何?
お祝いにこんなすてきな写真を撮りました。
このブログを楽しんでいただけたと思います。私たちは、EISAに参加したすべての人々、そして世界のエレクトロニクスの巨大企業から参加した人々からの「小さいけどビッグなiFi」への反応にまさにぶっ飛んでいるのです。
さて、この小さなnano iDSD以上に優れたものをどうやって作りましょうか?
ベルリンで9月6日に開催される授賞式に出席するかどうかと尋ねられて、私たちは大声で「イエス」と言いました。
まだ誕生してから2年しか経っていないのに、このような権威ある主要な賞を獲得するというのは、iFiにとっては頂点を極めたことになるので、ドイツまでひとっ飛びするのは何でもないことで、この機会を逃すわけにはいきません。
驚異の体験を皆様と分かち合いたいので、私たちの旅の小レポートをお届けします。後ほど、ビデオもアップします。この体験は見逃すべきではなく、私たちが体験した興奮を皆様にも感じていただきたいからです。
ソニー、パナソニック、サムスンと一緒
午前7時5分の飛行機に乗るために、私たちは午前3時半に起床して、慎重にヒースロー空港へ向かいました。私たちはまだ疲れていましたが、土曜日になるとアドレナリンが出続けて、ケンピスキ・ブリストル・ホテルの授賞式会場に行きました。
受付が済むと、グループ写真撮影が行われました。私たちはソニーの人たちの横にいましたが、日本語があまりできないので、丁寧に挨拶をしただけです。
グループ写真撮影が済むと、飲み物を飲みながら、今度はドイツのパナソニックの広報チームに出会いました。私たちは、これから発売されるLumix LX-8について質問しました(私たちはLX-7が大好きなのです)。
パナソニックチームは、数週間したらある程度のニュースを発表できるはずだと言っていました。LX-7はショウの写真やビデオを撮るのにいつも持っていくカメラなので、待ちきれない思いです。光量が少なくても撮影できるという点では、絶対に優れたものなのです。
さらに会場を回り、もう2杯ほど飲んだ後に、私たち全員が階上の広間に案内されました。
広間にたどり着くまでには、イブニングドレスを着た女性が飲み物のサービスをしてくれました。私たちはちょっと緊張してしまいました。というのも、シャンペンが飲み放題なのに、私たちは絶対に禁酒状態を守らなければいけなかったからです(アカデミー賞を受け取るために舞台に上がる時に、酔っ払ってころんでしまうなんてことは、だれも望まないでしょう!)。
授賞テーブルのそばには、ゴージャスな授賞スタッフ2人が立っています。
広間の照明はほんとうに高級でしたが、一流なのですから、驚くにはあたりません。私たちはサムスンのチームの隣に座りましたが、彼らには同情しました。長時間飛行機に乗ってやってきて、ひどい時差ぼけ状態だったからです。
授賞の瞬間がくると、私たちのチームのマイク・バトラーが舞台に上がり、ポール・ミラー(ハイファイニューズ誌の編集長で、イギリスEISA会員及びEISAハイファイ部門担当)から賞を受け取りました。
授賞式が終わると、賞のコーナーに行って写真をもう少し撮りました。写っているのは、マイク・バトラーとヴェルナー・オプスト(iFiドイツ)
私たちはジョルジュ・ゴンカルヴ(EISA会長)と新任の副会長リュビサ・ミオドラゴヴィツとの会話を楽しみました。下の写真は、私たちのチームのマイク・バトラー(向かって左)、ヴィンセント・ルーク(向かって右)、ジョルジュ・ゴンカルヴ(EISA会長、中央)。
私たちは世界最大のエレクトロニクス巨大企業の前で賞を受け取ることができましたが、それを見事にやってのけることができ、ほっとしています。
日曜日にロンドンに戻りました。飛行機が遅れましたが、私たちは有頂天だったので、元気がなくなるようなことはありませんでした!
空港のセキュリュティーを通過する際、EISA賞の金属ブロックがすぐにセキュリティーチェック用スキャナーにひっかかり、EISA賞の箱を開けるように求められました。
空港のセキュリティー担当者がこう言いました。「あははは、EISAを獲ったのですか」。私たちはにやにや笑いながら「そうなんです」と言いました。EISA賞の重要性は広く浸透し始めていて、一般の人々にもわかるものになっているのです。これまで長年オーディオの世界にいて、オーディオ関係以外の人からこんなにすてきなことばをもらったことはありませんでした。超すばらしい? それとも何?
お祝いにこんなすてきな写真を撮りました。
このブログを楽しんでいただけたと思います。私たちは、EISAに参加したすべての人々、そして世界のエレクトロニクスの巨大企業から参加した人々からの「小さいけどビッグなiFi」への反応にまさにぶっ飛んでいるのです。
さて、この小さなnano iDSD以上に優れたものをどうやって作りましょうか?
2014年9月3日水曜日
衛星デジタルラジオ「Music Bird」にiFI micro iDSD
9月7日、衛星デジタルラジオ「Music Bird」の「鈴木裕のオーディオって音楽だ」にiFIが登場します。専用チューナーをお持ちの方は是非!
以下Music BirdのWebページから-----------
9月7日/未来のオーディオ、iFiオーディオのmicro iDSD
未来のオーディオはLINNのエグザクト・システムか、iFiオーディオか?その一つが今、目の前にあります。さてあなたはどっちを選びますか?驚異的なサイズと値段でオーディオ界、音楽界に衝撃を与えたiFI Audioは未来のハイエンド・オーディオになる可能性があると評価する鈴木裕。今回はifi audioの広報であり録音エンジニアでもある嶋田亮さんを迎え、iFI Audioの新製品、可搬型USB DAC、micro iDSDの実力を検証します。かける音楽ソフトは雑誌Net Audio 15号付属のおなじみ「録り下しハイレゾ音源」で。
以下Music BirdのWebページから-----------
9月7日/未来のオーディオ、iFiオーディオのmicro iDSD
未来のオーディオはLINNのエグザクト・システムか、iFiオーディオか?その一つが今、目の前にあります。さてあなたはどっちを選びますか?驚異的なサイズと値段でオーディオ界、音楽界に衝撃を与えたiFI Audioは未来のハイエンド・オーディオになる可能性があると評価する鈴木裕。今回はifi audioの広報であり録音エンジニアでもある嶋田亮さんを迎え、iFI Audioの新製品、可搬型USB DAC、micro iDSDの実力を検証します。かける音楽ソフトは雑誌Net Audio 15号付属のおなじみ「録り下しハイレゾ音源」で。
9月6日(土)秋葉原オリオスペックにて iFI-Audio試聴会
iFI-Audio製品一斉フリー試聴会 &
野村ケンジ氏トークイベント開催!
「対決!micro iDSD vs nano iDSD」
それぞれの魅力を徹底解説
そしてiFI-Audio社のほぼ全製品のデモ機自由にご試聴いただけるほか、即売も実施。
13時からはオーディオ各誌でおなじみの野村ケンジ氏をお迎えして「対決!Micro iDSD vs. nano iDSD」と題したトークイベントを開催致します。
新発売のDSD256再生対応 Micro iDSD と 大人気モデル nano iDSDのガチンコ比較試聴!
JPOP、テクノボーイズDSD256、アニソン劇伴等々を各機種で比較試聴頂きそれぞれの商品の魅力やヘッドフォンでの活用方法など、存分に語って頂きます。
「micro iDSDをバランス駆動化!」など、いくつかのポータブル活用マル秘プランの紹介も予定しています。
野村ケンジ氏トークイベントは定員15名様程度を予定しており、当日先着順となります。
◯場所:オリオスペック新設イベントスペース
東京都千代田区外神田2-3-6 成田ビル2F
地図
日時:平成26年9月6日(土)
iFI-Audio製品一斉フリー試聴会 11:00~18:00
野村ケンジ氏トークイベント 13:00~14:15 (先着15名様程度)
ご来場者多数の場合は急遽2回目開催もあるかも・・・
とのことです。
このイヴェントに関するお問い合わせはオリオスペックまでお願いします。
2014年8月31日日曜日
micro iDSDのLED表示(SmartPower)その1
短い回答
micro iDSDのマニュアルは、バッテリー充電時に起こりうる様々な問題の代表的なものだけを解説しています。必要なのは、適切なUSBパワー供給源に接続して、あとは青いLEDが消えるまで放っておけばよいということだけです(充電時間は、何%バッテリーが残っているかによって異なります)。こうすれば、音楽を再生する準備ができるのです。
しかしもし、何らかの理由でmicro iDSDがこのフル充電の状態に達しなかったら、バッテリーは空のタンクで動作することになります。その結果、LEDの様々な状態が報告されているのです。
長い回答
以下のマニュアル補遺を参照してください。
ユーザーマニュアル補遺
スイッチオン時(充電器に接続中で充電状態の時)--------------------
赤が点滅
●原因:LEDの状態: 「バッテリーが危険」な状態なのでシャットダウンしてしまった。充電用に不適切な機器が接続されている(たとえば、iPhoneは「適切」ではないので、iPhoneからは電流が流れない)。すべての機能がオフになり、バッテリーからは数ミリアンペアしか供給されない。LEDは、ユニットのスイッチがオフになるか、バッテリーがゼロになるまで点滅する。この状態は約48時間続く。バッテリーが15%程度充電されるまで、ユニットは「シャットダウンの状態でロックされる」。
●解決策:ユニットのスイッチをオフにして、充電器に接続し、充電中を示す青いLEDが消えるまで、そのまま放置します。充電器と電池残量の状態によって異なりますが、通常は8~24時間かかります。フル充電しなくても駆動を再開することはできますが、フル充電するのが最良の方法です。
●Gotcha’s(出来たぞ!):フル充電になった時点で、ユニットは、バッテリーの寿命を縮めることになる過充電から電池を保護しようとします。適当な時点でこの問題が解決されれば、問題は生じません。
赤/青が点滅
●原因: 「バッテリーが危険」な状態なのでシャットダウンしてしまった。micro iDSDは、シャットダウン中に充電用に不適切な機器が接続されているかどうかをテストする(たとえば、iPhoneは「適切」ではないので、iPhoneからは電流が流れない)。こういった不適切な装置が検知されると、micro iDSDはフルシャットダウンするが、USBパワーポートから再充電することができる。
●解決策:ユニットのスイッチをオフにして(この時点で青いLEDが点灯し、充電中であることを示します)、青いLEDが消灯するまで、そのまま放置します。充電器と電池残量の状態によって異なりますが、通常は8~24時間かかります。
●Gotcha’s(出来たぞ!): フル充電になった時点で、ユニットは、バッテリーの寿命を縮めることになる過充電からバッテリーを保護しようとします。適当な時点でこの問題が解決されれば、問題は生じません。
緑が点滅(非常に急速に)
●原因:バッテリー自体が持っている保護回路が、バッテリーにダメージを与えることになる過充電を防ぐために、バッテリー接続を解除してしまった。micro iDSDは、バッテリーの状態が正常に復元されるまで動作しない。
●解決策:ユニットのスイッチをオフにします(この時点で青いLEDが急速に点滅します)。この時点で、micro iDSDは標準的なバッテリー供給方法である「フラット・バッテリー供給」で充電します。つまり、バッテリーにダメージを与えるのを避けるために、非常に遅いペースで充電するのです。その後、バッテリーが再び通常レベルで充電できるようになった時点で(通常は30分以内)、ユニットは通常の充電状態に戻り、青いLEDが点灯します。そうなったら、青いLEDが消灯するまで、そのまま放置します。充電器と電池残量の状態によって異なりますが、通常は8~24時間かかります。
まれに(実際には理論上の話で、現実には起こらないと思いますが)バッテリーが急激に消耗して、「フラット・バッテリー供給」が30分後に終了しても、バッテリーが正常に充電できない可能性がありますが、そうなるとユニットは完全にシャットオフします。この場合には、micro iDSDをUSBポートから一度抜いた後に再び差し込み、改めて30分の「フラット・バッテリー供給」を再開してください。
●Gotcha’s(出来たぞ!): この時点で、ユニッットはバッテリーをダメージから守ろうとします。このまれなケースでは、問題は起こったとしても最小ですが、バッテリー保護回路が繰り返し働くと、バッテリーの寿命が縮みます。
バッテリー保護回路は、バッテリーにダメージを与えるような状態を防ぐので、他にリスクはありません。最悪の場合は、認定代理店でバッテリーを交換してもらってください。
スイッチオフ時--------------------
青が点滅(非常に急速に)
●原因: バッテリー自体が持っている保護回路が、バッテリーにダメージを与えることになる過充電を防ぐために、バッテリー接続を解除してしまった。micro iDSDは、バッテリーの状態が正常に復元されるまで動作しない。
●解決策:micro iDSDは標準的なバッテリー供給方法である「フラット・バッテリー供給」で充電します。つまり、バッテリーにダメージを与えるのを避けるために、非常に遅いペースで充電するのです。その後、バッテリーが再び通常レベルで充電できるようになった時点で(通常は30分以内)、ユニットは通常の充電状態に戻り、青いLEDが点灯します。そうなったら、青いLEDが消灯するまで、そのまま放置します。充電器と電池残量の状態によって異なりますが、通常は8~24時間かかります。
●Gotcha’s(出来たぞ!): この時点で、ユニットはバッテリーをダメージから守ろうとします。これはまれにしか起こらないでしょうし、その場合でも問題は最小ですが、バッテリー保護回路が繰り返し働くと、バッテリーの寿命が縮みます。
バッテリー保護回路は、バッテリーにダメージを与えるような状態を防ぐので、他にリスク(たとえば、急に分解しなければならないといったようなリスク)はありません。
青(数秒後に消灯)
●原因:
1) バッテリーがフル充電されている。充電の必要はない。
2) バッテリーを充電するのに十分な電量が供給されていないので、充電できない。
●解決策:
1) すばらしい!
2) 他の充電器、ポート、ケーブルなどを試してみてください。
●Gotcha’s(出来たぞ!):他の充電器を試してみて、それでも青いLEDが消灯するなら、フル充電できているはずです。
2014年8月23日土曜日
PCによりどの程度のオーディオ再生能力があるのか?
あなたのPCはどの程度のオーディオ再生能力があるのか?
JRMCベンチマークテストでシステムをチェックすることに関して、いくつかの追加質問をいただきました。
私たちはこのテストを3つの異なるコンピューターで行っています。
下記のコメント付きの表をご参照ください。
Asus i5 Ultrabook laptop
DSD256を再生できます。フォトショップなどの負担の大きいソフトを動かしていなければ、PCMをDSD256に変換して再生できます。
HP Core-Duo II 2.2Ghz laptop
DSD256が再生できます。PCMをDSD256に変換して再生することもできますが、ごくわずかでも他のソフトの負担があれば、苦労します。
Desktop
DSD256を再生できます。他のソフトの負担が通常レベルであれば、PCMをDSD256に変換して再生できます。CPUとメモリーを集中的に使うソフトも、かなりの程度使用できます。
結果から、次のことが言えます。
1) JRMCベンチマークテストが最重要であるということではありません。
2) Windows Experienceテスト結果も使いましょう(対象は、CPU+RAM用に7.0以降を使いましょう。オーディオ再生にはグラフィックスなどが大きく関わってくるからです)。
結論としては、Windows Experienceテストof 7.0以降「および」JRMC Benchmark ~3,000の両方を使うのがベストです。
とはいえ、JRMCベンチマークテストが~3,000ではないなら、寝る時間がなくなるので、気を付けてください。
最終的には、もしもオーディオ再生に苦労をしているのなら、両方の結果を見てください。そうすれば、適当な解決策がわかるでしょう。
Good luck!
JRMCベンチマークテストでシステムをチェックすることに関して、いくつかの追加質問をいただきました。
私たちはこのテストを3つの異なるコンピューターで行っています。
下記のコメント付きの表をご参照ください。
Asus i5 Ultrabook laptop
Core Specs
|
Windows Experience Index
|
JRMC Benchmark
|
i5 CPU @ 1.7GHz, 8GB of RAM, Hybrid HDD/SDD
|
CPU 6.9, RAM7.4
|
~900
|
DSD256を再生できます。フォトショップなどの負担の大きいソフトを動かしていなければ、PCMをDSD256に変換して再生できます。
HP Core-Duo II 2.2Ghz laptop
Core Specs
|
Windows Experience Index
|
JRMC Benchmark
|
Core Duo II P8400 2.2 GHz, 4GB of RAM,
Hybrid HDD/SDD
|
CPU 5.9, RAM 5.9
|
~1,700
|
DSD256が再生できます。PCMをDSD256に変換して再生することもできますが、ごくわずかでも他のソフトの負担があれば、苦労します。
Desktop
Core Specs
|
Windows Experience Index
|
JRMC Benchmark
|
i7 CPU @ 3.5GHz, 16GB of RAM, SSD only
|
CPU 7.9, RAM 7.9
|
~4,000
|
DSD256を再生できます。他のソフトの負担が通常レベルであれば、PCMをDSD256に変換して再生できます。CPUとメモリーを集中的に使うソフトも、かなりの程度使用できます。
結果から、次のことが言えます。
1) JRMCベンチマークテストが最重要であるということではありません。
2) Windows Experienceテスト結果も使いましょう(対象は、CPU+RAM用に7.0以降を使いましょう。オーディオ再生にはグラフィックスなどが大きく関わってくるからです)。
結論としては、Windows Experienceテストof 7.0以降「および」JRMC Benchmark ~3,000の両方を使うのがベストです。
とはいえ、JRMCベンチマークテストが~3,000ではないなら、寝る時間がなくなるので、気を付けてください。
最終的には、もしもオーディオ再生に苦労をしているのなら、両方の結果を見てください。そうすれば、適当な解決策がわかるでしょう。
Good luck!
micro iDSDの付属物
iFI micro iDSDの付属品です。
※2014年8月時点現在です。付属物は予告なく変更される場合があります。
※USBケーブル、RCAケーブルなどケーブル類はあくまで動作確認用の汎用品です。
よりよい音のためにはオーディオグレードの専用ケーブルをご購入下さい。
1. iFi velvet pouch
iFIベルベットポーチ(本体用)
2. Silicone sheet with 2 x Silicone bands - situated between Smartphone+micro iDSD with silicone bands to hold firmly together
シリコンシート1枚&シリコンバンド2枚
3. USB 3.0 cable (A plug > A socket)
USB3.0ケーブル(PCとの接続&本体充電用)
4. Purple copper RCA cable
RCAケーブル(音声出力用)
5. USB 2.0 cable (A plug 90 degree > A socket)
USB2.0ケーブル(PCとの接続&本体充電用、端子片側L型)
6. Silicone feet (white strip with 4 "feet")
本体用シリコンフィート(いわゆるゴム足)
7. Headphone adapter for (3.5mm>6.3mm)
ヘッドフォン出力端子変換アダプター(6.3→3.5mm)
8. Coaxial>Optical converter
本体同軸端子への光入力用コンバーター(光丸型への変換アダプター)
9. USB 2.0 cable (B socket > A socket)
USB2.0ショートケーブル(B端子メス→A端子メス、PCから通常USBケーブルを使う場合の変換用途)
10. Jumper (3.5mm > 3.5mm) for Smartphone headphone out into 3.5mm in of the micro iDSD
3.5mmミニプラグ⇔3.5mmミニプラグショートケーブル
11. USB Adapter (B socket > A socket)
USB2.0アダプター(B端子メス→A端子メス、PCから通常USBケーブルを使う場合の変換用途、※9と同じ機能をアダプター化したもの)
※2014年8月時点現在です。付属物は予告なく変更される場合があります。
※USBケーブル、RCAケーブルなどケーブル類はあくまで動作確認用の汎用品です。
よりよい音のためにはオーディオグレードの専用ケーブルをご購入下さい。
1. iFi velvet pouch
iFIベルベットポーチ(本体用)
2. Silicone sheet with 2 x Silicone bands - situated between Smartphone+micro iDSD with silicone bands to hold firmly together
シリコンシート1枚&シリコンバンド2枚
3. USB 3.0 cable (A plug > A socket)
USB3.0ケーブル(PCとの接続&本体充電用)
4. Purple copper RCA cable
RCAケーブル(音声出力用)
5. USB 2.0 cable (A plug 90 degree > A socket)
USB2.0ケーブル(PCとの接続&本体充電用、端子片側L型)
6. Silicone feet (white strip with 4 "feet")
本体用シリコンフィート(いわゆるゴム足)
7. Headphone adapter for (3.5mm>6.3mm)
ヘッドフォン出力端子変換アダプター(6.3→3.5mm)
8. Coaxial>Optical converter
本体同軸端子への光入力用コンバーター(光丸型への変換アダプター)
9. USB 2.0 cable (B socket > A socket)
USB2.0ショートケーブル(B端子メス→A端子メス、PCから通常USBケーブルを使う場合の変換用途)
10. Jumper (3.5mm > 3.5mm) for Smartphone headphone out into 3.5mm in of the micro iDSD
3.5mmミニプラグ⇔3.5mmミニプラグショートケーブル
11. USB Adapter (B socket > A socket)
USB2.0アダプター(B端子メス→A端子メス、PCから通常USBケーブルを使う場合の変換用途、※9と同じ機能をアダプター化したもの)
2014年7月26日土曜日
2014年7月4日金曜日
micro iDSD開発(24)OTW(この世のものとは思えない)#1 768KHzとDSD512対応
micro iDSD開発(24)スーパー・デューパー仕様2.2(iPurifier Lite)
この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。
以下は6月26日の投稿------------
http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-hifi-man-he-6-takes-on-the-meaty-monster-page-82/1050#post_10664154
オーディオは新しい序列新秩序を持った:
それはmicro iDSD
Octa-Speed(オクタ〔8倍〕スピード)DSD512 + 768kHz
過去数週間にわたって、私たちはOTW#1を皆様に推測していただきましたが、その途中で、これを解くためのいくつかの鍵を提供してもいます。
i. 3つのドーナツ
ii. “湿った(damp)イカ”の話
iii. ゴジラと、ゲゾラとの戦いの写真
答えは、micro iDSDはOCTA-SPEED DSD512の能力を持つばかりか、PCM768kHzと2×DXDをも実現しているということです。
USB経由で、コンピューターからmicro iDSDに、いかなる変換もなしにネイティブで、直接フルDSD512と768kHz PCM(2×DXD)を実現できる – 固く口止めされていても、ついぽろっとしゃべってしまうかもしれないので、私たちは唇を噛んでいなければなりませんでした。
皆様は、OTW#1が何なのかを推測して気が狂いそうになったかもしれませんが、ついにそれが明らかになりました。とてつもないオーディオクォリティーを楽しめるようになるのではないかと思うと、よだれが出ているのではないですか? それは、ただの飛躍ではなく、8倍の飛躍なのです!
OTW#1: Octa-DSD512/PC768kHz/2xDXD
背景
コンピューターオーディオテクノロジーは、危険なほどの速度で進歩しています。AMR/iFiは、その最先端にいます。まもなく発売になるmicro iDSDは、私たちの市場における位置をさらに前進させます。
私たちは幅広い調査を行った結果、私たちが知る限り、micro iDSDは以下の3つのすべてをネイティブで実現できる、まさに世界初のDACになります。Octa-Speed DSD512、PCM768kHz、2×DXD!!! (アップサンプリングやオーバーサンプリングなど、問題ではありません!)
比較してみると、US$50000を越える、世界でもっとも高価なDACでさえも、少しばかり“流行遅れ”になってしまいます。以下のようなフォーマットが、たった今時代遅れになってしまったからです。
• DSD128 (one or two at DSD 256)
• PCM384kHz
iFiのmicro iDSDの仕様は、一気に何光年も先に進んで、真のハイエンドテクノロジーをマスマーケットに持ち込んでしまったのです。
micro iDSDのOTW(この世のものとは思えない)仕様がこれです:
OTW #1:Octa-Speed DSD512/PCM768/2×DXD
OTW#2:ヘッドフォンのパワーモードに完璧にマッチ& iEMatch
OTW #3:8v/4000mWのターボヘッドフォン出力
micro iDSDは7月中旬に発売になりますので、2週間もすれば実際に手に取ってご覧いただけます。
説明
私たちはオーディオ再生のより良い品質を追求しています。今DSDが復活し、衰えを見せなくなっています。PCMも無視すべきではありません。PCM対DSDの録音では、今なおPCMが圧倒的に有利な状況にあるからです。
私たちは、どちらかのフォーマットを優先するというようなことはありません。私たちは両方のフォーマトを楽しんでおり、きっと皆様もそうだろうと信じています。難しいのは、それぞれのフォーマットで音楽を収録する点です。人生は短すぎて、どちらのフォーマットが“上”なのかについて悩んでいる暇はありません。皆様に、どちらのフォーマットも、できる限り最高の状態で楽しんでいただきたいと思うだけです。
これがリスナーにどのような恩恵を与えるのか
私たちがこのクラウドデザインプロジェクトを進めて以来、私たちがなぜそれぞれのフォーマットにそれほどこだわらず、できる限り幅広い選択ができるようにしてきたのかが、多少はわかっていただけたのではないかと思います。私たち自身の好みに基づいてお薦めをしながらも、最後は自分で好むものが見つけられるようにアドバイスをしているのです。
この場合、それぞれのファイルタイプに応じて正しいフォーマットを選ぶことができるので、次のような連携が確保できます。
DSD録音 > DSD再生
あるいは
PCM録音 > PCM再生
これは重要です。なぜなら、オリジナル以上に良くなることはあり得ないので、入口も出口もオリジナルを保持するのがいちばん良いと、私たちは信じているからです(つまり、全体のつながりが大切なので、再生側だけではだめだということです)。
OTW#1によって、Quad(4倍)-Speed DSD256による録音は突破口を得ました。すでにQuad-Speed DSD256で動作可能なPyramixとSonomaは、2014年の第3四半期に、Octa-Sepeed DSD512を扱うことのできる録音システムが可能になるような改訂を実施するだろうと、確信を持って言うことができます。
だからといって、レコーディングスタジオがPCMフォーマットのさらなる高サンプリングレートに移行するということにはなりません。
これがmicro iDSDのお客様に意味するのは、今後長い年月にわたって、ほんとうに使い続けていただけるものになるということです。micro iDSDを手にした1日目から!
スーパーハイレゾ音楽のダウロードについても、今後リンクを発表します。スーパーハイレゾ録音の時代がやって来ているのです…
AMR/iFiのすべてのスタッフと役員は、このクラウドデザインプロジェクトにご参加いただいた皆様に、心から感謝しています。micro iDSDをとてつもない“ミーティー・モンスター(肉付きの良い怪物)”にするのに、皆様は大きな力を貸してくださったのです。
… さらに続きがあります…
大事なことを言い忘れていました。今後数日以内に、micro iDSDの最初の製品版が特別な“Octa-Adopter”ユニットになることについて、その概要を発表します。すてきなおまけがついています。今後何年にもわたってコレクターズユニットになることでしょう。
Watch this space! このページを見続けておいてくださいね!
(2014.09.13)music to go! 佐々木様のご指摘により、訳の一部を修正しました。
この記事は、micro iDSDの発売を控えたiFIのテクニカル・チームがHead-FIやFaceBookに掲載しているものです。
以下は6月26日の投稿------------
http://www.head-fi.org/t/711217/idsd-micro-crowd-design-hifi-man-he-6-takes-on-the-meaty-monster-page-82/1050#post_10664154
オーディオは
それはmicro iDSD
Octa-Speed(オクタ〔8倍〕スピード)DSD512 + 768kHz
過去数週間にわたって、私たちはOTW#1を皆様に推測していただきましたが、その途中で、これを解くためのいくつかの鍵を提供してもいます。
i. 3つのドーナツ
ii. “湿った(damp)イカ”の話
iii. ゴジラと、ゲゾラとの戦いの写真
答えは、micro iDSDはOCTA-SPEED DSD512の能力を持つばかりか、PCM768kHzと2×DXDをも実現しているということです。
USB経由で、コンピューターからmicro iDSDに、いかなる変換もなしにネイティブで、直接フルDSD512と768kHz PCM(2×DXD)を実現できる – 固く口止めされていても、ついぽろっとしゃべってしまうかもしれないので、私たちは唇を噛んでいなければなりませんでした。
皆様は、OTW#1が何なのかを推測して気が狂いそうになったかもしれませんが、ついにそれが明らかになりました。とてつもないオーディオクォリティーを楽しめるようになるのではないかと思うと、よだれが出ているのではないですか? それは、ただの飛躍ではなく、8倍の飛躍なのです!
OTW#1: Octa-DSD512/PC768kHz/2xDXD
背景
コンピューターオーディオテクノロジーは、危険なほどの速度で進歩しています。AMR/iFiは、その最先端にいます。まもなく発売になるmicro iDSDは、私たちの市場における位置をさらに前進させます。
私たちは幅広い調査を行った結果、私たちが知る限り、micro iDSDは以下の3つのすべてをネイティブで実現できる、まさに世界初のDACになります。Octa-Speed DSD512、PCM768kHz、2×DXD!!! (アップサンプリングやオーバーサンプリングなど、問題ではありません!)
比較してみると、US$50000を越える、世界でもっとも高価なDACでさえも、少しばかり“流行遅れ”になってしまいます。以下のようなフォーマットが、たった今時代遅れになってしまったからです。
• DSD128 (one or two at DSD 256)
• PCM384kHz
iFiのmicro iDSDの仕様は、一気に何光年も先に進んで、真のハイエンドテクノロジーをマスマーケットに持ち込んでしまったのです。
micro iDSDのOTW(この世のものとは思えない)仕様がこれです:
OTW #1:Octa-Speed DSD512/PCM768/2×DXD
OTW#2:ヘッドフォンのパワーモードに完璧にマッチ& iEMatch
OTW #3:8v/4000mWのターボヘッドフォン出力
micro iDSDは7月中旬に発売になりますので、2週間もすれば実際に手に取ってご覧いただけます。
説明
私たちはオーディオ再生のより良い品質を追求しています。今DSDが復活し、衰えを見せなくなっています。PCMも無視すべきではありません。PCM対DSDの録音では、今なおPCMが圧倒的に有利な状況にあるからです。
私たちは、どちらかのフォーマットを優先するというようなことはありません。私たちは両方のフォーマトを楽しんでおり、きっと皆様もそうだろうと信じています。難しいのは、それぞれのフォーマットで音楽を収録する点です。人生は短すぎて、どちらのフォーマットが“上”なのかについて悩んでいる暇はありません。皆様に、どちらのフォーマットも、できる限り最高の状態で楽しんでいただきたいと思うだけです。
これがリスナーにどのような恩恵を与えるのか
私たちがこのクラウドデザインプロジェクトを進めて以来、私たちがなぜそれぞれのフォーマットにそれほどこだわらず、できる限り幅広い選択ができるようにしてきたのかが、多少はわかっていただけたのではないかと思います。私たち自身の好みに基づいてお薦めをしながらも、最後は自分で好むものが見つけられるようにアドバイスをしているのです。
この場合、それぞれのファイルタイプに応じて正しいフォーマットを選ぶことができるので、次のような連携が確保できます。
DSD録音 > DSD再生
あるいは
PCM録音 > PCM再生
これは重要です。なぜなら、オリジナル以上に良くなることはあり得ないので、入口も出口もオリジナルを保持するのがいちばん良いと、私たちは信じているからです(つまり、全体のつながりが大切なので、再生側だけではだめだということです)。
OTW#1によって、Quad(4倍)-Speed DSD256による録音は突破口を得ました。すでにQuad-Speed DSD256で動作可能なPyramixとSonomaは、2014年の第3四半期に、Octa-Sepeed DSD512を扱うことのできる録音システムが可能になるような改訂を実施するだろうと、確信を持って言うことができます。
だからといって、レコーディングスタジオがPCMフォーマットのさらなる高サンプリングレートに移行するということにはなりません。
これがmicro iDSDのお客様に意味するのは、今後長い年月にわたって、ほんとうに使い続けていただけるものになるということです。micro iDSDを手にした1日目から!
スーパーハイレゾ音楽のダウロードについても、今後リンクを発表します。スーパーハイレゾ録音の時代がやって来ているのです…
AMR/iFiのすべてのスタッフと役員は、このクラウドデザインプロジェクトにご参加いただいた皆様に、心から感謝しています。micro iDSDをとてつもない“ミーティー・モンスター(肉付きの良い怪物)”にするのに、皆様は大きな力を貸してくださったのです。
… さらに続きがあります…
大事なことを言い忘れていました。今後数日以内に、micro iDSDの最初の製品版が特別な“Octa-Adopter”ユニットになることについて、その概要を発表します。すてきなおまけがついています。今後何年にもわたってコレクターズユニットになることでしょう。
Watch this space! このページを見続けておいてくださいね!
(2014.09.13)music to go! 佐々木様のご指摘により、訳の一部を修正しました。